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<title>うだうだWeblog</title>
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<description><![CDATA[The Unworty sentences which describe my UdaUda daily life.<br />
日々のウダウダを記述した価値のない文章]]></description>
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<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001530.html">
<title>8/30(月) 掛川・晴</title>
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<description><![CDATA[<p>　いやぁ～，残暑とはいえ，アッツイあっつい。この暑さでも，ワシの職場では建物のペンキ塗りとか，分析センター建設とかで，働いている人が多数いる。まだエアコンの効く屋内にいられるだけ贅沢であることを再認識。贅沢極まりない。再試がめんどくさいとか言っていてはいけませんね～。</p>

<p>　さて，忘れないうちに昨日の怒涛の如き一日を書いておかねばならなない。<a href="http://www.comitia.co.jp/">Comitia</a>と<a href="http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/">米沢記念図書館</a>の<a href="http://d.hatena.ne.jp/yonezawa_lib/20100731#1280547511">イベント</a>を掛け持ちしてきたのだが，どっちも収穫大で，思い出深いのであった。</p>

<p>　まず，朝6時過ぎに掛川ICから東名→保土ヶ谷バイパス→湾岸と通過して，午前9時過ぎにあっさり臨海副都心ICを抜けて東京ビッグサイトに到着，西の屋外駐車場にマガリ太郎を停めておく。料金1500円（午前7時～午後11時）なり。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/the_view_from_tokyo_bigsite2010-08-29-873.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/the_view_from_tokyo_bigsite2010-08-29-873.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/the_view_from_tokyo_bigsite2010-08-29-thumb-250x187-873.jpg" width="250" height="187" alt="the_view_from_tokyo_bigsite2010-08-29.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　Comitaにはまだ早過ぎるので，丸の内オアゾに移動して買い物。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/oazo2010-08-29-876.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/oazo2010-08-29-876.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/oazo2010-08-29-thumb-150x200-876.jpg" width="150" height="200" alt="oazo2010-08-29.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　東京駅で，"Imperial Palace（皇居）はどこか？"と聞いてきた外国人ご一行(ロシア人？）に取っ捕まるも，どういうわけか"帝国ホテル"と聞き間違えて，嘘を教えてしまう。すまん，暑くてボケていたのである。国際問題に発展しないことを祈りつつ，丸善で買い物。西炯子の新刊2冊を購入。大戸屋で早めの昼飯をかっこんで，12時30分ごろビッグサイトに戻ってComitiaに突入・・・するも，人が少なくて拍子抜け。カタログもあっさり買えた。拡大開催じゃなかったので，雰囲気がのんびりしててよろしい。これからは5月と11月は避けて，8月と2月に行くようにしようかな。駐車場もスカスカで，これなら電車より車のほうが快適というぐらいであった。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/west_parking_area_at_bigsite-879.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/west_parking_area_at_bigsite-879.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/west_parking_area_at_bigsite-thumb-250x187-879.jpg" width="250" height="187" alt="west_parking_area_at_bigsite.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　福澤さん二名ほど行方知れずになる程度の買い物を刊行，中年オヤジの図々しさを最大限発揮して「<a href="http://www.manga-hihyo.com/">漫画批評</a>」を押し付けたり，どこまで買ったが分からない同人誌を探索させてもらったり。どーもご迷惑をおかけしました。結局1時間30分ほど滞在して腹一杯になりました。あ，ジュンク堂の出張販売で，<a href="http://www.kotani-j.com/eurasia/">菅野彰</a>の新刊エッセイも一冊買いました。しかし，BL作家の菅野，だんだん，体力的に無理を強いられるお笑い芸人化してないか？　松村邦洋みたいなことにならないことを祈る。死ぬなよ，菅野～！</p>

<p>　午後3時頃にはりんかい線で脱出，明治大学の米沢記念図書館のイベントに向かう。勝手知ったるお茶の水界隈なのだが，この男坂ってのは始めて通過した。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/otokozaka-882.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/otokozaka-882.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/otokozaka-thumb-150x200-882.jpg" width="150" height="200" alt="otokozaka.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　転げ落ちそうな坂を越えて左に曲がるとそこは<a href="http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/">米沢記念図書館</a>。通りがかったカップルの女性が「このヨネザワって誰～？」と言っていたが，外に米沢嘉博の説明看板ぐらい立ててもいいんじゃないかと思った。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/yonezawa_memorial_library_for_manga-thumb-150x200-885-886.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/yonezawa_memorial_library_for_manga-thumb-150x200-885-886.html','popup','width=150,height=200,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/yonezawa_memorial_library_for_manga-thumb-150x200-885-thumb-150x200-886.jpg" width="150" height="200" alt="yonezawa_memorial_library_for_manga.JPGのサムネール画像" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　初めて来たけど，ちっちゃいな～・・・というのが正直な印象。1階が受付と展示室，2階が開架式書架のあるところで，イベントは2階で開催された。<a href="http://www5d.biglobe.ne.jp/~azumi/sg-kikaku/">作画グループ</a>の主宰・ばばよしあきさんを招いての<a href="http://d.hatena.ne.jp/yonezawa_lib/20100731#1280547511">トークイベント</a>。みなもと太郎先生がばばさんを引っ張り出して開催することになった由。ワシもその昔，札幌の高校生だった頃に，当時まだ狸小路にあった旭屋書店で作画グループの機関誌「GROUP」は立ち読みしていたのだ(買わなかったのだ・・・ゴメンなさい)。ばばさんのお名前は，みなもと作品を通じて知っていたので，ご尊顔を配するこの機会を逃すまじと，やって来たのである。<br />
　予定では午後4時から90分ということだったが，1960年代の草創期，ぐら・こん関西支部長になった経緯から始まって，「ホモホモ7」や作画グループの合作が少年マガジンに掲載されたことなど，汲めども尽きぬお話が続いて，質疑応答が終わったのが午後6時頃。分厚い肉筆回覧誌を直に見られたり，「GROUP」の前に平仮名タイトルの「ぐる～ぷ」ってのが発行されてたってのを現物と共に見せていただいたりと，いやぁ，楽しかったです～。イベントを企画されたスタッフの方，黙々とカメラ係に徹してた森川嘉一郎さん，みなもと先生，そしてばばよしあきさん，どうもお疲れ様でした～。</p>

<p>　で，ワシが一番知りたかった，創刊初期の「<a href="http://www.shinshokan.com/wings/">Wings</a>」と，作画グループの中心作家陣との共通性がありすぎた件，ばばさんに質問したら，「ああ，あれは新書館の編集にアドバイスしてたから」と，あっさり謎が解けてしまった(笑)。大体，新書館なんて漫画に関しては全く素人の出版社が，なんで突然，SF色＆少女漫画色の強い，マニアックな「Wings」なんてものを出してきたのか，しかも「GROUP」と載っている作品の作者がかなり共通（神坂智子，速水翼，<a href="http://www5d.biglobe.ne.jp/~azumi/">あずみ椋</a>・・・）だったので，高校生のワシには類似性が不思議だったのだ。・・・そっか，あれはばばさんの差金・・・っつーか，それだけ作画グループって注目されてたってことなんだな～。<br />
　イベント終了後も，ばばさんに話しかけていただいて恐縮。時間があったらもっとお話を伺いたかったのだが，あんまり遅くなるとまた東名の渋滞に巻き込まれるので，御礼を申し上げてお先に失礼してきたのであった。</p>

<p>　しかし，いい世の中になったな～。ワシが引退して年寄りになった頃には，趣味のサークルみたいな連中が集まって，こういう大学とか役所とかで，昔の作家さんを呼んで漫画やアニメについて語り合うことになるのかしらん？　その時にはもう少し，米沢記念図書館も広いところに移してね～。多分，現状では米沢代表の個人コレクション全部は絶対収納できてないだろうし。</p>

<p>　つーことで，Comitiaの戦利品とイベントの余韻を抱えて，夜7時過ぎにビッグサイトを出発。案の定，富士～清水間で自然渋滞に捕まりつつ，夜11時前に，掛川に戻ってきたのであった。これで途中事故っていたら，どんな報道をされたのやら。</p>

<p>　まだ余韻が残っているので，今日はもう寝ます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-30T23:37:07+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001529.html">
<title>8/26(木) 掛川・晴時々曇</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001529.html</link>
<description><![CDATA[<p>　まだ日差しは強いし，日柱は30度を超える気温になるが，風には爽やかさが混じり，真夏のジメジメした感じはあまりない。昨日はトンボの群れと初遭遇。確実に季節は秋になりつつある。気温は糖分高めに推移するようだが，猛暑猛暑と油断していると，あっという間に衣替えの季節になるぜ。</p>

