若松孝二・制作・監督「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」DVD

[ Amazon ] \4935(初回特別版), \3665(通常版)
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 若松孝二という人の映画を,このDVDを見る前に触れたことはない。Wikipediaとか公式サイトのフィルモグラフィーをつらつら眺めていたら,何本かタイトルのみ知っているものがあった程度で,本作を除いて積極的に見てやろうという気になるものは,今のところ皆無である。ロマンポルノ時代の作品が多いようだがかなり芸術性が高そうで,ワシみたいに,男の幻想丸出しのぬるいAVが好みの奴にはちと「実用」になりそうもない。連合赤軍事件を,犯人側から描いた本作がなければ,ワシにとっては一生縁のない映画監督だったろう。本作だって,監督本人がかなり赤軍派の思想に入れ込んでいたと知ってからは,「きっと青臭くて赤軍のプロパガンダみたいなもんなんだろう」という先入観を持ってしまったので,現実逃避がてらに鑑賞するときも「左翼の洗脳には負けないぞ!」と気合いを入れてから再生ボタンを押したものである。
 しかし,それは完全な杞憂であった。クソ真面目な左翼青年達から成る連合赤軍が警察によって追いつめられ,幹部が逮捕された後,残党があさま山荘に逃げ込み,絶望的な立て籠りの末に逮捕されるまでの,あまりに痛々しい青年たちの有り様をユーモア抜きにストレートに描いており,右翼・左翼のプロパガンダ映像としては全く使い物にならない。しかもエンターテインメントとしても優れており,ワシは坂井真紀演じる遠山美枝子の死に様や,最年少のメンバー・加藤元久を演じるタモト清嵐の叫びに内蔵を鷲づかみにされてしまったのだ。
 現実の連合赤軍事件は全く青臭さの極みのようなものだったが,それを若松孝二のキャリアと「反省」の念をフィルターにして濾過した本作は,上質な映画に仕上がっていた。ワシは自分の先入観の不確かさを恥じると共に,「日本のいちばん長い日」が描いたものと同じ,思想の純粋さが招く非合理的行動をどうやったら防げるのか,考え込んでしまったのである。
 ちょっと気になったのは,「死へのイデオロギー」において,永山洋子を裁いた裁判長の指摘する「嫉妬心」の存在を,若松自身は本作において否定していないところである。これについてはこの文庫本に解説を書いている鶴見俊輔は徹底的に批判しているのだが,ワシは疑問を持っていた。押井守の言を借りるまでもなく,革命だの愛国心だのという「正義」を振りかざしてものを言う人間がトンでもない行動に出ることは歴史が証明している。しかし純粋な精神的理由だけでそうした行動がとられたのかどうかは,かなり怪しいのではないかとワシは疑っている。どっちかってぇと,正義の名のついでに指導者自身の欲求を満足させる行為をやらかしていることが多いのではないか・・・と,純粋な精神を持たない一般ピーポーなワシは考えてしまうのである。
 故に,この映画における永山洋子の描き方は,ワシにとっては腑に落ちるものであった。もちろん,エンターテナー映画を多数撮ってきた若松は,あえて一般ピーポーに分かりやすい解釈を取っただけとも言えるが,若松の心情を左翼的に養護するのは徒労であろう。
 本作は,方向性の定まらない現代の行く末ににとまどう我々一般ピーポーの胃の腑に落ちる映画である・・・確かなことはそれだけであり,それで本作の存在意義は十分満たされていると言えるのである。

3/20(祝・金) 両国->佐倉->両国・曇時々雨

 ふわ~,久々に東京でゆったりとした休日を迎えることができた。本日は東京をブラブラする予定。昨日,大師匠とくっちゃべっていたら岡本太郎の壁画の話が出たので,それを一瞥すべく渋谷へ行き,明治神宮か神田明神を参拝してから神保町を流すかなぁ,という感じ。佐倉へは研究打ち合わせという名目の飲み会である。
 昨日は午前中,構造保存法(でいいの?)のワークショップに参加。こじんまりした集まりだったし,三日間のうちワシは最終日のみ参加したのでよーわからんけど,結構活発な議論が交わされていた。平均年齢が高いっつーとこが,IT系とは違うところである。ま,IT系も年寄りが増えたけどね。
 午後からは大師匠のとこで世間話。ついでにWindows95マシンでUSBメモリを使えるように作業しようとしたのだが,初代95だったのでせっかく探し出したドライバも認識してくれなかった。む~,USBポートはあるし,メモリを挿したらちゃんと「不明なデバイス」としては表示されるっつーのに。無理やりドライブとして設定してもダメ。む~・・・ちょっと悔しい。
 あ,そうそう,ダイヤ改正があったので,早速N700系こだまに乗ってきました。
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 おお! ホントにこだまの癖にN700系ですよ!
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 電源も常備しているのですよ!仕事進まんかったけど←ダメじゃん
 ではブラブラしてきま~す。

