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本バージョンのGMPは,GMP 5.x, 4.x, 3.xすべてに対してバイナリレベルで上位互換であり,ソースコードレベルでは2.xと上位互換性を持っています。但し,下記の例外があります。
mpn_gcd
関数は,GMP 3.0のものと同様に大本の引数を交換してしまいます。これは他のmpn
関数と組み合わせて使っても問題ないようにするためです。
mpf_get_prec
関数はGMP 3.0と3.0.1とで若干精度桁数の計算に違いがあります。3.1では2.xのスタイルに戻しました。
mpn_bdivmod
関数は削除されました。
GMP 1とGMP 2における相互互換性は,GMP 1からGMP 5へアプリケーションを移植する際にも引き継がれています。詳細はGMP 2のマニュアルを参照して下さい。