4/10(木) 掛川・?

 うっひょ~,初回講義前日にようやっとテキストが4章分出来上がった~。一応公開済みの所に置いてあるけど,URIは全部完成してから公開予定。GW中には一通り完成させたいので,その辺かな~?
 しっかし,講義前日の筈なのに,先方からは全く連絡nothing。これも凄いよな。明日初回ってのをご依頼のM先生から聞いてなかったらアウトだぜ? 年間スケジュールもWebに載ってないし,全く教員と学生は最高だが,事務体制は超ヘタレだなぁ>S大J部
 で,初回はいきなり複素関数・関数近似・数値積分の概略を喋っちゃう予定なのだが,さーてどうなりますことやら・・・ちと不安であるが,まあ優秀なる学生さんのことであるから,何とかなるでありましょう・・・と人ごとモード。
 で,C++標準の複素数計算機能を調べている内に,gcc(g++) Version 3.4.6の”complex”ヘッダファイルを覗いてみた。除算の中核部分はこーなっている。

  // 26.2.5/15
// XXX: This is a grammar school implementation.
template
template
complex<_Tp>&
complex<_Tp>::operator/=(const complex<_Up>& __z)
{
const _Tp __r =  _M_real * __z.real() \
+ _M_imag * __z.imag();
const _Tp __n = std::norm(__z);
_M_imag = (_M_imag * __z.real() - \
_M_real * __z.imag()) / __n;
_M_real = __r / __n;
return *this;
}

こんなんだから,gccのライブラリは信用ならないって言われちゃうんだよなぁ。”grammer school implementation”って開き直られても・・・。ちなみに,Visual C++ 2003以上のものはかなりマトモでした。そろそろ数値計算にgccはステ,かな。どう計算すべきか,って話はワシの資料(大元は伊理センセの本)にも書いてある。
 さて,明日はちょっと早めに出かける予定なので(何せ,出勤簿がどーなっているか,J学部の非常勤講師室がどこかもさっぱりワカランし),今日はこの辺で寝ます。