三井斌友・小藤俊幸「常微分方程式の解法」共立出版

[ Amazon ] ISBN 4-320-01608-4, \2600(現在は\2835)
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 久々にこーゆーまともな常微分方程式の教科書を通読した。卒研テーマのネタとして本書がちょうど良さそうだったので,解説用にと一気にまとめのメモを作ったのだが,さーて,ワシが学部生だったときの本書があれば良かった・・・のかどうか,ふと考え込んでしまった。そのあたりのことも思い出しながら,つらつらと長めのぷちめれを書いてみることにする。
 本書は未だに完結の目処が立たない工系数学講座シリーズの一冊として,当初の締め切り予定を大幅に超過した上に著者が一人増殖して出版されたものである。なぜそんなに締め切りにこだわるかというと,ワシはこのシリーズを能登半島に左遷中,行きつけの本屋に予約を入れていたのである。1990年代後半に結構華々しくシリーズ刊行をぶちあげ,編集委員はさることながら,その著者のラインナップを見てワシは薄給を叩いてでも全部揃えてみせると意気込んで予約を入れたものである。・・・でまぁ,学術書にはよくあることだが,最初の何冊かは順調に出たものの,あれから十年以上経つというのに未だ出版されていないものがあったりするのである。そりゃあねぇ,いくら執筆者が学界の重鎮揃いとはいえ,身銭切っている読者としてはイヤミの一つも言う権利があろうというものである。いい機会だがら一度言っておくが,ワシは一冊残らず刊行されるまで,執念深く待つ。だからもっと著者をせっつけよっ!>共立出版
 まあしかし遅れるのも無理はないのである。何せ指名された方々は皆,過労死しそうなほど忙しい人ばかりである上に,完璧主義者が多いんじゃないかと想像する。いい加減な内容を書くとすぐさま編集委員のH先生のつっこみが入ってしまう(妄想です)ことを恐れてのことではなく,せっかく書くなら新機軸も少し入れてわかりやすい解説を付けて・・・などとやっていると,完成が長引いてしまうのであろう。その証拠に刊行されたものは,時間をかけただけのことはあるよな,と思えるものが多い。本書みたいに,ずぅううっとワシの座右においてあるものもある(「工学における特殊関数」とか)。もっとも偏微分方程式関係のあの本は肩すかしにあったとかってものもないではないが,この辺は好みが分かれるところであるから,著者の両K先生におかれましては決して気分を害されることがないようにお願いしたいものである。
 さて本書である。一昔前までは,教養系の微分方程式の教科書と言えばヤノケン(矢野健太郎)のアレであろうが,記号処理的計算に満ちていて,コンピュータシミュレーション全盛の今日向きではない。大体,原始関数が代数的有限表現で完結するってのは限られるのだから,その手の計算は程々にして,とっとと「力学系」つまり,常微分方程式全体が形作る「場」,局所的な振る舞いと大域的な振る舞いを知る理論を勉強した方が得策である。何せ計算ならコンピュータがやっちまうんだし,それほど複雑ではない方程式なら3次元までのベクトル場ぐらい,フリーなソフトウェア(Scilabとか)ですぐに描けてしまう。数式からだけでは難しい幾何学的イメージ作りがコンピュータの手助けでできるのだから,今は本当に力学系の勉強にはいい時代になったものである。本書はポントリャーギン以来(でいいのか?)の伝統である,線型常微分方程式の解析解を導出する手順を丁寧に解説し(第2章~第4章),それを元に一般の常微分方程式の安定性の解説を行う(第5章)。著者らの専門性が生かされるのは第6章以下で,数値解法としてはポピュラーな一段法であるRunge-Kutta法の解説と,数値解法の安定性(A安定性という奴)の解説が初学者向けになされている。もっともこの辺をきっちり勉強したければ,同じ著者らによる「微分方程式による計算科学入門」の第1章(陰的解法については第2章も)だけ読んだ方がいいかも。百科事典みたいな訳本もあるけど,ちょっと厚すぎるし,肝心なところは前書にコンパクトにまとまっているから,とっかかりとしてはこれで十分だと思う。
 今ワシの手元には本書の他に2冊の力学系の教科書,スメール・ハーシュ「力学系入門」(岩波書店)と大橋常道「微分方程式・差分方程式入門」(コロナ社)があるので,これらと比較しながら本書の特徴をもう少し詳細に述べてみたい。
 常微分方程式とはどんな現象を記述するものでどんな種類があるのかといった概論を語っている第1章と数値解法の解説にあたる第6章以降を除き,無駄な解説が一切ないなぁ,というのが第2章~第5章まで流して読んだ感想である。しかも説明が簡潔でHartman・Grobmanの定理等の大物を除き,証明が一切省略されていない上に,必ず手計算できる例題が付いている。他の2冊にもこれらの特徴が当てはまるが,本書はそれが完璧すぎるきらいがある。隙がないので手を抜けない,抜いた途端に次の例題で躓く(前の例題を解いていないとその結果が使えない)のである。
