We have released BNCmatmul Ver.0.21. That dose not provide comfortable compilation but faster DD, TD, QD and MPFR prec. real BLAS functions.
遅くなりましたが,とりあえずBNCmatmul Version 0.21リリースしました。コンパイルには苦労すると思いますが,動けばそこそこ早い多倍長精度BLAS(現状は実数のみ)にはなっているかと思います。
Enjoy our world with numerical computations!
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遅くなりましたが,とりあえずBNCmatmul Version 0.21リリースしました。コンパイルには苦労すると思いますが,動けばそこそこ早い多倍長精度BLAS(現状は実数のみ)にはなっているかと思います。
昨日後半から広がってきた雨雲が今日一日土砂降りを敢行し、GW最終日は誠に人通りの少ない落ち着いたものとなった。まぁどのみち明日からは日常に戻って暗鬱な梅雨の時期を乗り越えてお盆を迎えるまで働きバチになる訳で、本日ぐらいはゆったり過ごせという神の思し召しか仏の御心なのだと納得しておこう。
5/5は夫婦共々、藪蕎麦を堪能してから東京を散策した後に鈴本へ。流石に連休中とあってあらかじめ前売りを買っておいたのだが、完売状態。まぁ権太楼師匠がトリで、桃花、小ゑん、喬太郎、一之輔というラインナップだから無理もない。格段のコロナ対策もなく300近い座席が満席で、演者の気合いがとんでもなかった。笑いすぎて腹が痛い。結構若い中年層も来ていて、当面落語協会は安泰かしらねぇ。
ということで、昨日と本日は普通の週末として定例家事をこなし、のんびり過ごす。こちらのblogも、iPhone撮影のHEICファイルをダイレクトにアップロードできるようにImageMagicプラグインを突っ込んでスッキリした。これで頻繁にここの更新ができればいいんだけどねぇ。
投稿論文の査読結果諸々、今後は待ち状態が続く。最後は6月下旬に結果が分かるので、まぁあと二ヶ月、じっくり待ちつつ次の査読論文のためのプログラミング・データ取り・予稿準備に勤しむことにするかな。
[ Amazon ] ISBN 978-4-09-861558-2, ¥1480
ベテラン漫画家による自伝漫画が続々と出版される昨今である。こちとら「ドラえもん」6巻を親に買って貰って以来の筋金入りの漫画読みであるから、慣れ親しんだ漫画家先生の自伝となれば即買いである。手元には既に矢口高雄、ちばてつや、車田正美、藤子不二雄A、小林まこと・・・と、既に鬼籍に入った方からまだまだ現役の方まで入手済みである。
とはいえ、全部が全部傑作かというとそうでもなかったりする。なるほど、作者の主観についてはしっかり描かれてはいるものの、自分を客観視できる突き放した視点が欠けていると、今一つ面白みを感じないのがワシなので、その当時の社会・経済・漫画界の状況の説明は、自伝漫画にどうしても欲しいものなのである。
ということで、細野不二彦によるこの「デビュー直前・漫画家細野の青春とその決別の時期」を描いた本作は、1978年当時の熱いSF業界や、ジャンプからサンデーへのラブコメ路線が花開く時期の漫画業界のことがしっかり解説されており、ワシみたいな当時を知っている五十路以上の人間には懐かしく、もっと若い読者には新鮮な驚きを持って伝わりやすい傑作自伝になっていると断言できるのである。
