1/5(日) 駿府・晴

2025年1月の富士山
2025年1月の富士山

明けましておめでとうございます。
本年も昨年同様,御贔屓の程,よろしくお願い致します。

 とゆーことで,年末は紅白を見ながらどこで流行っていたのかさっぱり分からない曲から懐かしさを通り過ぎて骨董品のような曲まで堪能しつつ,除夜の鐘もそこそこに寝床に入って一晩明けたらお正月といういつもながらの自堕落な年越しと相成った。

 年明け初日は義実家に年初の挨拶の後,紺屋町の小梳(おぐし)神社を初参拝,二日目は久能山東照宮に初詣,三日目は浅間神社に初詣,計3回の初参拝と初詣を執り行った。おみくじは東照宮も浅間神社も共に中吉。ほどほどの幸運を願いつつ,昨年作っておいたうま煮を貪り食って本日5日目の怠惰な正月を終えることにする。

 あれこれ〆切やら引っ越しやらアパート探しやらでバタつく1月2月3月となるが,適度に息抜きをしつつ,まずは初年度前期の13回講義を乗り切りたいものである。

 あ,キースへリング展見たんだった。短い生涯を駆け抜けつつ男性器も女性器も描きまくったバブル日本で真似されまくったポップカルチャーの巨匠を堪能できたのは僥倖であった。

 田沼時代の大河ドラマの初回を楽しみにしつつ,明日からのスケジュールに思いをはせる正月休みの終わり,しみじみするなぁ。

 ではまた。

12/31(火) 駿府・曇後晴

 毎年恒例の旨煮を作って一息ついているところである。

毎年年末恒例の旨煮2024
毎年年末恒例の旨煮2024

 (自業自得ではあるが)慌ただしかった12月のまとめは前のポストで書いたし,収めのぷちめれも書いたしで,残るは年末恒例のあいさつのみ。とゆーことで。

 本年はひとかたならぬご厚意に恵まれて一年過ごすことができました。
 来年もよろしくお願い致します。

 一つよろしくです。

カワハラ恋「未熟なふたりでございますが」18巻(完結),講談社

[ Amazon ] ISBN 978-4065363874, \759

 初物買いで,1巻が出たところで書評した作品であっても,その後の展開次第でこちらの興味が薄れ,完結までお付き合いしなかった作品,結構あったりする。あれとかそれとかこれとか・・・いちいち取り上げないけれど・・・とゆーことで最近は長めの連載作については,もう大丈夫だろうと見切ったものか,完結した作品のみ取り上げることにしている。

 とゆーことで,本年完結したヒット作,「未熟なふたりでございますが」(全18巻)を取り上げることにする。本作,いわゆるエッチな作品,つまりはセックスアピール全面展開の漫画ではあるのだけれど,健全極まりない夫婦愛を描くための道具としてのSEXを軸としているので,万人にお勧めできるものなのである。

 昨今は著名人の不倫とやらがトレンドで,やたらめったら文春リークスにはタレコミが寄せられているようだが,こちとら昭和の感性から一向に進化していないせいか,無関係の第三者視点では何処が悪いのかサッパリ分からない。不倫そのものは犯罪ではないし,双方の当事者(配偶者込みの家族)以外はせいぜい「よーやってはるわ(ニヤニヤ)」程度の感想を持つ程度の話だと思うのだが,スポンサーやら応援団やら,利害を共にするグループの構成人数が多ければ多いほど迷惑をこうむる率が高まる,というか,正確に言えば「迷惑をこうむると感じられる人たちからの苦情が増えて商売に差し支えるレベルに達する」ことを恐れなければならないという,極めてメンドクサイ事態になっているらしい。はてさて人間の道徳心がどれほど向上しているのかと皮肉の一つも言いたくなるが,とはいえ,一度籍を入れた以上は添い遂げるべき,という「世間の声」が復活していると考えれば,そのこと自体は悪いことではないと言える。そして「一度籍を入れた以上は添い遂げる」一手段として,性欲が有り余っている時期に夫婦ともどもSEX込みで仲良くすることを寿ぐ漫画があっても好かろうと「世間の声」の後押しがあった・・・のかどうかは知らんけど,ともかくシリーズ累計100万部(電子含む)の売り上げにつながったことは,過剰とも思える不倫バッシングがいかに強いかということを物語っているのである。

 幼馴染のカップル,年長になって一緒になったものの中々ことに至らず悶えまくるという,前半4巻目までの葛藤が引っ張る展開から一転,ラブラブやりまくりになってからの展開もまた趣深い。そんなに性欲が長続きするのかというリアルな声はどーでも良く,ファンタジーとしての生活臭漂う,さほどヤバいことも夫婦の危機が全く感じられない日常もまた良いのである。「こうあらねばならぬ」イズムが薄れ,あれもこれもまぁ個人の選択だし的な,独身の友人や見合いの夫婦との緩いコミュニティ感も令和風と言えよう。そんな付き合いを続けていくうちに「まぁああいう感じもアリかな」との感想から「じゃぁ自分も」という,自然発火的なムーブメントがあるのも時代である。そんなご時世に,破壊的衝動に身を任せるキャラが登場しようもんならあーた,この作品の雰囲気ぶち壊しですぜ。そーいや「よろめき昼ドラ」とか一時期はやった時期があったなぁと感慨にふけるのは昭和世代だけだな。

