NetPIPE(NPtcp) for Win32

[ 2008-01-23 ] All files below have been moved to http://na-inet.jp/na/netpipe/
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NetPIPE(NPtcp) for Win32
Original Version : NetPIPE 3.6.2 + getopt.c/getopt.h
Compiled with Visual C++ 6.0 by T.Kouya
Sources, Executable file, MD5 checksums
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*What’s “NetPIPE-win32.zip” ?
The Microsoft Windows Versions of MPICH have special NetPIPE for MPI(C:\Program Files\MPICH\SDK\Examples\nt\netpipe). This NetPIPE programs can run with MPIs only and without raw TCP connections. The original NetPIPE 3.6.2 supports several protocols such as TCP and MPI. We need the NetPIPE with raw TCP connection to evaluate MPICH overhead on Win32 environment. From the information at NetPIPE site, a executable file for Windows NT had been distributed, but it cannot be downloaded now(July 12, 2004). So, we patched the sources of the lastest NetPIPE 3.6.2, included getopt.c/getopt.h to the project, and built our own executable file for Win32 environment. This zip file has all sources needed to build the Win32 binary. It has been published under GPL, because the original NetPIPE is also distributed under GPL.
* Caution
1. This project and patched sources are published under “GNU Public License”. For detail, see http://www.gnu.org/licenses/gpl.html .
2. The executable and patched source files are WITHOUT ANY WARRANTY.
3. If you can sophisticate our sources or the original NetPIPE for current Win32 environment, we hope you to publish your sources under GPL.
* The simplest usage
@TCP server side: run “netpipe.exe” without any options.
@TCP client side: run “netpipe.exe” with “-h [IP address of the TCP server].”
 For detailed options, see “dox/README” file in NetPIPE.3.6.2.tar.gz.

7/8(木) 掛川・曇

 朝から暑い暑い。昨夜は久々に日が変わるまでプログラムに没頭していたので,帰宅後急いで用意した炊飯器のスイッチを入れ忘れてメッコメシにしてしまうわ,目覚ましの電池は切れているのに気が付かないわ,もうさんざん(という程のことか)。
 何を作っていたかというと,NetPIPEのWin32版。一応anonymous FTPサイトへのリンクがあって,そこにNT版があるようなのだがアクセス出来なくなっている。仕方がないのでVC++6でコンパイルしようと,パッチパッチまたパッチとツギハギしまくっていたら,何とか動くところまでこぎ着けた。MPIch付属のものと比較するためになんとしてもNPtcpを動かしたかったのである。で,日が変わってしまったという次第。公開するにはあまりにも無惨なソースなので,こっそりうちの卒研だけで使うことにする。
 今年の一月末に査読した論文の再査読依頼が今頃になって届く。本文よりも分厚い解答書に仰け反る。こんなに気合いが入っていては,そりゃ遅れるよな。しかも二人の査読者の判定意見が真っ向から対立して,査読委員からの紹介事項も追加されてたようで,そりゃ分厚くなるわな。
 しかしよく読んでみると,判定意見は分かれたものの,応用性に関しては疑問符が付くが,基礎研究としては評価できるとしている点は全く一緒なのであった。・・・ああ,ワシも齢30半ばにして学者的ステレオタイプなものの見方が出来るようになったと感動する。
 再査読期限は来月上旬まで。ま,ワシの意見を変える必要はなさそうなので,折角追試した結果も添付して,札幌に帰省しているうちに送ってしまおう。
 突然,えらい人から来週金曜日のお仕事の依頼が来る。折しも別のお仕事も来て,てんやわんや。こうして,常日頃から「ワシより給料の高い奴が働かんでどーするよ,うらぁ」とうそぶく生意気な若手(この世界では)の鼻息が更に荒くなるのであった。あーめんどくさ。
 大阪と東京で開催される予定のMCA無償セミナーとやらの案内が届く。ちょうど日取りが空いていたので早速申し込み。やけに細かいチェックをするM$の担当者と3回メールのやりとりを行って申し込み終了。・・・なんだか今年はM$づいているなあ。来年度からはワシゃ単なるエセ数学教師になる予定なのにぃ。しかし,先行き不安のある身の上としては,スキルアップが図れるのであればそれにこしたことはない。体力のある内にあれこれ挑戦しておこうっと。
 などと書いていたら,本日の学生実験中,突然クーラーが故障する。せいぜい30平米しかない空間にP4マシンが15台も押し込んであるのに,学生さんと教師を含めて9名がひしめいている上,今年一番の暑さが追い打ちをかけて,物凄いことになる。幸い曇りがちの天候であったことと,風が強かったおかげで,窓とドアを全開にしてなんとかしのげた。修理が早く終わることを祈るのみ。罰が当たったか?

