昨日に引き続きどんよりした空模様。昼頃,宅急便を出しに商店街に出かけたら,スコールのような土砂降りに遭遇する。来そうだなーってんで傘を持っていったからよかったものの,それでもGパンの裾がぐしょ濡れになる。さっぱりしていいけどさ。
つーことで,何とか毎年夏の恒例行事をこなす。先日インストールしたばかりのVista環境にAcrobat Readerを突っ込んで252枚の原稿を打ち出す。ちょっとリビング(もどき)設置のLBP-1210の調子がおかしいようで,縦じまのようにトナーが薄い部分ができてしまう。しょうがないので40ページほど打ち直し。更に,打ち出しの途中で見つかった未修正部分も,リビングと隣室のデスクトップとの間を行ったり来たりしながら修正。午後1時過ぎには黒猫のおばさんたちに手渡すことができた。明日には届くとのこと。
これでは面倒と,自宅に戻って早速Vistaの上にいつものTeX, Scilab環境を乗っける。これはUACの影響も受けずにすんなりインストールできた。こんだけやっておけば,かつてのLet’s Note R3環境とほぼ同等(それ以上か)のことが可能となる。しかしまぁ・・・便利にはなったものの,出来上がった環境の複雑さはどうだろう。この先,ハードウェアをとっかえる度にこの作業を全部やり直さねばならぬとなると・・・あと10年はやりたくないものである。まあおかげでUNIXでもWindowsでもそれなりに使いこなせるスキルは身につきましたがねぇ・・・実社会では役に立つのかしらん?
あ,一つ前のW32TeX.msiのバグ(DLLバージョンの不整合)がもう直っている。角藤先生には頭が上がりませんね。いつもありがとうございます。
しかしまぁ,TeX環境もずいぶん変わったよなぁ。多言語処理はスタンダードになりつつあるし,フォントの数は把握できないほど増えたし,いまやdviよか直接pdfだもんなぁ。こちとら単なるユーザだから,せいぜい使うコマンドといえばplatex, dviout, dvipdfmx, jbibtex, mendexぐらいだけどさ,その下の機構はめまぐるしく変わっているんだよなぁ。Web以上にTeXって印刷業界の職人芸になっていくのかしらん?
つーことで,テストを兼ねてこのBlogをWindows VistaのIEから更新しております。キーボードが変わっちゃって,どこがIMEの切り替えキーなのか迷うこと迷うこと。まあ勉強がてらボチボチやっておりますがね,ハードは変わっても,キーボードだけはあんまし変えたくないなぁ。・・・年か?
年を感じつつ,ボチボチ本業の方をしっかりやります。はい。
UNIX Note PC環境に戻ってきました。M$ Office 2004も届いたのでさっさとインストール。まあこれでお仕事環境は何とかなるだろう。
CentOSはWindowsで作ってあったVMをそのままコピーして流用。VMware-toolsだけは再インストールしたが,それ以外は問題なく動作している。あーラクチン。この先,環境構築はなるべくVMで,ということになるのかしらん。
あ,MPFR 2.3.0がリリースされた。翻訳間に合ってないな。どうしようかしらん?
機能追加のメインはBessel関数なので,多倍長Bessel(ベッセル)関数がご入用の方はぜひお使い下さい。
お,内田先生の「私家版・ユダヤ文化論」が小林秀雄賞とな。おめでとうございます。
・・・などとのんびり書いているうちに,風呂を文字通り沸かしてしまった。あー,早くオートマチックの風呂を使ってみたいものである。
もう少しやって寝ます。
8/29(水) 掛川・曇
昨夜は皆既月食があったようだが,こちらではロクに見られなかったのではないかな。本日は更に雲がみっしりとつまっている。太陽が全然出ないので,気温も上がりそうもなく,自宅のおんぼろクーラーが珍しく最大出力に達していない。電気代は助かるが,もう秋か〜という感慨が湧いてくるな。もう夏気分は満喫したので,熱いのは遠慮したいが。
UNIX Note PCのセッティング,最終段階である。注文してあるM$ Office 2004は到着待ちだが,もう発送済みということなので届き次第インストールすればよろしい。で,残るアプリはお絵描き環境だが,こればっかりはM$ VisioとWMF2EPSが手放せない。探してみたものの,Visioの代替物は見当たらなかったので(Concept Drawってのが近いみたいだが使う気にはならない),やむなくVMware Fusionの上にVista環境を構築してそこに乗っけることにした。
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Vistaをインストールすると,UNIX Note PCの常用フォルダへの共用ディスクを作ってくれる。これは便利。Vistaもシャコシャコ動いてくれるので,今のところはBoot Campを突っ込む必要を感じない。どーせCentOSも入れなきゃいかんし,しばらくはVMwareだけで突っ走ってみよう。
