10/15(月) 駿府・?

 朝晩はすっかり肌寒くなり,こうして朝一にblog記事を書いていても靴下をはいていないとスースーして仕方ない。年を経るごとに冷え性がひどくなっているようで,足元の寒さに体制がなくなってきているから余計に気になる。下半身デブを目指すべきなのかしらん?
 iTunesの不正利用,あっさり認定されたようで,支払われた分の払い戻し(支払いもされてないけど)はすぐなされた。
2012-10-15_055325.png
 アカウントは凍結されてて,買い物はできないようになっている。しばらく何か購入する予定もないのでそのままにしておこう。
 どーも先々週に論文仕上げて投稿して以来,気が抜けていけない。まぁ後期に入って週12コマの講義が入っちゃったっていうのもあるかも。振り替え休日もなんのその,15週キチキチで講義スケジュールが組まれているから,あんまし休みも取れないし,何とか時間が過ぎてゆくのを待つしかない。まぁ○○の○○が良ければ大分いいんだが,ウチみたいな○○○○ではそれもねぇ。○○○が○○から○○みたいな○○もやらなきゃからないし,ほとんど○○○状態。人に言わせるとそれはまだ○○で,実際には○○○○ではないかと。確かにね。ま○○○○だな。個人でできる範囲で頑張らないと。つーことで研究はきっちりやっておかないとなぁ。
 職場のメインマシンに引き続いて,自宅のマシンもWindows 8に。なかなか快適。Metro UIも慣れるとイイもんである。
 朝飯ができたそうなのでこの辺で~。

iTunesアカウント乗っ取られる

 みっともない話だが,ワシが使っていたiTunesアカウントが乗っ取られて不正利用されてしまった。折角の機会なので,その顛末をここに期しておく(自戒を込めて)。
 本日午前中,家でうだうだしていたワシに,Appleからこんなメールが届いたのだ。
message_said_cracked_account_was_used.png
 iTunesから買い物をするとメールが届く・・・んだっけ? と思って文面をよく見たらワシの名前じゃない! ドイツ人? 何人だこれ? というもの。とはいえ,確かにワシのメールアドレス宛にメールが届いているところを見ると,ワシのアカウントで買ったことは間違いない。Appleからは「いつも使っている環境とは違うところから使われているようだが」という警告メールが届いたのである。
 で、慌ててしばらく使ってなかったiTunesのアカウントを見ると見事に書き換わっている!こんな感じ↓
cracked_account_information.PNG
 ・・・わはは,完全にドイッチェである。等と笑っている場合ではない。名前の所だけがワシの名前になっているのは,パスワード変更してアカウント情報を書き直しつつある過程にあるものだからである。だもんで,最初見た時はぜーんぶドイツ語。何が何だかさっぱり分からん。しかし紛れもないワシのiTunesアカウントなのである。うわぁ~,どしよっ!
 幸いにもクレジット情報まで書き換わっていて(なんで?),ワシの持っているカード情報とは別物になっていた。セキュリティコードは保存しないようになっているので,再利用しようにも出来なかったのかしら? 兎も角,金銭的な実害は出ないと知って一安心である。
 実際,不正利用した奴が買ったのはこの訳の分からん二品のみ。有料なのはSnail Bobとかいうゲームだけで,0.79€なんだそーである。まぁ100円程度であるな。ちなみに「前回までの購入」は全部ワシ自身が購入したもの。ま,年と指向がばれてしまうが,全然今までも履歴と違うものを買ってしまっていることはよく分かるであろうから,ここにプライバシーと共に公開してしまうことにするのである。
bought_items_from_cracked_account.png
 上の「問題を報告」の部分をクリックしてiTunesの事務局に「不正利用だ!止めてくれ!(実害ないけど)」と報告し,パスワードを再度書き換えてアカウント情報を全部書き直し,クレジット情報も消去して,今のところは落ち着いている。
 クラックされたのはやっぱり以前から使っているメールアドレスをアカウントにしていたことと,長いパスワードにしていたとはいえ,辞書攻撃には弱いものになっていたということが原因だろう。相手が誰かは分からないが,まぁツールを使っているscript kiddyってところじゃないかと。
 全く池田信夫を笑えないなぁ,気をつけないとなぁ・・・と自戒中のワシなのである。

