6/26(木) 掛川・雨後晴

 げげ,ドタバタして用事に追いまくられる上に,鬱でやる気がない状態が続き,ネタは溜まるのにblogの更新もままならない今日この頃,気が付けばもう6月も終りじゃないのよぉ~。ああ,今年もウカウカ過ごしているうちに半分過ぎてしまったのであるなぁ。7月の予稿〆切が終わったら溜まりに溜まった読書記録も片づけたいのだが,これから怒濤のオープンキャンパス三昧の日々になるので,そんな暇もない・・・でも何とかしたいですぅ~。8月こそは~。
 はっ,明後日から情報科教育学会の年会だが,行っている暇はなさそうである・・・しくりん。
 日経のIT Plusは著作権がらみの記事やコラムが多いので参考になる。まずは批判すべきものから取り上げてみよう。
「コンテンツ制作者に冷たい日本」の2つの決定
 うーん,さすが元官僚だけあって,コンテンツ制作者とユーザとの間の「コンテンツ権利管理団体」っていう巨大な組織をまるっきり無視した論理で固めている。しかしこれじゃぁ論理自体の批判が全く無意味になっちゃうじゃないのさ。一ユーザとしては,JASRACとか文芸家協会とかビジュアル著作権協会とか,そこに集う法律家を潤すための組織に,金を払う気には全くならないのであるからして,その権利者団体の「透明化と機械化」問題を俎上に挙げてもらわないと,すれ違いにしかならないのである。がっぷり四つに組んだ議論をさせていただきたいものだ。
ダビング10決定プロセスの不思議
 ガチンコで利害がぶつかる場の議長を務めただけあって,投げやりなところ,冷静に当事者の意見を分析しているところが混合している文章になっている。面白い。
 個人的には,著作権者たるクリエータ自身がもっと声を上げてもらいたい。実際,著作権「管理団体」からどの程度の配分がなされるのか,さっぱりわからないので,わしらユーザは代理人と自称している弁護士の意見を聞くほかないのだが,分配を受けるクリエータとしてはどうして欲しいのか,直接ワシらにもっと語るべきではないか。
 それがないので,わしらは「管理団体」に疑心を持ってしまうのである。管理団体も,もっと依頼人たるクリエータの意見を直接伝える努力をせぇーよ。
 内田樹先生のサイト,先日もサーバ(データベースかな?)がすっ飛んでいたが,またトラブルのようだ。
tatsuru20080625.png
今は復活しているので,一時的なカフカじゃない過負荷状態だったのかな? でもやっぱり

Apache/2.0.46 (Red Hat) Server at blog.tatsuru.com

ってのはちょっと古くない? そろそろマシンごととっ換えるべき時期だと思う。ちなみにうちは

Apache/2.0.53 (Fedora) Server at na-inet.jp Port 80

です。Fedoraってとこが泣かせるねぇ・・・そろそろCentOSベースのサービスに移行したいんだけど,暇がなくてさぁ・・・。
 yEdなるものがあると知り,さっそく試してみる。ふーん,Javaベースのソフトなんだ。
yEd20080625.png
シンプルなGML形式のファイルも対応しているので,こちらさんの例も書くと
yEd_first_example-gml.png
こんな感じになる。レイアウトは自動である程度は調整してくれるが,手動での調整も可能。へ~,かしこ~い(何をいまさら)。
うう,とうとうワシもWiki(PukiWiki 1.4.7)を使わざるを得ない羽目になってしまった。前にも書いたが,性善説に立ったシステムってワシ,嫌いなのよ。面倒なことが増えるしさ~・・・つーことで,しばらくURIはシミツ。まだ使い方よく分かってないしぃ。
pukiwiki.png
ついでにさぼっていたPHP(4.4.1 -> 4.4.8)やApache(2.0.55 -> 2.0.63)をupdateする・・・うげ,Tomcatもだ。面倒だからJDKはそのままにしておこう。あー,tar ballからコンパイルして入れるんじゃなかった。めんどっくせ~。yumやapt-getに慣れてしまった軟弱なワシなのであった。
 今日はもう寝ます。

