6/30(木) 浜松->掛川・晴

 この三日間,午前中は研究会,午後は職場でお仕事,夜は研究会,というハードな日程をこなした(禄に仕事してなかったくせに,という文句を言えるのはS大Y研の諸氏と,ドタキャンしなかった実行委員の方々のみである)。 本日も午前中で失礼しつつ,午後は実験を3コマ分こなした。
 SWoPP用のコードのデバッグ(どーやら派手なメモリリークがあるみたい)をする気力が尽きたので寝ます。

竹宮惠子「平安情瑠璃物語」中公文庫

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-12-204528-2, \552

平安情瑠璃物語
平安情瑠璃物語

posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.25
竹宮 恵子
中央公論新社 (2005.6)
通常2~3日以内に発送します。

 最近は教育者として熱心に学生さんを指導しているためか,読み応えのある長さの作品をめったに描かなくなってしまったK子たんであるが,幸い,旧作が次々と文庫化されている。本書もその一つで,ブライトシリーズだけでは飽き足らないワシのようなファンにとってはありがたい。
 ワシは所謂24年組の熱心な読者ではない。少女マンガの入り口は70年代後半~80年代前半の「りぼん」だったので,最初の洗礼は乙女チック路線であり,有閑倶楽部開始前の一条ゆかりですら,ワシにとってはちょっと古めかしく感じられたのである。そんな人間であるから,いくら世評が高くても,絵柄が今風(当時の)ではないマンガを読む筈もなく,大島弓子は「サバタイム」で,K子たんは「紅にほふ」で,共に1990年代に入ってようやく初邂逅を遂げたのであった。
 そんな遅まきながらのK子たんファンなので,「天馬の血族」以降の絵が一番好みである。ちょっと古めかしいが,それが土俗的な凄みを感じさせ,現実から遊離しない雰囲気を醸し出すのに成功しており,「吾妻鏡」や本書のような歴史物を描くには最適である。
 それにしても,この物語の主題である主従関係の,なんとまぁ退廃的なことか。解説の村上知彦さんは「絵から発するオーラ」を感じたそうだが,ストーリーからもただならぬものを感じる。主人である廣信を抱く左中太は,性欲・愛欲に加えて,幼い頃に別れた母親の面影も主人に重ねている。人間の欲望を三つ巴にしているのだから,ものすごく重苦しい物語なのに,目が離せず一気読みしてしまった。
 お気楽なボーイズラブに飽き足らない向きにはお勧めである。

6/23(木) 掛川・曇

 テンパっているのに,玄箱を買ってしまう。250GBのHDDを取り付けて早速動作させてみると・・・

Kuroutoshikou KURO-BOX/HG (IESHIGE)
Linux/ppc 2.4.17_mvl21
KURO-BOX login: root
Password:
Linux (none) 2.4.17_mvl21 #24 2004年 10月 19日 火曜日 17:17:03 JST ppc unknown
root@KURO-BOX:~# date
Thu Jun 23 21:15:33 JST 2005
root@KURO-BOX:~# ls /etc
atalk group linkstation_release motd profile
(略)
ftpusers limits modules.conf printcap shells.conf

うーむ,噂通り,単なるPPC Linux boxである。さすがにこの方のようにhackしまくるつもりはなく,nfs/printer/sambaサーバになればいいかな,ぐらいの気持ちである。
 これ以上触ると仕事に差し支えるので,しばらく初期不良洗い出しがてら,単なるファイルサーバとして使ってみることにする。ところで”IESHIGE”って誰?
 某N大の数百万円Clusterをいそいそと弄くる(勿論,パンピーが出来うる範囲内で)。と,また一台止まっている。使う度にどれか一台おかしくなっているように思えるのだが気のせいだろうか。やっぱりあの小さい筐体に8台構成ってのは熱設計的に無理があるのかしらん。まあ,高価なマシンのことは,ワシみたいなモンにはよ―分かりません(川藤風に)。
 寝ます。