久世番子「番線 ~本にまつわるエトセトラ~」新書館

[ Amazon ] ISBN 978-4-403-67051-0, \640
bansen.png
 三浦しをんのエッセイのようなマンガはないか,と思っていたら遂に出てきた。それが本書である。「ご趣味は?」と問われると,「読書です」などという無難な受け答えが出来ず,つい,「ビブロス(旧・青磁ビブロス)の騒動は本当に心が痛みました何せやおい転じてBLがこれだけ隆盛といわれているのに月刊誌で長く頑張ってきたのはBE×BOYだけですしここがなくなると新書館のディアプラスなんてエッチのエの時もないようなヘタレほのぼの雑誌しかなくなっちゃうし本当にほんっっとうに心配だったんですけどアニメイトさんに引き継がれると聞いて心底安心したんです~」と聞かれもしないのに暴走してしまう輩,それが三浦しをん的読書人という奴である。本に対する愛と情熱あふれる,溢れすぎる愛すべきバカ,そんな人間が描いた,暴走するエッセイマンガが遂に登場したのである。イヤサカ,イヤサカ・・・あ,誤解がないように言っておくが,三浦と違って久世は腐女子ではなく,清く(でもないか)正しい文学少女である。
 マンガが爛熟機を過ぎ,教育カリキュラムとしても定着しつつある昨今,ようやっと読書を楽しむ漫画家自身がその知識と体験をマンガ作品として世に送り出すようになってきた。もちろん今までだってポーズとしての読書を公言する漫画家は沢山いたが,偽りない自分自身の純粋なシュミとして読書を楽しんでいたかどうか,ちょっと怪しいところがある。本好きの人間には,その作品を描いた人間が真の読書家かどうかを探知するアンテナが備わっているので(SFモノにもあるそーな),「こいつはそんなに本好きではないな」とゆーことは直感的に分かってしまうのである。そのような読書家の厳しいチェックを楽々とクリアするマンガ作品,具体的に言うと,いしいひさいちの「ホン!」や,吉野朔実のシリーズ(1,2,3,4,5)のようなものは,ごく最近まで現れなかったのだ。
 こういうものは読書を生活習慣として組み込んでいる人間でないと書けない代物なのである。どこでそれを見分けるのか?というのは具体的に説明しづらいのだが,昔,塩野七生がアラン・ドロンのCMを見て,貴族的なマナーを完璧に演じているのに不自然さを覚えた,というのに近い。彼の演技はきっちりしすぎていて,生まれながらの貴族が持っている「マナーに対する自由奔放さ」というものが皆無だった,というのだ。習慣としての読書を行っていない人間が書いたものには,本を読むことによって知識を蓄えた,という意識が強すぎて,少し堅苦しいモノを感じてしまうのである。読書なんて,読んでいる最中が一番楽しいのであって,読了してしまえば結果として知識を得ようが,忘れてしまおうが,本来ドーデモいいことなのである。「勉強としての読書」は「習慣としての読書」とは別物なのだ。
 そんな「習慣としての読書」をして自身の商売ネタとすることに成功した数少ない漫画家,久世番子が,本に関係する社会システムの一部を取材し,時には体験する(した)ことをテンションの高いエッセイマンガにしたもの,それが本書である。
 新書館というところは不思議な出版社で,ことにマンガに関しては派手なメディアミックス戦略というものとは全く縁がないにもかかわらず,ウィングス創刊以来,主として少女漫画系統の漫画家を細く長く育ててきたという実績を持つ。それでいてBL系のディアプラス,そしてエッセイ主体のウンポコと,雑誌不況と言われて久しい近年になって創刊し,発行し続けている。何というか,不思議としか言いようのない堅実な商売をしているのである。ことにウンポコは,訳の分からないタイトルではあるが,傑作エッセイを連載させていたりする,あなどれない雑誌なのである。似たようなテイストのBethは講談社という大出版社が創刊したにも関わらずあっという間に休刊してしまったのに比べると,そのあなどれなさが分かろうというものである。
 久世がそのあなどれない雑誌に連載を持っていることは,一箱古本市を主催する編集者・評論家の南陀楼綾繁さんのblogの記事を読んで知っていた。だもんで,本書を見た時には直感的に「あ,さては」と気が付き,掛川の本屋には一冊しか置いてなかったそれを持ってレジに直行したのである。
 で,本書だが,さすがエッセイマンガの名手だけあって,面白く読ませてくれる。ワシが一番笑ったのは写植屋さん訪問記で,何というかメタフィクション的なギャグをかましているのである。詳しくは本書を買って確認してくれたまえ。
 当然,「習慣としての読書」をネタにした作品もあり,蔵書の管理に悩む読書人なら本棚戦線参謀本部のドタバタは「うんうん分かる分かる」となるはずである。ちなみに「壁全面の本棚ぁぁぁ~~~♪」(P.39)をワシは46万円で実現しましたがね。ほほほほほほほほ,うやらまし~~だろぅっ!>久世
 ところで一箱古本市で「死体の本」を買ったのはやっぱり内澤旬子さんだよなぁ・・・と思っていたらやっぱりそうだった。うーむ,内澤のシュミにマッチする本を読んでいたとは,さすが久世である。
 エッセイマンガを面白くする演出と,ウソ偽りのない読書習慣が良い具合に解け合って良質のハーモニーを醸し出している, 小林よしりん言うところの「技術の上に念を載せ」た作品が本書である。本好きのあなたには,是非とも身につまされて読んで頂きたいものである。「安くて軽いマンガ家」(P.31)を体現するような価格と軽さ(最近の本はホント軽いよね)なので,損はしない筈である。

4/5(土) 掛川・?

 うう,日を跨いでようやっとプログラミング環境の準備が出来たぁ~。っつってもこれをきちんと整えるのは一苦労なんだがな。
 PNGwriterをVisual C++ 2003以降の環境で動かすにはこの説明通りにやるとうまくいく・・・のだが,同じVCでもExpressバージョンではmasmがなかったり(代わりにmasm32を利用),VC 2008では.ccファイルもC++ファイルとして認識してくれたりするので.cppへのリネームも不要だったりと,微妙に違うところがあって面倒だ。でもまあそれ以外のlibpng+zlibやFreeTypeはVCのプロジェクトファイルが最初から同梱されているので,コンパイルは楽チンだ。
 で,動いた証拠品を貼り付けておく。
out.png
 サンプルはこれ。TrueTypeフォントはWindowsのものを使っている。truetype.exeという名前でサンプルプログラムを生成したので,実行時には

truetype c:\windows\fonts\msmincho.ttf ..\text1.txt c:\windows\fonts\msmincho.ttf ..\text2.txt c:\windows\fonts\msmincho.ttf ..\text3.txt c:\windows\fonts\msmincho.ttf ..\text4.txt c:\windows\fonts\msmincho.ttf ..\text5.txt