 これはワシみたいな怠け者学生(だった奴)にはつらい。まあ元々数学ってのはサポったら置いてきぼりを食らう非情な学問なのであるけど,普通の教科書はもう少し「この辺は勘弁しておいてやらぁ」という手抜きポイント(著者が説明をめんどくさがっているだけか?)があったりするんだが,本書には一切ない。少なくとも2章から4章までには見あたらなかった。反面,それなりに知識が身に付いて(いた)人間が読むとまことに分かりやすい,スムーズに知識の整理が付く感じで,線型常微分方程式の解析解を得る2種類の手続きをまとめるメモはすんなり出来上がった。従って,手計算部分の習得に足を取られそうなバカ初学者には根性が必要で,きっちり2章から5章まではまとめノートをとりつつ計算しながら順序通りに進むしかない。「まえがき」に記してある各章の関係図を真に受けて3章をとばして読み進んだりすると後で少し困ったりしそうである。ま,著者も「詰め込み」であることは承知の上で書いているから,そーゆー本だと諦めてつき合うのが吉でありましょう。それ故に,読み通したときには結構な高みに登っているということは保証付きである。
 そう断言できる理由は,本書の例題の解説がねっちり書いてあるためでもある。手計算で無理なく進められるよう2ないし3次の例題でとどめてあり,計算過程もしっかりこれでもかというぐらい丁寧に書いてある。他の2冊に比べて一番特徴的なのはこの点で,純粋な数学屋さんなら計算そのものは手を抜くものである。現に,これだけ執拗に行列の固有値と固有ベクトルを求めさせている「常微分方程式の」教科書は他にないんではないか。それ故に,それなりの計算力があれば躓くことは少ないと思われる。
 ・・・という貶しどころのない本書なのであるが,ワシにとっては理想的な本とは呼べないところが幾つかはあるのだ。以降はワシの好みとはこの辺がズレている,というポイントを列挙してみたい。
 一つ目は,先に書いた「例題の解説がねっちり書いてある」点である。講義の演習を思えば当然の措置ではあるが,これをやりすぎると妙な誤解を初学者に与えてしまう可能性がある。ワシが受けてきた線型代数の講義では,固有値と固有ベクトルの計算は3次以上の例題で,それも程々に打ち切って,さっさと固有空間の話に切り替えていた。固有値の計算は,手計算レベルだと固有多項式の係数を陽的に導出して(本書ではLeverrier-Faddeev法を紹介している)代数的に求めるが,これは一般には標準的な解法とは呼べない。5次以上の行列の時にも使える「一般理論」に繋げるにはこの「ねっちり」さが仇とならないのかなぁ・・・という不安がある。現に,行列式は3次までしか計算できない輩が結構な率でいたりするし。・・・ということで,著者にとっては言いがかりに近い文句ではあろうけど,も少し一般理論に触れさせ得る,手計算は無理だけどこういう大次元でも形式的な行列(Frankとか)では固有値と固有ベクトルがこんな形で与えられていて,この場合の一般解はこうなる・・・というようなものがほしかったなー,と思っているのである。
 二つ目は,線型数値計算に対しての解説が少ない(ほぼ皆無)こと。「そこまで書いていられるかいっ!」と言われそうだし,無理もないんだけど,著者が数値解析の専門家であることを思うと,うーん・・・少なくとも前述したように固有多項式をモロに作ることを標準として扱うのは勘弁してほしいよなぁと思うのである。モロに出すにしても,計算量の点ではDanilevski法の方が少ないし,もう少し吟味して出してほしかったなぁ(計算手順はLeverrier法の方が分かりやすいけどね)・・・ってやっぱ贅沢ですかね?
 三つ目だが,これは著者には責任のない話である。本書は現在でも版を重ねている良書であるにも関わらず,印刷品質が劣化しているのである。どの刷からかは不明だが,ワシが昨年(2008年)入手したものは印刷会社が変わっており,明らかに版の質が悪くなっていた。文章が読み取れなくなるというほどひどいものではないけれど,図版のスクリーントーンの模様は潰れて汚くなっていたし,初刷をコピー機で読み取ったような代物だった。まあ出版不況と言われて久しい時代状況ではあるし,ましてや読者が限られる理工系のテキストだから,出版社がコスト削減に走る理由も分からないではない。しかし,間欠的とはいえ増刷するような商品を,一目で分かるレベルにまで劣化させるのは営業的に得策とは思えない。多少質を落としたところで売り上げと関係がないと高をくくっているのであれば,出版元&印刷会社に猛省を促したい。
 ということで,線型常微分方程式ばかりか,数値解法の安定性解析にまで踏み込んだ,ネッチリ解説の本書は,印刷の質を除けば,きっちり勉強したい&シミュレーションもしたい向きには大いにお奨めしたいのである(ホントだよ)。
 なお,先に挙げた内容に関する2点の「言いがかり」についてはワシ自身も気にかかっていて,それを自分なりに解決すべく,次年度の卒研テーマを設定したという経緯がある。そのために卒研生用にもう一冊本書を買って三つ目の文句が追加されてしまったのはともかくとして,ワシに新たな(でもないか)研究テーマを提供してくれたという点についてはここで感謝の意を表しておきたいのである。