<p>　自宅のメインマシン(Athlon64 X2 3800+)，とうとう二つめのGbEが繋がらなくなる症状が出るし，Blue Screenになるしで，もう寿命臭い。もともと，Chipset Fanが逝かれてからは騙し騙し使ってきたのだが，もう寿命だろう。多分，Chipset回路が焼き付き始めているのだ。もう一台のマシンの方はとっくにダメになっていて，起動して暫くすると固まるわ暴走するわで処置なし状態。で，まぁ，Mother Boardを取っかえてPhenom II X6に入れ替えたという次第。新しいメインマシンはこいつにしようと思っていたが，もうその時期になったってことらしい。</p>

<p>　新旧のマシンはどっちもWindows 7 x64の環境なので，移行作業は楽チンである。</p>

<p>(1) \User\username\Documents, 同\Pictures・・・以下を新マシンにコピー。<br />
(2) Thunderbirdなどのアプリをインストール<br />
(2) \User\username\AppData以下を新マシンにコピー(キャッシュのたぐいは不要)<br />
(3) 動作確認(メール，ブラウザなど)</p>

<p>　以前と違って，bookmarkはGoogleに任せてあるし，基本的にはGmailが使えればメール環境はいつでも使用可能だし，必要最低限のアプリさえいれておけば，その他のサービスは全部Web上に あるものを使うだけなので，作業自体は1時間程度で終わる。全てをローカルPC上に構築しなければならなかった昔とはエライ違い。これでOfficeがSaaSに移行しちゃえば，もうWebクライアントとして動作すれば何でもできちゃうなぁ。う～ん，10年後が怖い。</p>

<p>　で，移行自体は何てことなかったのだが，On boardのグラフィックスよかマシかと思って，Radeon HD5460のファンレスカードを突っ込んだのだが，全然Experience Indexが上がらない・・・どころか下がってしまった。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/after2010-phenom-867.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/after2010-phenom-867.html','popup','width=584,height=491,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/after2010-phenom-thumb-250x210-867.png" width="250" height="210" alt="after2010-phenom.PNG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　On boardの奴だと4.4になるのだ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/before2010-phenom-870.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/before2010-phenom-870.html','popup','width=587,height=496,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/before2010-phenom-thumb-250x211-870.png" width="250" height="211" alt="before2010-phenom.PNG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　3D性能は多少良くなるけど，Aeroの性能が落ちるようでは普段の使用に差し支える・・・って程じゃないけど，気持ちが悪いではないか。で結局カードは外してOn boardのものを使用することに。このカード，どうしようかなぁ？</p>

<p>　昨日は久々にこってりした晩飯(うな重)を食ってしまったので，その分のカロリーを消費しようと頑張って蒟蒻畑と運動で少し挽回できた。明日にはまた67kg台に戻したいなぁ。そうすりゃ，標準体重になって，晴れて健康体とお国が認定してくれるのだが。</p>

<p>　寝ます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-26T23:36:49+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001528.html">
<title>8/24(火) 掛川・曇</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001528.html</link>
<description><![CDATA[<p>　あちゃ～，とうとう自宅のWindows 7メインマシン(Athlon64 X2 3800+)がブルースクリーンを出すようになってしまった。以前から引っかかるような動きがあって怪しげだったのだが，とうとう同じスペックのCentOSマシン同様の運命を辿ることになるのだなぁ・・・ま，5年使ったから十分元は取ったかなぁ，と。チップセットファンが逝かれてからダマシダマシ使ってきたから，まぁやむを得まい。</p>

<p>　リブートすればまだ起動はするけど，ネットワークには繋がらず。仕方ないので，次期メインマシン候補のPhenom II X6マシンを引っ張り出してこれを書いている。今の仕事が終わったら，こいつにメインマシンの環境を移行させないといかんよなぁ。</p>

<p>　あ，体重がとうとう68kgを切りました！</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="my_body_weight2010-08-23.JPG" src="http://na-inet.jp/weblog/archives/my_body_weight2010-08-23.JPG" width="384" height="288" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>　多分これが当面のmimimum。理想的には標準体重以下で抑えたいけど，まぁ年相応の贅肉はあってもいいかなぁ，と。内臓脂肪がしっかり残っていて腹はポッコリなのに，あばら骨が浮き出てきたのはちょっとやり過ぎの観もある。内臓脂肪が取れるまではまだまだ時間がかかるだろうから，しばらくはこの体重を維持しつつ，運動を欠かさないようにしなければ。</p>

<p>　仕事の方，休み前の締め切りのものを順次片づけ中。一つは何とかなりそうだが，もう一つが難航中。もう一つの方は今週末までに片付けて，最後の大仕事を何とかせねば。</p>

<p>　では行ってきます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-24T08:24:35+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001527.html">
<title>8/21(土) 掛川 -&gt; 東京 -&gt; 掛川・曇後晴</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001527.html</link>
<description><![CDATA[<p>　今までの酷暑に比べればまだマシ，と言う程度ではあるが，割と過ごしやすい真夏日。朝一で掃除洗濯を済ませてにぎりめしをかっ込んで6:58掛川発のN700系こだまで東京へ出発。自由席回数券が使用可能になる当日だったが，何故か自動券売機ではメニューに現れず，慌てて緑の窓口に駆け込んで購入。何故券売機で買えないのか質問したが，よく分からないらしい。ワシの見間違いかと思ったが，帰りにもう一度掛川駅で確認したが，やっぱりメニューにはない。どっかに隠れたのかな？</p>

<p>　朝9時ぐらいには渋谷に到着，待ち人の少ないハチ公前の景色が新鮮だったのでパチリ。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hachi_the_dog-851.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hachi_the_dog-851.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hachi_the_dog-thumb-150x200-851.jpg" width="150" height="200" alt="hachi_the_dog.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　ブリューゲル展の開始時間までBunkamura前のスタバで時間つぶし。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/tokyu_bunkamura-854.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/tokyu_bunkamura-854.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/tokyu_bunkamura-thumb-250x187-854.jpg" width="250" height="187" alt="tokyu_bunkamura.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　で，じっくり見物したのだが・・・正直言って，銅版画ってワシの趣味ではないことがよく分かった。広告ではボッシュの影響を受けた奇妙な造形の悪魔とか怪物などあ強調されていて，それは確かに面白いが，白黒の地味な銅版画で，しかもサイズが皆小さいので，ワシも含めた年寄りは皆顔を近づけてじっくり見なければならない。油彩画ではタッチの確認程度で済ませるが，はがき大の細密な作品だと，虫眼鏡が欲しくなるぐらい。ワシはやっぱりチマチマした農民が生き生きと描かれている油彩画の方がいいや。<br />
　それでも1時間半ぐらいは滞留して料金分は楽しませて貰った。時間も早かったせいか，ゆったり見られたので良しとする。</p>

<p>　気になったのは，9/2開店予告のこれ。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/announcement_of_joint_book_store-857.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/announcement_of_joint_book_store-857.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/announcement_of_joint_book_store-thumb-150x200-857.jpg" width="150" height="200" alt="announcement_of_joint_book_store.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　丸善とジュンク堂がジョイント？・・・と，以前なら不可解と首をかしげたものだが，<a href="http://current.ndl.go.jp/node/16445">いまやどちらも大日本印刷が資本を抑えている</a>ので，まぁ当然か，と。もっとも，堅いイメージのある丸善と，デカイということは喧伝されているけど一般書店のジュンク堂の両方のブランドを並べる価値はある，と現時点では判断しているんだろうな。渋谷ってのはあまりうろつく機会のない街だが，これが出来たら一度ぐらいは眺めてみるとするか。</p>

<p>　半蔵門線で神保町を散策すべく，九段下で下車して，首都高高架下の日本橋川から，暑い暑い靖国通りをてくてく歩く。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/assets_c/2010/08/nihonbashi_river_view_from_manaita_bridge-860.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/assets_c/2010/08/nihonbashi_river_view_from_manaita_bridge-860.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/assets_c/2010/08/nihonbashi_river_view_from_manaita_bridge-thumb-150x200-860.jpg" width="150" height="200" alt="nihonbashi_river_view_from_manaita_bridge.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　この下を神保町方面にくぐったら，通りの向こう側に戦前からあると見受けられる建物がある。</p>

<p>　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/very_old_building_in_jinbocho-863.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/very_old_building_in_jinbocho-863.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/very_old_building_in_jinbocho-thumb-250x187-863.jpg" width="250" height="187" alt="very_old_building_in_jinbocho.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　網が掛かっているってのは，ボチボチ取り壊しだろうか？　ワシの大師匠のお話によると，戦争で神保町は焼け野原になったと聞いたが，これはその生き残りか？　なくなっちゃうのは寂しいが，じゃぁ，おまえがあそこに住めと言われたら躊躇するよな。</p>

<p>　神保町へ向かって歩き出すと，結構，九段下方面にも古本屋があって楽しい。昔一度ちらと読んで興味を引いた，伏見康治が寺田寅彦の研究を批判的に述べていた文章を収めた<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4622008211?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4622008211">著作集</a>(絶版くさいな）があって，525円で購入できたのが一番の収穫。</p>