10/3 (水) 駿府・晴

 うひぃ~,何とか二本目の論文,下書き完成までこぎ着けた~。原稿アップロードの〆切が金曜日なので,明日中に何とかケリをつけて投稿しておきたいぞ,と。初めて出す所だし,何せ,テーマ的には他でやってくれと言われても仕方ないかな~という内容でもあるので,ちと微妙。ま,最初で最後のチャレンジということでどうか一つ。
 本来ならがーっと並列化までやってしまって,次はGPUで,と行きたかったのだが,思いの外めんどくさいことをやらないと難しいことが判明してしまっている。久々にMPIを弄ってみる必要も出てきたし。思い出すまで時間がかかりそうである。寄る年波には勝ってくるぞと勇ましく~。
 ま,一月以内に二本も論文書くなんて,博士論文執筆の時ぐらいかな~。書く人はもっとガシガシやるんだろうし,グループでやっている人は順繰りで月間ペースで書いたりも出来るんだろうが,ワシはもっぱら一人でやってるしね。プログラミングもめんどくさくなってきたし,ボツボツペースが落ちるな~,という時にネタだけ出来たりするモンだから,こういう仕儀になったのである。次の論文は来年ということで一つよろしく。
 論文書きでガシガシやっている時に,Google Nexsus 7到着。成田で伝票がおかしかったのを指摘されて足止めされてしまったが,何とか一般売りの昨日には届いたのである。感想らしきものはTwitterで流したけど,改めてここで雑感を纏めておく。
nexus7.jpg

  • 結構薄い,と同時に割と重く感じる。思ってたより高級感のある筐体(ASUS製)なのでコストの割りには随分詰め込んであるようだ。
  • カメラもマイクもあるので(当たり前か),Skypeもできる。便利。
  • 7インチディスプレイってのは,新書サイズぐらいなので,資料を読み込むにはスマホよりもいい。
  • Xperia Tabletとか買っている人,アホらしくならんのかな,あの価格で。\19800にしては相当出来がいいと感じる。
  • 充電に時間が結構かかる。その分,バッテリの持ちはスマホ以上にいい。WiFiのみなので,それ程頻繁に通信する必要がないせいか,筐体がでかいのでバッテリもでかいのか。PC Watchあたりで分解記事を書いてくれんかな。

 神さんにも使って貰ったが結構いけるようだ。Windows RTが出たら又買うよ,と言ったら何故同じものを二台もほしがるのかと責められた。OSが違うんだが,見た目は見てるし,まぁ同じように見えるのも無理ないかなぁ。
 明日の論文完成を目指して寝ます。

