2月26日(水) 掛川・?
多分晴れていたように思う。何だかあれこれあって,てんやわんやの一日であった。
尻に火がついたので,2月の日記の更新(つってもあと二日だけど)は危うい。ということで,今日でひとり者特集を締めることにする。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 海老坂武「新・シングルライフ」集英社文庫, 4-08-720032-9, \660
「新」と銘打つからには,その前に元祖「シングルライフ」という本が存在したことになる。それについては津野海太郎さんが「歩くひとりもの」の中で言及していたが,わたしゃ未読である。が,前作を読んでなくても全く支障なく,ある種の感動と脱力感をもって本書を読了することが出来た。
感動というのは,著者の「ひとり者で何が悪い!」という気骨の入った態度に。脱力感というのは,現実のひとり者を思い知らされたことによる。ま,現実ってのはいつも想像とは別の様相を呈するものなんですけどね。オトナになるってこーゆーことなのさ。
断っておくが,本書は「人間はひとり者であるべきだ」という道を説いたものではない。著者は初老を迎えた正真正銘のひとり者のオーソリティであるが,別段,結婚制度を憎んだり反発している訳でない。個人主義を潔く貫きたいというだけの,常識人である。
わしも恐らくはもう暫くはひとり者,いや,ひょっとしてこのまま著者と同じコースを辿りそーな・・・という予感もする。この先どうなるかはよくわからねど,仮に一生を一人で過ごすことになっても,それはそれでいいこともあるさ,という救いを与えてくれたということ,そして,人生最後の最後は一人で死なねばならないという覚悟を示してくれた本書は,ひとり者のみならず,全ての人が一度目通ししておくべきものであると,ここで声を大にして宣言するものであります。
2月25日(火) 掛川・晴
日中は春の陽気である。
毎日新聞のGrid Computingの記事。ISPがユーザのPC資源を外部に提供する代わりに,ユーザに対しては接続料金の割引やポイント付与を行うというビジネスモデルが解説されている。学校のような常時大量のPCを備えている組織だと,少しは経費節減の役に立つかもしれない。問題は,Gridが大規模化すればするほど,全体としての性能予測が難しくなるという点。これは,次の回で紹介してくれるのかしらん?
現実逃避てがら,次年度にスペックアップする予定のマシンに必要な部品の見積もりを計算してみる。参考にしたのは,PC WatchのCPU, HDD, メモリ相場情報と価格.com。
まず,現在動いているK6-2 300MHzのマシンの筐体をそのまま使う。TwotopのVIPマシンで,確かユーザに組み立てさせるモデルだった。10万円以内で購入した覚えがある。ガタイはでかくて気に入っている。研究室で使う分にはこーゆードライブベイがたっぷりあるものが望ましい。
この筐体に,以下のパーツを組み込んでいく。
CD-ROM, 100BASE-TX NIC等は現状の物をそのまま使う・・・と。結局\59000〜\85000ということだな。\70000もあれば十分か。うむ,これならまー何とかなるでしょう。GW辺りにがーっと作っちゃいましょうかね。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 山田昌弘「パラサイト・シングルの時代」ちくま新書, 4-480-05818-4, \660
いい年して,いつまでも親元から自立できずに同居を続ける独身者を「パラサイト(寄生生物)・シングル」と呼ぶ。こちとら,一応は大学入学と同時に一人暮らしを始めたものの,大学院修士課程までは全面的に親からの仕送りに頼る生活を続けていたから,まあ,実質的には24歳まではパラサイト的な人生を送ってきたことになる。が,日本だと当たり前のこの状況も,諸外国,特にアメリカ,西ヨーロッパ諸国と比較すると特異であることが本書には示されている(P.168)。こーゆーためになる客観的データに溢れた本書は評判となり,個人的な印象だけれども,「ゆとり教育批判」の材料に使われたようである。ま,それだけ証拠としては揺るぎのない立派な学術書(新書だけれども)という評価なんでしょうね。確かに,様々な角度からの論考が詰まっており,身も蓋もない言説は,思い当たるところの多い人にはぢくぢくと突き刺さることだろう。ということで,その一部をご紹介する(P.183)。
われわれがおこなったインタビュー調査の分析によると,結婚や子育てになんらかの妥協をした人が結婚しているという印象を受けた。少々の苦労があるかもしれないと思って新しい世界にはいることができる人が,結婚して子を産み育てられる。この苦労の覚悟ができない人が,パラサイト・シングルに留まっているのである。
まあねぇ,ぶっちぎりのあっちっち恋愛のまんま結婚へとなだれ込んだカップルでも,案外,両者,もしくは片方は冷静にこの手の「計算」をしているんだろーな。それが普通の人間なんだしねぇ。
2月23日(日) 掛川・曇
どんより。日中でも暗い。そろそろ梅雨への助走が始まっているのかなあ。
午後からはいつもの偏頭痛に襲われて終日布団の中。あー,まだ残ってるぞ,ずきずき。
2月22日(土) 掛川・曇後雨
やや朝焼け気味の朝。空っ風に吹かれる日々も,そろそろ終わりか。
月刊Googleのキャッシュはぼちぼち更新される筈。定期的に,メディアレビューのキャッシュやこの日記のキャッシュをチェックして確認している。来週には,2月初めの更新分が反映されているだろう。
