これはまだ11日に書いているので,当然明日の天気は分からない,と。ぷちめれ,何書こうかなぁ。東京行きの新幹線車中で書くか。
某テキスト後悔(公開?)ページ,blog化作戦開始。今見ているのは,移転した仮のページなのだ,ふふふふふ(何がおかしい)。
ついでにMovable Typeも3.31へup・・・しかけているところ。しかしダウンロードの手続きが面倒になったなぁ。フリーのModuleも利用しているくせに,そんなに権利主張ばっかり強くしていいのかね。商売強化したいんなら,ぼちぼち完全内製化して全部C/C++とかで書き直したらどうかね>Sixapart
お盆のラッシュ開始日だってのに,出かけるのやだなー。反対方向だから,そんなに混んではいないと思うが,はてどうなる?
では行って来ます。
Pet Shop Boys, “Fundamental”, EMI
[ Amazon ]

ここ数年間のPSB(renewalしてからPopup Windowがうぜってぇ)のアルバムの中では,一番安心して聞くことができた,かなぁ。Bilingualでラテンに傾倒したかと思えば,エレキ主体の曲に凝ったり,1990年代後半は冒険をしていたのが,21世紀(誰も使わなくなったな,この言葉)に入ってからは「普通にシンセ」(テクノって死語かなぁ)しているように感じる。
といって,1980年代の頃に先祖がえりしたのではない。あの頃の”Two Divided by Zero“なんかと聞き比べてみれば,前面に出た電子音は同じテイストを持っているが,その奥に潜む高周波音には明らかに深みが出てきている,つーか,深みを持たせるべく,音の重ね方の熟練度が増している。だからワシみたいな年寄りでも飽きずに聞いていられるのだろうな。小室なんか,今聞くとやたらに古臭く聞こえるもん。
男同士の夫婦生活(だよなぁ)も長くなって,倦怠期を乗り越えた厩火事えげれすミュージシャンコンビも円熟味を増している。死ぬまでピコピコいわせて頂きたいものである。
8/11(金) 掛川・薄曇
一応太陽は出ているものの,空にはうっすらと白い靄がかかっている。暑いことは暑いが,いつぞやのような猛暑には至っていない。平年並みの暑さというところ。
昨日夕方より職場が全面閉鎖,機械警備に移行したため,本日より再来週月曜朝まで強制的にお盆休み。まあ休みったって家でもやることは変わりないんだけどな。今年は何せ並列計算環境も自宅に整っちゃったし。PSBをガンガン流しながら投稿論文チェックやら,テキスト執筆やらをこなすのみ。
ほほう,PentiumDベンチがGoogle Scholarから引っかかるようになったのねん。やっぱりエーゴで書くと参照数が違うよなぁ。
愛読している夏目房之介さんのblogが移行した・・・のはいいんだけど,字が小っちぇ~。唐沢俊一さんのページも同様。教祖様のページも,移行当初は小さかったよなぁ。まあユーザ側で調整すれば済むっちゃ済むんだが,ユーザ様を大事にしなきゃいかんページなら,せめてIEやFirefoxのデフォルトサイズで読みやすいフォントサイズにして欲しい。以前も書いたが,欧米のアルファベットと違って,特に漢字は字体が複雑だから,若干大きめにすべきなのである。ことに近年は文庫でも大きな文字サイズが一般的になっており,ほーれみろそれこそ学力低下だと騒ぎ立てるバカ団塊世代親父どもはさておき,人に読んでもらいたいものを書くなら,「プレゼンはでかい声で」という常識同様,「blogの日本語は若干デフォルト設定より大きめに」はusabilityなんて横文字を持ち出すまでもなく,当たり前のことと認識すべきなのだ。
折角の休みだから,ここで溜まったCDやらDVDやら本をぷちめれってみよう。第一弾は昨日upした統計本だが,今日はどうしようかなぁ。ま,テーマが決まったら書きまする,カキまする。
中野美枝子ほか「Excelで楽しむ統計」共立出版
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-320-01758-7, \2300
共立出版 (2004.2)
通常2-3日以内に発送します。
情報セミナーIという,小規模ゼミを二年生対象に行うことになり,さて何をしようかな,Excelでもやろうか,でも自分でテキスト作るのもしんどいなぁ,何か手頃な教科書がないかな?・・・という訳で選択したのが本書である。
本書の目次を,Amazonの紹介ページからコピペして以下に貼り付けておく。
第I部 ホップ
データの入力
Excelの利用法
基本統計量
グラフの利用
ヒストグラム
第II部 ステップ
ピボットテーブルによるデータの整理
相関係数
散布図
第III部 ジャンプ
母集団と標本―代表的な分布
統計的推定 その1―母平均の区間推定
統計的推定その2―母平均の推定(近似的な方法)と母分散、母比率の推定
統計的検定 その1―仮説検定
統計的検定その2―分散分析
回帰分析―単回帰分析
わかりやすい報告書のまとめ方
