学生実験は第二グループが終了。マンネリ化の始まりである。一年ごとに何か新機軸を取り入れたいなぁ。
exflib,ベンチマーク結果を見る限り,ほぼGMP/MPFR並みの演算速度にまで達したようである(ソースコードがないんで詳細は不明だけど)。今時C onlyのコードなんて書きたくない,すっきりしたC++コードを書きたいと言う方にはそちらをお勧めしておく。一応GMPもMPFRもclass化されてますけど,欧米ではCLNの方が有名かなぁ。初等関数はMPFRより速いみたいだし。
ワシのBNCpack/MPIBNCpackはものごっついold styleであるが,しばらくはMPIとPthread(はこれからだが)でがちがちに書くつもりでいる。すっきりしたObject-oriented並列コードが書けるようになったら考えたいのだが。何かいい方法ないですかね?
いよいよCだけではきつい,超大規模な計算コードを書くことになったら,muti-thread化したBNCpackをRubyあたりに組み込んじゃって楽しようかな。
Athlon64 X2のベンチマークテスト(PC Watch)。こりゃ,少なくとも自宅用マシンはこれで決まりかなぁ。Intelはハイパフォーマンス重視のあまり,ユーザの懐を過大評価しすぎなんじゃないかという気がする。ゲーム業界はこぞってPowerPCだし,この先,IntelがBig3みたいなことにならなきゃいいが。
寝ます。
5/17(火) 掛川・?
うーむ,金が無い。明日と明後日を二千円で乗り切らねばならない。まあ何とかなるだろう~♪
某国際研究会(今さら某なんつってもね)に貸し出すProjectorを梱包する。先方からは領収書は不要,なぜなら金が無いから,などというワシみたいなことを言ってくる始末である。うーん,Excursionなしでもこんなに経費が掛かるモンなのか。当事者じゃなくて良かったとつくづく思う。
で,自分の講演準備はさっぱり進んでいないのである。人様のことをどーこー言う前になんとかせねば。
Pentium XE 840が選択可能なDellのマシンがWebに掲載される(PC Watch)。しかし実際に見積もりを取ってみると,CPUにこれを選択しただけで価格が20万円も釣り上がる。下手すりゃ,現行のXeon Dualマシンが買えてしまう価格である。こりゃ,買うのは9月以降にしなけりゃならんかな。夏休みにDual Coreと戯れるという計画は早くも挫折しそうである。残念。
今日はもう寝ます。
5/12(木) 掛川・曇後雨
新テーマの学生実験も何とか軌道に乗ってきた。でもやっぱりまだまだ試行錯誤が必要だなぁ。
来年はこのテーマを続けて実施,再来年は別のテーマに挑戦したいな。もちろん学生さんの嫌がるプログラミング関係で。ふっふっふ。
実験終了後は学内研究費のヒアリング。例によって「PCを並べた奴」(某教授談)関係の研究を紹介する。10分であれもこれも喋ろうとして挫折する。うーむ,プレゼン技術は難しい。さて,結果はどーなるかな? ダメだったら黙っているので察するよーに。
さて明日のうちに数値解析テキストの書き直し作業を前倒しで進めねば。一応順調なんだけど,もっとスピードアップしないとな。
寝ます。
5/10(火) 掛川・?
うだうだと逃避しながら過ごしているうちに,mpich2が動作してしまった。mpdbootなんてコマンドに頼っていたのがいかんらしい。各ホストごとに起動し,その際にMPIで使用するインターフェースを指定すれば難なくGbE側でシャカシャカと計算が出来るのである。
で,早速NetPIPEでベンチマーク。
おおっ,TCP並みのスピードが出ているじゃないのv(^^)。Jumbo Frameなしのmpich-1.2.6に比べると200Mbpsも高速だぜ。・・・でもXeon SMPマシンの性能には遠く及ばない。くそーっ,この敵はDual-Coreで取ってやる~(返り討ちにあったりして)。
某国際学会の準備に駆り出される人もいるらしいが,ワシにはお便りなし。ありがたし。どーせ来週いっぱいは自分の発表準備でテンヤワンヤなのである。ああ,エーゴ,久々のエーゴである。も,なるようになれ,だ。
寝ます。
5/7(土) 掛川・雨後晴
昨日の夜から土砂降り。午前中になって少し勢いが緩んできたようである。もう露か? しかし,5月だと言うのにちょっと肌寒いのは勘弁して欲しい。暑いのも嫌だが,寒いのも,だらだらと心地よいのも嫌だ(どないせーっちゅーねん)。
山形浩生さんがこんな文書を翻訳して公開されている。昔わしが高校生の頃,社会科の先生が「石油が枯渇するなんてのはデマだ。新たな油田がどんどん見つかっている」と力説されていたのを思い出す。
ワシは,本当とも嘘とも判断できない情報は一旦頭の中にホールドしておくのを常としている。殆どはそのうち忘れてしまうのだが,執念深く居残ってしまうものもあり,「石油は枯渇しない」というのもその一つである。その頃は毎日TVニュースや漫画を読み漁る日々であったが,「石油は十数年後には枯渇する」という論調しか目にしたことは無かった。もちろん寡聞のせいでもあるが,キャッチ―で危機をあおるような情報は広まりやすい,という証でもある。
山形さんの訳した文章は,枯渇しない理由を丹念に説明しており,油田開発のための技術革新が枯渇時期先送りの要因であることも指摘している。科学技術ってのは際限が無いなーすごいなー,と思うと共に,そーゆー革新を止むことなく突き進める経済・社会システムって奴もすげーよな,と呆れるばかりである。
ついでに,この社会科の先生についても一言書いておこう。教師ってのは母性的であるのが望ましいんだが,この先生は珍しく父性的な,突き放すタイプであった。
ある生徒が学校内で物を盗まれたとこの先生に報告した所,「盗まれるようなところに置いたお前も悪い」と「浜の真砂は尽きるとも,世に悪党の尽きまじ」と先人(ってオリジナルは誰なんでしょうね?)の言葉を引いて説教したそうな。
・・・なーんか,自分の原点がこのセンセーにあるような気がしてきたぞ。
Jacobi行列の並列計算はあっさり終了。あとはNewton-Krylov法の並列化。5月いっぱいにはLanczos法の並列化も終わらせなきゃ。GWは毎年の如く,かなりサボったがそれでも割と仕事が出来た方である。まあ骨粗しょう症かつ肝機能障害気味の中年としてはこんなもんか。
Pentium D, Pentium XE共々デモが始まったようだ(Akiba PC Hotline)。Gigabyteからはi955chipsetに引き続いて945chipset搭載のボードが出るようだし,6月までにはDual-Core製品が出揃いそうだな。しばらく目が離せないぞ,と。