年度末に増えるのは道路工事だけではない。メールも増える。spamなら兎も角,返信が必要な仕事に関するものが多いのである。適宜無視したり濃いに遅延させたりしているので,お急ぎのメールはSubjectに「至急!」と描いて頂きたい。そうすれば,これはよくあるspamメールと判断されてゴミ箱に直行である。こちらも助かるので,ご協力をお願い致します。
昼過ぎから氷雨。朝焼けの予言通りになった。顎下の剃りが甘い床屋に2ヶ月ぶりに行き,中途半端な短髪にしてもらう。あー,すっきりした。
ぷちめれ・・・久住昌之(原作)・谷口ジロー(作画)「孤独のグルメ」扶桑社文庫, 4-594-02856-X,
\600
二人の著者ではなく,輸入雑貨商を営む主人公がひとり者,ということで選んでみました。何度も読み返しているが,名作である。一言で言うと,B級グルメ本,ということなるのか。常に外食で済ませる主人公の食事を詳細に解説してくれている。家族でわいわいがやがやと調理も楽しむグルメ漫画といえば,うえやまとちの「クッキングパパ」だが,こちらは常に寂しげな雰囲気が漂う。といって,悲壮感とまではいかない。独り身の気楽さをを,谷口がうまく絵にしている。
しかし,いくらB級とはいえ,よくもまあこんなに外食していて財布が持つね。フィクションだからいいものの,ホントにこんな生活続けていたらエンゲル係数が跳ね上がるぞ。と,外食にも飽きて,ぼそぼそと貧相な自炊生活を送るヲヤジは余計な心配をしてしまいます。
↑BK1では検索しても見つからず,リンクなしとする。偶然に,同じ著者の「馬鹿で良かった」という本を見つける。おおっ,これ,高義の中島らもを扱った記事においてキーとなった文である。そーいや,どこぞのサイトで「早く,らもさんの裁判記が読みたい」と発言している人もいたな。みんな考えることは同じねぇ。
2月21日(金) 掛川・?
晴れていたよーな気がするが,記憶が定かでない。寒いのは朝方と夜だけ。日中は車の窓を開けて風を浴びながら運転している。
国際化ドメイン名(IDN)のASCII encoding用prefixが決定とのこと。これって,iPアドレス以上に分かりづらい。外国人に使って貰うにはちと無理があるよなあ。大体,こんなメールアドレス絶対に嫌。国内でWebアクセス用として使われるだけなんじゃないのかな。もう日本国内ではドメイン名登録数が頭打ちに近い状態で,経費節減に各社とも努力している最中に,毎年の維持費がかかるドメイン名をどれほど登録して貰えるのか甚だ疑問。普及のためには何かしらのkiller
applicationが登場する必要があるよーな気がする。
PC Clusterを,ホームセンターで購入した激安(\2480)ラックに突っ込む。本日は同じくホームセンターで購入したTepra SR510でせっせとラベルを打ち出し,本体とケーブル類にせっせと貼り付ける。あーしんど。
新四年生に手伝って貰って助かった。寄る年波には勝てない。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 一条ゆかり「一条ゆかり主義」白泉社, 4-592-13284-X, \838
ひとりものにもタイプがあって,この少女漫画界の女王様はバツイチひとり者である。結婚していたこと自体が驚きであるが,その顛末は全て本書で本人が語ってくれている。仕事一途なだけじゃない,遊びもダイエットにも励む齢50を超えたこの女王様の生活ぶりと思想が詰まった貴重な資料である。その中で印象的なカットの台詞(P.51)。
長い間,独身やっているとさ,思う訳よ。
結果は同じなんだけど,気分がねぇー。
結婚しないのはいいけど
結婚できないと
思われるのは,いやだ! と・・・。
女心としては,えらいちがうんだな。
まー,見栄っちゅーやつだな。
いやいや,一条先生,何も女に限った話じゃないですよ。男だっておんなじ,ねぇ・・・。
2月19日(水) 掛川・曇
平年並みの寒さで,どんよりした日。
奥村先生の所にあるTeX Q&A掲示板はいつも参考にしている。そこで紹介のあった「TeXと世界の文字」。すげー労作。感動的ですね。
2月18日(火) 掛川・曇時々雨
時折,氷雨の降る日。ぼちぼち,花粉よけのマスクをしている人が増えてきた。幸いわしはこの歳になるまで杉花粉アレルギーとは無縁なので,いかにも辛そうな人を見るにつけ,大変そうだな,と思うぐらいである。
卒研発表会発表会では一つの発表につき,8分,10分,15分(制限時間)と3回ベルを鳴らすことになっている。同じ職場の先生が「便利なタイマーがある」と購入したのがこの3 channel timerである。ドイツのメーカーが中国で生産した物らしい。
ベルを鳴らす時間をそれぞれセットしておけば,自動的にカウントダウンされてベルが鳴る仕組みである。おかげで,stop watchに気を取られて講演内容を聞き逃す,という心配が無くなった。輸入元の日本の商社はもう入荷する予定がないとかで,在庫全部,わしらが買い占めてしまった。欲しい方は発砲手を尽くして自分で探して下さい。
だらしな日記更新。猫ズがかわいい。生協の食材(だけではないのか?)宅配便を使うようになって,料理のバリエーションが増えたよーな。何だかんだ言っても結構マメ。偉いなあ。
あ,まついなつきさんも遅刻してよーやく更新。ふーむ・・・。
2月17日(月) 掛川・?