 以前のペンネーム時代の作品から今の「カワハラ恋」になってからのセックスアピール的漫画力向上を狙う功名心がどこからやってきたのかは分からねど,前作「淫らな青ちゃんは勉強ができない」での飛躍があっての本作の大ヒットであることは疑いない。ただ,本作が単にエロいから売れた,というだけではないのは,前述した通り,「世間様」のニーズに合致したからに外ならず,不倫なんぞに現を抜かすよりは一途を貫くことの重要さを認識するようになった,いわゆる「保守的」な倫理観を持つ世代が台頭してきたということ,そのこと以外にはありえないと言えるのである。

12/29(日) 駿府・晴

 沸騰している地球とはいえ,ここに本には冬はきっちりやってくるわけで,現在西高東低冬型の気圧配置真っ最中。日本海側でしっかり湿気をブロックして雪をざんざか引き受けて頂いているおかげで太平洋側のお気楽な駿府住民としては空っ風ながら晴天を満喫できている。ありがたいと同時に,ちったぁ除雪費ぐらいは太平洋ベルト地帯(死語?)の金持ち住民は負担すべきだと思ったりする年末五十路親父のぶつくさからこの記事の執筆を始める次第なのである。

 いやー・・・(ここのタメ30秒)・・・この年で,一人でプログラミングして,一人でデータ整理して,一人で出かけて行って口頭発表を2件立て続けにしまくって最後は英語の発表で締めくくるという12月のありようは異常である。神さんからもあきれ果てるというはあきらめの口調で自業自得と一言で断罪される始末。ま,その通りではある。とゆーことで,この12月にやった(やらかした)出来事を綴っていくことにする。

 まず12月最初の週末は,毎年恒例,大師匠へのご挨拶。ご存命の頃は直接ご自宅に夫婦ともども押しかけてくっちゃべって晩飯をおごってもらって帰ってくるという,額縁ょ~経験者とはあり得ない厚顔さを発揮できていたのだが,97歳(数え年だと98かな?)で大往生されて以来は,お墓にご報告がてら伺って,鈴本で落語を堪能してから自腹で(当たり前だ)晩飯食って帰ってくるというルートに変更と相成った。

大師匠の頭上の木
大師匠の頭上の木

 来年は大阪から駆け付けて直帰するのか,年末の慌ただしい中をかいくぐって静岡往復で来られるのか,はてさて神の味噌汁。

 続いて,年末最後の英語講演の準備として,12分のMP4ビデオ撮り。そのまま12月半ばの沖縄研究集会の準備に入り,富士山静岡空港から那覇に前日乗り込み。

とゆーことで三日間の滞在中の昼食や全て沖縄そばと相成った。若い時はラーメンに比べてあっさりしすぎて物足りないなーと感じたモンだったが,この年になるとぴったり。ヘルシーでいうことなしである。来年は来れるかしらね?

 沖縄から戻って研究室の蔵書整理。私物のあれやこれやを一括処分。大分すっきりしてきた。

 本棚をすっきりさせたところで,山陽小野田市立山口東京理科大学(長ぇよ)に出張,口頭発表を行う。昼と朝は小野田駅のうどん。駅前が閑散としている割に,駅うどんがあるところが良い。でも今時バリアフリーでない駅というのもどうなのかしら。

 次年度は大阪でやって欲しいという要請があったが,はてさてどうなるやら。日曜日に総持寺キャンパス使えればいいんだけど。

 昨日は午後14時からオンラインにて英語講演。あらかじめ作って送ってあったMP4を聞きつつQ&Aに備えて講演者は待機しておかねばならぬ。無事終了。

 時間は前後するが,毎年恒例,年末仕事納め帰りは自家用車の洗車を完了する。

今は販売していない,古き良き日産時代の遺物

 これ使っての大阪往復2回ぐらいは実行する必要があるやなしや。こうご期待(誰が?)。

 にしても,やってみると何とかなるもんで,五十路半ばのグループなし研究者としてはこの辺りが限界かしらん。次年はもう少し余裕をもって過ごしたいがさてどーなるやら。

 さて,あとは年内にぷちめれ書いて本年を締めることにしよう。ではまた。

minerva(cs-tklab3) has been updated in Ubuntu 24.04 LTS

 予告通り,まずはminerva(cs-tklab3)からUpgrade開始し,Ubuntu 22から24へ更新完了致しました。動作チェックもかねて本ブログの更新を行っていますが,今のところ支障ないようです。

 今後とも御贔屓によろしくです。