Vistaだが,WMF2EPS付属のEPSプリンタドライバがインストールできない。エラー(0x00000002)が出るだけで皆目原因が掴めず。ググって見ると,ドンピシャリのページを発見。そっかー,PSドライバが入っていないのが原因か。M$はつくづくAdobeから離れようとしているのであるな。XPSが普及すればいいのだが,さーて,今のPDF帝国をどこまで突き崩せるのやら。
解説の通りにやって無事インストールはできた。とりあえず,この環境で使い続けてみることにする。
ちょろっとベンチマークをやってみたが,このUNIX Note PC,パフォーマンスが思いのほか悪い。ワシ手製のMPFR/GMPベンチを動かしてみると,Pentium 4 3.0GHzの半分程度しか速度が出ない。どうも,MacPorts配布のGMPバイナリが適当にコンパイルして作ったようで,きちんとTuneされていないようなのである。便利だったのは,LAPACKが最初から入っていたことぐらいかな(Xcodeに同梱されていたのかどうかは不明)。
つーことで,ワシの本業はやっぱり自作のPentium D Clusterでやんなきゃダメみたい。アプリ環境は大体希望通りなんだがなぁ。何もかもうまくは行かないようである。
では本日はメインのお仕事を仕上げるべくがんばります。明日中には送付しないとダメなのよねぇ。しっかりやらねば。
8/28(火) 掛川・曇
どんよりした天気。北からは冷たい空気を大陸から運んできた高気圧,南には夏の太平洋高気圧があり,東北辺りで両者の間に前線が停滞している。ぼちぼち涼風が日本列島全体を駆け抜けるのであろうが,そうなると一気に冬なんだな。ま,9月初旬までは暑い日が多いようだが,酷暑がやってくることはもうなさそうであり,一安心である。その程度の期間なら,おんぼろクーラーは何とか耐えられそうだからである。
ひろゆきのインタビュー記事。「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」は,「居酒屋で管を巻くオヤジの社会時評」並の内容なので,きちんとした評論としては全く役に立たず,ワシは途中で放り投げてある。このインタビューを読めば大体のひろゆきの主張は掴めるので,本を買う必要がなくお得である。
竹熊健太郎さんは,コミケ主催者・故米沢義博さんとひろゆきに共通する特徴として
以前俺は2ちゃんねるの西村博之氏に会ったとき、なんとなく米澤さんに感じが似ているなと思ったことがあります。顔も世代もやってることも違うのだけど、世の中に対する柳に風的な態度というか、飄々とした感じに共通点があると思ったのです。
と書いているけど,このインタビューでは「柳に風」的な態度がよくわかる。削除要請に対しては素直に応じているところは正にそれである。
竹熊さんが指摘していない,二人に共通するところはもう一つあって,それは「柳に風」とは全く正反対の態度を貫き通しているということである。つまり,ユーザ(参加者)が望むことを実現する場を作る,ということに対しては全く揺らいでいないのだ。それ故に,それを貫くための障害になる得ることを「柳に風」として引き受ける態度が身に付いた・・・のか生来のものなのかは不明だが,ともかくそのような態度が必要不可欠だったと言える。この二人に多数のユーザがくっついて離れないのは,その厳然として揺らいでいない態度への信頼があるからなのだ。故・岩田次夫さんも「ヨネやんは裁判にでも身をさらす覚悟が出来ている」ってことを主張されていたなぁ。
そろそろ総務省のお役人たちも,権利団体の主張を真に受けてユーザのフェアユースさえ制限してしまうと,iPodにしてやられてしまったという失態をまた演じかねないという危機感を持っているはずである。もう少し,権利を緩やかにすることのメリットと,権利を制限することによるデメリットを勘定に入れた判断を,政策当局者にお願いしたいと思う次第である。
ではボチボチでかけます。
8/27(月) 掛川・曇時々晴
夏の太平洋高気圧は徐々に勢力を落とし始めたようで,今後「ガッツリ暑い」という気温が続くことはなさそうである。
本日は職場全体が休みなので,ワシもアパートの自室でゆっくり家事をこなすのであった。ここもあと数ヶ月(いつになるやら・・・ハァ)で引き払うかと思うと,感慨深いものがある。最初にこのアパートに来たのは1999年1月だから・・・かれこれ9年,ここに滞在したことになる。その間,洗面所もなく,一度も畳替えをせず,8Mbpsに上げた途端にブチブチ切れるアナログ電話線もそのまま。変わったのは外側のペンキの色だけである。ケチ臭い大家のお陰で(どーせ敷金も戻ってきやしまい)ビンボ臭い生活習慣が身に付いたのは,まあ良かったかもしれない。この先どーせ○○が増える見込みもないし,何か食うと脂肪にしかならない中年肉体の保持者としては,生活態度をダウングレードしていくに越したことはない。ありがとう,○○ハイツ○2○1号室! 今後はS銀行から借りた金を20年かけて地道に返済していく超ビンボー生活に突入だ!
