9/8(金) 掛川・?

 ふひー,あっついあっつい。日中の暑さは土中のセミを掘り起こしてしまったようで,ジージーうるせーうるせーっての。まあしばらくは暑いのと寒いのとが交互にやってくrのであるな。ここが我慢のしどころ。
 長年使い込んでも一向に賢くならないMS IMEを捨てて,古いATOKを掘り起こしてインストールする。ふひー,これでようやっとましになったワイ。でも一太郎はいらないからね>JUST System 花子は・・・Visioよか使い勝手がよくなったのかしらん? だったら使ってやってもいい。
 お婆さんハッカーって・・・,一瞬,ワシの大師匠かと思っちまったぜ。男女同権とか言われていても,まだ計算機業界は男社会なんですかね。進歩がねーな。
 某高専で起こった殺人事件の被疑者が自殺,とのこと。それはともかく,タイミング的には,未成年被疑者の顔写真と指名をモザイクなしで掲載して部数を伸ばそうとしたクソ週刊誌の思惑が外れたこと,それだけは痛快である。
 本日もメールサーバがらみの問い合わせあり。当方のミスばっかり。うう,すいません>csドメインの方々。 みんなワシが悪うござんす。
 手直しのついでにあれこれ細かいところを手直し。NTPは・・・ほほう,xntpdを動かせばよい,と。DNSは・・・ほほう,これか。試しに・・・(以降秘密)。
 合間に,Firewall-1のマニュアルを眺める。うーん,本当にUser Authenticationはrlogin/telnet/ftp/httpだけしか対応していないのか。まあ今時はVPNばやりだから,まともにサポートするよりは,抱き合わせで販売した方が儲かるという判断なんだろうな。ま,おかげでFirewall-1の設定が少し理解できた。しかしこれって,iptablesと大差ないんだな。高い金払って,フリーのLinuxよかすてきな機能を提供できないようでは市場から撤退か。それとも,無知なユーザをだまくらかして,詐欺師のように生き残っていくのか。ソフトウェアで食っていくのは大変だ,ということを痛感する。
 某研究,下書き途中で「やっぱしこれも・・・」というところが見つかり,大体の骨組みができたところで中断する。まーだ申し込みもしていないので,投稿するかどうかは予断を許さないが,大体オッケーというところまではたどり着いたので何とか今月中には結論を出したいぞ。次,その次と,書くべきことはいっぱいあるのだからな。
 ああ,やっぱしATOKは偉大だ。賢いぞ>変換 この調子でワシの滅茶苦茶なblog語をいっぱい覚えて,ワシ以外の人間のところでは役立たずのFEPになりたまい。
 もう一頑張りしてから寝ます。

9/5(火) 掛川・晴

 昨日今日と残暑が厳しい。本日も30℃を越える気温になるようである。それでも朝晩の涼しさはすっかり秋。蝉の声はほとんど聞こえなくなり,代わりにコオロギやら鈴虫やら松虫やらが台頭してきた。太平洋側から近づいてきた台風も日本からは逸れて北に抜けてしまうようだが,これこそ夏の太平洋高気圧の衰えを象徴する現象である。日中の暑さをのぞいてもうすっかり秋,なのである。
 職場にメールが届かなくなって二日目である。いやー静かだな。全く。メールが来ないというのはまことに心地がよいものである。とはいえ,このまま一生メールが来ないようでは仕事にならない。明日には復旧しそうだということであるが,さてどうなるか。
 昨日は溜まった査読報告書を一気に書き上げて送付。片方はreject,片方は基本的にはaccept。もー,頼むからワシにrejectの報告書を書かせないで頂きたい。ろくに理由も書かずにrejectする大御所がいるが,さすがに最近ではその手の輩には査読が回らないようになっている・・・といいのだがなぁ。駄目なら駄目で理由ぐらいちゃんと書いて欲しいものである・・・と落っことされた側は思っているのだしな。
 さて,査読も終わったし,懸案の仕事に邁進しなければ。
 金のない9月を節約しながら過ごします。
 ただいま。
 SIAM reviewが届いたのでぱらぱら眺めていたら,岩波の数学辞典についてこんな感想が載っていた。曰く,”too big to use easily and with less information about topics than a row of subject books”。まあねぇ,項目多くしてページ数が少ないというのは同意するけど,コンパクトさも大事だからねぇ。難しいところである。それとも,英語版はもっとみっちり詰まっているとか?
 昨日の学内LANでSwitch交換が行われていたのだが,その形跡が我がPC clusterのMRTGに残っていた。こんな感じ。
localhost_4-day.png
 世にWindowsがある限り,Broadcastの種は尽きまじ,ってか。黙っていても,こんだけパケットが流れているんだもんなぁ。Switchの効果ないじゃん。
 あ,山名先生のところのRobotが来た。
    xxx.xxx.xxx.xxx – – [05/Sep/2006:19:39:24 +0900] “GET /research/mupad/koen19991208/tsld025.htm HTTP/1.1” 200 731 “-” “e-SocietyRobot(http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~yamana/es/)”
    xxx.xxx.xxx.xxx – – [05/Sep/2006:19:39:34 +0900] “GET /research/mupad/koen19991208/tsld026.htm HTTP/1.1” 200 730 “-” “e-SocietyRobot(http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~yamana/es/)”
    xxx.xxx.xxx.xxx – – [05/Sep/2006:19:39:44 +0900] “GET /research/mupad/koen19991208/tsld027.htm HTTP/1.1” 200 776 “-” “e-SocietyRobot(http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~yamana/es/)”
    xxx.xxx.xxx.xxx – – [05/Sep/2006:19:39:54 +0900] “GET /research/mupad/koen19991208/tsld028.htm HTTP/1.1” 200 788 “-” “e-SocietyRobot(http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~yamana/es/)”
    xxx.xxx.xxx.xxx – – [05/Sep/2006:19:40:04 +0900] “GET /research/mupad/koen19991208/tsld029.htm HTTP/1.1” 200 840 “-” “e-SocietyRobot(http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~yamana/es/)”
 10秒間隔か。まあお行儀のいい方である。打倒Googleとまでは難しかろうが,頑張って頂きたいものである。
 さて,今日で結論を出すぞ~。もう一頑張りしてから寝ます。

