5.10 比較関数

Function: int mpz_cmp (const mpz_t op1, const mpz_t op2)

Function: int mpz_cmp_d (const mpz_t op1, double op2)

マクロ: int mpz_cmp_si (const mpz_t op1, signed long int op2)

マクロ: int mpz_cmp_ui (const mpz_t op1, unsigned long int op2)

op1 と op2を比較し，op1 > op2ならば正数を, op1 = op2ならばゼロを, op1 < op2ならば負数を返します。

mpz_cmp_uiとmpz_cmp_siはマクロとなっており，引数を複数回評価します。mpz_cmp_d関数は無限大との比較も可能ですが，非数(NaN)は正常に扱えません。

Function: int mpz_cmpabs (const mpz_t op1, const mpz_t op2)

Function: int mpz_cmpabs_d (const mpz_t op1, double op2)

Function: int mpz_cmpabs_ui (const mpz_t op1, unsigned long int op2)

op1 と op2を絶対値として比較し，abs(op1) > abs(op2)ならば正数を，abs(op1) = abs(op2)ならばゼロを，abs(op1) < abs(op2)ならば負数を返します。

mpz_cmpabs_d関数は無限大との比較も可能ですが，非数は正常に扱えません。

マクロ: int mpz_sgn (const mpz_t op)

op > 0の時は+1を, op = 0の時はゼロを, op < 0の時は-1を返します。

この関数はマクロで実装されていますので，引数を複数回評価します。