細野不二彦にはデビュー作が2作ある。一つは「スタジオぬえ」社長・高千穂遙原作の「クラッシャー・ジョウ」の漫画化作品、もう一つはその後、本作の最後の最後に登場する少年サンデー掲載作「恋のプリズナー」である。本書によれば,前者,つまり一作目の出来に今一つ細野自身が納得できず、世評もパッとしなかったので、社長命令で第一作のコレを持って出版社への持ち込みを強要され、最終的には小学館に拾ってもらって書き上げたのが後者、つまりに二番目の実質的なデビュー作となったものであるらしい。本作ではその辺りの事情が、丘の上大学(慶應義塾大学)の学生として、先輩や同輩の才能と日常の充実っぷりに当てられながらも漫画家としての技量を高めていく様が、本作・主人公の汗に象徴される焦燥感と共に描かれている。
そう、細野不二彦と言えば、荒っぽいが生々しい描線と共に、ムンムンと熱を発する汗と涙に代表される体液が特徴的な漫画家なのである。ワシが面白さを認識したのはアニメ化された「さすがの猿飛」で、石ノ森章太郎チックな描線の荒さが気になりつつも、ムッチリした主人公と、エロかわいいヒロインに魅せられながら単行本を楽しんでいた記憶がある。既にその頃には独特の画風を確立しており、本作で高千穂社長から「永井豪の真似」と散々な言われようだったタッチからは完全に脱皮していたのだ。
安定したライフワークとなった「ギャラリーフェイク」をはじめとする多数の作品を紡いできたベテラン漫画家をして、デビュー直前の悪戦苦闘ぶりは、ぬくぬくとした自己充足的モラトリアムから脱するためには、近しい肉親や友人の死という生のリアル感と、キャリアを積んだ先輩社会人からの客観的視点からの批評が不可欠であることを改めて認識されられる。何者でもない時代のヒリヒリ感は、五十路のワシでも忘れられない苦い記憶と共に今も自分の中にある。年寄りはそのような「青春の思い出」として、現在進行形でもがいている若者には一つの処方箋として「試行錯誤の先に道が見えてくる」という、当事者にとっては「適当なことを抜かすな!」と言いたくなる、しかしジタバタした足掻が一番重要であることを突きつけてくれる、傑作自伝であること間違いないのである。
本日も,前日に引き続き晴天なり。薫風に映える鯉のぼりは清々しいものである。
さて,投稿していた査読論文の一本目がとりあえずacceptとなった。「内容はいいが表現に不味いところがあるのでしっかり修正しろ」との仰せ。3人の査読者が同じことを指摘してきたので誠に説得力があるのである。修正期限は5/12(金)までとのこと。へいしっかりやりまする。In-personの講演会場はギリシア・アテネだが,そんなところに出かけている余裕はないのでバーチャル参加予定。日本から直行便が飛んでいるところなら良かったんだけどなぁ。見どころいっぱいの所なんで,もうちっと年取ってきたら一度は行ってみたいのであるが。
本日は神さんの親孝行にお付き合いした後,自宅にてまったり過ごす。ガシガシドキュメントを更新といきたいところだが中々・・・誰だこんなにたくさんマクロだの関数だの書きやがったのは・・・ほかならぬ自分であるからして,自業自得因果応報を身に染みて実感しながらコツコツやっていきまする。
にしても,3月下旬に自宅デスクを父親のお古である片袖机から,ニトリの多段タイプに取り替えて以来,ようやくこのGWにじっくり使うことができて,誠に快適である。
実は,机の前にメッシュタイプの椅子に取り替えていたのだが,それが片袖机にハマらず,この機会とばかりに机も取り替えてしまったという次第。泥縄もいいところだが,ワシの人生,大概勢いでやっつけて辻褄を合わせようと四苦八苦した結果出来上がったものなので,コレでいいのである。結果としてiPad+HomePod miniがオーディオ替わりの理想的な仕事環境が出来上がったのだからね。以前も書いた通り,自宅からはデスクトップマシンは一掃したので,ASUS Vivobookがメインマシンとなっているが,ちょっとキーボードの感触が気に食わない以外は不満はなく,有機ELディスプレイの鮮やかさにタッチタイプのノリも良くなろうというものである。次買い替えるとすれば,これが故障した時か,Windows 12が出る頃かなぁ。それもハードウェアの更新が不要となれば,まだまだ使い続けるよーな気がする。持ち歩きしやすい1kg未満の私物モバイルマシンは欲しいんだけど,急いで入手する必要は薄いしね。