<p>　昼は千葉の公務員様と御茶ノ水駅の行きつけの中華料理屋で半チャンラーメンセットを食い，喫茶穂高で今週の夏期実験講座の打ち合わせ。e-mobileが役立ちますた。</p>

<p>　15:56東京発のこだまで東京駅から掛川へ戻り，スポーツクラブで軽く汗を流した後，一週間ぶりの職場に立ち寄ってメール返信し，帰宅。</p>

<p>　さて，明日から仕事モードだ，頑張ろうっと。</p>

<p>　頑張るためにもう寝ます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-21T22:10:23+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001525.html">
<title>糸井重里「あたまのなかにある公園」東京糸井重里事務所</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001525.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.1101.com/books/a_park/">1101.com</a> ] \1470</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/a_park_by_shigesato_itoi-848.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/a_park_by_shigesato_itoi-848.html','popup','width=257,height=433,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/a_park_by_shigesato_itoi-thumb-150x252-848.jpg" width="150" height="252" alt="a_park_by_shigesato_itoi.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　2007年から毎年春に一冊ずつ刊行される，糸井重里の短い言葉をまとめた単行本シリーズも4冊目となった。ワシは欠かさず購入していて，ここでも第一弾「<a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/000850.html">小さいことばを歌う場所</a>」，第二弾<a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/001076.html">「思い出したら，思い出になった</a>」を取り上げている。書いてないけど，第三弾「<a href="http://www.1101.com/books/friend/">ともだちがやってきた</a>」も当然購入して熟読している・・・つーか，一つ一つの言葉はやさしい単語で構成されていて短いので，普通に読めば「熟読」になってしまうのであるな。</p>

<p>　第四弾にあたる「<a href="http://www.1101.com/books/a_park/">あたまのなかにある公園</a>」だが，前の三冊と取り立てて変わったところはない。編集担当・永田による文章の抜粋や構成はほぼ同じで，時折，糸井が撮影して「<a href="http://www.1101.com/cgi-bin/photolive.cgi?p=060216kimagure">きまぐれカメラ</a>」に掲載した写真が挿入されたり，本の最後の方には「別れ」や，それに伴う「せつなさ」を表現した文章がまとめられているところなども同じだ。そして，毎回，「ふ～ん，これは鋭いなぁ～」と感心するのも相変わらずである。</p>

<p>　つーことで，いくつかワシが付箋をつけた文章を引用してご紹介したい。</p>

<p>----</p>

<blockquote>　「プレゼンテーションの時代が，終わるんだよ」<br />
　と，ある打ち合わせ中に，ぼくは言いました。

<p>　（略）</p>

<p>　「ダメ」は，簡単にわかります。<br />
　うまく「プレゼンテーション」できればダメにならない，<br />
　なんてことは，あっちゃいけないんです。(P.54～55)</blockquote></p>

<p>----</p>

<blockquote>　そうそう。そう思うよ，昔のじぶんに賛成です。(P.157)</blockquote>

<p>----</p>

<blockquote>　小学校から大学にいたるまで，<br />
　学校の勉強が，<br />
　ともすれば退屈に思われやすいのは，<br />
　問題と答えの両方を知っているものが，<br />
　先生という名で，すでにいるからだ。

<p>　政治家の言葉が，<br />
　どうしてもいやらしくなるのは，<br />
　疑いの指先が，<br />
　絶対に，相手のほうにしか向いてないからだ。</p>

<p>　ぼくが信じられるのは，<br />
　自分に疑いの目を向けられる人だ。(P.176～177)</blockquote></p>

<p>----</p>

<blockquote>　「ねばれ！」しかないんですよね。たいていのことは。<br />
　天からの啓示も，ありがたい偶然も，<br />
　ねばっている人のところにやってくるわけで，<br />
　おそらくそれは「考えつづけている」というのと，<br />
　同じことなんじゃないかなぁ。<br />

<p>　（略）</p>

<p>　おれも，ねばるよ。おまえも，ねばれ。(P.238～239)</blockquote><br />
----</p>

<blockquote>　それぞれの胸に刻まれたことが，<br />
　あとで「よかったな」と思えるようになるといいですね。(P.299)</blockquote>

<p>----</p>

<p>　毎年継続して4冊も購入し，読み続けているワシは，いつも読了する度に「よかったな」と思っている。経験に裏付けされた，素朴な言葉は，毎年ワシをさわやかな気分にさせてくれるのだ。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-21T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001526.html">
<title>8/20(金) 掛川・晴後雨</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001526.html</link>
<description><![CDATA[<p>　ふひぃ～，関東の方では暑さも小休止だったらしいが，こっちはあっついあっつい。夜になって小雨がぱらついたので，明日の朝は少し涼しくなるだろうが，日中はずうぅうっと暑いまま。今日こそはちっと仕事しようと思い，まずは家事から・・・と思いながら，暑いのヤダ，という意識が働いて夕方まで何もせず。とりあえず・・・食料の買い出しだけは済ませたが，あとはハンバーグもどき(豚肉だけで作るからね)をこねたり，卵焼き作ったり（タケノコ・挽肉入りの中華風味），枝豆茹でたり（3割引だったし）してたらスポーツクラブに行く時間になってしまった。・・・明日の朝，がっちりやろうっと。</p>

<p>　つーことで，この夏休みはま～ったく仕事やらず，ダラダラと過ごしたのである。今週月曜日に人間ドックに行き，昨日その結果が郵送されてきたが（医者の承認と検査のため），さすがに腹回りが-5cm，体重が-5kgとなれば，デブ診断はされずに済み，おかげで特定健診という，とてもじんわりと人の不健康ぶりを説得する冊子が送られてくる事態は避けられた。・・・しかし，その他の数値は良くならず，つーか，一番悪い数値のコレステロールは相変わらず，「遺伝かもしれませんねぇ」などとこちらの必死の努力を無にするようなことを看護師は言いやがるのである。ま，内臓脂肪が取れるのは一年以上の運動が必要とのことなので，半年続いたスポールクラブ通いをこの先も継続することで，まだマシになる可能性はあるとのこと。確かに腹筋は相当やりこんだけど，腹のぽっこり感はまだ残っているモンなぁ。内臓にくっついた脂肪が邪魔をしていることは明らかなので，せいぜい泳ぎまくることにしよう。継続して500mはクロールで行けるようになったしね。</p>

<p>　さて，お休みも今日まで。明日は東京で打ち合わせと称する買い物をして，<a href="http://bruegel.jp/">ブリューゲル展</a>でも見てくるとするか・・・でも激混みかな？</p>

<p>　寝ます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-20T23:22:08+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001524.html">
<title>「土門拳の昭和」クレヴィス，西原理恵子「きみのかみさま」角川書店</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001524.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4904845005?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4904845005">Amazon</a> ] 「土門拳の昭和」, \2100<br />
[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4048740911?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048740911">Amazon</a> ] 「きみのかみさま」, ISBN 978-4-04-874091-3, \1300</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/ken_domon's_works_in_showa_era-845.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/ken_domon's_works_in_showa_era-845.html','popup','width=455,height=609,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/ken_domon's_works_in_showa_era-thumb-150x200-845.png" width="150" height="200" alt="ken_domon's_works_in_showa_era.png" class="mt-image-none" style="" /></a></span> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/god_in_your_mind_by_rieko_saibara-842.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/god_in_your_mind_by_rieko_saibara-842.html','popup','width=442,height=621,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/god_in_your_mind_by_rieko_saibara-thumb-150x210-842.jpg" width="150" height="210" alt="god_in_your_mind_by_rieko_saibara.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　土門拳，という名前を最初に意識したのは，やはり水島新司「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4253030637?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4253030637">ドカベン</a>」の登場人物として「土門」なるイカつい投手が現れた時だろう。デカイ体から繰り出される球はひたすら重く，ヒットを飛ばすのが至難の業，という設定だった。それ以来，「土門」＝「重量感」という公式が頭にこびりついてしまい，後に，同姓の写真家がいると知ってからも，「きっと重たい写真を撮っている人なんだろう」という思い込みが定着してしまったのも，無理からぬことなのである。</p>