3/15(日) 掛川・快晴

 雲一つないピーカン晴れの朝。放射冷却現象の為か,朝方はやたら寒かった。日中は暖かくなるようだが。
 金曜日出張先の国立天文台正門の写真。
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 こぢんまりしたキャンパス(研究施設というべきか)でございました。Y先生とも久々にお会いできでよろしゅうございました。観測のため,夜になったら真っ暗になるそうなので,夕刻早々に辞去してきたけど,いいとこですな。ええ。
 あんまりにもOffice 2003標準IMEの学習機能が馬鹿なので,ATOK15を突っ込んでみた。以前の環境に戻しただけなのだが,まあそこそこ快適になった。文章を書いている奴が非論理的思考野郎なので,バカ主人のサポートに徹するためにはIMEが有能でなくてはならんのである。ゼロからのスタートであるけれど,ハードウェアがぶち壊れるまではがんばっていただきたいものである。しかしATOKって,x86_64環境でも難なく動くようにできているんだなぁ,と感心。一時はつぶれるか吸収されるかと噂されていたJustsystemが生き延びているのも,こいつが屋台骨を支えたからなんだなぁ。最初は一太郎のおまけ的位置づけだったのに,Office全盛時代になって立場が逆転してしまった。世の盛衰を見る思いがする。
 あ~・・・,やっぱ純然たる休日はいいモンである。先々週が札幌帰り,先週が京都出張,今週も草津・東京,昨日は卒業式で出勤と忙しい上に土日が潰れるという強行日程だったから,無為な時間というのがひとしお身に染みるというものである。まぁもっともそれも本日限りで,18日まではゼミだの論文書きだのに忙殺されるわけだが。
 SciCADE09だが,本日が延長された締め切り日である。ネタができたところなので,申し込もうかなぁと一瞬思ったが,ここはこらえてチャンと今書いているのとは別の一論文としてまとめてから2年後にやろうと決意。よって今回の参加は見送りっつーことで一つご勘弁願う。
 しかし,そろそろ日本語の論文書きに精出すのも考え物だなぁ。これから投稿する奴が一段落ついたら,まだ時間がとれそうな5月GWまでに英語論文を一つまとめておきたいものである(妄想的希望)。大体ワシぐらいの年で年に査読論文が1本ペースなんてサボり以外の何者でもない(一般講演なんて本来業績にカウントすべきではないのだ)からね。昨年は引っ越し疲れで鬱になっちゃせいもありペースダウンしてしまったが,今年はそれを取り返して余りあるぐらいにやらないとイカンのである。せいぜい頑張りましょう。
 最近ロシアから嫌がらせを受けているウクライナより,てめぇのMPIGMP(tar ball)の英語説明が気がないのか?とお問い合わせを受けた。へいへい,ちょっと待ってくれ,しばらく動かしてないから,ちみっと試してみてからペラい奴をでっち上げるから・・・と返事をしたいなぁ~・・・と思ってからだいぶん経つ。うーん,イカンイカン。本日夜に体力が残っていたらやってみますぅ。
 明大に米沢嘉博記念図書館ができるそうな(たけくまメモ)。イワエモンの遺品もどーんと収録されるのであるな。ふーん,森川さんがヘッドなんだ。今後の学生募集とか考えると,確かに目玉にはなるよな。しかしこのトップページの似顔絵・・・Dr.モローさんの絵とこんなところで邂逅するとは,時代の流れをシミジミと感じますなぁ。
 JR東海新幹線時刻改正。ワシが常用するこだま号の時刻はほとんど変更なし。もうちっと終電の時刻を遅くしてくれんかなぁと思っていたのが叶わず・・・とがっかりしていたが,実は既にちょっと伸びていたのである。つい最近までワシは東京発の終電を21:43発こだま703号と思いこんでいたのだが,乗り換え案内を使ってたら,22:00発ひかり533号を使うと新富士でこだまを追い抜くので,静岡で乗り換えることが可能と知った。しかもこいつはN700型。うーん,だんだん便利になる・・・しかし東京に泊まる理由がなくなりそうである。
 そういや,掛川駅6:57発こだま706号もN700型で運転とのこと。おお,今んとこN700こだまってのはこいつだけではないか? 朝方に乗り込むときにはプレゼン資料を作ったりしてバッテリの残り容量との戦いになることが多かったので(つーか,前日までに作っておけって>ワシ),ありがたし。ネット接続もできるようになるのでいうことなし・・・だが,ビジネスマンの余裕は失われるばかり。いいんかいな?,と思わんでもない今日この頃である。
 本日はボチボチ過ごします。そろそろぷちめれも再会しなきゃぁ。特高が来る前に,ね。

