11/5(金) 掛川->浜松->掛川・?

 作業は順調に遅れ中。本日ようやっと1CPU用BiCGの実装を完了した。明日中には何とか・・・。
 今年秋の風邪は咽喉にくるようである。気道の入り口あたりがちくちく痛い。朝方はちょっと微熱もあったようなのだが,へろへろになりつつも二コマ講義をこなしたら何とか復活した。ダラダラ寝ているのが一番よろしくないようである。
 へろへろついでに,Vine 3.1CRを予約してしまう。殆ど高品質な日本語フォントに金を払っているようなものだが,まあ一度試してみようぞ。いままで散々タダで使ってきたことでもあるしね。
 あ,玄箱のGbEバージョンが出たんだ。ほじぃなぁ・・・いかんいかん。ボーナスまで待つのである。
 うー,明日も頑張ろう・・・寝ます。

11/3(水) 掛川・晴

 昨日までに,van der Vorstの本を斜め読みしながらBi-CG, CGS, BiCGSTAB, GPBiCGをScilabで実装する。細かいミスが散見される本だが,さすがに第一人者が書いているだけあって,重大なミスはなく,すんなり実装できた。残りはGMRES(m)だが,これが面倒。やっぱりちゃんとGivens回転を実装してから取りかかった方がいいかなぁ。・・・は,何書いているんだか分からない? 文句はそーゆー命名をしている線型屋さんに言って下さい。
 たまに見ていた高木さんの日記がストップ中であることを奥村先生のWikiで知る。。見た瞬間に大爆笑したのだが・・・あれ?,これってひょっとしてマジ? 熱い人だとは思っていたが,セキュリティ問題に注力している内に,道徳的にも熱い人になってしまったのかしら?
 しかし,この高木さんの日記は日本の文化に貢献している貴重なモンなんだから,早く再開して欲しい。大体,はてなに虚偽登録(しかも郵便番号と生年月日だけ)したぐらいで落ち込むぐらいなら,8月下旬に23km/h overの速度違反で捕まって1.5万円の罰金食らって執行猶予中(白バイの方に「3ヶ月はおとなしくしていて下さいねー」とも言われた)のワシなんぞは首吊って死なねばならない。ピューリタン的な生き方もいいが,行き過ぎちゃってロベスピエールになってもらっては困るのである。
 さて,今日は出来た部分だけでも多倍長化して並列化まで持っていきたい。食料を買い込んでプログラミング三昧である。がんばんべー。

11/1(月) 掛川・雨後曇

 一昨日・昨日と学園祭だったのだが,生憎の雨。今日も朝方まで散発的に土砂降り。ちょっと蒸し暑い。自宅ではまだ蚊が飛んでいて,3箇所も刺される。あーかゆし。
 今日は書類仕事を片付けて,紀要向けのスタイルファイルをちょこっと直す・・・つもりが,ついつい没頭して半日潰れてしまった。
 何せ,B5->A4, One column->Two columnsという大規模な変更がある上,\normalfontsizeも10ptから9ptへと小さくせねばならない。\maketitleコマンドも書き換えて,fontsizeも全て変更して・・・などとやっていたのである。
 まあ一応の完成は見たので,サンプルファイルも含めてupしておく。他に誰が使うんじゃいとは思うが,まあ自分用のメモですな。
 大学時代の同級生が結婚の報告をしてくる。あらめでたやな。結婚式は来年の2月初旬,新横浜のホテルとのこと。日帰りだな。
 ぼちぼち寝ます。

10/27(水) 掛川・晴

 うーっ,寒い。明日は放射冷却現象が起こって更に冷え込むらしい。もうすぐ11月だもんなぁ。
 秋田から戻って気が抜けたのか,月曜日は風邪のためか頭痛がひどく,午後になって徐々に復活してきたのだが,以来,どうも日記を書く気分にならなかった。やらなきゃならないことは目白押しで,11月は出かける用事は少ないものの,篭って地道にプログラミングとベンチマークに勤しまねばならない。という訳で,日記更新の頻度は更に落ちる模様。死んだわけではないので,ご勘弁願いたい(誰に言っているのか)。
 ・・・なーんて言った舌の根も乾かぬうちに,何かムカつくことがあって長文を書き込んじゃったりする可能性もある。注意されたし(だから誰に向かって言っているのだ>漏れ)。
 そういやHOKKEの申し込みがそろそろだったよな,と思い,HPCのページSWoPP MLを見ても,まだアナウンスはない。昨年はどうだったかなと,自分のWeblogをチェックしたら,どうやら12月中旬(?)ぐらいで締め切ったらしく,講演申し込みができなかったと愚痴っている。今年はちゃんとチェックしなきゃぁ。
 ガンバローガンバロー。

糸井重里「ほぼ日刊イトイ新聞の本」講談社文庫

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-06-274901-7, \590
 いやぁ,Webってのは長く続けてこそ価値のあるものなんだなぁ,と思わずにはいられない。その理由は二つある。
 まず,本書は単行本が発行されたときに購読しているものである,ということだ。証拠はこれね。ノグッチーの新書の紹介記事だが,最後の方では単行本版「ほぼ日刊イトイ新聞の本」についても言及している。単行本が文庫化されるまで自分のこのサイトが続いていることに,我ながら感動しているのである。
 この頃ワシは「インターネット論」なる講義を担当していて,そのネタ探しにいろんな本を漁っていた。その一環に,毎日チェックしていたほぼ日のサイトの主催者の書いたモノも読んだというわけである。で,「人気のあるサイトにはちゃんとした理由がある」という当たり前のことを知ったのである。自分もWebサイトを持っていたので,出来うる範囲でコツコツやっていこうと認識を新たにしたのもこの頃だっけか。以来二年経って,ほぼ日もワシも変わった点・変わらなかった点がそれぞれあるものの,まだお互い存続していることに深い感慨を覚える。
 もう一つは,本書の最後に付加された第八章「その後の『ほぼ日』」の内容を,うんうん,と頷きながら読めることである。この「頷き」は,不満も満足も感じ付き合ってきたほぼ日の読者としての視点と,この二年間をそれなりに頑張って生きてきた現役労働者としての視点と,その両方に起因するものである。特に後者が重要だ。イトイは当然ワシのことなど知っているわけはなく,こちらの一方的な共感に過ぎないのだが,この世に生まれてきて,社会的に多少とも責任ある立場にあれば,常に上を目指すベクトルを抱えていなければならない。そーゆーベクトルの持つポテンシャルは,とてつもなく面白い毎日をもたらすとともに,深い疲労も時折運んでくるという,二律背反的な側面を持つ。休日や仕事の合間に訪れる休息の時間に,ついため息が出てしまうことも増えてくる。そーゆー毎日を重ねて二年。繰り返しになるが,やっぱり「お互いよくやってきたよなぁ」と言いたくなってしまうのである。あ,いや,もちろんワシの仕事量なんて,イトイに比べれば微々たるモンですけどね。Webサイトのアクセス数もほぼ日の1/10000しかないが,それはやっぱり仕事量の差でございましょう。
 という訳で,「自分のWebサイトを持ち,長く維持してきた者」として,「ポテンシャルを保持しなければならない,日々の糧を得る仕事を持つ社会人」として,共感を覚えずにはいられない本書は,単行本ともどもワシにとっての宝物なのである。