さて明日は久々の東京遊びなり。コロナ持ち帰ってこないようマスクは手放さないようにするが,3日後の発熱が心配である。とゆーことで久々のぷちめれを明日の日記代わりに仕込んでおくことにする。英語やって寝ます。
薫風が心地よいGW真っ只中,寒暖差は相変わらずながら気温の底上げは順調に進んでいて,もう朝晩の上着は薄めのものでよいかという頃,皆様いかがお過ごしでしょうか。
もうちっと頻繁に更新したいと思っていたが,思いのほか,1月以降の連続投稿はさすがにキツくって,ここに書いた通り,査読論文原稿3本(+査読2本+責任エディタ1本),講演予稿1本,国際会議アブストラクト1本(+アブスト査読3本),紀要原稿1本を2月から4月いっぱいまで書いては投稿,書いては投稿,合間に出張・講演とやっていたらまーこれがまたシンドイシンドイ。今週の日曜に最後の査読論文原稿やっつけてやっと人心地ついて,お詫びしたBNCmatmulのドキュメント書きに取り掛かることができたという次第。αバージョンはGW明けになりますスイマセン。蕎麦屋の出前じゃないけど「今やってます」状態。
まぁしかし,五十路超えて自分の限界にチャレンジするというのは良い経験ではあった。これは修了した院生さんにも言ったんだけど,学術的な流行り廃りは当然あって,自分の守備範囲が広ければ,「流行り」に乗ることはさほど難しくないが,ワシみたいに一穴主義で深く掘ることを専らとする輩はそうそう自分が乗りこなせられる「流行り」がそう沢山来るわけではない。今回はたまたまそこに乗れるbig waveが来たモンで,ここぞとばかりにガシガシ書きまくった,つーか,波乗りしながら書きまくることができたということなのである。あれだ,筒井康隆が書き下ろし長編「虚構船団」書き終えた直後にテンションハイとなって,短編書きまくった状態に似ているといえば似ている。その中の一辺が「旅のラゴス」最初の一編「集団転移」になったんだから,やっぱり乗りまくっているときには乗らないと。「踊る阿呆にみる阿呆,同じ阿保なら踊らにゃソンソン」なのである。
とはいえ,外部公開を伴う原稿・プレゼン準備というものはそれなりに体力が必要で,老骨に鞭打ってできうる限り頑張ってはみたものの,前述の成果がワシの限界ということも思い知った訳である。はーしんどかった・・・が,ある意味,ここ四半世紀やってきたことの集大成が出来上がった感があって,思い残すことはないことはない・・・ことは全くなくて,むしろやりたいことがますます増えてきた今日この頃なのである。
こちらの学術的活動と並行して,研究室・実験室の大掃除・リニューアルも,学生さんの手が必要な大がかりなものは大体終わった。本学設置時から使ってきた,背もたれがひしゃげた椅子は全部廃棄して最新のメッシュタイプ椅子に交換,PCも院生さんの助力を得て組み立てマシンとしてWin11に入れ替えて実習用は全部交換,おかげで白くて日に焼けた筐体が一掃され,黒くてガタイのデカいマシンに一新された。プロジェクタは65インチ液晶TVに交換,ワシが就職時(30年前!)に東京で買ったスチール机も廃棄したし,まぁ随分広かったのねぇこの部屋はと驚いた次第。額縁ょ~時代に積層された書類の類はまだシュレッダーにかけてないけど,急ぐものではないから,整理しながらボチボチ片付けていきまする。あと定年まで10数年,できうる範囲で人生の片づけを行っていきましょうぞ。
つーことで,時間と余裕と金があれば,久々のぷちめれを書きたいと思いまする。老眼鏡3つ作って書類書き用(長短焦点)・読書用(短焦点)・PC用(中焦点)と使い分け体制がようやく整い,40代まで普通に行っていた読書活動が普通にできるようになってきたので。
さて,ヤマザキマリ先生と山下達郎の,どっちがMCだかゲストだか分からんNHKラジオ番組を聞きながら,ドキュメント書きに戻りまする。