うだうだと逃避しながら過ごしているうちに,mpich2が動作してしまった。mpdbootなんてコマンドに頼っていたのがいかんらしい。各ホストごとに起動し,その際にMPIで使用するインターフェースを指定すれば難なくGbE側でシャカシャカと計算が出来るのである。
で,早速NetPIPEでベンチマーク。
おおっ,TCP並みのスピードが出ているじゃないのv(^^)。Jumbo Frameなしのmpich-1.2.6に比べると200Mbpsも高速だぜ。・・・でもXeon SMPマシンの性能には遠く及ばない。くそーっ,この敵はDual-Coreで取ってやる~(返り討ちにあったりして)。
某国際学会の準備に駆り出される人もいるらしいが,ワシにはお便りなし。ありがたし。どーせ来週いっぱいは自分の発表準備でテンヤワンヤなのである。ああ,エーゴ,久々のエーゴである。も,なるようになれ,だ。
寝ます。
5/7(土) 掛川・雨後晴
昨日の夜から土砂降り。午前中になって少し勢いが緩んできたようである。もう露か? しかし,5月だと言うのにちょっと肌寒いのは勘弁して欲しい。暑いのも嫌だが,寒いのも,だらだらと心地よいのも嫌だ(どないせーっちゅーねん)。
山形浩生さんがこんな文書を翻訳して公開されている。昔わしが高校生の頃,社会科の先生が「石油が枯渇するなんてのはデマだ。新たな油田がどんどん見つかっている」と力説されていたのを思い出す。
ワシは,本当とも嘘とも判断できない情報は一旦頭の中にホールドしておくのを常としている。殆どはそのうち忘れてしまうのだが,執念深く居残ってしまうものもあり,「石油は枯渇しない」というのもその一つである。その頃は毎日TVニュースや漫画を読み漁る日々であったが,「石油は十数年後には枯渇する」という論調しか目にしたことは無かった。もちろん寡聞のせいでもあるが,キャッチ―で危機をあおるような情報は広まりやすい,という証でもある。
山形さんの訳した文章は,枯渇しない理由を丹念に説明しており,油田開発のための技術革新が枯渇時期先送りの要因であることも指摘している。科学技術ってのは際限が無いなーすごいなー,と思うと共に,そーゆー革新を止むことなく突き進める経済・社会システムって奴もすげーよな,と呆れるばかりである。
ついでに,この社会科の先生についても一言書いておこう。教師ってのは母性的であるのが望ましいんだが,この先生は珍しく父性的な,突き放すタイプであった。
ある生徒が学校内で物を盗まれたとこの先生に報告した所,「盗まれるようなところに置いたお前も悪い」と「浜の真砂は尽きるとも,世に悪党の尽きまじ」と先人(ってオリジナルは誰なんでしょうね?)の言葉を引いて説教したそうな。
・・・なーんか,自分の原点がこのセンセーにあるような気がしてきたぞ。
Jacobi行列の並列計算はあっさり終了。あとはNewton-Krylov法の並列化。5月いっぱいにはLanczos法の並列化も終わらせなきゃ。GWは毎年の如く,かなりサボったがそれでも割と仕事が出来た方である。まあ骨粗しょう症かつ肝機能障害気味の中年としてはこんなもんか。
Pentium D, Pentium XE共々デモが始まったようだ(Akiba PC Hotline)。Gigabyteからはi955chipsetに引き続いて945chipset搭載のボードが出るようだし,6月までにはDual-Core製品が出揃いそうだな。しばらく目が離せないぞ,と。
よしながふみ「愛がなくても喰ってゆけます。」太田出版
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-87233-936-3, \880
近年活躍目覚しい女性漫画家,よしながふみによる東京グルメガイド付き,ショートマンガ集である。主人公は作者本人と思しき人物だが,果たしてこれがフィクションなのかエッセイなのかは皆さんの想像にお任せしたい。ともあれ,この主人公の食に対する執念はただ事ならず,故に紹介される和・洋・中華レストランには一度食いに行ってみたくなるずずず・・・あ,よだれが。
・・・というのが,某新聞社に投稿した紹介文なのだが,もう一言,付け足しておきたい。
年齢を重ねたためであろう,よしながふみの描く恋愛はますます多様になっており,本書でもそのバリエーションを一つ増やしている。それは友情とも師弟愛とも区別のつかない一定の距離を保った一見冷ややかな恋愛(?)である。これはよしながらしき主人公とその後輩アシスタントの間にあるものだが,それがある故に本書は単なるショートエッセイの寄せ集めではない,一つのゆるいストーリーを紡いでいるのである。
果たしてこれが実際にあったことなのかどーなのか,そんなことはどーでもよろしい。はっきりしているのは,色気のない恋愛を扱っていながら,うまい食い物にセックスやヌードの代わりをさせている,きわめてエロくて健全で面白いマンガだ,ということなのである。
とりあえず,うなぎ好きのワシとしては「安斎」に行ってみたい・・・。
5/2(月) 掛川・曇
ボチボチ寝たいのだが,晩飯を菓子パン二つで簡単に済ませた呪いが降りかかってきて,腹が減って仕方が無い。やむを得ず,せんべいをかじりながらこれを書いている。寝る前に物を食うのは控えるべきなんだが,あいにく近年は胃腸の調子が良く,たまにはこうしてだまくらかさねば他のところに支障が出る。腹が多少出っ張ってくるのは健康な証拠と割り切らねばならない。
暦通り,本日は出勤する。今年度は前後期とも月曜日に講義が集中しているので,そうそう休むわけにはいかない。与えられた任務を着実にこなす。本日休暇を取った日本国民全員にワシの祟りを降りかけてやりたい気分である。
ある日突然思い立って,このところ毎日,家ではお茶を沸かしては冷やしている。使用済みのペットボトルにこれを小分けにして職場で飲み干しているのである。飲み物代節約という利点もあるが,容器代が安い上にどこに捨てても問題ない,というメリットの方が大きい。容器が古くなったら取り替えも楽である。そこいらへんの自販機から適当な銘柄のペットボトル飲料を買ってくればいい。
というわけで,「生茶」のペットボトルからこげ茶色のほうじ茶を飲んでいる怪しげな教員を見かけても無視して頂きたい。
せんべいを2枚食ったのでボチボチ寝ます。この三日間でどこまで出来るかが勝負っ!
4/30(土) 掛川・晴
一昨日の夕方から昨日まで偏頭痛に悩まされ,布団でうーうーうなっていたら,貴重な連休初日が潰れてしまった。
本日は,cs-pccluster2の構成PCのうち一台を復旧ついでに,Windows 2003にService Pack 1をあて,残りのマシンにWindows Updateを施していたら終わってしまったのであった。あーしんど。ま,これでしばらくは安心して使えるな。OSのInstallよりupdateに時間が掛かるようになったのは面倒だが,セキュリティに対する意識向上には役立っている。人間,切羽詰らないと何もやらないってことなんだろうな。
頭痛による遅れを取り戻すべく,風呂入って寝ます。