ほぼ日がリニューアルして数ヶ月。初期の頃から比べると,ずいぶんサイトの性格も変わったなぁと感じる。
初期の頃は,「はやらなくなったイトイ」が全精力をWebにぶつける自己表現の場だったのが,今では東京糸井事務所としての活動の掲示板的な位置づけに落ち着いてしまった。もちろんそれはイトイの活動が順調に実を結んだ結果なので,言祝ぐべきことなのだが,ちょぉっと寂しいなぁという感想も持ってしまうのである。
Webが我々の社会にすっかり定着し,CMSのようなカスタム容易なソフトウェアが求められ,その上にWebが安定して稼働するようになったという状況を,Tim O’ReillyはWeb 2.0と総称しているわけだが,そうなってしまうと,メインとなる活動は安定した土台の上のLayerで行われるようになる。イトイ新聞の変化はまさにそれで,Webというものがこの先どうなるか分からないからこそ,コンテンツ作りに四苦八苦していた時代を経て,Webという「信頼性のあるメディア」を「従」としつつ,「主」としての社会活動に励むようになったのである。
してみれば,Web “2.0”と称しているとはいえ,つまりは広報メディアの一つの道具に成り下がったと言えるわけだ。これから先もなくなることはなく,技術的には進化・・・とゆーか,互換性と信頼性と操作性を重視した方向に進んで行くのであろうが,組織においては分業体制のなかの一部門として,特殊技能を持った人間が作って行く代物になるのだろうなぁ。ワシが感じた寂しさは,それなりに1990年代後半のInternet & Webのブームに乗っかった人間として,祭りの後のそれと同じものなのであろう。
・・・と,昨日のblog入門で,CSS, XML,Flashをバリバリに多用したMovable Type 4.0のインターフェースを見て,つくづくそう思わされた次第である。
あ,もうこんな時間(正午)だ。先日録画してハマった映画「日本のいちばん長い日」を見ながら,ソウメンでも茹でて飯にしましょうかね。
8/26(日) 掛川・?
晴れていたような曇ってもいたような,よーわからん天気。残暑も一段落といったところか。
本日は市民体験入学講座。メインの講演は森永卓郎氏。ずいぶん人が集まったみたいだが,ワシは真面目に体験講座の準備に勤しんでいたので聞けず(嘘)。日銀総裁の悪口芸日本一の人だけに,ちょっと聞きたかったな。
ワシの担当のBlog入門はI君,K君,Y君の助力も得て何とか大過なく終わった。少なくとも布団をかぶって謹慎するほどの失敗はなかった・・・と思います,はい。どうでしたでしょうか?>受講生の皆様
・・・と書きぶりが平身低頭なのは,ここのURIを教えてしまったからである。身から出たサビという奴ですね。
折角なので,講座で紹介したBlogと大手Blogサービスへのリンクを張っておきます.ご参考までに。
αブロガーさんたち
・ガ島通信
・内田樹の研究室
・たけくまメモ
大手Blogサービス
・OCN
・@nifty
・Biglobe
・はてな
本日使ったMovable Type 4.0の開発元
・Six Apart
・Six Apart日本法人
・・・慣れない平身低頭ぶりはここまで。以降は普通の調子に戻ります。
K先生をご案内して浜松にウナギを食いに出かけた時,ワシのパルちゃんの運転席側のウィンドウが閉じなくなってしまった。その時はスイッチをガチャガチャいじって何とか上げたのだが,本日とーとーウンともスンとも動かなくなってしまった。慌ててディーラーに持って行ったら,技術料金とモーターの交換で4万円とか・・・げげ,死にそう。今度おごって下さい>K先生
本日は風呂入って寝ます。明日から当分お休みします。