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demosディレクトリには GMP を用いたサンプルプログラムが入っています。基本的にはビルドもインストールもされませんが,Makefileを使って明示的にビルドすることができます。 例えば下記のようなプログラムをコンパイルして実行できます。
make pexpr ./pexpr 68^975+10
これを含め,下記のようなデモ用プログラムが提供されています。
lex
とyacc
を用いた簡単な式計算プログラムがあります。
mpz_probab_prime_p
関数を実行するためのコマンドラインインターフェースプログラムです。
mpz_kronecker_ui
関数の使用事例です。
以下は閑話です。GMPライブラリ内でのある種の式計算に要する時間を想像してみて下さい。ユーザが定義した関数,ループ,変数操作のための固定精度値(fixnum)等々・・・これらはGMPの中では考慮されないコストです(インタプリタやコンパイラ側の問題。See Language Bindings)。上記のexprやpexprを組み合わせて使うことで,数値データの入力は簡単になるかもしれませんが,今のところは上記の式計算プログラム類は,GMPの使い方の解説用として提供されているものとお考え下さい。