8/19(土) 掛川・?

 天候を思い出せないほど,一日中集中して書き物をしていた。うー,真面目に仕事していると書くことがないぞ。
 Gauss型積分公式の解説を書き終えたときには,何故かCubic splineの解説も追加されていたりして,ちょっと不思議。どーりで疲れが倍増しているよな。
 明日は予定通り,第一次推敲に宛て,ゆったり過ごそう。で,今週末に最終校正。どーせtypoは絶滅できないだろうけど,いーんだ,直せばいいんだもん(開き直り)。
 疲れたので寝ます。

8/18(金) 掛川・晴

 台風10号は九州を縦断中。この後,日本海に抜けて北朝鮮へ向かうらしい。今年の夏は台風の来襲が多かったな。秋はどうなるやら。
 今日からしばらくはいい天気が続きそうである。そろそろ布団ぐらい干しておこうかなぁ。
 これからのCPUはheteroになるので,ソフト屋さん頑張ってね,という記事。確かにCellとAMDはそっち方向へ進むのだろうが,Intelはどうすんのかなぁ。まあとりあえず,4 coreまではAMDもIntelもhomeなcoreで頑張るみたいだから,ワシはそこまではついていこうと思う。そっから先はもう情報屋さん頑張ってね,という世界だな。これからますます,プログラマは並列化(Multi-threadだけだが)技術を勉強する必要が出てくるのであるなぁ。そっちのテキスト(と言うほどか)は8月後半からとりかかろうっと。
 書き物,頑張ります。

8/17(木) 掛川・晴時々曇

 台風が近づいているせいで,灰色の雲が空を覆い,蒸し暑い風が吹きすさぶ。セミの声も本日は小さい。もう残り少ない夏なんだから,鳴かしてやれよ,と思う。スポーツクラブから帰ってきたら,駐車場の草むらから赤とんぼが飛び立った。うーん,もう夏も終わりか。早いぞ。
 午前中は書き物に勤しみ,どうにか1節分の追加が完了する。これがなかったせいで,どうも座りが悪かったんだよな>テキスト 
 これで残りは直交多項式とGauss型積分の解説のみ。明日明後日で何とか終了し,最後の一日は第一次推敲日にあてたい。〆切は今月末。一番手薄な境界値問題と偏微分方程式には手をつけられなかったが,まあ今年度末から来年度(あるのか?)までには何とかしたいぞ。しかし真面目に書き出すと終わらないだろうなぁ・・・。
 夏野菜グズグズカレーは本日の昼に全て食い尽くしたので,残り3日を今冷蔵庫にある備蓄食材で暮らさねばならない。明日は虎の子の1万円を年会参加費の支払いにあてる予定。いつになく真面目にこの夏休みを過ごしたおかげで,結構な節約効果があったよな。
 さて,残った課題を片付けちゃうか。

8/16(水) 掛川・晴

 太陽は出ているものの,昨日とは違って雲が薄くたなびいている。昨日電話をくれたK先生によれば,ワシは台風を呼ぶ男なんだそうで,実際台風10号が太平洋上をふらふらしているようだ。しかしどうやら四国から九州へと向かうようで,ちょうどK先生が宮崎にいらっしゃるのと同時らしい。台風に好かれているのはどっちなのか,よく考えていただきたいものである。
 夏野菜がすっかりグズグズになったカレーを食し,TVニュースを見ながらこれを書いている。
 Amazonに発注してあったC++プライマー 第4版が届く。暑いさなかにお届けありがとうございます>宅配便やさん
 先日,東京で見かけたのだが,あまりの分厚さにAmazon送りにしたのである。送料もタダだったしな。
c++_primer_4th_ed.JPG
 分厚いよなぁ(953ページ)。でも参考書としてはTemplate,特にSTLの説明がきちんとしてある奴が一つぐらいないとね。次年度はTemplateベースのライブラリの本が書けるといいなぁ。
 C++ Object指向の欠点は,
 1. プログラミングの経験値がないとその価値がよくわからない
 2. アホが作ったclassはソースを見ないと使いこなせない
 3. 基本的には整理技術なので,アルゴリズムレベルの高速化には役に立たない
 4. 組み込み系ではC以上の機能は必要とされていない
ってところか。研究者レベルだと,本は書けるが論文は書けないって感じかなぁ。最近だと
 5. WebではPerl/RubyのScript言語,Javaだけで用が足りる(最近ではSQLも少し)
という状況も手伝って,C++じゃなきゃ,っていう要求は減っているように思う。GUIベースのアプリ開発ぐらいかしらん。
 今日もぼちぼち人生を過ごします。

吾妻ひでお「うつうつひでお日記」角川書店

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-04-853977-9, \980

うつうつひでお日記
吾妻 ひでお〔画〕
角川書店 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。

 一言で言えば,Making of “失踪日記“と読書日記。Comic 新現実で連載が始まった時には,「何で2004年から始めるの?」と疑問に思ったのだが,意図したのかどうかはともかく,原稿がコアマガジンからイーストプレスへ渡って「失踪日記」が発売される直前,2005年2月まででぴたりと記述が終わっている。出版社の意図としては失踪日記に便乗する形で売り上げを伸ばしたいと思ってのことだろうが,B6版のオレンジ装丁,しかもタイトルよりも「吾妻ひでお」の文字がやたらにでかい所なんぞは,あざとさの極みというべきであり,あきれるよりも笑ってしまう。この先も同様の尻馬本が出版されるようで,著者も自身のWebページで「オレンジの本を何冊出すんでしょう」と自嘲気味に語っている。
 これで思い出したのが,「寅さん」として生涯を終えた俳優,渥美清のことである。小林信彦の「おかしな男 渥美清」では,寅さんのイメージ一色になってしまったことを悔いているようなニュアンスが強かったが,実際はそれだけでもないようで,先日放映されたNHK-BSのドキュメントでは,寅さんのイメージを崩すことを恐れて,盟友の早坂暁の脚本によるTVドラマの主演をドタキャンした,というエピソードが紹介されていた。松竹の意向も強かっただろうが,本人としては,映画会社の大黒柱を支える当たり役を勤めることに対して,違和感と共に誇りも感じていたというのが実情だったのではないか,と思えるのである。
 古くからの吾妻マニア(何せ「ビッグ・マイナー」だからな)にとっては「失踪日記の吾妻ひでお」になることは耐え難いかもしれないが,当の本人はどう思っているのだろうか。今後の吾妻ひでおの活動を占うのは,充電期間中に読み込んだ作品群の蓄積と,そのあたりの心持ちにかかっているように思えてならない。