仕事していると天気を忘れる。良きかな。
最終の卒研発表練習終わる。後は本番を頑張ってくれたまへ>卒研生諸氏
あーっ,金がない,時間がない,体力ない,もてないーっ! とわめいている暇もなく,最良近似多項式導出ルーチンをシコシコ作る。大体完成。こういうルーチンを作っていると,一気に「お年寄り」になった感じがする(^^;)。あれこれ弄っていると面白いのだが,のめり込んでもそう簡単に論文にならないのが玉に瑕だな。
ああっ,もう締め切りまで11日しかない。頑張らねば。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 関川夏央「司馬遼太郎の「かたち」 -「この国のかたち」の十年」文春文庫, 4-16-751907-0,
\476
司馬遼太郎が日本の国民作家であることは誰しも異存はないだろう。高校から大学にかけて彼の時代小説は大抵読んだが,段々と「街道をゆく」へと興味が移った。評論ともエッセイとも紀行文とも言えるこの作品は,押しつけがましくなく,といってふわふわした所もなく,時には「歴史を地図のように解読」したりもする。サービス満点のエンターテイメントに少々飽きてきた,ちょっとひねた二十代の頃にはちょうどよい読み物であった。
この国民作家は,原稿やゲラのやりとりには必ず一筆添えていた。本書は文藝春秋の巻頭を飾っていた,司馬の最後の作品「この国のかたち」に付随した手紙類を中心に,それが連載されていた10年間の軌跡を淡々と説明している。関川の,何かもの悲しい文体はいつもの通りだが,晩年の司馬の文体とシンクロしているようにも思える。「老人好き」の著者だけあって,仕事は丹念であると感じた。一本筋の通った論考を決めたぜ!という風は全くなく,太い木炭で石膏デッサンをしているような風情である。遠くから眺めると何を描いているのかは明瞭だが,近寄ってみるとぼんやりしているのだ。
不器用だけにどっしりを構えて作品を紡いでいった大家の姿を上手に伝えてくれる佳作である。
2月16日(日) 掛川・雨後曇
ちょっとぬるい雨が降る一日であった。夜にはあがったけど
最良近似多項式導出ルーチンを作る。arctan(x)で試してみたのが以下の図。紫のラインが最良近似多項式の誤差曲線。青いラインがChebychev補間の誤差曲線。こうして絵で比較すると何をしているのかよーく分かるねぇ。
IraqとUSAの緊張関係,この先どーなることやら。本日一日中,TVはずーっとこのニュースを流しっぱなし。いい加減,やんになったので,ETVの新日曜美術館で有元利夫特集をやっていたので,それを見て和む。ちぇー,東京駅でやっていたのを見逃しちゃったんだよな。残念。画集でも買ってみようかしらん。ふんふん,これを買う人は川上弘美にも興味があるとな。確かに落ち着いたオトナの雰囲気って奴は共通しているよね。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 岡田斗司夫「オタクの迷い道」文春文庫, 4-16-765654-X, \590
TVブロスで1995年から1998年(一部1999年分)まで連載していたコラム集+書き下ろし対談集+コメント集。文庫化に当たって加えられた部分が117ページ(全部で331ページの本)と,著者に言わせるとDVD感覚でおまけを一杯付けたんだそーな。
ちょっと飛ばしすぎ,わざとらしく面白くしすぎのコラム部分に比べて,おまけ部分は落ち着いた雰囲気で,ボチボチ老成してきている感がある。オタクオタクって,いつまでそんなんで食っていけるのかなあと一時期は危ぶんでいたけれど,ライターとしてキャリアを積んできたことで安定してきたんだろうか。今後が楽しみな「作家」である。
一応,形だけは離婚した(らしい)ってことで,この作者もひとり者でござんす。まだ今月のテーマは覚えてるよーん。
2月14日(金) 掛川・晴
本日も平年並みに寒い。
嗚呼,とうとうインスタントみそ汁が飲めなくなってしまった。以前から吉野家のみそ汁がインスタント臭くて気になってはいた。それに比べて松屋のみそ汁のうまさよ。これと吉野家の牛丼がセットになれば最高なのにな〜,はっ,もしやこれはけんちん汁を注文させようという吉野家の陰謀か?・・・などと下らぬ妄想を抱えていたのだが,自宅ではいちいち出汁をとって調理する時間が惜しいこともあって,ずーっと,一袋10食分とかいう,みそだけは生のインスタントみそ汁を愛用していた。
それがとうとう! 今月は「仕事しよう月間」「腹を引っ込ませよう月間」を忠実に守っているため,メシの量が増えている。今日は二日続けて朝食にいつものインスタントみそ汁を食することに我慢ができず,マイタケと豆腐の具だくさんマイふぇばりっとみそ汁を作ってしまったのである。
思えば学生時代からずーっとインスタント食品と慣れ親しんできた。そのツケがいよいよ来たのか,それとも曲がりなりにも舌が肥えてきたせいなのか。職場の学生食堂でカップ麺を食っている学生さんを思い出し,「今のうちにたーんと心おきなく食べておきたまへ」とエールを送りたくなってしまった。諸君らも就職後数年で,わしのように世話になったインスタント食品を忌避する恩知らずに成り下がるのだから,ね。
姫野Benchで遊んでみる。全てSmall sizeの結果。Linux(Vine, Redhat)とg77(3.0, 3.2, 3.2.2)で計測。
1CPUの結果。
P3 1GHz, 63.1 MFLOPS
P4 1.7GHz, 106.7 MFLOPS
P4 2.0GBz, 130.6 MFLOPS
P3 PC Clusterだと
1PE, 63.0 MFLOPS
2PE, 115.1 MFLOPS
4PE, 228.9 MFLOPS
6PE, 369.8 MFLOPS