<p>　でまぁ，この度，土門拳の写真展を拝見する機会があって，デカイキャンバスサイズに引き延ばされた作品をじっくり眺めることが出来たのだが・・・いやぁ，重たいどころじゃないな，この人，とワシはつくづく本物の凄みを思い知らされることになったのである。で，会場で販売していたこの「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4904845005?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4904845005">土門拳の昭和</a>」を購入してきたのである。<br />
　思い知ったのはワシだけじゃないようで，かの大御所マンガ家・西原理恵子も，「でも土門拳の『筑豊のこどもたち』を見たときは，「こりゃ，負けたわ」って思ったけど。」(<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4791701488?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4791701488">「ユリイカ」2006年7月号</a>，P.128)とシャッポを脱いでいる。<br />
　写真展でもこの筑豊地区の炭鉱街における子供たちを撮った写真が掲示されていた。本書ではP.83～89に納められているものがそれで，腐ってボコボコになった畳のくぼみに座る女の子，両眼両鼻から液体を瀧のように垂らしてして泣く子，ボタ山の急勾配で使える石炭を拾う男の子・・・いやまぁ，ここに掲載されている作品だけでも圧倒させられる力業であることが分かる。景色の「切り取り方」が写真家の世界を形成しているわけだが，土門の目には子供たちの，仏像の，焼き物の，植物のエネルギーが迸るシャッターチャンスだけが写っていたのであろう。いや，確かにサイバラが感服するだけのことはある。</p>

<p>　さて，そのサイバラの目にとまった「筑豊のこどもたち」が住んでいた極貧の炭鉱街ができあがった理由を，先のサイバラの発言に続いて対談相手の大月隆寛が次のように説明している（同，P.128～P.129)。</p>

<blockquote>　筑豊＝ヤバいところ，ってのは最近また若い衆中心にいろいろ言われているようだけど，あれも実は戦後に増幅されたところあるんだけどな。明治になって炭鉱ができて流れ者の炭鉱夫が集まってきて，でも景気は良かったわけでさ。気質的には漁師と同じで「宵越しのゼニは持たん」だからバンバンカネ使うし。そんなのがわずか10年，20年で一気に廃れていったら，そりゃあ，まわりからは異様な眼で見られるよな。（中略）<br />
　業田義家の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4812401267?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4812401267">自虐の詩</a>』ってマンガがあるだろ。知る人ぞ知る名作。業田自身も九州の人間みたいだけど，あそこに出てくる「熊本さん」なんか，キャラとしてもディテールとしてもかなりヤバい。さっきから出てくる高知や筑豊や，なんでもいいんだけど，そういう西南日本の土地がらみ，風土がらみの「貧しさ」とそれにまつわる歴史が凝縮されてるようなところがあって，なんかもう切ないんだよね。でも，そういう「感じ」がいろいろ理屈つけなくても，ピン，とわかるのは，やっぱり西の人間なんだよなぁ。</blockquote>

<p>　人類全体として，20世紀に入ってからは，地域にばらつきはあるとは言え，飢餓の発生率は減っているようだし，全体として「豊か」になっていることは余り異論がなさそうだ。しかし，減ったのは絶対的貧困であって，相対的貧困はますます根を深く，全世界的に広まりつつある。<br />
　サイバラの最新絵本「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4048740911?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048740911">きみのかみさま</a>」は，全世界，特にアジア方面の自然風土をバックに，相対的貧困と区分されるであろう子供たちのモノローグで構成されている「絵本」である。この第３話は，フィリピンあたりの都市郊外にあるゴミの山で使えるものを探す少年が主人公だ。まさに，ボタ山を歩き回っていた筑豊の少年と同じシチュエーションである。<br />
　そう，このサイバラの最新絵本は，土門拳がかつて撮り歩いた戦後の「筑豊＝ヤバいところ」と地続きの貧しさを主題とするものなのである。</p>

<p>　前作の「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/404854053X?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=404854053X">いけちゃんとぼく</a>」は正直余り感心しなかった。少女趣味がサイバラの根底にあることはいいとして，それが地に足のついていない，よくあるファンタジーに留まってしまっていると感じ，映画化したと聞いても見に行こうという気も起きなかったのである。<br />
　その反省なのかどうなのかは知らないが，本作は逆に，故・鴨志田譲と歩き回った世界各地の紛争地帯，東南アジアのディープな所に今も存在する「世界」を描いた。そこに根ざした風景に溶け込む子供たちのモノローグが，良い具合に現実とファンタジーの茫漠とした境界面を表現していて，面白く読むことが出来た。貧しい生活をしていても，現代日本で普通に豊かな生活をしていても，子供が成長する過程で必ず抱く哲学的疑問を「かみさま」に託して虚空に溶け込む様を，サイバラブルーを駆使して表現している本作は，たぶん，年寄りの方が読んでいてしっくり来るのではないだろうか。</p>

<blockquote>　次の日がくるように

<p>　人は生まれたり<br />
　死んだりする。</p>

<p>　そうして<br />
　あの花のさく<br />
　向こうへ帰る。</blockquote></p>

<p>　第14話はこうして締めくくられる。</p>

<p>　何度か倒れながらも精力的に作品を撮り続けた土門拳は，1979年に脳血栓で意識不明となり，二度と目を覚ますことなく，1989年に亡くなった。</p>

<p>　「あの花のさく」「向こうへ帰」った土門は，サイバラにこの「きみのかみさま」を残して逝ったように，ワシには思える。この2冊を並べて紹介したのは，地続きの「世界」を表現していると，ワシは確信しているからである。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-20T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001523.html">
<title>速水螺旋人「螺旋人リアリズム　ポケット画集」イカロス出版</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001523.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863201508?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4863201508">Amazon</a> ] ISBN 978-4-86320-150-7, \2476</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/rasenjin's_realism-839.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/rasenjin's_realism-839.html','popup','width=312,height=444,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/rasenjin's_realism-thumb-150x213-839.jpg" width="150" height="213" alt="rasenjin's_realism.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　いやぁ～，恥ずかしいなぁ～↑・・・この表紙。今はやりの萌え絵から２～３世代は後退したような画風であるが，こう表紙にアーマービキニのファンタジー娘っ子を持ってこられては，なかなか本書の面白さ，<a href="http://park5.wakwak.com/~rasen/">速水螺旋人</a>の真価を伝えられないのではないかと，躊躇してしまう。・・・いや，言い訳は良くありませんね，潔く言いましょう。元気な布地の少ない娘っ子の絵，ワシは好きですっ！</p>

<p>　・・・ともかく！　本書はまず「ポケット画集」という言葉を裏切る分厚さ(324ページ！，これが入るポケットって！）と内容の「濃さ」において，2476円という，本文は完全モノクロ印刷にもかかわらずド高い定価を裏切らないものであることを，拙い文章で綴ってみたいとワシは思ったのである。</p>

<p>　<a href="http://www.ikaros.jp/">イカロス出版</a>からは既に「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863200579?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4863200579">螺旋人の馬車馬大作戦</a>」が刊行されているが，これがまぁ，分厚い上に判型がデカい！　しかも内容が本書の数倍詰まっているので，まぁ読みづらいったらありゃしない。いや，「読む」などという生やさしい行為を拒否しているとしか思えない作りで，さすがに螺旋人マニアの読者も，著者の同人誌以上にみっちり詰まったものは読みづらいと思ったのか，今回の「ポケット画集」はかなりすっきりした作りになっている。問題は価格で，前作が300ページもあってカラーページも含み，ポケット画集の2倍以上の判型なのに1429円，今回はカラーページなしで2476円・・・これは，プレミア価格設定なのかしらん？</p>

<p>　価格はともかく，本書は<a href="http://twitter.com/toda_saigo">戸田書店掛川西郷店</a>の小さなタグにある通り，「イラスト集」と言える。TRPGのキャラクターに旧共産圏的メカデザインをまぶして中年SFファン崩れの油で揚げたようなイラストに，短いが著者の「うんちく」（偏っているけど）が入ったコメントが活字で添えられている。チマチマと手書きの小さい文字でみっちりおにゃのこの周囲に文章を書くのも良いが，近年著しく眼力が弱った中年としては，本書のように文章は立方体にゴチック体できちんと収まっている方が断然読みやすくて有り難い。本書が螺旋人を知るための教科書とすれば，前作は，更に螺旋人を探求したい人向けの資料集みたいな位置づけになろうか。</p>

<p>　螺旋人の魅力は，宮崎駿にも共通するアナログくさい描線（とおにゃのこの可愛さ・元気さ）もさることながら，糸井重里言うところの「安売り王」であることにある。とにかくアイディアが豊富で，単に可愛いだけの萌え系イラストには15年以上前に食傷しているおっさんを魅了する，イラスト一枚に込められた「設定」の詰め込み度が尋常ではないのだ。鹿島茂のエッセイが，いちいち学術論文に展開できそうな「ひらめき」が込められていることと共通するアイディアのバーゲンセールっぷりが，この元気な娘っ子やオヤジども，軍人，丸っこくて油くさいアナログなメカから伝わってくるのである。そうでなければ単なる「イラスト集」に，しかも2476円も支払って買うわけがない。ひょっとしたら本書を刊行したことでイカロス出版が倒産するかもしれないが，そうなったらなったで，一つの物好きな出版社に自社を滅亡させるまでに惚れさせる魅力があったという証左である。ま，螺旋人の純マンガ集が出るまで潰れちゃ困るんですけどね，ワシとしては。</p>

