この日記を更新しようとした刹那,天気を度忘れしてしまう奇病に掛かってから結構経つ。最近更に悪化しつつあるようだ。人と交わるのが嫌いな内向的人間はボケるのも早いと言うが,三十路半ば過ぎにして脳細胞が枯渇しかかっているのであろうか。剣呑剣呑。
某顧客第一主義を貫こうとして早数年のPCショップに出向き,職場で購入する物品の注文をする。ついでに自宅のマウスを光学式のM$製Intelli Mouse Explorerに変更すべく購入し,ために夕食は自宅で袋入りインスタントラーメンをすする羽目になる。給料日からたった一週間ほどで貧窮状態に陥るのは,給料が安いからではなく,こうした浪費が原因なのであった。
ワシはホイールマウスのクリックにはExplorerを割り当てているので,何よりホイールの感触が気になるのである。以前の純粋ホイールonlyマウスは「カリカリ」であったが,こいつは「ネリネリ」という感じ。ギヤの感触がまるで無く,ちょっと気色悪い。まあすぐ慣れるだろうけど。
それよか,キーボードの交換をしなきゃいけないんだった。Filcoの最上位ものを希望しているのだが,案外置いていないものなのである。無理してでも先週アキバに出かけたついでに探してくるべきだったのだが,新学期になって精力減退傾向に拍車が掛かって早々に帰ってきてしまったのである。こりゃ,SciCADE05のついでに名古屋で探した方が早いかも。それまでは職場からちょろまかしてきた6年物の奴で我慢するほかないな。
明日を乗り切ればGWである。が,暦通りに出勤することになるので,あんましまとまった時間が取れないのであった。どーなることやら。
寝ます。
4/26(火) 掛川・曇
寒いんだか暑いんだか,微妙な日が続く。ドンよりしたまま梅雨に突入するのだろうか。昨年の反動で今年は冷夏になると嬉しいのだが,そうすっと景気に影響するし,なかなか世の中ままならない。
昨日は繋がらなかったJR西日本のWebページ復旧。何か事故があると,アクセス集中のためか,大概繋がらなくなってしまう。JRのような資本力のある大企業なら,緊急時のためのLoad-balancingぐらい導入して欲しいものである。
今週もあとちょっと。木曜日が終わった時点で一区切りつくので,土日でSciCADE05の準備をしなければ。SWoPP2005の原稿もGW中に何とかしなきゃぁ。滞っているテキスト執筆も復活しなければ。・・・などと色々と計画を立てつつ,全部片付いたためしがないのであるが。
小林信彦「物情騒然。」文春文庫
[BK1 | Amazon ] ISBN 4-16-725616-9, \619
まあ大体,「団塊の世代」以上の方々の言うことをいちいち真に受けて聞いていては身が持たないのである。こんだけ財政赤字を抱えつつ,今までどおりの年金支給額を維持することは無理。支給額を抑えつつ,年金受給者からも幾分かの負担をお願いするため消費税率のupをするか,どっかの補助金をカットするか,政府の機能を小さくして支出を減らすか,いずれは決断することになろう。どれから手をつけるかは政治的な力学に左右されるだろうが,「どれもこれも一切ダメだ!」という主張をまともに聞く必要がないことだけは断言できる。勝手に言わせておけばよろしいのである。「我々の既得権益を守れ!」という主張には「ワシらの権益はどーでもええっちゅーんかいっ!」という反論で十分だからである。
故に,この方々のこーゆー主張は気楽に聞けるのである。聞き流せばいい話だからである。それを一切除いた後に,ためにする部分が残るのであればそこだけを記憶しておけばよい。最近のなだいなだや小林信彦の著作にはこの手の聞き流せばよい嘆き節が多くなってきて少々うんざりしている。が,それでも読み続けているのは,まだ「ためにする部分」があると思われるからである。