となる。むー,P3を16台束ねても1GFLOPSの壁は越えられそうもない。P4 3GHzなら8台,Gigabit Ethernetを使って楽勝でございましょう。もちっと細かく調査してみる必要があるな。
2月13日(木) 掛川・晴
久々に寒い。が,平年並みの気温なんだそーな。暖冬に慣れちゃったかな。
PC Cluster,とりあえず6台まで設定完了。ScaLAPACKのtestプログラムを動かして
[user@cs-client-05 TESTING]$ mpirun -np 6 xclu
ScaLAPACK Ax=b by LU factorization.
'MPI Machine'
Tests of the parallel complex single precision LU factorization and solve.
The following scaled residual checks will be computed:
Solve residual = ||Ax - b|| / (||x|| * ||A|| * eps * N)
Factorization residual = ||A - LU|| / (||A|| * eps * N)
The matrix A is randomly generated for each test.
An explanation of the input/output parameters follows:
TIME : Indicates whether WALL or CPU time was used.
M : The number of rows in the matrix A.
N : The number of columns in the matrix A.
NB : The size of the square blocks the matrix A is split into.
NRHS : The total number of RHS to solve for.
NBRHS : The number of RHS to be put on a column of processes before going
on to the next column of processes.
P : The number of process rows.
Q : The number of process columns.
THRESH : If a residual value is less than THRESH, CHECK is flagged as PASSED
LU time : Time in seconds to factor the matrix
Sol Time: Time in seconds to solve the system.
MFLOPS : Rate of execution for factor and solve.
The following parameter values will be used:
M : 4 10 17 13
N : 4 12 13 13
NB : 2 3 4
NRHS : 1 3 9
NBRHS : 1 3 5
P : 1 2 1 4
Q : 1 2 4 1
Relative machine precision (eps) is taken to be 0.596046E-07
Routines pass computational tests if scaled residual is less than 1.0000
TIME M N NB NRHS NBRHS P Q LU Time Sol Time MFLOPS CHECK
---- ----- ----- --- ---- ----- ---- ---- -------- -------- -------- ------
WALL 4 4 2 1 1 1 1 0.00 0.00 1.17 PASSED
WALL 4 4 2 1 3 1 1 0.00 0.00 1.17 PASSED
(中略)
WALL 13 13 4 9 3 4 1 0.01 0.00 1.81 PASSED
WALL 13 13 4 9 5 4 1 0.01 0.00 1.81 PASSED
Finished 240 tests, with the following results:
240 tests completed and passed residual checks.
0 tests completed and failed residual checks.
0 tests skipped because of illegal input values.
END OF TESTS.
と出るのはやっぱり嬉しいモンである。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon-> 藤子不二雄(A)「愛・・・しりそめし頃に・・・第5巻」小学館, 4-09-183708-5,
\1200
おなじみ「まんが道」続編の最新刊。今時これだけ無骨かつ純情な青春モノは珍しい。それだけに,「これからオレの人生どうなるんだろう」という不安に身悶えする青年群像がストレートに伝わってきて,そーゆーヤナ時代を通り過ぎたばかりの三十路男にはぐっとくる。フケツな大四畳半と双璧をなす青春漫画の代表作,読まないと損ですぜ。値段が高い分,毎回巻末には資料的な作品やら写真などが付属してくる。昭和30年代の時代資料としても貴重。
トキワ荘に集った若者のうち,今では3人(藤子・F・不二雄,石ノ森章太郎,寺田ヒロオ)が鬼籍に入ってしまわれた。不二雄(A)氏のこの作品は長く長く続いて欲しいと願わずにはいられない。・・・シンミリしてしまった。
2月12日(水) 掛川・?