いわゆる,数理統計学,統計解析,統計学,と銘打った大学学部レベルの内容を扱った教科書であり,もちろんExcelの機能を使って実習を行うことを前提としている。それが第I部~第III部に分割されている訳である。
と,まあ,ごく普通の教科書なのだが,ワシが気に入ったのは,Excelの操作に関しては結構複雑なものが多く,それでいて本文の解説をキチンと読み進めば,その操作がしっかり辿れるようになっている点である。実際,2年ばかりこれを使って,自学自習を行ってみたが,Excelの操作が分からない,と言った学生は一人もいなかった。よって,ワシの教育実践の経験から,本書の教育的レベルの高さは保証できるのである。
ただ,ワシが使用したのは第II部までなのである。ここまでは,一応統計量の解説なんかがあったりするものの,9割以上が単なるExcel操作練習として流せる内容なのだが,さすがに著者らは大学の講義としてそれではイカンと思ったのか,第III部の冒頭に確率の定義,事象といった,一番数学的かつ学生さんたちからは嫌われる内容を短くまとめてしまっている。そして推定・検定へと雪崩れ込むのである。ここに至っていきなり定積分なんかが出てくるんですぜ。そりゃぁ,今までは単なるExcel練習だと思っていた学生は戸惑ってしまうのである。やむを得ない,かなぁ,と思いつつも,もう少しこの第II部から第III部への不連続さを和らげる手段を講じることはできなかったのかなぁ,というのがユーザとしての偽らざる感想である。
一応,統計を講義したことのある者としては,どうせ数学の道具立てを使わなければ説明できない内容なのだから,大なり小なりそれを毎回使いながら説明し,少々の脱落者があっても仕方がない,君たちはこれに慣れてもらわねばいかんのだ,と説教をかましながらやるぐらいであったほうがいいのではないか,と思ってしまうのである。そこのさじ加減をうまくできないもんかなぁ,と日々悩んでいる教師としては,本書の説明の不連続さは一種,爽快ではあるものの,他の教師サンたちも同じ問題を抱えているんだろうなぁ,と消極的連帯感を覚えてしまい,その悩みの解決策が本書でも示されなかったことに,少し失望したのであった。
8/9(水) 掛川->東京->掛川・曇後晴
台風7号が浜松から御前崎あたりでウロウロしている最中に新幹線で東京へ。途中雨がぱらついた程度で遅延もなく東京着。大師匠の話では,午後には房総半島沖へ抜けたとのこと。人騒がせな台風である。
いつものように丸善丸の内本店をざっと流し,アキバヨドバシを上下に散策,その後,書泉ブックタワーへ移動し,IT書籍とマンガの新刊を物色する。一松信先生の新刊が出ていてびっくり。引退してからのご活躍はものすごいものがある。研究費で買おうっと(ひどい奴)。
購入したのは,月刊アスキー30周年号(休刊・リニューアル宣言)と,コロナ社の「C++プログラミング入門」。他にも買ったが,まあそれは後でレビューします(いつになるやら)。
前者は保存資料用として買ったのだが,ちょっとそれにしては内容が薄いのが残念。まあ付録DVDがあるから許してやろう。
後者は,次年度の情報セミナーIの教科書候補として購入。C++の入門書は腐るほど出版されているが
・版形が小さく,厚みは1cm程度
・それなりにリファレンスとして使用可能な資料付き
・Cの説明とC++(Object)の説明が半々ぐらいの割合になっている
・サンプルプログラムが短い
・やさしめの演習問題が豊富で,解答はなくてもいい(ヒントどまりがbetter)
という条件を満足するものは少数である。版形のでかい分厚い奴は,懇切丁寧すぎる「読み物」になっていて,基本的には自学自習書,ワークブックである。ワシが欲しいのは,自分で手を動かしてサンプルプログラムを動作させることが楽にでき,なおかつそれをちょこっと改良するだけで解ける演習問題がいっぱいあり,しかも解説が懇切丁寧すぎず生身の教師の出番が必要になる,そんな「教科書」なのである。
買ってから気が付いたのだが,このテキストのシリーズって,日大(理工・電気)関係者が多いような気がするなぁ。つーことは○○○○○がワシとおんなじぐらい,どーりで分かりやすい(ヒドイ)訳だ。
テキストで思い出したが,今年まで3年間使い続けた統計のテキストがあったな。お礼の意味も込めてレビューしておかねば。明日にでも早速(アテにしないように)。
大師匠からは,ワシの原稿に対していっぱいの赤を頂く。ありがたや,と同時に,このまま出していたら間違いなくrejectだったな,と肝を冷やす。添字の統一が取れずにバタバタと改変したせいである。明日の職場閉鎖前にこの修正を行わねば。今週末には最終稿を叩き出して,休み明けに今度こそ投稿である。溜まっている査読はその後ね(ヒドイ)。
東急目黒線は,武蔵小杉から目黒間の地下化・高架工事が終盤に入っており,線路が既に切り替わっていた。うーむ,昔の目蒲線を知っている者としては感慨を覚えずにはいられないぞ。

風呂入って寝ます。