<p>　書き下ろしで3作，各8ページのマンガが納められている上に，螺旋人を形成した書物の紹介が巻末に入っているので，「こういうものを好む人物が日本のマンガ・アニメ文化に育てられるとこういうものを描くように成長するのだ」（そうか？）という偏見を助長するためにも，本書は日本人より諸外国で教科書として活用して欲しいものである。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-19T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001522.html">
<title>山科けいすけ「サカモト」新潮文庫</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001522.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101303916?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4101303916">Amazon</a> ] ISBN 978-4-10-130391-8, \514</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/sakamoto_by_keisuke_yamashina-836.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/sakamoto_by_keisuke_yamashina-836.html','popup','width=246,height=356,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/sakamoto_by_keisuke_yamashina-thumb-150x217-836.jpg" width="150" height="217" alt="sakamoto_by_keisuke_yamashina.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　今年(2010年)のNHK大河ドラマが，福山雅治主演の坂本龍馬だというので，ドラマ開始前からドカドカ便乗本が出版された。柳の下に何万匹のドジョウがいるのか知らないが，一応，出す側も少しは頭を使っているようで，差異化を図るべく，個性を出そうとしている様子は見られて微笑ましい。個人的に気になったのは，「坂本龍馬ってホントはどうだったの？　何をした人なの？」という素朴な疑問に対して答えるもので，結局ワシは買わなかったのだが，TBSラジオ Digでは<a href="http://www.tbsradio.jp/dig/2010/05/dig-24.html">2010年5月7日放送分のPodcast</a>で聞いた，加来耕三さんの言説が面白かった。これ聞いていると，ちゃんと弾道計算が出来た理系頭のやんちゃ者ってイメージが生まれてきて楽しくなる。司馬遼太郎の小説で過大評価され過ぎって指摘はその通りで，それはやっぱり「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167105675?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4167105675">龍馬がゆく</a>」が小説として出来が良かったせいなんだろうなぁ。</p>

<p>　でまぁ，その数ある便乗本の中で，群を抜いて下らない(褒め言葉です)ものが新潮文庫から出たので，忘れないうちにご紹介しておく。それがこの「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101303916?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4101303916">サカモト</a>」だ。新潮社の意図として，本書を刊行すること自体がギャグになっていることは間違いない。ワシは書店でこれが並んでいるのを見て心中大笑いし喝采を新潮社に送り，さっさとレジに運んだのである。</p>

<p>　もともと新潮社には山科けいすけをしっかり押さえている編集者がいるようで，小説新潮で連載を持たせ，恐らくは全く売れなかった（と思われる）短編集「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4106030608?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4106030608">タンタンペン</a>」も刊行している。ワシはこの，かつての大人マンガのナンセンステイストを保持しつつ，いしいひさいち以来のキャラ者ギャグも取り入れたセンスが大好きで，見かける度に読んでいたのだが，まさかこの「サカモト」が新たに新潮文庫から，新潮装幀室のデザインセンスを疑わせるダサい表紙でまとめ直されるとは思いも寄らなかった。ここで謹んで，NHKと福山雅治に感謝しておきたい。</p>

<p>　内容はというと，トンデモ学説に染まった勝海舟に師事したピストルマニア・坂本龍馬が，サツマイモと金玉の大きさにしか興味のない西郷隆盛や，コスプレのために潜入生活を送っているとしか思えないデカ頭の桂小五郎（木戸孝允），バイセクシャル・土方歳三に言い寄られるデブの沖田総司らと縦横無尽に交わって幕末を混乱に陥れるギャグ4コマ作品である。・・・いや，何が何やら分からない紹介文だが，分からないなら読んで下さい。ともかく下らないので，ワシは大好きである。</p>

<p>　・・・などと言いつつ，ワシはどちらかというと，戦国時代の武将たちを弄んだ「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4884755618?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4884755618">SENGOKU</a>」の方が，ナンセンス度合いが高くて好きだった。キャラクターの数もイマイチ「SENGOKU」に比べるとこの「サカモト」は少ない。時代が近いせいでちょっと遠慮した・・・とも思えないが，ちょっとテンションが下がったような気がして，ワシは本書の前に刊行された竹書房バージョンの単行本は買わなかった。<br />
　しかし，このたび読み直してみると，これはこれで少し「枯れた」感じがあって，山科けいすけを初めて読む読者には向いているかもしれない，と思い直した。久々に読んだこともあって，この手のギャグをびしっと決めつつ，絶対にシリアスに流れない潔さを持った4コママンガ家は少なくなったなぁと，別の感慨も沸いてきた。いしいひさいちが新時代を切り開き，業田良家がドラマを持ち込んだ4コママンガの本流とは別に，山科けいすけはマイペースに自分の世界をギャグだけでコツコツ作り上げてきたのだ。細く長く，映画化ともアニメ化とも縁なく，淡々とプロの仕事を積み上げてきた山科の大人としての態度にワシは敬意を表するべく，このぷちめれをアップしておく次第である。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-18T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001521.html">
<title>森毅「魔術から数学へ」講談社学芸文庫</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001521.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061589962?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4061589962">Amazon</a> ] ISBN 4-06-158996-2, \700</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/magic_to_mathematics-833.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/magic_to_mathematics-833.html','popup','width=246,height=347,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/magic_to_mathematics-thumb-150x211-833.jpg" width="150" height="211" alt="magic_to_mathematics.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　2010年，森毅が亡くなったので，何か追悼代わりにぷちめれを書こうかと思ったが，なかなか，愛読者としてはこれ一冊というのが絞れない上に，何を書いていいものやらまとまりがつかなくて困っていた。そんなときに，ちょっとTwitter上で絡んだ文章について，書いた方とのやりとりがあったので，これに絡む森の言説を引用しようと思いついた。</p>

<p>　つーことで，数ある著作のうち，一番，学者としての考え方に関して影響を受けた本書，「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061589962?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4061589962">魔術から数学へ</a>」をご紹介したい。</p>

<p>　きっかけになったTwitterはこれ↓である。<br />
<blockquote><div class="tl-tweet"><p class="tl-text">議論の中身はいいんですが，結論の「科学の方が圧倒的に説明能力が高いのだから、私たちは科学の方を信じるべきではないだろうか」ってのは違和感が・・・。 ポパーの「反証可能性」と真っ向から異なるような？ RT <a href="http://twitter.com/apj" target="_blank">@apj</a>: 自分用メモ。<a href="http://bit.ly/duhzf4" target="_blank">http://bit.ly/duhzf4</a></p><br />
<p class="tl-posted">posted at <a href="http://twitter.com/tkouya/status/20681011669" target="_blank">13:20:38</a></p></div></blockquote></p>

<p>　今から思えば突っかかるほどの内容ではないし，そもそもこれは結論の文章であって，そこに至るまでの解説は全面的に納得できるものであった。しかし，このTweetを書いた時点でのワシは「違和感」を持ったのだ。それは，本書の最初の方で述べられている下記のエピソードに基づいていると思われる（P.2１～22）。<blockquote>　実際に，小学校の先生から，水と塩の足し算で相談されたことがあった。やけに暑い日だった。<br />
　「水に10グラムの塩を入れて，なんグラムになるか，言うたら，100グラムとちょっと，とても110グラムまではいかん，言いおるねん。それで，そんなら実験して見せたる，でやったんやけど，そのときの子どもの反応が，『インチキや』『手品や』言いおるねん」<br />
　「へェー，おもろいもんやな（それにしても，暑いな）」<br />
　「こんなん，どないしたらええねんやろな。ケッタイやけど110グラムになる，ちゅうことなんやろか」<br />
　「なるほどケッタイと思いおるか。ケッタイやと思うもんは，そらしゃあないことで，まあ，ケッタイなことに110グラム，でええのんと違うか（どうにも，暑い）」<br />
　「そしたらやねえ，その子が大きくなって学校の先生になるとするわな」<br />
　「フン」<br />
　「そのとき，ケッタイやけどこないなっとる，ちゅうて教えるのん？」<br />
　「（暑い，ヤケクソや）そや，断乎として『ケッタイやけど110グラムになる』いうて教えるんや」<br />
　　あとで考えてみると，この時の問答は当日の気温に左右されていたようでもあるが，案外に正解を言っていたような気がしないでもない。少なくとも，「110グラムになるというのは，自然の真理であって，真理の前には何人も拝跪せねばならない」なんて，真理のオシツケをするのは，いちばんよくないことだ。</blockquote></p>

<p>　で，この後，110グラムになるとういうことを納得するための「イメージ」が，原子論に基づくもので，それを知識として持っているからこそ納得できるのだという解説が入る。</p>

