10/21(日) 掛川・晴

 昨日は久々にフリーの身として東京を散策。回数券が余っていたのと,次週以降は土日が潰れてしまうので,ここらで気分転換をしようという趣向である。11月は毎年恒例,連続出張死のロード(自分で予定を組んだくせに)に突入する上,ワシの自腹を相当切らねばならず,せめて移動中は読書で気分を和ませる必要があるので,見逃していた新刊を一気に買っておくという目的もある。まあ,どーせギリギリまで何もできない(しない)質であるから,発表用のPPTファイルをせっせと弄くっているとは思うが。
 つーことで,さわやかな秋空のもと,新幹線で東京へ出発する。
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 新富士付近で,山頂部に雲の笠をかぶっていない富士山を久々に堪能する。
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 写真ではわかりづらいが,ちょこっと冠雪していた。これからはますます富士山らしくなるんだな。
 東京ではいつも通り,丸善丸の内本店→秋葉ヨドバシ→神保町ぶらり旅というコース。あ,でも神保町は久々かも。再開発の話が出ていた筈だが,あれはどうなったのかなぁ。日本の民間文化遺産として是非残してもらいたいものだが。
 いつも通り,神保町の休憩場所としていた喫茶店に向かったら閉店していた。がーん。
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 まー,あの名古屋並みの価格の安さでやっていくのは難しかったのかなぁ,とは思うが,能登時代,早朝七時から開いていたこの店に,夜行バスから降りて直行していたワシとしては,感傷を禁じ得ないのである。うーん,チェーン店だから,例えば両国にある店はまだ健在・・・であってほしいな。喫茶・談話室もなくなるわ,シャノアールもなくなるわ,これでルノワールもなくなってしまったら,ワシはいったい東京のどこで憩えばいいんじゃ。スタバ?・・・まー,悪くはないけど,もっとおじさん臭い店の方がゆったりできて嬉しいんだけどなぁ。
 東京での戦果の程は,これからボチボチとぷちめる予定である。今年の年末はエロ特集を予定しているので,そのネタ本も入手してきた。いやぁ,18禁のジャンルがここまで訳の分からない進化を遂げているとは驚き。やっぱり何でも読んでみるモンである。乞御期待(誰が期待するというのか)。ところで,18禁マンガを絵の引用抜きで文章で紹介しても,やっぱり18禁なんですかね?
 小谷野敦先生の著作,この秋は一気に3冊。
 「日本の有名一族」幻冬舎新書
 「日本売春史」新潮選書
 「リチャード三世は悪人か」NTT出版
これに「退屈論」の文庫化を入れると4冊である。うーん,凄い。内田樹先生の新刊の大半は既にblogで発表済みの文章を手直ししたものか,対談集だったりするので,まあ大量に出せるのも当然ではある。しかしこの3冊は資料集めから執筆から全部一人でこなして書いたもんだからなぁ。まあ家系図についてはWebでもこういうものがあるので割と楽だったのかなとは思うが(唐沢なにがしじゃあるまいし,ワシは全部書籍から資料を集めたのだと言われそうだが),他の2冊はオリジナリティ度の高い労作である。さすがだなと感心させられる。あ,ワシは全部入手済みである。日本売春史は年末のぷちめれエロ特集の最初(か最後)を飾ることになりそうだ。
 あーやっぱり東京の本屋巡りは楽しいなぁ。おかげで今日は目覚めが良い。ここんとこ土日は死んだように引きこもっていたのだが,やっぱり人間好きなことをしてなきゃダメだな,と痛感。
 今日も一日頑張ります。