7/17(日) 掛川・?

 昨日は予定通り,Dual Coreマシンと戯れた後,職場近くの公衆温泉で湯船に浸かって帰宅。
 Fedora Core 4のx86-64版をインストールしてみたが,どーもGeForce6600GTが入っていると,インストール時にCore dumpしてしまうらしい。で,こちらのアドバイス通り,boot:プロンプトに無効な文字列を一度入力してエラーを出し,再度”linux text”とすると,あっさりインストール画面が表示される。がびーん,何だそれ。
 しかし,Xは写らないのであった。一応nvidiaドライバはこのカードを認識しているらしいのだが,まともに対応できていないみたい。まあ,ワシの用途ではXなんていらないのだが,何のために大枚はたいて高いカードを買ったのかわからんのぅ。
 で早速ベンチ。FC4にはgcc 4.0.0が入っており,gFortranのコンパイルにはmpfr(+gmp)が必須らしい(でもf95プログラム中で多倍長計算ができるかどうか不明)。チェックしてみたら,gmp 4.1.4とmpfr 2.1.0 or 1が入っているようだ。BNCpackのインストールの手間が省けてラッキ。
 手製のbasebenchの結果は以下の通り。
mpfrbench-pentiumd820.jpg
 以前Athlon64でベンチした結果と大差なさそう。Ratioの計算が違うので比較しづらいが。直しておこっと。
 んじゃ,他の64bitマシンとの比べてどうか。MPFRのサイトにあったOpteron 2.0GHzで,mpfr-timings.cによる結果と比較してみる。
mpfr-timings-pentiumd820-opteron20ghz.jpg
 ・・・うーん,Opteronマシン,いいなぁ。
 こちらの記事をパラパラみるに,Xは最新のドライバ(IA32, AMD64/EM64T)で再度試してみる価値はあるみたい。しかし,昨年にはちゃんと対応していたはずなんだがなぁ。

小谷野敦「帰ってきたもてない男」ちくま新書

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-480-06246-7, \700

帰ってきたもてない男
小谷野 敦
筑摩書房 (2005.7)
通常24時間以内に発送します。

 うーむ,他ならぬ小谷野先生の新刊であるから何を置いても買うのであるが,しかし,それにしても,この帯の文句は,書店の平積みの中でも目立つ。

もっともてなくなって再登場!

 いや,そんな,開き直られても・・・お気持ちは,同じく(いや,もっと,だな)もてない男であるワシには良く分かりますが,いちおう,世間体って奴も考えて,ねぇ・・・。と言いたくなってしまうぐらい絶好調の小谷野先生。×イチ経験は執筆活動の一助となったのかと,オスの負け犬としては舌打ちしたくなる程である。 前著を知らない,読んでいない人でも,「賢くない」「懲りない」人種である方にとっては身につまされつつも共感できところの多い本書は,結論において到達した一種の「悟り」によって感動的な作品になっているのだ。
 世のもてない男どもよ,小谷野敦を手本とし,未だに負け犬のアガワサワコに振られ続けよ!