仕事してたら天気忘れた。
本日はずーっとmpichを使ったPC Clusterを作っていた。何のことはない,ScaLAPACKのインストールまでは一直線である。勿論全部ソースからコンパイルした。順番としては
という具合。間にMakefileの修正等が必要になるけど,ちょっとUNIX歴があればそんなに難しいことはない。mpichのインストールまでは,超並列計算研究会の文書が一番参考になる。しかし,ScaLAPACKまで来ると途端に情報が減るよなあ。PC ClusterでのベンチマークテストとなるともうHPC研究会レベル(っつても数年前までの)になっちゃうのか。3月までにはまとめて文書化してアップしておこっと・・・有言不実行になる可能性大だけど(^^;)。
次年度からは卒研で分散処理をやってくれる奇特な学生さんがいなくなっちゃうので,良い機会とあれこれ弄りだしたという次第。10数台程度の規模だから,ホントにちょろっとした実験しかできないけれどね。
また来たよ。選挙活動メール。
○○大学・××の□□です.これは,□□学会の最も重要な研究活動である,研
究会で活躍されている先生方にBccにて連絡させていただいております.私の不手
際で2重に本メールをお受け取りの方もいらっしゃるかもしれませんが,あらかじめお
詫び申し上げます.
(略)
私の略歴,学会貢献,抱負はURL: (略)に掲載中です.御覧になって下されば
幸いです.学会役員選挙の投票率は年々低下しているようです.まだ投函を済
まされていない方は是非投函お願い致します.既に投票を済まされている方には
お詫び申し上げます.
・・・文末から察するに,選挙活動を熱心にやっているというよりは,もっと投票してくれという依頼のようだ。まあ,学会の役員選挙なんぞに律儀に返信する人は少ないんでしょうな。ま,ご苦労様です。
2月11日(火) 掛川・曇
どんより。暖かい。花粉症の方はぼちぼち辛い時期になりつつある。
今月のクリック数ランキング,先月とはうって変わって最低記録を更新しそうである。ま,しゃーないわな。ボチボチやろか。
玄人指向の安物TV Tuner Cardを買って,自宅のPCに取り付けて遊んでいる。結構使える。試しにNHKの人間大学(30分)をVGA(640×480)MPEGで録画したら1.2GByteになってしまった。なるほどなー,動画をやり出すとHDDがいくらあってもたりんわい。DVD-RAMも欲しくなる訳だ。30分番組でさえ,CDでは入りきらないのだから。
ということで,先日の「サイエンスワールド」の再放送の録画に挑戦である。うまく撮れるかな?
↓BK1ではまだ登録されていなかったので,リンクなし。Amazonへのリンクのみ示す。
ぷちめれ・・・永六輔「聞いちゃった! -決定版「無名人語録」-」新潮文庫 4-10-100821-3,
\590
人の台詞を抜粋して,良いとこ取りしてパッチワークのように並べた,いつもの永六輔スタイルの決定版エッセイ(?)。テーマは「生」「男女」「子供」「老」「病」「死」。決定版というだけあって,人生全般をフォローする体制になっている。人様の言葉を堂々と自分の著作にしてしまうのは狡いともいえるが,台詞選びのセンスが良くなければこうまで面白い読み物には出来ない故に,これは誰しも真似できるようで,そう簡単にはいかない。
小沢昭一が「ぜんぶ自分の言いたいことなのに,それをそうでないように見せかけている」と喝破したのは,さすがである。わしもちょろっと他人の著作を引用したりするが,それはつまりそーゆーことなのである。これが分かってから俄然,わしは引用が楽しくなった。その先鞭をつけた先輩,永六輔に敬意を表してここに紹介するものであります。
2月10日(月) 掛川・?