3/12(木) 掛川->南草津->掛川・晴

 今日はワシの人格の如く,公明正大,非の打ちどころのないピーカン晴れである。一応コートは羽織って行くけど,必要ないかしらん?
 わしがブチ壊したAspire Oneだが,結局もう一台買ってしまった。札びら切って解決するって,成金になったようで素敵。つーても,Office 2007 Personal + PowerPoint 2007 upgrade付きの奴が6万だから,コストの半分はM$に行っちゃったようなモンであるが。でも・・・ああ貯金がぁ~(号泣)。
 昨日はこのおにゅぅなアスちゃんのセットアップをしながら本日の講演準備を行った。こうなりゃ意地と,おにゅうを買うハメに陥った原因であるBIOSアップデートも敢行。もともとアップデートはかなりされていたようで,リビジョンが3305から3309になっただけであるが。あんなにトラぶった作業はあっさり終了し,Windows XPもすぐに再起動できた。あの悲惨な戦いはなんだったんだろう(遠い眼)。入手してあった拡張バッテリパックもそのまま使えた(当たり前だ)。数値計算用としては恐ろしく低速だが(ATLASのインストールに数時間を要した),Cygwin+TeraTermの環境も作れたし,通常アプリの利用には支障ないし,しばらく出張はこのおにゅぅアスちゃんと共にすることにしよう。MacBookみたいに,プロジェクタ接続用のRGB変換コネクタを忘れてトラブるということもないし,いざとなりゃ,また買やええんやしぃ・・・ってもう貯金が底を突いてしまいましたがな。つーことで貧窮シフト体制,これにて終了の仕儀となりました。はっ,これは神が身分不相応な資産を蓄積しようとしたワシに対する試練だったのか?(自業自得のくせに何を言っておるのか)
 さて,軽くなったデイパックとともに日帰り出張2連荘,行ってまいりますぅ~。
 一日目終了~。うぃ~,酔っぱらったぁ。エビスビール一缶でこれだもん,元から弱かったけど,年とともに更に弱くなったなぁ。
 つーことで何とか情報処理学会全国大会は終了しました。
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 立命館大学の草津キャンパスに来るのは2度目だが,ホントにでかいよなぁ。
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 間違えて,「立命館大学正門前」を通り過ぎるだけの路線バスに乗っちゃったので,正門から会場まで歩く羽目になったのだが,まー広いこと広いこと。まるで中国の大学である。
 今冬は暖冬だったせいか,桜が満開になるのも近そうである。
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 明日は三鷹の国立天文台なのだが,さて桜は咲いているかな?
 風呂入ったのでもう寝ます。