7/16(土) 掛川・晴

 まもなく梅雨明け宣言が出そうなピーカン晴れ。夏本番といったところである。
 約束どおり(誰に対しての?),洗濯して掃除機をかけ台所のガスレンジ周りを清掃し(おっとガスホースを繋ぎなおすのを忘れていた・・・いそいそ・・・これでよし)汗だくになったのでシャワーを浴びて一服。これを書いている。あーなんか久々に締め切りのプレッシャーから逃れていい気分だ。これでクーラーがもっと強力に効いてくれれば,室内温度がデンコちゃん(ってまだ使われているのか?)に蹴りをくらいそうなぐらいに低く出来たのに。夏真っ盛りとなると,30℃以下にするのがやっとなのである。体に,いや,PCによろしくない環境だ。
 締め切りの合間の逃避として小谷野敦先生の新刊を楽しく読んだが,つくづくワシも小谷野先生も「賢くないな」と感じる。この「賢くない」著名人としては他にも,小林よしりん,佐藤愛子,宗男ちゃん(つるんでいる千春も)らが挙げられる。一言で言うと,頭より感情優先,本能が行動を引っ張っていくタイプ,ということである。ことがSEXに関するものなら,ほぼ100%の男性は本能優先に決まっているのだが,実生活や経済活動に関するところまで本能が出張ってしまうと,「うざい」というレッテルを貼られてしまう。ちょっとおだてられればのぼせ上がり,貶されると猛然と反撃し,へりくだるべき相手には露骨に低姿勢となる。うざったいに決まっている。この季節となればなおさらだ。
 ではそーゆー人間はどうなってしまうかというと,「成り上がる」のである。いや,「成り上がろうとする」,というべきかな。実際に社会的・経済的ステータスが上がるかどうかはともかく,もがくのである。じたばたするのである。自分の能力の限界は分かっているので,それを乗り越えるべく,手段を選ばず行動するのである。すると,主観的には「あ,これもありなんだな」という一種の悟りに達する。こうなれば,強い。いーんだよ,うざったくてよ,悔しかったらてめぇもうざったく生きてみれば?などと,うざったさ(>>1)のn乗で畳み掛けるようになってしまう。多分,中年オヤジ・オバサンのかなりの割合で,さように開き直っちゃった人種が混じっていると思われる。でなけりゃぁ,当選しなかったとは言え,あんなに宗男ちゃんに票が集まったりしないだろう。あれをすべて利権誘導期待票と言ってのけるインテリは,賢くない人間の怨念を理解できていない。
 ということで賢くないワシも,これからもジタバタし続けるであろう。・・・あ,そろそろ洗濯物が乾いたかな?・・・いそいそ・・・まだだったな。お茶が沸いたら冷蔵庫に突っ込んで,新たに組み立てたDual Coreマシンと共に出勤しようっと。

7/15(金) 掛川・曇後晴

 九州地方は梅雨明けだそうである。東海地方ももうすぐだな。セミの声を今日初めて聞いたような気がする。今年の夏はどうなるだろう。
 えーっと,今日はJSIAMの講演予稿を3回updateして投稿し,卒研生にあれこれ指示しつつ,Dual Coreマシンを送り返し,SISTサロンの講演コメントを書いて講演者にチェックをお願いし,今月下旬の出張予定を決定して大師匠への訪問予定を決定し,友人に資料を添付してメールを送り,あれとこれとそれを投稿しちまおうという無謀な計画を立てて実行に移し,ホームセンターから注文していた組み立て棚が届きましたと連絡を受け,日本一の接客を目指して何年経つんだ何時達成するんだ的PCショップからも注文していた部品が届きましたと連絡を受け,帰りにそれを受け取り,自宅で茶漬けとトウモロコシを齧っていたら,あら不思議,もう一台のDual Coreマシンが出来てしまったとさ。
pentiumd820.jpg
 あーしんど。明日は汚れまくった自宅を片付けて,今度こそDual Coreマシンと戯れて,温泉浸かって寝る予定。では。

7/14(木) 掛川・曇時々雨後晴

 朝方はとても7月とは思えない肌寒いぐらいの気温,日中になって太陽が出ていきなり気温が上昇,一転して蒸し暑い日となる。暑いなら暑い,寒いなら寒いではっきりして欲しいぞ。
 いやったー,終わったー,JSIAMの講演予稿が上がったぁ~。正確には明日の朝に小修正して再提出しなきゃならんのだが,まあ終わったも同然。ちゃんと収束性の証も出せたし,まあ現時点ではこんなもんでしょう。
 投稿するPDFファイルはフォントも全部埋め込めという指示があったので,dvipdfmxでやってみる。が,MS明朝とゴシックを埋め込んでみると・・・なんかちなーう。ちなうぞ。何だこの違和感。そうか,いつもPDFファイルはAcrobatで見ているからな・・・あ,なるほど,Acrobatは独自の小塚明朝・ゴシックなんだな。やっぱりいつも見ているこっちのフォントの方がぴったりする。ということで,相手には小塚明朝・ゴシックを埋め込んだファイルを転送する。3MBを越えるなという指示があったが,140KBちょっとで済んだ。余裕だな。
 よーしこれでいよいよ投稿論文執筆モードに突入である。昨年度のリベンジ分も含めて2本分。頑張って書かなきゃぁ。
 そういや,今やっている計算と関係が深いってんで,こっちも申し込んじゃったんだよなぁ。何だかんだいっても講演が好きなんだな。場違いってんでボロカスに言われる可能性もあるが,ま,それも人生。
 Dual Core マシン,やっぱり変。Fedora Core 4のインストールはinitrcを読み込んだ時点でリセットが掛かる。明日ショップに返送することに。がっかり。
 安心したので風呂入って寝ます。