給料日一日前にして,まだ財布に700円も残っている。奇跡である。
SWoPPもFITも講演日時が決まっているのにまだ一文字も予稿が書けていない。今週中に材料だけでも仕上がらなければ,講演キャンセルも考えねばならぬ。どうしよう・・・という状況になると,無性にBlogが書きたくなるのは困ったものである。でも書いちゃえ。
前の職場の同僚であったC先生から,遅ればせの転任のお知らせが来る。岡山から江津へ移られたそうな。穴水→岡山→江津と,太平洋側に縁の無い転勤生活を送っておられる御仁である。裏日本転勤ルートなるものでも出来たのであろうか。若い奥さんをもらってしやわせなご家庭をお持ちのC先生であるから,全く同情する必要が無いのが救いである。しかしよくもまぁ,辺鄙なところばかりに短大を作るよなぁ。五所川原と穴水が二大ド田舎短大と言われていたが,江津はそれよりはまし・・・なのかしらん。
萩国際大学,民事再生法申請(読売新聞)。ゴルフ場を買ったりして,景気がいいのかと思っていたら,逆だったのね。これからますます増えるんだろうなぁ。うちはぼちぼちボーナスの時期だが,貰えるだけでもありがたいことである。
ということで,今年は何を買おうかな,と思案中。外国に喋りに行く予定も無いし,ちまちまとした買い物をすることにしよう。一番の大物はあれだが,ちょっと高いんだよなぁ。でも小物のこれとこれは決定。これについてはこっちもいいかな,と思案中。まあヨドバシにあるそうだから,現品を見て決めることにしようっと。でも7月までは買い物に行けそうもないのが悲しい。
寝ます。
6/18(土) 掛川・晴
今年の梅雨は根性が無いようで,雨が続かない。今日は真夏の陽気。
毎日いろんなspamを受け取るが,これは傑作だったので紹介しておく。
「この度、 あなた様を女性会員にセリをさせて頂き ました 。」
人を勝手に築地市場に出すんじゃないっ!
「その結果 、 XX美沙子さんが6万円であなた様を落札致しましたので
ご連絡する運びとなりました。」
うーむ,高いのか安いのか良く分からん。
「あなた様はVIP会員(無料にて近隣女性にプロフ紹介)とさせて頂き 、
無料ポイント進呈致します。会員画面にてご確認下さ い。」
VIPにさせて頂き,恐縮の至りであります。
「【 XX美沙子さん(22)よりメッセージ 】
オモチャ使ったセックスや、 乱交 、野外 など アブノーマルセックスにとても 興味があります。色々経験のある私ですが、こんな私じゃだめですか?」
ダメです。ワシは三十路以上の定職持ちの女性しか相手にしないことにしています。体力も精力も無いので,室内でノーマルなセックスしかできません。あしからず。
・・・ということで,アクセス数激減のため,「てこ入れ」(になるのか?)させて頂きました。ご期待に添えなくてすいません>その手のキーワードでサーチしてきた方々
あ,トウキビ(って方言だっけ?)が茹で上がったようなので,失礼します。
夢路行「夢路行全集19 柔らかな冬」一迅社
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-7580-5145-3, \552
以前にも書いたように,ワシは律儀に全集を買い続けている。完結するまでコメントはしないようにしていたのだが,本書に収録されている一本の短編が妙に気になったので,それについてのみ,うだうだと書いてみたい。
それは3本目の短編「海の花」である。
こんなストーリーである。
主人公は,地方都市に住む女性で,あまり売れていないモデルとして生計を立てている。現在進行形で付き合っている男性がいて,物語は彼からプロポーズされるところから始まっている。が,同時に主人公の悩みも始まってしまうのである。「仕事を取るか,結婚を取るか」。
こういう説明をすると,ごくありふれたストーリーとも言えるのだが,問題はこの主人公の「悩み方」にある。
実は彼女には双子の妹がいるのである。その妹は,主人公よりモデルとしては素質があり,将来を嘱望される存在であったのだが,普通のサラリーマンと結婚してさっさと引退してしまい,今は二人の子持ちのお母さんとして幸せに過ごしている。二人は今も昔も仲が良く,夜中に携帯で語り合ったりしている。が,主人公にとっては,この妹の存在が引っかかっているのだ。
モデルとしては二流いや三流どころの存在である自分。でも仕事は楽しく,引退はしたくない。彼と一緒にいたい気持ちは強く,結婚はしたい。
片や,自分より素質がありながらも,結婚してすっぱり引退してしまった妹。モデル業への未練など全く持っておらず,家庭の切り盛りに幸せを感じている。
さて,自分はどうすべきか・・・身近に気になる比較対象物がある主人公の悩みが伝わってくるモノローグをいくつか引用してみる。
「でもあたしは自分がどの程度か知っている」
「自分の実力も知らずに夢見ていられるころはすぎちゃった」
「どっちかな・・・どっちだろう 香織(妹)は幸せみたいだけど」
「(仕事だって)いっそ全然ダメならきっぱりやめられるのにな・・・」
「ハンパな才能なんてないほうがいい」
淡々とした日常の風景描写の中に,ポツポツとこのような悩み節が刻み込まれてくると,かえって「ハンパな才能」で日々悶々としているワシに突き刺さってくるのである。いや,もちろん自分なりに生きていくための結論は出てはいるのだが,改めて,フィクションとはいえ日頃意識の片隅にあるヒリヒリ部を刺激されると,もうどうにも気になってしまうのである。
夢路行,恐るべし。
6/16(木) 掛川・?