6/22(水) 掛川・土砂降り後晴

 梅雨に対して「根性なし」などと悪口を叩いたためか,本日は一転して土砂降り。天竜川水系の水不足が懸念されていたが,これで一息つくか?
 某研究会のお仕事,一段落つく。トップページの書き換えを他人にお願いしなければならない(途中からそれもサボられた),CGIの運営もMLの配送(完全なspamツール)もやって頂けないので急遽当方のサーバで実施することになるなど,自分ではどーにもならない体制でやらなければならないことがストレスとなって,気持ちのいい仕事ではなかったが,それが終わってホッとしている。つくづく,自分で思い通りにならない仕事が嫌いなのであるなぁ。あとは自分の仕事を・・・なんだが,さーて,Blogに逃避しているようでは先が危ぶまれる。
 Gladmanさんの差分ファイルからVC.net用のGMP/MPFRバイナリを新しく作ってみた。うまくすればI君の卒研に使うことになるのだが,当人はそのテーマに関しては難色を示している。さてどーなる?
 へっ,Vine 3.1ではapt-getでLAMがインストールできるんだぁ。うーむ,でもメンドクサイので使わないな,しばらくは。MPICH2に乗り換えちゃったし,Windowsでも試したいしなぁ。そーいや,MPICH2-G2ってのはないのね。不思議。
 では行ってきます。
 ただいま。土砂降りは朝だけだった。やっぱり根性なしである。日中は太陽も出て,降った雨が一斉に水蒸気となり,不快指数を急上昇させる。最悪のシナリオである。そーゆー時に限って講義日だったりする。カビが生えそう。
 Pentium Dのベンチとしては一番早い。ま,想定通りといったところか。早く自分のライブラリでベンチしたいなー。今の予定だと,7月後半の暑い最中にCluster三昧ということになりそうである。
 UNIXの教材作成,最後の締めはWebプログラミング,CGIである。今時,UNIX使おうと思ったら大概サーバがらみなんだが,そうそうrootでなければ出来ない作業を教えることも出来ないから,まあPerlでCGIてのが無難な選択となる。PHPじゃぁ,UNIXでのプログラミングとは言えないしね。
 折角だから,CGI.pmもcgi-lib.plも使わず,生の$ENV{‘QUERY_STRING’}を堪能してもらうことにする。日本語さえ使わないのなら,手動でsplitすればそこそこのものはすぐに作れる。これを最後の課題としよう。
 風呂入って寝ます。

6/20(月) 掛川・?

 給料日一日前にして,まだ財布に700円も残っている。奇跡である。
 SWoPPもFITも講演日時が決まっているのにまだ一文字も予稿が書けていない。今週中に材料だけでも仕上がらなければ,講演キャンセルも考えねばならぬ。どうしよう・・・という状況になると,無性にBlogが書きたくなるのは困ったものである。でも書いちゃえ。
 前の職場の同僚であったC先生から,遅ればせの転任のお知らせが来る。岡山から江津へ移られたそうな。穴水→岡山→江津と,太平洋側に縁の無い転勤生活を送っておられる御仁である。裏日本転勤ルートなるものでも出来たのであろうか。若い奥さんをもらってしやわせなご家庭をお持ちのC先生であるから,全く同情する必要が無いのが救いである。しかしよくもまぁ,辺鄙なところばかりに短大を作るよなぁ。五所川原と穴水が二大ド田舎短大と言われていたが,江津はそれよりはまし・・・なのかしらん。
 萩国際大学,民事再生法申請(読売新聞)。ゴルフ場を買ったりして,景気がいいのかと思っていたら,逆だったのね。これからますます増えるんだろうなぁ。うちはぼちぼちボーナスの時期だが,貰えるだけでもありがたいことである。
 ということで,今年は何を買おうかな,と思案中。外国に喋りに行く予定も無いし,ちまちまとした買い物をすることにしよう。一番の大物はあれだが,ちょっと高いんだよなぁ。でも小物のこれこれは決定。これについてはこっちもいいかな,と思案中。まあヨドバシにあるそうだから,現品を見て決めることにしようっと。でも7月までは買い物に行けそうもないのが悲しい。
 寝ます。