<p>　はんなりした関西言葉のせいもあるだろうが，ワシはこの会話がとても印象的だった。「ケッタイやけど」という接頭語は生徒個人の拭いがたい感想，しかし理論的にも客観的にも「正しい」ことが示されている事柄はきちんと伝えなければならない。感想はそのままにしておけ，という著者のメッセージは重要なことで，本書のタイトルである「魔術から数学へ」に込められた，近代数学概念の形成の鍵となるものなのだ(以下，P.25)。</p>

<blockquote>　塩も水も，鉛も団子も，ものみなすべて，共通の尺度ではかれて，その＜物質＞の量を重さで考えられる世界，それが＜近代＞なのである。抽象的な表現をすれば，＜普遍的尺度の支配する世界＞が，最初からあるわけではなかった。中世にあっては，事物はもっと固有の事件と結びつき，固有の質と密着していたのだ。塩には塩の世界があり，水には水の世界があり，そして塩水には塩水の世界がある。<br />
　　もちろん，人間はさまざまな事柄を，いくつかのコアのまわりに分け，いわば分節化しつつ，そこに普遍的なものを見ようとはしていた。たとえば古代の元素説。（中略）しかしそれは，近代科学ではない。＜水＞とか＜火＞とか＜土＞などのメタファーに，森羅万象を関係づけようとしただけだった。</blockquote>

<p>　「ケッタイやけど110グラムになる」という言葉は，素朴な直感に由来する古代の考え方をぶら下げつつ，近代に確立した「理論体系」に依拠した事実を伝えるものだと，ワシは解釈したのである。森は古代の考えを「真理のオシツケ」で否定したりしない。古代には古代なりの合理性があってその概念を育んだのであり，論理的な繋がりを整えようという歴史的努力の中で徐々に否定・修正され，近代の概念が形成されてきたのだ。そんな歴史的な歩みを本書で噛んで含めるようにワシらを「説得」してくれるのである。「ケッタイやけど」という接頭語は，そう思った本人が成長するにつれて徐々にこの近代への歩みを知り，あるいは追体験することで溶解し消えていくものだ，という妙に若い世代の自主性を信用した物言いを，ワシはとても好ましいものと思ったのである。前述のTweetも，「科学の方を信じるべき」という言い方に引っかかりを感じたために発言したものだが，それはこの森毅の「オシツケ」を排する態度に共感していたから，なのである。そもそも現在の科学は「真理のオシツケ」で成立したものではない。個別に，個人が客観的事実と，それを成立させる理論体系を交互に関連させて理解し，それらをまとめて社会的に共有化し，構築「されて」きたものなのだから。</p>

<p>　本書は本文220ページと，とてもコンパクトなものでありながら，的確かつ大雑把なまとめ的文言に満ちていて，読み返してみると，改めて，自分の口で常々喋っていることの多くが本書由来のものであることを思い知らされる。<br />
　例えば，日本において和算が明治に至るまで「近代数学のような成熟をとげなかった」(P.116)理由を，妄想的な世界観の欠如によるものだとして，次のように説明する(P.117)。<br />
<blockquote>和算の未成熟の原因は，普遍理念よりは個別的現実を重視した東洋文化の一種の現実主義から，コスモモロジーにいたる妄想力が欠如したからではなかったか。和算の場合，数学が世界観に及ぶとは，おそらく考えられなかったのだ。<br />
　ヨーロッパでは，ギリシャ学にしろ，スコラ学にしろ，なにより世界観学だった。コスモスを構想するものとして数学を考えること，それはいかに妄想であろうとも，学問の性格をすっかり違うものにする。その意味で，神秘主義的妄想家であったぶんだけ，いわば中世人であったぶんだけ，ケプラーは新しい時代にふさわしかったのだ。</blockquote></p>

<p>　近代への架け橋は，前近代の遺物によって渡される，という一見矛盾しているようでいて，実は当たり前の歴史的事実を，すらっと短く，それでいてむやみに簡素化せずにまとめているのは，今読んでみてもすごいと感じる。もちろん，ここでいう「世界」ってのは，自然科学全体で支えていたもので，数学だけ取り出してんなこと言っていいんかいという批判はあろうけど，概ね，この理解は正しいと言えるのではないか。こういう文言は，豊かな教養主義に支えられた京都学派の中で育まれたものなんだろう。ワシの見立てでは，研究者系列としては山口昌哉が育てた一派が，今の日本の数理科学の理論面を支えているように思えるのだが，その一端は間違いなく森毅にも繋がっているのだ。</p>

<p>　数学という学問の性格上，どうしても哲学との関係が深くなる。つまり，論理体系を作ると同時に，その論理体系を支える「論理学」の素養も必要となる。概念構築の土台を絶えず気にしながらその上に数学という建屋を造るということになる。　ワシは残念ながら数学も論理もろくすっぽ習得できずに今に至っているが，せめて既存の構造物ぐらいは理解したいなと思っている。<br />
　今，トンデモ学説と呼ばれているものの大多数と，怪しげな星占いにも凝ったケプラーや錬金術にも執念を燃やしたニュートンとの違いは，その時点で知られていた学問の土台を踏まえているかどうか，その一点に尽きる。残念ながら，数学に限らず現在の自然科学は「事実」もさることながら，それを支える論理体系，それも，大学基礎教養レベルの連続・離散数学知識の習得が不可欠で，それを無視してはまともな学問扱いされない。ケプラーやニュートンが，現代の目から見て怪しげな部分を抱えていたのは当然で，現在のワシらだって，何十年，何百年後の学者から見れば，何を馬鹿なことをやっているのかと嘲笑されるものを持っている筈なのだ。それでも，その時点においてはまぁこのぐらいの学問レベルは習得していて，それを踏まえて研究活動をしていますよ，ということは，ワシらだって，もちろんケプラーもニュートンも胸を張って宣言できる。</p>

<p>　怪しげな部分を持っていても，いや，持っているからこそ，学問の土台に乗っていれば，その「上に」積み重ねが可能になる，ということを伝えてくれる本書は，ワシの数学史の参考書であり，これからもたびたび引用していくことになる筈だ。</p>

<p>　（暑い，ヤケクソや）と言いたくなる猛暑が続く2010年8月である。謹んで，森毅先生に哀悼の意を表し，このぷちめれを締めることにする。合掌。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-17T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001520.html">
<title>今日マチ子「cocoon」秋田書店</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001520.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4253104908?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4253104908">Amazon</a> ] ISBN 978-4-253-10490-6, \950</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/cocoon_by_kyo_machiko-830.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/cocoon_by_kyo_machiko-830.html','popup','width=524,height=741,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/cocoon_by_kyo_machiko-thumb-150x212-830.jpg" width="150" height="212" alt="cocoon_by_kyo_machiko.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　読了後のワシの感想は，「な～るほど・・・そうきたか」，である。詳細は述べないが，本書は「面白いマンガ」である。ある種の「道徳」「イデオロギー」を説くにはまるで役に立たない，エンターテインメント作品である。</p>

<p>　以前，<a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/001370.html">おざわゆき「凍りの掌」を紹介した文章</a>でも引用したが，第2次世界大戦における日本の敗戦時の出来事を題材に取った「作品」を評価する軸として，いしかわじゅんの提示した「基準」がある。ここでもう一度繰り返して引用しておく。</p>

<blockquote>　いしかわじゅんは「いわゆる反戦漫画とか戦争漫画を」「あまり読まない」と言う。その理由はこうだ（「秘密の本棚」小学館，P.369)。

<blockquote>その多くが，苦しいと描いてしまうからだ。痛いと，辛いと，悲しいと描いてしまうからだ。現実の大きさに甘えて寄りかかり，表現することから逃げてしまっているものが多いからだ。<br />
　大きな事件があって，それを克明に描いていけば物語の形にはなる。傷を負って痛いと描けば，痛みはわかる。愛する人を失って悲しいと描けば，もちろんそれは伝わる。しかし，それは表現ではない。</blockquote>

<p>　これを耳が痛いと感じる人もいよう，ヒドイ言いぐさだ，戦争の悲惨さから目を背ける口実に過ぎないという人もいよう。<br />
　しかし戦後64年も経っているのだ。直接その被害を受けた当事者が言うならともかく，間接的にその話を聞き取り，それを「表現」しようというのであれば，少なくともそれをどのように読者に伝えるべきかは表現する者が真剣に考えるべきだ，と，いしかわじゅんは主張しているのだ。ワシはこの意見を支持する。</blockquote></p>

<p>　さて，本作「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4253104908?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4253104908">cocoon</a>」だが，舞台となった場所や，主人公が女子学生たちであることから，明らかに沖縄戦におけるエピソードに基づいて創作されたものだと判断される。しかし，作中では一切，状況説明がなされないのだ。恐ろしい状況下で煩悶し，倒れていく人間たちを描きながら，主人公・サンのモノローグだけが白い画面に響くのだ。<br />
　これは，少女マンガだ，とワシは気がついた。成長する若い血潮を極限状況で迸らせる青春「恋愛」マンガなのだ。戦争は舞台に過ぎない。今日マチ子はサンとマユと中心とした女子学生のグループを巡る物語を語るに相応しい舞台として，沖縄戦を選んだのだ。</p>