榎本まみ「督促OL修行日記」文藝春秋

[ Amazon ] ISBN 978-4-16-375650-9, \1150
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J-CASTで連載されていた「債権回収OLのトホホな日常」はワシの愛読コラムの一つだった。それがこの度単行本としてまとまり,女性向けエッセイを次々にベストセラーとして世に出している文藝春秋から刊行された。誠にめでたい。ワシは谷島屋書店呉服町店にて本書を購入し,2時半ほどで読了。神さんにも勧めてみたところ,あっという間に読んでしまった。「途中で止められない」という評を頂いたので,ワシの目は確かだなぁと悦に入っているのである。ま,そーゆー読者が日本国内にごまんといたからこそ,紙の束として全国に配本されているのであるからして,面白いことは皆が認めているのであるが。J-CAST連載時と異なり,本文が「ですます体」から「である体」に書き換えられている点,むしろ読みやすさは増していると感じた。Webだけで留まっている方は誠にもったいない,是非とも買って読み直してみるべきである。
 面白さの一番のポイントは著者の等身大の書きっぷりにある。恐らく作者の榎本,もといN本(えぬもと)は自分の文章がうまいなどとは思っていないだろう。言いたいことをを訥々と語るその文体は,読む人間に意味を考えさせる余計な思考ベクトルを与えない。読み取った文字をスキャンするようにすらすらと頭に入ってくるクリアな文体は,背伸びをしようとしてもできなかった自身の「至らなさ」故に培われたものなのだろう。やたらと関係代名詞や余計な修飾子を使いたがって文章が長くなるワシなぞは大いにN本を見習うべきなのだ。
 そのN本は,文章を読む限り,ごく普通の人間だ。道を歩けばキャッチセールスにとっ捕まってしまうあたり,結構可愛げのあるちんまい女性なのではないか。そんな女性が凄腕のサービサーとして辣腕を振るう(?)に至る過程を書いた本書,実は凡百の人間に思い当たることばかり書いてある一種の仏教書のような人生訓に満ちあふれているのである。
 債権回収業というのは過酷な商売だ。ヤクザのように「返す金がないなら内蔵売れや,娘売れや,人から借りたモンは死んでも返せっ,それが人の道じゃろうがっ」と恫喝出来る時代ではないし,そもそもN本の会社は真っ当な信販会社である。ヤクザに頼むより,法律に則って粛々と「借りたモンを返させる」方がよっぽどリーズナブルである。大体,弁護士に依頼しなきゃいかんような面倒なトラブルはマレ。ついうっかり支払いを忘れて口座入金を忘れてしまったり,金にだらしない輩が払えるものを先延ばししまくるというケースが大半であるらしい。しかし前者はN本らが催促すればさっさと返済してくれるのに対し,後者はくせ者揃い。人から金を借りといて怒鳴り散らす輩が後を絶たないようだ。
 しかし,よほど悟り済ました人格者でない限り,自分に非があり,それを意識している時ほど他人からそれを指摘されると逆ギレしてしまうもの。ワシだってそうだし,ま,大概の人にはそーゆー「内心忸怩たる思い出」に苛まれているんじゃないかな。借金人間が返済の催促を受けてぷちんと切れてしまうのも宜なるかな,という気がする。
 ・・・とゆー人間的な憤りは理解できても,理不尽なものは理不尽である。ましてやN本のように,自社が貸した金の取り立てを穏便に電話を介して行おうとしているのに怒鳴り倒されればヘタってしまうのは当然だ。ましてや,大学卒業したての若輩者にとってはこれぐらい辛い仕事はない。N本の回りの優秀だった同僚や先輩はドンドン退職していき,N本自身も体調を崩してしまって初年度は激やせした上に化粧をする気力もなくしたそうである。正にブラック職場,こんな仕事なんか絶対したくない!
 しかしN本は転職を意識しつつも,日々こつこつと目の前の問題への対処法を身につけていく。何故債務者は怒るのか,そして何故怒鳴られた自分は凹むのか。それは「人間には自尊心があるからだ」(P.139)ということに気がつく。そして「自尊心を埋める」決意をして学びの場に出向いていくのである。
 本書の一番の読み所は,凡人の覚醒がどのようにもたらされるか,その全過程を,サービサー業務を通じて得た人間観察の蓄積も含めて開示している所だろう。それを胃の腑に落ちる言葉で簡潔に表現している本書は,長時間の座禅の合間に強制される禅問答を通じて少しずつ開眼していく臨済宗の修行の描写のようである。そう,本書は紛れもなく,優秀でもなく地道にやるしか能のない大多数のサラリーマンにとっての仏教書なのである。

9/23(日) 駿府・雨

 ん~,最高気温が25℃を切る日ってのは何ヶ月ぶりかなぁ。今年は稚内とLondonで味わったから,なおさらこういう過ごしやすい気温を待ち望んでしまった。まぁまた明日から元通りの真夏日・夏日の日々に戻るようだが,なに,あと二週間もすれば衣替えをサボったことを後悔するに決まっているのである。天は意のままにならず,ただ従うのみなのである。
 インドの雑誌社に送った論文が掲載されたので,早速MPFRのpaper listに掲載して貰う。ま,貢献するというほどでもないし,もうちっとちゃんとした内容でちゃんとしたところからpublishしないとなぁ。当分は英語でしか書かないようにしたいぞ,と。一応お披露目ってことで,邦文誌はどっか1カ所ぐらいには出したいが,肝心の並列化がまだだからなぁ。プログラムが複雑で,OpenMPだとどーもうまく指定できないのであるからして,Pthreadでシコシコ指定したいのだが,めんどくさいことこの上ない。今日でちょろっとでもできるかしらん?
 なんかiPhone5が盛り上がっているようで,そろそろAppleモバイル製品用のサービスもしようとiconをシコシコ作る。こちらを見ると,3種類作っておけばいいようなので,そのようにしておく。
114×114サイズ
72×72サイズ
57×57サイズ
 うまくいっているのかしらん? iPod Touchの新しいのが出て入手できたら試してみよう。
 神さんによれば,今日はお彼岸の中日なんだそうで,ご実家にお線香を上げに行かねばの娘。共働きの夫婦の休日は結構行事が詰まってしまうということを思い知る今日この頃なのであります。