本書は連載コラム「人生は五十一から」をまとめたもので,4冊目にあたる。ワシは文庫化されたこのシリーズは全部読んでいるが,一番の売りは著者が体験してきたエンターテインメントの歴史についての記述であろう。それも長く続けているためであろうが,「繰言」めいてくるとちょっとくどい感じがする。著者のお年を考えるとやむを得ないのであるが,愛読者としては著者の「老い」が感じられ,少し悲しい。解説の芝山幹郎に言わせるとこの点は優れたワインの「高原状態」を示す指標となるのであろうが・・・うーん。
それでも,帰りの新幹線車中で一気読みしてしまったのは,やっぱり基本的には一定水準をクリアした「おいしいワイン」である証拠なのであろう。老いたとはいえ,著者の筆力はまだまだ健在,ということである。その点だけは保証する。
4/23(土) 東京->掛川・曇
風強し。雲にさえぎられて太陽が出ていないこともあって,ちょっと肌寒い。
昨日購入した電源タップが三叉になっていなかったので,帰りがけにアキバに寄って返品。普通のテーブルタップを代わりに購入する。アースつき三叉OAタップは案外売っていないものなので,こうして何かのついでにアキバで買っている。
戻ってきたら,Trendmicroのウィルスバスターで大騒ぎ(朝日, 読売, 日経)。ウィルスではなく対策ソフトウェアの不具合とは,皮肉なことである。我が家でもPCリプレース前はウィルスバスターを使っていたが,バージョンアップする毎に重くなっていったので,Norton AntiVirusとMcAfee ScanVirusに変更してある。おかげで難を逃れた訳か。ワシが使っている製品でも同様の不具合が生じないとは限らないが,Trendmicroの信用はこれで大分落ちることだろう。
じゃあ,ウィルスの土壌を提供しまくってきたM$はどーなるんだということになるが,こいつは代替が利かないものであるし(Linux+GNOME, KDEじゃぁ,まだまだ,である),何せ資本力があるからCD-ROMを配りまくったり,矢継ぎ早にパッチを連発したり,広告を出しまくったりできる分,フォローのチカラが凄い。まー,暫くはTrendmicroの商売も大変だろうな。気の毒だが,これが世の中というものであろう。
4/22(金) 掛川->東京・晴
人間ドックの初体験日。といっても半日で終わる日帰りコースなので,普通の健康診断に心電図と胃カメラが加わった程度。終了後に血液検査結果だけだが,すぐに教えてくれるのがありがたい。
で,今回はGTPとコレステロール2種の値が引っかかる。すぐに再検査とか診療が必要になるレベルではないそうなので一安心である。久々の胃カメラはちょっと苦しかった。また来年もここでやってもらおうっと。
終了後は,出来上がったばかりのクロスフィールドを見学しつつ,アキバを流してジャンク品を見てまわる。ついでに本屋であれやこれやを購入して宿へ。
宿に着いてメールチェック。仕事メールがいくつか届いているのでチョチョッと返信したりして片付ける。・・・日常と仕事の切り分けが出来ない駄目人間に成り下がったことを痛感する。
うーむ,今回のDual-Core CPU騒動はAMDの余裕勝ちってところでしょうか。既存Mother BoardがBIOSのupdateをするだけでそのまま流用できるってあたり,こりゃ少なくとも自宅用マシンはAthlon64 X2に決定だな。Windows XP 64bit版も今夜発売開始するらしいし。ってことは,昨年末に導入した自宅のP4マシンは半年の命となる可能性大。
で,出たばっかりのgcc-4.0.0をcygwin環境でコンパイルしつつ,この日記を書いているのであった。へー,gmpやmpfrまで使っているんだ。gfortranで多倍長計算できるってことなのかな? ・・・あ,こけた。再度makeしたら続行できているけど,まだちょっと厳しいかな? ・・・あ,また。こりゃ駄目だ。マイナーバージョンアップ後にまた試してみようっと。