<p>　してみれば，本作は戦争マンガの範疇に入れて良いものかどうか，ちょっと悩んでしまう。それぐらい，よくある「メッセージ」は全く語られないのだ。206ページもの物語をすれっからしのマンガ読み中年に一気に読ませてしまう力業を持った本作は，間違いなく，いしかわじゅん言うところの「表現」に昇華していると言える。</p>

<p>　本作を読みながら，ワシはアニメにもなった絵本(つーより漫画作品だが）「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4751519719?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4751519719">風が吹くとき</a>(When the wind blows)」を思い出した。あの作品も，ト書きによる状況説明は一切なく，ただ，核戦争が始まったという「ニュアンス」だけを描写しつつ，人の良い老夫婦が放射能に冒されていく様を描いたものだった。あの作品が全世界で話題になってから既に20年以上経っていることを考えると，戦争という悲惨さを描く技術はどんどん進化し，ワシらの日常感覚にジャストフィットするリアルさを獲得しているのだなぁと，つくづく思い知らされる。</p>

<p>　「風が吹くとき」と「cocoon」は，老夫婦と女子学生という対比はありながら，戦争という極限状況を「利用」しつつ，「生」すなわち，生きる，ということを鮮やかに浮かび上がらせているという共通点がある。表現手段として戦争をあまり多用しすぎるのもどうかと思うが，表現が真摯であり，結果として面白い作品になっていれば，少々「あざとい・・・」とは感じつつも，同時に，「やられた！」とも思うわけで，読者にそう感じさせる出来であれば，ワシは大いに支持していきたい。</p>

<p>　本作にはしかし，「風が吹くとき」にはない「仕掛け」があって，ワシはそこにも大いに感心した。ま，ミステリー好きの奴なら即座に見抜いてしまうものなのかもしれないが，今日マチ子が描きたかった，女子高生を包む繭(cocoon)をなす重要なパーツとしての機能もあるので，読了後は「なるほどね・・・」と思い知らされることになる。あまり描くとネタバレになるのでこのぐらいにしておくが，仮にこの仕掛けに対して「悲惨な沖縄戦を商売の種にしている！」と憤る純粋まっすぐ君がいたとしたら，「商売になるぐらい広く読まれることにこそ価値がある！」と擁護しておきたい。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-16T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001519.html">
<title>松山ソウコ「さきがけ・松下村塾」リュウコミックス</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001519.html</link>
<description><![CDATA[<p>[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199501959?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4199501959">Amazon</a> ] ISBN 978-4-19-950195-1, \590</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shokasonjuku_herald_of_meiji_era-827.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shokasonjuku_herald_of_meiji_era-827.html','popup','width=457,height=648,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shokasonjuku_herald_of_meiji_era-thumb-150x212-827.jpg" width="150" height="212" alt="shokasonjuku_herald_of_meiji_era.jpg" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　徳間書店唯一の男性向け漫画月刊誌「<a href="http://www.tokuma.co.jp/ryu/">Comic リュウ</a>」。SF崩れの中年オタクどもが何とか買い支えて創刊4年目を迎えようとしていることは，愛読者としては喜ばしい。・・・しかし，肝心のコミックスは未だドカンと一発当たったものが登場しておらず，書店の棚ではどこぞの馬の骨的な扱いを受けて，既刊本を取り揃えている所なぞ見たことがない。それでも新刊が平積みされていればまだ良い方で，いきなり棚に一冊だけ突っ込んである，なんてことも珍しくない。「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4806136042?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4806136042">シブすぎ技術に男泣き！</a>」でブレイクし，今や技術系マンガ家として「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4806137138?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4806137138">工場虫</a>」(今時珍しい純粋ギャグ長編，お勧め！），「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840134715?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4840134715">なわばりちゃん　お攻めなさい！</a>」（SM本にあらず，バーチャル城攻め実用(?)書！）と立て続けにカラーA5サイズ本を刊行している見ル野栄司の単行本「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199501622?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4199501622">敏腕編集インコさん</a>」だってリュウコミックスから出ているのに，本誌の広告でも「「シブすぎ技術」は売れてるのに～」とぼやいているような有様らしい。・・・それって完全に自分(の出版社の営業力の無さ)のせいじゃん，と広告を見たワシは白けたものである。<br />
　つい先日も，こんなニュースが飛び込んできた。京極夏彦原作のコミカライズ作品「ルー＝ガルー」は，創刊号依頼の目玉連載で，生き生きとした娘さん達の活躍を楽しく読ませて貰った力作であったが，このたび映画化ということもあってか<a href="http://natalie.mu/comic/news/35826">，講談社にまるごと移籍してしまうらしい</a>。メディアミックス販売の絶好の機会を分捕られるあたり，何というか，出版界における徳間書店の「無力さ」を思い知らされる出来事であった。<br />
　そう，つまりは，徳間書店には，リュウコミックスには，「営業力」が全く欠けているのである。<a href="http://natalie.mu/comic/search/search?query=%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6">コミックナタリーの記事をずらりと並べてみれば</a>，その無力さがよく分かる。話題になるのはすでに著名な作家の作品の単行本が出たり作品が掲載されたりした時のみ。一番笑ったのは，ようやく発掘した新人・つばなが，またぞろ<a href="http://natalie.mu/comic/news/25646">講談社の雑誌で作品を掲載することを報じるもの</a>であった・・・何だよ，結局，リュウが話題になるのは既存作家のネームバリューと大手他社の営業力の「おまけ」としてかよぉ～・・・と，一ファンとしては歯がみしたくなるのである。</p>

<p>　そんな無力なリュウコミックスであるが，めずらしくド新人の単行本なのにも関わらず，<a href="http://natalie.mu/comic/news/36050">コミックナタリーの記事になった</a>のだ。それがこの「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199501959?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4199501959">さきがけ・松下村塾</a>」である。記事に取り上げられた理由はさっぱり分からないが，この作品の連載が突然何の脈略もなく始まったのを見た時，大野編集長には申し訳ないが，ワシの頭には「苦し紛れ」という単語が浮かんできた。それぐらい，「歴女」は「ＳＦ中年オタク」雑誌とは縁がない。いろいろ大変なことはあると思うが，それにしてももう少し購読者層を考えて作品を載せろよな・・・と言いたくなったのは当然のことなのである。</p>

<p>　しかし，この作品，のっけから歴女妄想力全開で，美しく整ったキラキラ少女漫画絵柄（リュウでは浮いてるよな・・・）で，一応史実に基づいた前振りを作者が行った後には，山県有朋が墓下で号泣しかねないような松下村塾のドタバタ4コマがハイテンションで繰り広げられるのだ。<br />
　松下村塾を切り盛りする吉田松陰は美しき令嬢（女装癖による）として描かれ，高杉晋作は未だ童貞のボンボン，久坂玄瑞は反対に女っタラシのムッツリスケベ・・・。松山が楽しんで描いていることだけは誰しも認める本作に，ワシは連載初回で引き込まれ，リュウが出るたびに「とりから往復書簡」に次いで本作を読むようになったのである。</p>

<p>　とはいえ，全部が全部妄想というわけではなく，新撰組の3人組（近藤・土方・沖田）や坂本龍馬の描き方は，割と史実に忠実（本編の4コマエピソードはともかく）だったりして，歴史読み物としてもそれなりに「使える」ものにもなっている。ちなみに，松山が批判するかっこいい新撰組のイメージを根本から覆したければ，水木しげるの「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480023267?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4480023267">劇画　近藤勇</a>」（ちくま文庫）を読むのが良い。</p>

<p>　単行本としては121ページと薄いのは，連載がずいぶん早いうちに終了してしまったせいである。理由はワシには分からないが，ゲスの勘ぐりをあえてすると，パワーのある妄想フィクションと，この史実忠実解説とのバランスの取り方が，読者には中途半端と受けとられたのかなぁと想像するのだが，どうなんだろう？　せっかく華麗な絵柄があるのだから，妄想4コマだけで突っ走るか，本書のあとがき（書き下ろし）のように歴史的知識の解説に徹するか，どちらかにしておけば，単行本にしたときの「まとまり」も良かったように思える。ワシとしては妄想4コマの方が好きだったので，この真面目なあとがきは少し残念だった。歴史解説なら「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4845801655?ie=UTF8&tag=pasnet-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4845801655">風雲児たち</a>」という史実忠実路線の大河漫画作品が既にあるので（完結しそうにないけどな）そちらに譲り，次作は是非ともドガチャカになった長州藩上層部とか，童貞喪失の反動で勢いづいた高杉晋作率いるハチャメチャ騎兵隊，女ったらし・伊藤博文首相が率いる明治政府・・・等を，きらびやかに，そして軽やかに描いて欲しいものである。</p>]]></description>
<dc:subject>ぷちめれ</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-15T03:00:00+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001518.html">
<title>8/11(水) 掛川・雨</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001518.html</link>
<description><![CDATA[<p>　今年初めての台風上陸となりそうな感じで，掛川でも強い雨が朝から続いている。涼しいの助かるので，しばらくは，農作物に影響が出ない程度で，このまま悪天候でいて欲しいところ。今週金曜日から丸々，職場がロックアウトされちゃうので，自宅の電気代も助かるし。</p>