7/6(火) 掛川・曇

 うー,むしむしどよどよ。シャツもべとべと。やーねー全く。
 いしかわじゅんさんのページで,「編集会議」の花田編集長が退任するというニュースを読む。で,最新号を本日読んでみたら退任の挨拶が。早速,定期購読を取り消すことにする。2001年4月号から4年目,よく頑張ったと言うべきか。お疲れさまです。
 Information誌に論文掲載。つっても,目次しか分かりませんがな。査読が(以下検閲削除)。投稿論文数が増えたせいか,今年からは隔月誌になったようだ。よきかな。
 卒研生がNetPIPEを使ってベンチマークを行った結果を持ってきたので,比較対照用にとcs-pccluster2にてGbEと100BASEのベンチマークをそれぞれ試してみる。・・・うーむ,100BASEはTCPもMPIもさしたるoverheadなしで約90Mbpsは出るのに,GbEと来たら,TCPが400Mbps, MPIが250Mbpsぐらいまでしか出ない。確かにMPIのoverheadはヒドイという話は前からあって,例えばこのレポート(PDF)によれば,折角Jumbo Frame化しても,MPIではoverheadのせいでMTUdefault値の時と殆ど変わらない性能になってしまうという。それならそれで,「MPIはやめて生のsocketを使いましょうぞ」というtcplibなんてのもある。にしてもね,Jumbo frame未対応のGbE SWを使っているせいもあろうが,ちょっとMPIが酷すぎる。もちっとベンチをとってみんべか。
 ちなみに,卒研生さんが頑張ってくれたおかげで,Realtek, Broadcom, Intel のGbEチップの性能評価もキチンと出た。結果は予想通りというか,値段の通りというか・・・こうまでハッキリと出るとはねぇ。高いモンは良くできているぞよ。
 SIAMに注文していたMolerの”Numerical computing with MATLAB“の新版が届く(PDFはこちらにある)。PageRankの説明なんかもあって,新しい話題を取り入れることも怠っていない一方,アルゴリズムの解説もしっかりあって,バランスの取れた良いテキストである。これでMATLABが安価であれば言うことなしなのだが。
 寝ます(久々だな)。

7/5(月) 掛川・雨後曇

 朝方に強い雨があったが,その後はどんより。このまま明日になってしまうのかと思っていたら,夜半になって土砂降り。またぞろ東海道線を止めなければよいが。今週,来週とも東京行きなので,人事ではないのである。
 GSLは6月末に1.5へVer.up。CERNで配布しているWindowsバイナリ(VC6, VC71)もupdateされるのかしらん?
 ちまちまと投稿予定の論文草稿を弄くる。うーん,どうしようかなあ・・・。

内田春菊「私たちは繁殖しているレッド」角川書店

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-04-344427-3, \590
 主人公である漫画家(春菊本人ではないことになっているらしい)が第三子を出産して育てる日常を描いたエッセイ風フィクション(ということになっているらしい)マンガ。
 いやー,あんなにいらやしくっていかがわしかった春菊マンガが,こんなに無害で日常的でフツーに読めるようになっちゃうとはなあ。こっちが老けたせいか,作者・・・じゃない主人公が親としてのキャリアを積んだせいか。まあ,両方なんだろうな。
 ところで,父親になるには「ちょんまげ」が必須の技なんだろうか・・・うーん,すいません,自信がありません(何の?)