フランス帰り以来,夜中の12時過ぎに目が覚める習慣が付いてしまったようで,慢性寝不足気味である。そこで起き出してこんなblog更新なぞするから尚更癖が抜けない訳で(笑)。来週はまた旭川出張&Open Campus 2連チャンなので,それが終わるまではこのフラフラ状態が続くのかなぁ。まあおかげで,夜中に時間が出来て,論文再投稿に間に合ったという経緯はあるから,痛し痒しですな。
昨日はOpen Campusの一日目。昨年度に比べてお客さんが増えてくれてほっと一息。ただ,例年以上に広告費を費やしているから,このぐらいの効果はあって当然という見方も出来る。あと8/4, 5の2回分も盛況だと嬉しいなぁ。
今日は(も,か)沢山の学生さんに手伝って貰ったのだが,曰く「自分が高校生の時のOpen Campusは酷くショボかった」とのこと。ま,ワシも殆どスルーしていたし(教員の研究室公開は自由参加だったし),・・・・(以下略)。
とにかく,お手伝い頂いた教員・学生さんには感謝致します。今後ともハードに働いて頂きますので,よろしゅーに。
終了後,マンション工事現場の説明を,現場監督と設計事務所の先生に聞かせて頂く。うーむ,現物の柱の鉄筋を見せられながら説明されると,もう頼もしいの一言に尽きる。耐震設計は阪神淡路クラスまで耐えられるようになっているそうで,しかも静岡県下では更に厳しい基準が適用されるとのこと。それでも,元来,耐震設計というのは壊れないように設計すると言うよりは,全面崩壊に至らないような設計をするものだという説明を受け,なるほどと納得。
ま,今回の中越地震でも倒壊したのは木造の古いものに限られていたようであるし,東海大震災になったらどうなるかは正直分からないが,現時点で最善を尽くしている訳だから・・・後は保険屋さんのお仕事ということになるのだろうなぁ。
どーも遅くに訪ねていったにも関わらず親切に相手をして頂いてありがとうございました。掛川の不動産事情も大変面白かったです。書けないことばかりだけど(笑)。
VMware Fusion,pre-orderサービスの案内が届く。ぬぬ,主は何故ワシがUNIX Noteを買おうという野心を見抜けたのだ? しかし約$40ねぇ・・・VMware Serverのようにタダとははならんのか。安いけどさ。Boot Campパーティションの起動も出来,しかも他のVMwareで作ったVM環境が使えるというのが一番の魅力だな。ぬー・・・どちらにしろ,早く修理見積もりの結果を出してくれないかな>ヨドバシ もっとも,殆ど日中は土日も含めて家にいないから連絡が付かないだけなのかもしれんが。
酷い話というのはあるもので,例えばこういうもの。親子心中事件で生き残った母親の裁判傍聴記だが,その事件の背景を文字に起こすと想像できる不幸を片っ端から書き連ねたという内容になる。記事では情状酌量がかなり認められたこと,我が子に手をかけたことを後悔していることを最後に述べて締めくくっているが,さて具体的にこのような母親を救う手だてはあったのかとなると,ワシには思いつかない。
右でも左でも思想だけで論争していると,ともすればこういう具体的事例の救いとは全く縁遠いところに着地してしまうものだ。個別の対策と向き合う個人が増えることを祈るのみ。
さて,少しは寝る努力はしないと・・・とゆーことでひとまずここでキーボードを置きます。お休みなさい。
ただいま。ういぃ~酔っぱらった・・・というほど飲んでないけど。本日は当ゼミ3年生の歓迎会でございました。うー,たらふく食ったが,若い方々は物足りなかった模様。次の幹事さんは飯がいっぱい食えるところを選んで下さいませ。前幹事さん,ご苦労様でした。
寝ます。
7/21(土) 掛川・?