一昨日は,冷蔵庫に入れっぱなしになっていた漬物と味噌汁の影響でちょっと下痢っ腹となる。こんな軟弱な胃腸では吾妻ひでおにはなれそうもない。将来に備えて精進せねば(何を?)。
Pentium D 820マシンを発注。まずは一台のみ,学内研究費とは別予算で購入し,出たばっかりのFC4とWin XPでインストールとPthread性能をチェックしてみる予定。どーもベンチマーク結果を見る限り,並列性能ではAthlon 64 X2には負ける感じ。さてどーなりますことやら。
SWoPPとFITの原稿が上がって,それなりに環境整備とベンチが出来て問題ないようなら(あったって後戻りは出来ないんだけどさ),残りのマシンも7月中には発注してしまおう。
ついでにいい機会なので,Intel C++ Compiler 9.0も発注する。ドンくらいGCCよりマシになるものなのか,試してみよう。・・・ああ,またベンチマーク項目を増やしてどうする>ヲレ。
[メモ] Pen D Clusterでやらねばならぬこと
1. Partitionを4つに分割して
FC4 for i386
FC4 for x86_64
WinXP
WinXP64
を起動できる環境を作る。それぞれでMPI cluster環境を整備。
2. (@1 node)それぞれの環境で次のベンチマークを行って比較
GMP/MPFR basebench
BNCpack Linear bench
Linpack bench(時間があれば)
3. (@1 node)自作行列積ベンチでPthread性能を比較
4. 1 node内,2 node間(with GbE)のMemcpy(前者のみ), TCP, MPI通信性能をNetPIPEでベンチ。MPIは, 1 proc/nodeでセッティングした場合と, 2 procs/nodeでセッティングした場合でもベンチを取る。Xeon Dual マシンとの比較も行う
5. 1 proc/node, 2 procs/nodeでのMPIBNCpackのベンチを取り,Pentium 4 Clusterとの性能向上比を計測
6. (@1 node)Pthreaded BNCpackのベンチ
7. 1 proc/nodeでのみ,Pthreaded BNCpack + MPIBNCpackのベンチを取り, 5と比較
・・・あ,めまいがしてきた。有言不実行になりそうなので寝ます。
6/13(月) 掛川・曇
多分,学生さんたちからの風邪を頂いてここ二日間は寝込んでいた。熱があるわけじゃないが,なんかすっきりしない。どよどよ。オマケに蒸し暑いし。梅雨入りしたんだから,ちょっとは雨を降らせろよ>天
某研究会参加締め切り。昨年よりやや参加者数低調。ワシのCGIセッティングのせいではないと固く信じているが,へーへーどーせどーせ,富士山測候所が無人化されたのも黒潮が蛇行しているのもみんなワシのせいさ。
先月の一週間ぶっ続けの某国際研究会の余波で,休講を重ねられない上に,重要な会議を多数抱えている××な方々が欠席されているのが一因のようである。それ未満の方々は軒並み出席されているというのがアレである。まあ,偉くなるっつ―のはそーゆーことだわな。
学内研究費,当たったようなので早速書類を提出。ほほほ,これでDual Core Clusterが組めますことよ。Pentium D 820でってのがちと悲しいが,高々HTごときに数万円も追加投資するぐらいなら,その分,メモリや光ドライブやHDDやGraphics Cardに回した方が得策ってものよ。
で,申請書にはこんなことが書いてあったりする。
「・・・(中略)・・・更に,前述したように,我々の研究は常にコスト意識を持ち,その制約の中で最高の性能を引き出すソフトウェア技術を探求するという姿勢を一貫して保っており,その点でも他の研究とは一線を画するものと言える。大規模並列計算のための技術開発は,最高級のハードウェア・ソフトウェアを札束で買う,という傾向が今でもあるが,大学のような教育と研究の両立を目指す機関においては教育用途に転用できない特殊な情報機器を購入することはあまり好ましいことではないからである。」
・・・自分で書いた文ながら,ルサンチマンを感じるなぁ。
後藤英一先生,死去(朝日新聞)。合掌。
寝ます。