4/3(土) 今庄->掛川・曇

 Workshopから帰還。うーむ,有意義ではあったが疲れた。何故だが次回Workshopの幹事に指名されたので,また7月からスケジュールと場所の選定をせねばならぬ。
 これからシンポジウムの原稿を書かねば。忙しいなぁ。新規科目の準備もいるし,あーしんど。
 今日はしんどいので寝ます。

3/30(火) 掛川->東京->掛川・曇後雨

 久々に日が変わってしまった。あーもー,workshopの資料が書いても書いても終わらない。ただいまPPTファイル40ページ。
 先週末から少しずつ疼いていた右上の奥歯(親知らず)が等々我慢の限界を超えて痛み出し,その周囲の歯茎まで腫れだした。で,早速歯医者に駆け込んで治療してもらう。応急措置の後,抗生物質と痛み止めをもらって帰る。・・・でもまだ歯茎の腫れは収まらない。はーイタイ。本日朝一でもう一度治療してもらうことになっている。でもちゃんとした詰め物の型を取っておしまいなんだろうな。
 ・・・と,疲れたのでこの辺で寝ます。
 起きました。・・・と,もう人間ドックの年になったのだなあ。人生の半分を負け犬として過ごしていると,もう染みついてしまっている。ま,それも良きかな。では歯医者に行って,そのまま東京へ行きませう。
 ただいま。大師匠の所で久々に研究の相談に乗ってもらい,あれとこれをまとめなさいということになる。うーむ,まずは一度喋って反応を見てから決めることにしよう。
 ついでに,わしが大学院の時に数値計算を講義して頂いた川上一郎先生のWebページを教えて頂く。あのテキストは名著だと思っていたが,その後はちゃんとTeXに変換されたようで,現在はきれいな組版のPDFファイルを見ることができる。固有値問題の解説,特にQR法については実装上の工夫がかなり詳しく書いてあるので,参考になるぞい。・・・ちなみに,わしが先生のページをリンクしたことは内緒だ。よいな。

3/27(土) 掛川・晴

 朝方はまだちょっと肌寒いが,日中は上着要らず。春である。
 数値解析シンポジウム,初日だけの参加&講演をお願いして,O.K.の返事を頂く。どうもすいません>I先生。木曜日は学生実験なので抜けられそうもないのである。もう講義期間内の平日ぶっ通しの研究会参加は難しくなっている。ま,しゃーないのだが。
 さて,これから原稿書きをせねば。その前に某学会に原稿を投稿せねば。ああ忙しい・・・って,この年で暇だったらどーしよーもないけどな。
 ・・・と,ボチボチメシの蒸らしも終わったようだし,ご飯にしようっと。カレーを作る時には,野菜をあらかじめ電子レンジで下ごしらえしておくと,野菜臭さが取れることを発見し,面白がってニンジン一杯のカレーを作ってしまった。豚肉もたっぷり入れたから,まあまあの出来。ではいただきます。
 のと鉄道能登線(穴水~蛸島),来年には廃止方針とのこと。ま~,時間の問題ではあったな。輪島線(穴水~輪島)が廃止されたのはもっと以前だが,これは輪島~金沢の特急バスとの競争に負けたという要因が大きかったようだ。今回も似たようなモンかな。
 ちなみに,わしゃ6年も穴水に居たけど,穴水以北の鉄道には一度も乗る機会がなかった。クマすら通らないような立派な農道を自家用車でかっ飛ばした方がずっと速く到着できたからである。道路も鉄道もってのは,過疎に悩む地域には贅沢すぎる望みである。悲願の空港が出来たんだから,よしとせねば。
 だからという訳ではないが,今度のワークショップに参加する際には能登空港経由で金沢へ出る予定。穴水駅まで行って鉄道を使おうと思ったのだが,この時間はタクシー以外の手段がないようだ。うーむ仕方がない,金沢までの特急バスで穴水は素通りかなぁ。・・・こんなんだから,廃止にもなろうというものである。