うーむ,結局2時間寝たら目が覚めてしまった。中途半端に疲れが残っているのかなぁ。もう一度,きちんと寝たいので,とりあえず風呂入ってもう一度睡魔が来るのを待っているところである。
再投稿は正式に受け付けられたようだ。さて,あの修正と回答文で査読者の納得が得られるかどうか,結果は・・・8月上旬には判明するのだろうな。うーむ,まあやれることはやったので,結果はどうあれ受け入れるしかないよなぁ。何しろワシの大師匠にして「アンタの論文は訳がワカラン」と言われるぐらいだからな。曰く「タイトルが長い」,曰く「他人には容易に追試が出来ない数値実験をしている(それが売りなので)」,曰く「論旨が不明確(今回はそれを狙っていた節もあるし)」。ふふふふふ,しかしこれだけ指摘して頂けるのはきちんと読んで頂いた証でもある訳で,ま,理解者ならではの突っ込みって奴ですな。
さて,一件片づいたら次の準備をせねばなるまい。一応,フランス滞在中にあらましは出来たので(つーか,それが出来なきゃ講演も不可能だった),一端日本語に落として構成を確定させてから英語に直す作業が必要。とりあえず,来週いっぱいは文章書きをボチボチ進めて,職場が閉鎖される前には投稿したいよな。・・・ホントに出来たら,院以来のハイペースな仕事ぶりになる訳で,まーなんつーかこー,気力と知識(まだ不足しているが)と危機感がミックスされると,人間結構無茶がきくものなのですなぁ。
話変わって。フランス滞在中にConference kitとして貰ったデイバッグを石畳の上に落としてしまい,あの頑丈極まりないLet’s Note R3の液晶画面がおかしくなってしまったことは既にここで書いた。何とか日本帰国までは持ってくれたので何かと助かったが,さすがにこのまま使い続けるのは危険なので,ヨドバシに二度目の修理依頼して宅急便で送ってある。一応保険はかけてあったので,何とかそれで費用が捻出できれば嬉しいのだが,さてどーなることやら。先方の話だと,液晶交換は\10万近く取られるらしい。もし保険が出ないようなら自腹を切るしかないのだが,その必要がなければ新しいマシンを買ってしまうかと思案中。
で,Core2DuoのNoteを見て回っているのだが,どーもこの第一候補の奴はパッドタイプのマウスの使い勝手が悪くてイマイチ。いや,マウスは1 buttonで済ませるという流儀なのは知っているが,パッドを叩く=マウスクリックという使い方が出来ないのは納得できない(下記に訂正あり)。いちいちパッド下のボタンを押さねばならず,Let’s Noteのホイールパッドに慣れたワシにとって,これはかなりいらつくのだ。
じゃあLet’s Note R6にするか・・・とあれこれ店頭で触ってみると,さすがCore2Duoだけあって,Noteの底面がやたらに熱く,膝に置いて使っていると火傷しそうである。まあバッテリ使用時はそれほどにはならないのかもしれないが,これもちょっと購入を躊躇させる原因になっている。
何にしろ,修理費用が決まらないとどうしようもないので,まあ暫くは悩み続けることにしよう。
あ,少し眠くなってきたので,今回はこの辺で。話題が溜まっているので,現時点では書くことは山ほどあるのだが,片っ端から忘れていくので,次に書く時にはネタに困っている可能性もある。そんときはごめんなさい。
では一眠りしてきます。
・・・眠りすぎました。借金の申し込みのため,AM11時に銀行に行く予定だったのだが,すっかり寝過ごして目が覚めたら12:30過ぎ。朝飯兼昼飯を食ってから出かけましたよ。全く,これで相手の辛勝が悪くなって××××万の借金が出来なくなったらどーすんの。反省しろ>ワシ
第一候補のパッド型マウス(トラックバッドと呼ぶようだ)の件が気になったのでググって見たら,ちゃんと環境設定を変えることで,かなり便利に使えるようになるらしいことが判明。なーるほど,こーやるのか。では早速試してみるべく,近所のショップにあるデモ機を弄ってみたら確かに出来た。誤解していてすいません。しかしこれが初期設定じゃないとすると,あの宗派の方々はつくづくマウスの使い方が保守的ですな。そんなんだから結局追放したはずの開祖・Jobsのお力におすがりする羽目になるのである。
まあしかしこれなら第一候補のランクは急上昇だな。M$ OfficeがIntel CPU ネイティブでないのが気になったが(何かとイチャモンをつけたいらしい),うーむ・・・あとは過去のトラウマと戦うだけかな。ま,ワシとしてはあくまでM$ OfficeとiTunesが使えるUNIXマシンなので,何とかトラウマとは妥協できるとは思うが。
明日に備えて早めに寝ます・・・寝付けるかしらん?
7/20(金) 掛川・?
多分曇っていたように思うのだが,もう帰国以来,論文再投稿の準備に追われた上に,時差ボケが一向に治らず,体調ぼろぼろの中,元々少ない脳細胞を駆使して査読者へのイチャモンに答えるべく,文章とデータの直しに明け暮れたのであった。
しかーし,それも今日までである。午前中に力尽きて再投稿を完了したのだ。今は身も心も疲れ果てているので,風呂に入るべく,湯を貯めているところであるが,果たして風呂桶が満タンになるまで起きていられるであろうか。いや寝てはいかん,ここで寝てしまうとまた真夜中に目が覚めてしまい,時差ボケが明日に持ち越されてしまうのだ。バカモーン寝るなぁ~,寝るんじゃな~い。た隊長,ももう限界・・・。バカっ(ばしっ),死にたいのかテメェは,休みは明日だけ,明後日は出勤だぞぉ~。その次の日は講義とゼミと歓迎会,その次の日は朝一から講義じゃ。それまでに日本時間と共に人生を歩めるよう体調を整えなきゃならんだろうっ。はいっ,隊長っ!