天気忘れた。
こんなメールが来た。
××大学○○学科の▼▼です。日頃、□□学会の△△会活動に
ご尽力いただき、現理事会メンバーの1人として、厚くお礼を申し上げます。
研究会活動は、論文誌と並んで、学会の存在意義の要であることは申すまでも
ありません。引き続き、研究会発展のためにご努力いただきますよう、
よろしくお願い申し上げます。
この度、理事会の推薦を受け、会長選挙に立候補させていただくことに
なりました。ぜひご支持を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(中略)
すでに投票用紙はお手元に届いているかと思います。ぜひご支援を賜りますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。
・・・ふーん,以前,某大コンピュータメーカの方からもおんなじよーな投票依頼文(この時は郵便で)が来たけれど・・・。熱心だなあ。頑張ってね。ちなみに私はもう投票してしまったのよ。お力になれなくてゴメンね。誰に入れたかは秘密。
なるほどねぇ。Slammer対策でUDPの1434ポートをつぶしちゃうと,DNS応答(に限らないだろうけど,そのポートをclient側が選択しちゃうと)受け付けられなくなるということね。こっちは単なるユーザだからいいけど,パッチをあてる方は面倒が増えるなあ。ご苦労様です。
2月8日(土) 掛川・曇
どんより。重苦しい曇天。
ほっ。
crawl7.googlebot.com - - [08/Feb/2003:00:28:42 +0900] "GET /media/nakajimaramo.html HTTP/1.0" 200 7843 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
日記経由でリンクが辿られたと思われる。さて,どうなるかな?今月末のCache更新が楽しみです。
感情と思索と日々の雑事と本能と。全て「私」を作る糧となる。・・・たまにはこうゆうことも考えるんですよーだっ。
Cygwinを一新し,Xも突っ込んでみる。おおっ,Tgifが動くじゃん。でもキーバインドが101だー。また昔の苦労を繰り返さなくちゃダメなんだなあ。次々年度はUNIXっつー講義を受け持つので,Cygwinで何とかしようと試しているのである。まあ実習用としては使えるっちゃ,使えるんですけどね。今年度のネットワーク管理でも試してみようかなあ。
いやー,面白かった,NHK教育TV「サイエンスワールド」。出演される小柳先生からアナウンスがあったので,録画予約を入れてスタンバイしていた。地球シミュレータの紹介を中心に,その歴史背景と応用範囲を分かりやすく提示してくれていた。小柳先生がちとぎこちなかったのはまあご愛敬ですかね(笑)。再放送が2/23(日)15:00-15:45に教育テレビであるそうなので,見逃した方は是非ご覧下さい。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 杉浦日向子「杉浦日向子全集第二巻 合葬」筑摩書房, 4-480-70182-6, \1980
新潮社から出版されているオリジナル単行本3分冊と新潮文庫の分厚い一冊を持っている「百物語」以外,この全集は全部揃えた。一番好きなのがこの巻。「Yasuji
東京」がいい。計画性なく再開発され乱立するビルや家屋を,武蔵野の原野にたなびく雑然とした草木に見立てる感性が好き。明治の東京と今の東京とを想念の中にポッカリと浮かべて遊(あす)んでいる,そんな風情がある。
彼女は既にマンガ家を廃業してしまっているが,NHK「お江戸でござる」の解説を受け持つ資格は,本書に収録された全漫画作品を執筆し世に送り出すことによって得られたものである。「何なんだこの物知りおばさんは」という向きは,全巻揃えて読了し,開眼されることを希望する。
ところで,杉浦日向子ってひとり者だよねぇ?よーわからんので,憶測に基づきそーゆーことにしておく。
2月7日(金) 掛川・晴
良い天気。ピーカン。
くーっ。敗北。
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:19:38:30 +0900] "GET /robots.txt HTTP/1.0" 404 796 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:19:38:31 +0900] "GET /nasoft/ HTTP/1.0" 200 4074 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:21:04:30 +0900] "GET /media/ HTTP/1.0" 200 3532 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl5.googlebot.com - - [06/Feb/2003:21:30:53 +0900] "GET /nasoft/ HTTP/1.0" 200 4074 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl8.googlebot.com - - [06/Feb/2003:22:26:55 +0900] "GET /research/ HTTP/1.0" 304 0 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:23:25:09 +0900] "GET /research/mupad/koen19991208/ HTTP/1.0" 200 12787 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl3.googlebot.com - - [07/Feb/2003:01:21:12 +0900] "GET /research/mupad/mupad_light_v1/ HTTP/1.0" 200 7835 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [07/Feb/2003:04:09:22 +0900] "GET /research/webbbusiness/webbusiness.htm HTTP/1.0" 200 2600 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl1.googlebot.com - - [07/Feb/2003:04:42:58 +0900] "GET /media/hiiragiaoi.html HTTP/1.0" 200 10016 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl3.googlebot.com - - [07/Feb/2003:05:31:31 +0900] "GET /media/whatsmediareview.html HTTP/1.0" 200 8817 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:16:15 +0900] "GET /media/noguchiyukio.html HTTP/1.0" 200 7797 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl1.