5/23(土)実施のSSH実験講座で使ったテキスト(PDF)とサンプルプログラム(tar.gz)を公開。gmpfrxxにパッチを当てたり,足りない機能や関数を上書きしたりと,実験に都合のいいようにやらかしております。
論文の書き方も色々ある
今年に入って,興味のある問題が出てきたので,あれこれ参考文献を渉猟している。最近はググる(げ,ATOK2009では標準登録されるんだ,これ)と主要なものは最低限,どこの雑誌に載っていてAbstractはこれ,程度の情報は取れるし,もうちっと深く探索すると,掲載論文そのもののや,それと寸分違わぬpreprintが著者のWebページからタダで入手できることが多い。だもんで,面白くなってどっさりDLしてプリントアウトしてざっと眺めているのである。
集めてみると面白いモンで,「ああ,やっぱりそこの部分はそうやるのか」という,かゆいところに手が届くように書いてあるものもあれば,「どーしてそこのところを言及しないのよ。全然分らんぞ!」とワシみたいなアホに冷たいものもあり,論文の書き方も色々だなあ,と感じる。当然,アホなワシが書くと「アホなワシにも分る」ものになってしまうので,特に後者のように書いてある論文が好みである。ま,反面,二番煎じ的な内容が多いので,あんまし重要度は高くないが,なに,分らないものを神棚に上げて飾っておくよりよっぽど役に立つというものであるし,大体,ワシ自体が既存のアルゴリズムの有効な活用法という,完全な二番煎じを狙っているので(つーか,使えない理論家には辟易しているのでね),いわば「お仲間」なのである。
で,そーゆー二番煎じ論文を集めてみると,よくもまぁこんな内容で査読に通ったよなぁ的なものが多くてびっくりする。日本語の学会論文誌の方がよっぽどレベルだの流行だの内容だのに厳格だったりするので,ホントに世界には山のように論文誌があって,レベルもまちまちだと思い知らされる。まぁ,ホントに疑似科学に踏み込んじゃっている怪しげなものもあるけど,そういうものを避けておけば,英語で書いた論文の方が通りやすい,つまり,論文のレベルに合った雑誌は見つかるってのは事実なんだなぁ。してみれば,日本語の論文ばっかのワシは結構真面目にやっている方なのかと思ったりして(嘘ですからね)。
そろそろ土台が固まってきたこともあり,論文の量産を目指そうかと思っているので(出来るかどうかは別よ),下手でもイイから英語で書こうと決意するに至ったのは,そーゆー二番煎じ論文集めの賜と言える・・・のかなぁ?
5/24(日) 掛川・曇時々雨
ふ~・・・完全にばてた。肉体的というよりは,精神的に一足早い夏バテである。本日は,朝一で2ヶ月ぶりの散髪をしてきた後は,週一の恒例行事(風呂掃除・掃除機がけ・洗濯)を手がける気力もなく,ベッドでダラダラするのみ。脳死問題というめんどくさい議論をビデオニュースで見ちゃったせいもあるかなぁとは思うが,まあ,精神的な疲労が蓄積されているんだろうな。やっぱり論文書きはしんどいや。2本(実質的には3本)並列であれこれやるモンじゃないねぇ。大した量じゃなさそうだろうけどさ,ワシの場合,完全に単著だからね,言っときますが。
つーことで,先日の多倍長計算(実際にはそこへ行く前に終わっちゃったけど)講座の資料は追々アップしていきます。CentOS + GCCの環境だったけど,Windows + Visual C++のと手間はそれほど違わないかな? むしろ,後者の方が面倒なことも多いかも。でもまぁ,GMP互換のMPIRというパッケージが正式リリースされたから,WindowsでGMP+MPFR計算はこれから増えていくのかなぁ。今年の後半あたりで余裕があれば試してみたいかも。
で,MPIRについて,Torbjorn氏の紹介コメントが
MPIR. This “angry GMP fork” might be an alternative to the real GMP for some Windows users, but they’ll have to deal with lots of anti-GMP sentiments.
・・・”Angry”なのはアンタだろう,Torbjorn・・・。
今日はぼちぼちやって寝ます。今週末は寝倒しデーをつくんないとダメかも。
5/23(土) 掛川・?
ふひ~,現実逃避しすぎて,晩飯抜きで今日のSSH実験講座の準備を完了させる羽目に。まあでも何とかA4版12pt 27ページの資料が出来上がった。本日使ってみて手直ししてからアップします。当分,SSHがらみでこうした講座が必要になるようなので,C++とMPFR/GMPを使って多倍長数値計算のネタを増やしていこうっと。
色々書きたいことはあるけど,早く寝ないと講座に支障を来すので,もう寝ます。続きは終了後に。
5/21(木) 掛川・?
結局,締め切り間際にならないとセルモーターさえ回らない自堕落な中年になってしまったということなのである。で,夜中の12時を過ぎてようやく「ブルン」と鳴いたところ。うう・・・。
こういう時に限って現実逃避ネタがいっぱい降ってくるものだ。まず,注文していたMathematica7が到着。
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ほぼ10年ぶりの(ワシにとっては)アップデート。パッケージを開けるとCDが2枚入っている。
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一枚は「おうちで使ってイイですよ」というオマケらしい。まぁライセンス管理が厳格すぎて使いづらいという声は昔っからあったからなぁ。Webで何でも出来る時代では当然の措置。
・・・という舌の根も乾かぬうちに,Wolfram|alphaがリリースされた。何でも1 linerならMathematicaのみならず,自然言語的な命令でも実行ししまう優れものだそうで。試しに
と
とかやってみると面白い。ついでに
と3×3のHilbert行列を突っ込んでみると,この性質を診断してくれる。むぅ・・・あの10万円,何だったんだよぉ~,金返せ~(という程のモンでもないけど)。
サイバネットシステムから,Matlabのサポート業務をすべてMathWorks日本法人に引き継ぐとメールが来る。まあワシは当分Scilabがメインなのでどーでもいいけど,美味しい業務を失った後,「千尋の谷」に落ちることがないように祈る。株価はもう落ちまくっているようだが。
千尋の谷で思い出したが,古谷三敏の名作マンガ「寄席芸人伝」に,のほほんと育った2代目噺家の話があったな。名人である自分の父親に弟子入りして,甘やかされた生活を送っていたボンボンが,父が病気で倒れ死ぬ直前に枕元で,「これからお前は千尋の谷に落ちるんだ」「男なら這い上がれ」と告げられる。実際,その後,このボンボンは大した実力もない上に,父親という後ろ盾も失って世間の冷たい風に当たる羽目になるわけだ。
世襲政治家ってのは楽なのかな?・・・と,この話を思い出して,ワシは考えてしまうのであった。
明日じゃないもう今日は千尋の谷なので(別名:自業自得地獄)もう寝ます。