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GNU MPの著作権

このライブラリはフリー(free)なものです。「フリー」とは 使用や配布の権利が,自由な基盤の上において万人に存在する,ということです。 このライブラリはパブリックドメインなものではありません。つまり,著作権によって 守られている著作物であり,再配布に関しては制限がある,ということを意味します。 しかし,良き協力者たる市民が望むところにおいては,再配布を妨げられることは ありません。貴方が本ライブラリそのものや改変物などをシェアする行為を妨げる ことは認められていません。

我々としては特に,以下のことを貴方に確認してほしいと考えています。まず,貴方には本 ライブラリを放出する権利があります。そして,入手を望むソースコードその他のものを受け取る 権利があります。本ライブラリを改変したり,この一部を利用して他のフリーなプログラムを 作る権利があります。最後に,貴方はこれらのことが可能であるということを知る権利があります。

万人がこれらの権利を持っていることを知らしめるため,我々はこれらの権利を剥奪 するような行為を厳禁します。例えば,GNU MPライブラリの配布に際しては,配布者が 所持する権利一切を,ライブラリの受取人にも付与しなくてはなりません。また,ソース コードも受け取る権利があることを周知しなくてはいけません。更に,これらの諸権利を万人に 告知しなくてはいけません。

加えて,配布者を守るために,このGNU MPライブラリの使用に際しては一切の保証はない, ということも万人に周知しておかなければなりません。本ライブラリを改良し,それを 配布したとしても,それは我々が作成したものではなく,それ故に混入した問題に関しては 我々の世評を害するものではない,ということも知っておいて欲しいと思います。

正確を期しておくと,GNU MP ライブラリは二重ライセンス方式で配布されており, 一つはGNU Lesser General Public License version 3 (COPYING.LESSERv3参照), もう一つはGNU General Public License version 2 (COPYINGv2参照)になります。 どちらを選ぶかはライブラリの利用者が決めることで,これらのライセンスに後から加わった 条項を付加することもできます。 (二重ライセンス方式を取っているのは,GPL Version 2 ライセンスのプログラムを含んでいるライブラリも使用可能にする必要があるからです。 歴史的な事情等があり,GPLの以降のバージョンでは利用できないケースが存在しているのです。)

本ライブラリ全体を含まず,一部だけ使っている,デモ用,GMPテストスイート等のプログラム はGNU General Public License version 3 (COPYINGv3参照)以降のライセンスが適用 されています。