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:16:38 +0900] "GET /media/nishikeiko.html HTTP/1.0" 304 0 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl1.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:20:55 +0900] "GET /media/mickybird.html HTTP/1.0" 200 10861 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl3.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:49:11 +0900] "GET /media/takedatohru.html HTTP/1.0" 200 10004 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl6.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:49:35 +0900] "GET /media/2002.html HTTP/1.0" 200 16918 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl4.googlebot.com - - [07/Feb/2003:07:50:40 +0900] "GET / HTTP/1.0" 304 0 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
タッチの差で中島らもは間に合いませんでした。バカ高義からはバカ扱いされるし,敗北感で打ちひしがれています。この悔しさはエアロバイクにぶつけます。ま,予測は当たったからよしとしよう。ちょっとHalleyさんの気分が味わえてしやわせ。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 関川夏央「戦中派天才老人・山田風太郎」ちくま文庫, 4-480-03433-1, \700
内容が端的に分かる粋な部分を引用する。
(山田)「こんな話,いったい誰がおもしろいと思うんだろう」
(関川)「私はおもしろいと思います。」
「君だけがおもしろがってくれてもしかたがない。読者はいくらかなりともいるだろうが,その人たちに悪い」
「みなさん結構お喜びになると私は信じていますよ。」
「死ぬだのボケるだのはなはだ意気のあがらん話だ。もっとも君がそういうことを話せというんだが」
という調子で延々と楽しげかつ融通無碍な会話が続く。実際のロングインタビューを関川が再構成したということだが,随所に山田風太郎のエッセイやら関川の解説が入るので,わかりやすい内容になっている。こういうじいさんなら延々と話し続けても飽きないよなあ。大好き。
2月6日(木) 掛川・晴
今日も良い天気。
中島らもタイホ記念なんだそーな。月刊Googleご来訪が近いこともあって高義をせかしていたらこのニュース。慌てて執筆したということである。んっとにバカな奴。とか言っていたら,来たよ来ましたよGoogle様が。
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:19:38:30 +0900] "GET /robots.txt HTTP/1.0" 404 796 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:19:38:31 +0900] "GET /nasoft/ HTTP/1.0" 200 4074 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl7.googlebot.com - - [06/Feb/2003:21:04:30 +0900] "GET /media/ HTTP/1.0" 200 3532 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
crawl5.googlebot.com - - [06/Feb/2003:21:30:53 +0900] "GET /nasoft/ HTTP/1.0" 200 4074 "-" "Googlebot/2.1 (+http://www.googlebot.com/bot.html)"
あー,間に合ったかな,更新。"/media"ディレクトリをさらってから更新したので,"/nasoft"ディレクトリと同様に2回来てくれれば何とかなると思うんですがね。果てさてどうなる?乞うご期待! さって,更新したのでスポーツクラブ行ってこよっと。
2月5日(水) 掛川・晴
良い天気。
読売新聞の社説。こんな記述があった。
音楽CDを自分で録音し自分や家族,友人の間で聴くことは,「私的使用のための複製」として著作権法で認められている。だが,不要になったCDを中古市場で売るケースが続出している。
中古CDの氾濫(はんらん)は,オリジナルCDの販売を妨げ,レコード会社などに損害を与える。(文化庁の審議会からの)提言は,CDにコピー防止措置を施し,さらに録音機器の価格に上乗せした補償金を、著作者側に支払う方式を提案している。
えーっと,行間を埋めると,「中古CD市場が形成されている」→「新品のCD(オリジナルCD?)が売れなくなる」→「レコード会社に損害を与える」ということかな? そりゃつまり,購買者は一方的に新品を買いまくるべきであり,それは自分の財産形成に役立ててはいけない,不必要なら破棄すべき,ということだな? ふーん・・・しかしなあ,それはどうかしらん? CCCD導入の動きは理解できるが,それはあくまで「不正コピー」を防止するためだけに使われるべきで,これは同時に購入者の財産権を守ることにも繋がる。友達に貸したら黙ってコピーされたってことが無くなる訳だし,これは中古CDそのものの価値を守ることにもなる。でも,中古CDをいかにも「不正」として扱うのはどうかと思うぞ? 資源リサイクルが叫ばれている昨今,中古CDの流通は環境に優しいってことにも言及しておかないのはどうですかねぇ。