粟岳高弘「鈴木式電磁気的国土拡張機」コスミック

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-7747-3007-6, \952

鈴木式電磁気的国土拡張機
粟岳 高弘
コスミック出版 (2006.8)
この本は現在お取り扱いできません。

 オリジナル同人界では著名な「たばなくる」主催者の,商業作品集としては2冊目となる単行本である。時折,Webページで公開される短い作品は眺めていたが,まとまった作品を読むのは今回が始めてである・・・が,まあいつものテイストであることは言うまでもない。西島大介の推薦文が帯にあるのが,らしいというか,大物になったな(西島が)という余計な感想はあるが,作品集そのものからは期待した以上でも以下でもない感想を持っただけである。それよりも「漫画の読み方」という奴を再認識させられることになったのであった。
 同人誌を読むようになったのは10年ぐらい前からである。それ以前から,メジャーな漫画作品に一種の嫌悪感を持つようになっていたので,大学入学以来,段々とマイナーな作家の作品にシフトしていった。おそらくそこに漂う,作家自身が望んでいない作り物っぽい雰囲気がそうさせたのであろう。
 そんな時に同人誌と出会ったのであるから,あまり違和感もなく入っていけたのは当然である。とはいえ,同人誌といえどもメジャー商業作品並みにワシを嫌な気分にさせるものもあり,ふーん,この世界もいろいろあるんだなぁと思ったものであるが,そーゆーモノとは付き合わないようにして,好きなことを描いている同人誌と付き合ってきたのである。
 最近は体力と時間と金(トホホ)がないせいで,なかなかコミケやコミティアには出かけられないでいるため,作者から直接同人誌を購入する機会が得られないでいるが,そーゆー傾向の漫画作品ばっかり読む習慣は今も変わらずに続いている。
 ただ,作者が好きなことを描いていると,どうしても読者という存在がおろそかになり,読みやすさが犠牲にされがちである。昔と違い,今の漫画編集者は,作者の持つ独特の世界観を生かしつつ,ユーザビリティは最低限保たせるための助言を惜しまないと思われるが,そーゆー助言が得られない同人作家の多くはどうしてもメジャー作品と比べると「読みづらい」のである。粟岳のこの本に納められている作品は,同人作品としてはかなりユーザビリティの高いものであるが,それでも細かい視線の誘導とか,キャラクターの表情の変化に若干の違和感を感じてしまう。この辺を「作者の持ち味」と見るか,「メジャー指向への障壁」と見るかは立場によって異なるだろうが,これがサークル「たばなくる」が発行する同人誌であれば,ワシは前者と思っていただろうことは間違いないのである。つまり,ワシにとって同人誌とは,読者が作者の思いを最大限汲み取るべき作品集,であり,商業作品集とは,作者が読者を楽しませてしかるべき作品集,なのである。最初に述べた「漫画の読み方」の違いとは,この同人誌と商業作品集との読み方の違いに起因するものなのであった。
 本書は秋葉原の有隣堂で購入した,純然たる商業作品集である。そのため,読み方もそのようになってしまい,割と慣れ親しんでいる作品世界にも拘らず,敷居の高さを感じてしまったのであった。いい悪いは別として,このテイストを手放さない頑固さが,この著者の個性という奴なんであるからして,気に入るかどうかは,あんたの嗜好次第,なのである。
 試される漫画,それが本書を読んだ結論である。こころしてふんどし少女を堪能せよ。