<p>　・・・で，夏休み直前にあれこれ締め切り仕事が貯まっちゃって，てんてこ舞いになった。自堕落なワシの生活態度が一番の原因なので，頑張って今日明日は仕事集中日にして乗り切らねば・・・ってことで，ぷちめれ祭り，しばらくお預け。明日以降，無事乗り切れれば巻き戻して復活します。</p>

<p>　つーことで仕事頑張ります。・・・<a href="http://twitter.com/tkouya">Twitter</a>は見なかったことにしてくれると幸い(^^;)。せめてもの息抜きなんだよぉ～。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-11T08:22:27+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001517.html">
<title>8/6(金) 掛川・晴</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001517.html</link>
<description><![CDATA[<p>　む～ん，本日も超暑い日。職場の電気使用量もMaxに近いところに達しているようで，節電命令が出る。最近はPCも電気を馬鹿に食うようになってしまって，Core i7 Clusterなんて作ろうものならいくら掛かるやら。更に輪をかけてGPGPU Clusterにしようなんて無茶もいいところである。コンピュータの研究はPCさえあればいいので安上がり，なんて時代はとうの昔に過ぎ去った。今や，ユーザの要求に見合った電力効率の良いPC(環境)が求められる世の中なのである。つーことで，ユーザはThin ClientでVMwareイメージをサーバから読み込んで動かすっつー時代がもうすぐやってくるであろう。いや，クラウドなんてのはまさにそれに近いか？　むぅ，ICTも複雑になったものだ。</p>

<p>　複雑肥大化するICTとは逆行するようにワシの体重はとうとう70ｋｇを切った！</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/under_seventy_kg-824.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/under_seventy_kg-824.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/under_seventy_kg-thumb-250x187-824.jpg" width="250" height="187" alt="under_seventy_kg.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　誤差の範囲かもしれないが，何十年ぶりであろうか，60kg台は。標準体重までまだ5kgもあるが，人間ドックまでの一週間にそんなに激やせしたら健康に良くないし，第一リバウンドがおっかない。せいぜい68kg程度にして，努力はメタボな腹をもっと絞り込むべく腹筋を鍛えまくることに向けることにしよう。これでLDLコレステロールが劇的に下がっていれば，私学共済から「おまえは小渕総理グループだ」などと宣告されずに済むのである。さて，結果はどうなりますやら。ともかくあと一週間，死ぬ気で痩せる，運動する！　朝一でWalking，朝飯食って仕事して昼飯食って仕事して，夕方はお茶と蒟蒻畑で空腹をしのぎつつ仕事して，夜はガンガン運動して基礎代謝を増やすのである！　・・・ま，人間ドック後まで維持できるとは思わないけど，せめてあと一週間は努力しよう。うん。</p>

<p>　最近，チマチマとWeb上のデータを盗まれたという事件を耳にするが，技術的なことを全く一般紙は報道しないから内容が皆目分からない。最近うちのWebサーバにも多いphpMyAdminアタックによるものかなぁと思うが，どうなんだろう？</p>

<blockquote>> p-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:22 +0900] "GET /phpMyAdmin-3/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 308 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> ip-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:22 +0900] "GET /phpMyAdmin-4/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 308 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> ip-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:22 +0900] "GET /phpMyAdmin/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 306 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> ip-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:23 +0900] "GET /phpMyAdmin1/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 307 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> 83.155.intelnet.net.gt - - [06/Aug/2010:19:52:23 +0900] "GET /phpMyAdmin2/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 307 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> 83.155.intelnet.net.gt - - [06/Aug/2010:19:52:24 +0900] "GET /phpMyAds/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 304 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> ip-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:24 +0900] "GET /phpm/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 300 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> ip-gt.200.119.132.114.telefonica-ca.net - - [06/Aug/2010:19:52:25 +0900] "GET /phpmanager/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 306 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"<br />
> 83.155.intelnet.net.gt - - [06/Aug/2010:19:52:25 +0900] "GET /phpmy-admin/scripts/setup.php HTTP/1.1" 404 307 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US; rv:1.9.2.6) Gecko/20100625 Firefox/3.6.6"</blockquote>

<p>　ついうっかりアクセス制限を忘れたりすると致命的。ワシもやりかねないので注意しなきゃなぁ。</p>

<p>　明日からオープンキャンパス2連チャン。つーことで早く寝ます。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-06T23:36:41+09:00</dc:date>
</item>

<item rdf:about="http://na-inet.jp/weblog/archives/001516.html">
<title>8/5(木) 金沢-&gt;掛川・酷暑</title>
<link>http://na-inet.jp/weblog/archives/001516.html</link>
<description><![CDATA[<p>　四万六千日，お暑い盛りでございます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/forty_fix_thousand_day-815.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/forty_fix_thousand_day-815.html','popup','width=960,height=1280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/forty_fix_thousand_day-thumb-200x266-815.jpg" width="200" height="266" alt="forty_fix_thousand_day.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　浅草寺は新暦でお祭りをやっているようだが，金沢は旧暦なのね。七夕もそうだったっけ？</p>

<p>　しかしこの黒々とした墨跡が暑さを更に助長しているような気がする。本日は日本の各地で35度を超えたようだが，金沢も例外ではない。そんな日に30分もWalkingしたワシはえらい・・・結構快適だったけどね。日頃の運動の成果かな？</p>

<p>　まだ締め切り当日じゃないからまだいいや～・・・と放置プレイしていた査読報告，きっちり前日に（どこのローカルタイムに合わせているのやら？）催促メールが届く。「いまならまだ代わりを探せるからできないようなら連絡寄越せ」と書いてあるところが欧米流。慌てて深夜書いて送ったら，interestingと書くべき所をinterestedと書いちゃうし，dependentとすべき所をdependableと書いちゃうし（こっちは致命的），まぁ読む本人は日本人だから意味は分かるとは思うけど，ネイティブアメリカン（かな？）なEditorには爆笑ものの英文だなぁ。ま，いいけど（良くない！）。</p>

<p>　つーことで，本日もSWoPPの続き。HPC最後のセッションと，行列・固有値計算何チャラ研究会（長くて覚えられん）の最初のセッションを聞いて，15時過ぎに金沢出発。<br />
　行きはカーナビの指示に従って掛川ICから東名自動車道→名神→北陸と通過して金沢西ICで降りたが，帰りは指示に逆らって金沢東ICから北陸自動車道→東海北陸→東海環状→東名と，山岳地帯を縦断するルートを取った。・・・しかし，小矢部から延々片側1車線の道路を走るのは気疲れするなぁ。息抜きは，途中ちょろっと飛騨白川PAでトイレ休憩を取ったぐらいか。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hidashirakawa_parking_area-818.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hidashirakawa_parking_area-818.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/hidashirakawa_parking_area-thumb-250x187-818.jpg" width="250" height="187" alt="hidashirakawa_parking_area.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shirakawa_village-821.html" onclick="window.open('http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shirakawa_village-821.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://na-inet.jp/weblog/archives/assets_c/2010/08/shirakawa_village-thumb-250x187-821.jpg" width="250" height="187" alt="shirakawa_village.JPG" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>　何か，上から見ていた方がよさげなような気がする。</p>

<p>　東海環状まではすかすかの道路を快適にすっ飛ばしてきたのだが，東名に入ってからはいつものようにトラックだらけの密集した不快指数100%な道をひたすらせせこましく走るのみ。まぁ無事戻って来られて幸いである。到着は19:30過ぎかな。やっぱり4時間超かかるか。よくもまぁ，こんな道のりをワシは10年前，何度も行ったり来たりできたもんだ。しかもマニュアル車のパル子でねぇ。30代のワシは元気でしたが，40代のワシは青息吐息でございます。</p>

<p>　さて，スポーツクラブ行って汗流して体絞ってから寝ます。今夜はぐっすりだなぁ。</p>

<p>　あ，忘れてたので予告。当てにできないけど予告する。8/8(日)～8/21(土)まで，日替わりでぷちめれをかまします。もう紹介すべき本が貯まって貯まって・・・。短めの文章になっちゃうだろうけど，ま，いいやね。ここで書いておかないと一生かけないような気がするしぃ～。</p>]]></description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>tkouya</dc:creator>
<dc:date>2010-08-05T20:36:48+09:00</dc:date>
</item>


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