日本IBM「グリッド・コンピューティングとは何か」ソフトバンク

[ BK1 | Amazon(まだ在庫なし) ] ISBN 4-7973-2339-6, \2400
 昨日(2004,3/25)八重洲ブックセンター本店に入ったら,コンピュータ書籍コーナーの所に専用の台が備え付けられ,本書がドドーンと積んであったので買ってしまった。そのすぐ後にGGF報告会に行こうって輩が,こんなもん買ってどーするよ・・・と思いはしたものの,何分,よーわからんのですわ,正直言って。この手のまとまった資料本が出てくれるのは,大変ありがたかったのである(情けない)。
 こちとら,HPC研究会の末席を汚しているから,それなりに話を聴く機会はあるものの,Gridっつーもんの実物を拝んだ訳ではなく,触ったこともないから,Gridがらみの研究報告があっても,「はあそーですか」という以外,さしたる感想はないのである。判ったよーな気がしなかったのである。まあ,The Internet上にセキュリティやら認証やらのAPIを備えたミドルウェアが出来ているのであろうというぐらいのイメージしか持っていなかった。
 で,本書を読めば,そーゆー漠然としたGrid像をもっと明瞭なものに出来るのか? と言えば,それはやっぱり無理だったのだ(泣)。しかも,GGF報告会では,本書P.169のコラムにあるWS-RF(Resource Framework)がOGSIの次を担うということになってしまったようなのである。詳細は,グリッド協議会の会員になって,中田氏のプレゼン資料参照して下され。いやぁ,日本語文字コードと言い,ISOと言い,IEEEと言い,標準化作業ってほんとに複雑怪奇な代物ですなぁ。・・・つまり,Gridを活用した具体的事例集とか,最新情報までばっちりフォローした完璧な資料集とか,そーゆーものではないのだ,本書は。かなり誠実にGridが成立するまでの歴史概略や,Globus Toolkit 2/3の解説とそれに必要なCAやらWebやらXMLやらの周辺技術解説,インストール方法等がコンパクトにまとめられていて有用であるには違いないのだが,ワシみたいな小規模PC Clusterしか使ったことがないバカタレにとっては,これでGridを分かれと言われても,うーん,難しいのであります。やっぱり具体的事例の解説がほしいなぁ。URIだけ示されても追いかけるのは大変であります。
 一応,素人向けの書籍に仕上がってはいるが,分散処理とか並列処理とか,TCP/IPに疎い人には,ここで用いられている概念理解が相当困難じゃないのかしらん? 著者らの努力によって,現時点ではかなり良い出来のGrid解説書になってはいるが,Gridを成立させているのは確固とした独自技術の固まりではなく,The Internetの上で培われて来た標準化技術,しかも激烈な競争を勝ち抜いてきたde facto Standardも含んだ寄せ集めである。もし本書の半ばで読了を諦めても,それは著者らの責任ではない。Gridというものを,シチめんどくさい内部技術をぜーんぶすっ飛ばして,ごく簡潔に提示する言語がまだ確立していないためなのである。逆に,ここで提示されている要素技術に親しんでいるIT技術者なら,付録のGlobus Toolkitのインストール方法を参考にして,Gridらしきものをでっち上げて楽しむことができよう。
 ・・・で,ワシと言えば,GGFの報告会を拝聴し,Globus Toolkit 4.xが出るまで様子見を決め込むことにしたのである(ぉい)。

3/26(金) 掛川・曇

 ヒンヤリする金曜日。昨日は八重洲ブックセンターと書泉ブックタワーを流した後,六本木ヒルズでGGF報告会に参加。終了後は予定通り鈴本にて落語を堪能し帰宅する。で,今日はのんびり。
 んが,本日になって,昨日通ったばかりの六本木ヒルズの回転ドアで事故発生イワエモンはお亡くなりになってしまわれるし,全くいろんなことが起こるわい。
 本日は,肉じゃがを作って,ホッケの開きと共に食する。毎日ヒッキー生活なのだが,何せ負け犬であるから,全部自分で作らねばならない。3食まともに作っていると,それだけで結構時間が食われるんだよなぁ。主婦は偉大なり。