9/3(日) 掛川・晴

 ここ二日間,久々のヒッキー生活。先ほどまで,これも久々の偏頭痛でダウンしいたところである。どうも少し夏風邪っぽい症状だったようだ。まあ明日には何とか復活できそうである。
 うひー,まだなーんにも手がけてないのに,研究会の講演,申し込んじゃったよー。9月は今やらかしている講演ネタ仕込みとテキスト加筆,それが終わったら10月いっぱいはこの講演ネタを仕込むつもりなのだが,予定通りいくのやら。それでなくてもUNIXテキストやもう一つ本の仕込みをしなくちゃならんのにぃ。ま,なるようになるさぁ(こればっか)。
 それにしても金がない。8月は接待やら東京行きやらで金を使いすぎた上,来週以降,給料日前に2回も東京行きの予定がある。やっぱり,昨年とは違って,家賃負担が倍以上増えたからなぁ,ちょっとシンドイよなぁ。とはいえ,まだ持ち家を買うほどの収入も貯金もないので,年間を通じでなんとか遣り繰りをするほかないのである。ああそれにつけても金の欲しさよ(守銭奴みたいね)。
 明日から三日間ほど,職場のサーバ・Internet環境の入れ替えのため,メールが滞る可能性がある。大事な用件は本Webページにあるアドレスまでお寄せ頂きたい。
 しかし,こういう事態になって,MLをこのサーバに移しておいてよかったなぁ,とつくづく思う。民間企業なら三日間も停止していたらその企業は潰れたのかと言われかねないところである。そーいや,某国立大学では例のWindowsに取り付くウィルス騒動の際,外部回線を遮断したことがあったそうな。まあそこまで強硬措置を取らなきゃ,学内の対策が進まないという判断だったようだが,こういうことができるのはやっぱし学校だから,なんだよなぁ。
 さて,明日はno troubleで事が済むよう願うのみである。

8/31(木) 掛川・晴

 ピーカン晴れ。しかし,もう季節は秋になりつつある。朝起きてもセミの声がか細くなっているし,日中の暑さもかすかに冷気を帯びた乾いたもので,むしっとした熱帯のそれではないものに変わっている。気がついてみればもう今日で8月も終わりなんだもんなぁ。今年の夏はいっぱい仕事をして充実していた。これから10年ぐらいは死ぬほど仕事をして過ごしたいものである。
 メールサーバの移行措置,今日で一応ケリがつき,アカウントの登録作業を行って,しつこいぐらい注意喚起の一斉メールを送り,簡単なユーザマニュアルを作る。
 うまいか下手かはさておき,人に伝えるための文章書きが嫌いな人間にはネットワークの管理者にはなってほしくないよな。人様に使ってもらってナンボのシステムなんだから,「使ってくださいよー」というメッセージを伝えられないようでは存在している価値すらないと思う。
 明日,再チェックの上,全員に配布予定。無事済めばよいが,まー,一つや二つや三つや・・・いっぱいある可能性もあるな。ま,なるようになるさぁ~(沖縄弁)。
 いい加減,研究もせねばならじと,簡単なプログラムを作成する。これで基礎データが取れるから,後は計算を重ねるだけだな。月曜日以降はトラブル処理に忙殺される可能性もあるので,土日はこれに没頭して一応の結論を得るところまでは持って行きたいぞ。論文としてはちょっとなぁ,というネタだが,講演ネタとしては使えると思っているんだけどね,さてどうなるかなぁ。
 帰る途中で本屋に寄ってうろうろ。めぼしい新刊なし。「いけちゃんとぼく」はまだ置いていなかった。無料配布していた本の旅人だけ貰って,マックで簡単な夕食をパクつきながら眺める。一番のお目当ては大島弓子のエッセイ漫画だが,群ようこさんのエッセイが連載されていたのでそれも読む。うーむ,群さんは最近ますます「近頃の世の中」に怒り狂うようになってきたな。佐藤愛子の2代目を相続する日も近そうである。怒りの愛子ならぬ怒りのようこさんの今後の活躍に期待する次第である。
 明日も頑張ります。