とゆーことで,隊長の命令に服すべく,もう少し起きて・・・あ,もうダメかも。とりあえずblogの更新はここまで。後は明日に持ち越しでーす。
唐沢俊一「新・UFO入門」幻冬舎新書
[ Amazon ] ISBN 978-4-344-98035-8, \720
格差社会という言葉が蔓延って久しい。さりとて,全ての格差をなくすことは不可能である。今問題にされている格差とは,「自宅」を持たないホームレス・ネットカフェ難民・ニートと,「普通の生活」が可能な層とのギャップが広がっていることを指しているようだ。確かにこの格差社会は問題だが,定職を持って働いてさえいれば人並みの生活ができるようになればよし,というのが一応の合意点であり,すべての労働者を一律の経済力に揃えるなんてことを今の日本で望んでいる人は,まあ殆どいないだろう。
逆に言えば,どんな好景気であろうと,定職を持てない人を皆無にすることもまた,不可能である。これも少数ではあるが,知能も健康にも問題はなくても,性格的にどうやっても真面目に働くことができない人種というものはいる。ワシは教師であるから,こういう言説を吹聴してはいかんのかもしれんが,やはり「社会的不適応者」をゼロにすることは不可能と言わざるを得ないのである。そしてこの社会的不適応者の中に,自分への社会的評価というものを客観視できない人たちがいる,ということは間違いない。
人間誰しも欠点はある。日本人の健常者なら誰でも東京大学に入学できるわけでも,オリンピックに出場できるわけでもない。誰だってできないことはあるのだが,それに対する「お前はダメな人間だ」という評価がなされてしまうと,これはなかなか辛い精神状態になる。試験で赤点を取る,転んだわけでもないのに徒競争でビリになる,飛んできたボールを受け損なう,大学入試に失敗する,入学しても留年してしまう,入社試験にしくじる,取引先と悶着を起こす,営業成績がビリになる,リストラされる・・・などなど,もう言い訳のしようのない辛い事実と付き合っていかなければ人生を全うすることなぞできはしないのだ。だから,徹底した楽天気質か自分を客観視する回路がイカれた人間でなければ,「人生は大変だなぁ」とため息をつきながら日々をやり過ごさねばならない。逆に言えば,その事実を受け入れることができさえすれば,まともな人生を送ることができるのである。内田樹がいうところの「正しいおじさん」(or おばさん)とはそのような悟りを持った人たちのことなのだろう。さらに逆に言えば,「正しいおじさん」になり損ねた人種の,更に一部が社会的不適応者になってしまうのである。もっと詳しく言うと,人間誰しも社会的不適応な部分は持っており,これを人生経験を経ることで少しずつ軌道修正していくことで,正しいおじさんへの方向付けを行っていくというのが,「普通の人」の人生なのである。
本書を読むと,どうやらUFOを目撃した人々のうち,特にトンデモなことを言い出す人はこの「普通の人」への方向付けをたまたま,あるいは意図的に間違ってしまった人種のようである。人生の悩みを超常的な存在に託してしまう,というのはワシも高校生ぐらいまではやっていたし,まともな社会人の中にも霊感があるとぬかしよる輩はいる。しかしまぁ,そーゆー非科学的とされる存在にはあまり深入りしない方が人生にとってはよさそうだな,と,普通の人は年とともに悟っていくものだ。そこを掛け違ってしまって,しかもそのような存在を信じ続けてしまうと,と学会メンバーの格好の餌食になってしまう訳なのだ。
人生とは辛いものなのだ,とは藤原正彦の言だが,これは,特別な能力に恵まれず超人的な努力も苦労もできやしない普通の人間にとっては,自身の至らなさを客観視しつつ,世間との折り合いをつける作業そのものが人生なのだ,ということを言っているのだ。もうスッカリUFOとも霊現象とも超能力とも縁遠くなってしまったワシであるが,それはつまり,正しいおじさんの道を歩めているということでもある。その意味では自分に対して少しは褒めてやりたい気分になってきたところである。
本書に関しては引用ミスの問題があったし,事実の羅列が多くて唐沢俊一の地の文章が少なく,ワシにとっては物足りなく感じるところはあるものの,トンデモな人達にも我々と大いに共通する部分があることを優しく述べているところはもっと喧伝されていい本である。異性人の来訪を信じている人には全然期待はずれの本ではあるが,UFO事件をいぶかしげに眺めていた多数の方々にとっては「そーか,そーゆーことなのか」と膝を打てる,人間精神の一端を垣間見せてくれる良書である。
7/15(日) Paris->東京・曇
うー,行きもそうだったが,帰りも同じ。やっぱり12時間も座りっぱなしではケツが痛い。体重を減らせばいいのだろうが,それができるぐらいなら(以下12行分の言い訳と愚痴をカット)。
台風が来ているとのことで,ちゃんと成田に着陸できるのか不安だったが,難なく着陸できた。台風が到着する前だったのか,勢力が弱まっていたせいなのかは不明だが,まあ無事帰国できたのでよしとする。
とゆーことで,大師匠の所に寄って,温泉つきのところに宿を取る。うーん,やっぱり風呂はいい。温泉もよし。Franceでは殆どバスタブなしの宿だったからなぁ。
明日はヨドバシに寄った後,すぐに帰宅予定。論文の手直し作業を本格的にやってしまおう。日記の更新も微妙だが,できなければ順調に仕事をしていると思ってくれたまへ。
時差ぼけを直すべく寝ます。