February 3, 2007

2/3(土) 掛川・晴

 ここんとこ久しぶりに冬らしい気温が続いている。暖冬だったので,肌を刺す冷気という奴とは無縁だった皮膚が敏感に反応してくる。それでもまだ遠州名物空っ風は殆ど吹いていないので,平年よりは気温が高めであることは間違いない。このまま冬を体感せずに春を迎えそうな気がする今日この頃な訳です。

 昨日は静大非常勤。今年度はやたらにメンドクサイ課題を出しまくったせいもあってか,履修者大幅減となった。で,講義となると更に人が減る。前回の課題を提出したらそのままフケる奴が結構いるようである。・・・ま,ワシにも覚えはありますがね。
 そういう時には講義時間内に課題提出を義務化し,これをチェックすることで前回分も含めて出欠を2回分取ってしまうのである。つまり,前回分が提出されていても,今回分が提出されていなければ2回欠席ということになる訳である。
 ほほほ,ざまぁ見やがれと嘲笑しながら課題の採点をするときの醍醐味といったらない。ああ,教師になって良かったと思う今日この頃な訳です。

 そーか,今日は節分か。外地育ちのワシにとっては単にでかい声を張り上げながら虚空に豆をまいて自分で拾って食うだけの日なのだが,西日本では何でも長い太巻きを切らずにそのまま食うという,訳のワカラン儀式を執り行う日であるらしい。最近はコンビニでもこの太巻きを予約注文できるようになったらしく,ワシの行きつけの所でもこの広告をよく目にする。
 この儀式が存在する合理的理由が,ワシにはとんと理解できなかったのだが,先ほど判明したので,ここでそれをご紹介したい。
 これは,西日本における「姥捨て」の儀式だったのである。
 ここんとこ,正月になると老人が餅をのどに詰まらせて病院に担ぎ込まれるというニュースが必ず流れるが,「恵方巻き」を食って死んだという情報はさっぱり伝わってこない。これは不思議なことである。あの柔らかい餅を雑煮の汁と一緒にすすっていても事故が絶えないのに,あんなでかくて太いものを年寄りに食わせておいて,事故らない筈がないではないか。それとも,年寄りはあの儀式を免除されているとでも言うのか? そんなはずはないではないか。老人こそ,縁起を担ぎたいものなのである。やっていないはずがなく,それで事故報告が上がってこないというのは,これは「姥捨て」という儀式に他ならず,そのため,たとえその結果として不幸なことになったとしても,親類家族はそれを一切報告しないだけなのである。
 ああ,西日本恐るべし。・・・という下らないことでも考えていないとやっていられない,今日この頃な訳です。

 あー,こんなこと書いている暇はないのであった。今日もいそいそと出勤の準備をする今日この頃な訳です。

Posted by tkouya at February 3, 2007 7:55 AM