おおっ,Webマガジン幻冬舎のフォームに質問を書き込んだら,藤田香織女史御自らお返事を賜った。「だらマン新刊は近いのでしょうか?」という問いかけだったのだが,夏頃になりそう,とのことであった。「春までにまとめる」の意は「春までには連載を終わらせる」ということでありました。むーん,藤田女史らしい。
最後に気になっていたことを聞いてみた。「男性読者はわたしだけでしょうか?」という問いかけに対して,女史のお答えは
そうですねー、推定全国で3名ほどかと思われます。
稀少。
ということであった。ふっ,これからは私を「稀少なヲトコ」と呼んでくれたまへ。
岸本葉子に小谷野敦が入れ込んでいるように,藤田香織にはこの不肖・T.Kouyaが付いておりますぞ・・・name
valueに違いがありすぎるがな。
ぷちめれ・・・ BK1 | Amazon -> 坂田靖子「デル・カント・パジェット」エニックス, 4-7575-0862-X, \552
坂田靖子の絵は近年ますます変幻自在,時には誰が誰だが分からなくなってしまうが,デビューしてもう30年近くになるのか,それでもなお進化し続けているのは凄い。本書には表題作他,時代劇短編も収録されているが,全て「センスの良いコメディ」である。いわゆるコケがないのね,この人の場合。
表題連作が中途半端に終わっているのが,面白く仕上がっているだけに残念。カント長官のリストラ効果が上がってカルロス・ゴーンさんになるところまで見たかったなあ。まあ,神出鬼没のサカタヤスコであるからして,そのうちどっかで続きが出ることを期待しております。
・・・一応,「ひとりもの」作家(だよね?)っつーことで,今月のテーマには沿っている・・・よね?。
2月2日(日) 掛川・曇
どんよりした,でもちと生ぬるい日。
ぼちぼち仕事をしている。OctaveとGCC(正しくはlibmか),Mathematicaの標準関数を調べている。libmにBessel関数が入っていたとは知らなかった。むーん,勉強が足りない。とりあえず,全部リストアップしてみる。
更新(毎月2回とは限らない)が楽しみのだらまん。「確率」を「確立」と誤変換しているのが気になる。これは藤田さんに限った話じゃなくて,いろんなところで見られる。ぼちぼち「確立・・・元「確率」の意で使われることが多い。」というような記述が国語辞典に登場するのかなあ。誤変換が元で定着した初の言葉として,ね。次回最終回,春までにはまとめるということは,新刊も間近かな。
今,はっと気が付いたのだが,この日記のぷちめれ。藤田さんのエッセイを読み始めた影響かしらん? 良いと思った形式は直ぐに真似する,いつまでも子供なワタシ。
さて,明日か明後日か,ぼちぼち月刊GoogleのCrawlerがやってくるはずなのだが,この予想,当たるかな?と,彗星を待望するHalleyの心境(という程ではないか)。
2月1日(土) 掛川・晴
連日寒い日が続く。灯油もガンガン消費される。
おやまあ。ここに出てくる「情報処理の専門家」って奥村先生のことだろうか?
今月は「仕事をしなければならない」月間である。ついでに言うと「腹を引っ込ませるぞ」月間でもある。更に言うと「金欠」月間でもある。税金だの学会費だのを払わねばならないのに,5月には○の○○○なので○○○をはずまねばならない。あーもー金なんぞないっ。一銭もないっ。本代を除いては(^^;)。
ということで,本は買うが,少し控える。で,お蔵出しもかねて,古い蔵書を引っ張り出す機会を増やすことにする。今月のテーマは「ひとりもの(single)」。まずは,さっぱりとした独り者同士の熱いエッセイバトルをご紹介。
ぷちめれ・・・BK1 | Amazon -> 檀ふみ・阿川佐和子「ああ言えばこう食う」集英社文庫,4-08-747331-7, \514
「何も残らない」・・・巻末の著者らと五木寛之鼎談から生まれた,五木の名言である。ちょっと引用する。
五木「この本が,たくさんの人たちに楽しく読まれた理由の一つは,読んだあとになにも残らないことですね。これが実にいい(笑)。
檀・阿川「(思わず立ち上がり)そうだったのかッ!」
五木「これは大事なことで,ものすごいごちそうを食べて胃にもたれるという事がままありますよね。」
檀「私たちの話はもたれない?」
五木「すごく消化がいいんだよ。(中略) 読み終えたあと,胃にもたれない。残っているのは,そのときのいい印象だけ,「ああ,おいしかったな」っていう。それはとても大事なことなんです。」
檀ふみも阿川佐和子もひとりものであることを売りにしている。それでいて,さばさばしている。これ,女性のシングルの特徴の一つである。男のひとりものは,大抵ジメジメしている。後でジメジメ派の代表格である関川夏央を紹介することになるだろうが,まっこともって,情けないのである。それに引き替え,このお二人はアクティブでカラリとしている。羨ましい。その原動力は「仕事」なんだろうけど,どうしてこう,楽天的なんだろうなあ。誠に羨ましいのである。
兎に角,面白くて笑える,でも下品じゃない上質のユーモアをお求めなら,本書は買いである。「ああ,おいしかったな」と思えたら,檀と阿川の単著もよんでみてちょ。
今月のクリック数ランキング。むー,一気に増えたなあ。月間総クリック数は60ぐらいで推移していたのに,倍近いアップ。こういうランキングがすぐに取得できるようになっているAmazonの仕組みってのはわかりやすくてありがたいが,同時に「あんたのWebページの注目度を上げたいんならこれを見て改善しなさいね」と言われているようで,ちょっとイラつく。見なきゃ良いんだけどさ,しかし見たくなるじゃないの,人間の心理としては。
ちなみに,今月トップの「ひとりで生きるモン!」をgoogleで検索すると9位/196件となる。前に書いたように,これが「西炯子」だと一気に下がる。メディアレビューは全く宣伝をしていないページなので,ごく少数の知り合いを除けば,殆どの来訪者はサーチエンジン経由となる。従って,このランキングは
という要素がmixされたものと言える。文章がいいとか悪いとかは,来訪して読まれてからの話であって,全くこのランキングに影響はない。寂しいのぅ。どっかのページみたいに,「良い」「普通」「悪い」ボタンでも付けようかしらん?
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