とした(全部つなげて一行で実行)。
 さて,ここまでくれば後はお絵かきだけだ・・・つーことで,杉浦先生の教科書のP.118の例(「の」ばっかしや)を書いてみる。ソースコードはもちっと整理&C++のお勉強をしてから公開する予定。
sugiura_p118.png
 春なのでそれっぽい色にしてみました。かえって気持ち悪いかな?
 ん~,この図を見ながらY博士が「桁数を増やすと絵が変わるんじゃない?」とか言っていたのを思い出すなぁ。計算桁数の影響が出るのはもっと細かい部分の配色だけで,大まかな外形には殆ど変化はないと思うけどね。
 この辺で体力の限界なのでもう寝ます。
 起きました。うー,部屋が広くなった分,掃除が面倒になったなぁ。乾燥機のない17年目の二層式洗濯機を使っているせいで,干す作業が加わったし,オマケに北向きだからベランダは全然日が差さず,一日かけても乾きゃしない。夏のボーナスではぜぇ~ったいにナナメドラム式洗濯機を買って広末涼子に入ってもらうのだ!(ちょっと妄想が入ってます)。
 電気代,17日分だが請求書が届いた。ここで公開するが
fee_elec_power200804.png
 うはー,たっけぇ~。オール電化生活は思いの外高く付くことを思い知る。まあエアコンを暖房モードにしてガンガン使ったせいもあるだろうが,このペースでいくと,月々1.3万円~1.5万円を中部電力に貢がねばならないことになる。以前のアパートではガス代が4千円,電気代は20A契約だったので夏の暑い盛りでも最高で8千円程度だったから,暖房用の灯油代を含めてもコストアップである。まあ広い部屋だし,温度を一定に維持するだけでも高くなるのは致し方ないが・・・うう,節約せねば。
 電気代を噛みしめながら,休日を過ごします。

4/3(木) 掛川・?

 むぅ,ゴミ出しについて,とうとうクレームが付いてしまった。PC用に組み立てたレンジ台の梱包材のうち,かさばるビニール類を燃えるゴミにして出したのだが,そーゆーものは資源ゴミにして出せ,ということらしい。わざわざ手書きの分別マニュアルまで頂く始末。いや,きちんと読んだつもりだったのだが,汚れのあるものを一緒くたにしていいのかと思ったし,そもそも資源ゴミ用の袋はパンパンで,無理に詰め込んだら破けそうになっていたのだ。・・・ま,言い訳ですがね。しかし,指摘する方もされる方もお互いイヤな気分である。次回から気を付けるしかないなぁ。そのうち以前のアパートのように,町内会から締め出しを食うかもしれず,それはそれで気楽でいいけど。
 テキスト執筆,煮詰まる。つーか,全体方針が見えてきたのですっかりダレてしまったのである。で,サンプルプログラムなんぞをチマチマと触っていたりするのである。
 お手本は大部分複素数計算が含まれるので,ライブラリとしては何がいいかな,と考えたが,やっぱり標準のC++ライブラリ(MSDNの解説)がいいな,ということになった。Visual C++とGCCで共通に使えるソースで,しかも余計な記述が少ないもの,となると必然的にそーなる・・・かな? ある程度出来たらライブラリ化しよっと(有言不実行の可能性大)。
 で,ついでにお絵かきツールは何がいいかな・・・と捜していたら,PNGwriterなるものを見つける。まだ試していないが,Freetype(文字列埋め込み機能を使わないのなら不要)やzlib/libpngが揃っていれば,Windowsでもイケルらしい。C++なので用途的にもぴったり。どーせ2Dお絵かきしかしないので,ま,これでいいか。以前はOpenGLを使っていたが,2Dで使うにはちと道具立てが面倒なのである。うまくいけば半年遊べるかも。
 なんで日本語の解説がちらとあるのかな,と思ったら,土台に使用された資料は日本人が書いたものだった。なるほど。フランス人が翻訳CGI使ってワシのページを読むぐらいだからな。こーして不完全ながらもBabelの塔が着々と建設されていくのであるなぁ。天から雷が落ちなきゃいいが。
 ・・・で,今日も下書き完成せず。明日こそ・・・って出来たためしがあったっけ?
 ともかく頑張りマース。

4/2(水) 掛川・?

 尻に~(しりにぃ~)
 火がついた~(ひがついたぁ~)
 燃えてるよぉ~(もえてるよぉ~)
 ぼうぼうだよぉ~(ぼうぼうだよぉ~)
 つーことで,FFTテキスト,一気に講義三回分書き下ろし。4回目で挫折。今日はここまで。
 先日の年齢計算プログラム,

your_age = current_year – birth_year;
if(current_month < birth_month) your_age--; else if(current_month == birth_month) { if(current_day < birth_day) your_age--; }

の部分は,もっとシンプルに

age = (int)((current - birth) / 10000);

でいいじゃないかというご指摘をT君から頂く。うむ,確かにスマートだ。で,書き直したものをアップしておく。
 明日も(今日か)頑張ります。今週中に何とか全体の下書きを書き上げるのだだだ。