6/20(金) 掛川->浜松->掛川・雨後曇

 うは~,気温はさほどではないが,湿気がものすごい。全身に霧がまとわりつくような中を浜松へ出かけることに。ん~,Cauchy-Riemannの関係式って,こんなに解説するのが面倒だったかなぁ。この調子では,複素積分に2回かけないとダメかも。つくづくワシの話はくどくなってしまった。年寄りの証拠だな。
 職場で受けたハシカの抗体検査結果が出た↓。
antibody_against_measles.png
 母親に聞いたら,母子手帳にはハシカの予防注射を受けた記録があったそうな。以来,ハシカにかかったことはないし,その後に改めて予防注射を受けた覚えもないので,幼き日にワシの血管に注入された僅かな抗体が三十数年間,育成されてきたということなのかしらん?
 吉村昭のエッセイに,ハシカの感染を恐れてオロオロと逃げまくるというエピソードを描いたものがあったが,その中で,本人も認識しないうちに感染して抗体を持っているということもある,という医者の話があった。その伝でいくと,ワシの抗体は周囲からの薄い感染によって鍛えられてきた可能性もあるかなぁ。何にせよ,ワシは吉村のように慌てる必要はないのであるな。一安心。
 給料日なので,久々に帰宅途中で新刊の一気買い。社会人のたしなみとして,せめて千円札の数枚は財布に入れておくべきだと思っているワシだが,晩飯を食う前にたしなみを忘れてしまい,小銭だけで食えるものを捜すハメになる。帰宅したら残金百円未満。この上,日曜日に東京往復の用事が入り,一気にビンボーになる。金もないし(給料日当日だというのに!),もう鬱だの何だのとグタグタしていられないので,明日と往復の新幹線車中は仕事三昧ということになりそうである。金を使う暇もないほど,働かねばならぬ。
 つーことで,先ほども某所から「なぜケータイに出ない!」とお叱りを受けたが,ワシは登録してある電話番号からかかってきた時にしか出ないし,大体職場でも自宅でもマナーモードにしっぱなしの上,ワシの目の届かないところにおいておくので,出ないのが普通だと思って下さい。連絡を取りたければメールでよろしく。つーか,メールで連絡が取れないような輩とは縁を切りたいと本気で思っている今日この頃であります。
 忙しい週末になりそうなのでさっさと寝ます。

6/18(水) 掛川・?

 日中は少し蒸し暑くなってきた。沖縄が梅雨明けしたので,ここ東海地方もあと数週間で梅雨明けとなるだろう。今年は暑くなるのかなぁ。ここ数年は夏休みの行事が多くて死にそうになっているので,農作物に影響が出ない程度に涼しいとありがたいのだが。
 nvidiaのGPUで1TFlops越え(PC Watch),ねぇ。今はIEEE754単精度の話だが,64bit幅になるのも時間の問題だろうから,倍精度で1TFlops越えも当たり前になるんだろうなぁ。この前のHPC研究会の講演を聞く限り,実際のアプリケーションでこの性能を維持しようとすると色々障害が出てくるようだが,研究はますます盛んになるな。これでますます日米のアプリケーション開発能力に格段の差ができるのであろう。最新のSIAM News(まだWebには掲載されてないけど)には小柳先生の「日本では(かつての)ベクトル化技術がアプリケーションをスポイルしてきた」という発言が載っていたが,うーむ・・・。
 Firefox 3.0が正式リリース。職場のマシン(Vista Bussiness, 32bit)にさっそくインストールしてみた。
firefox30_20080618.png
 メインの環境に入れるのはセキュリティパッチが二つ三つ出てからにしようと思っていたが,まあ普通に使う分には問題なし。ちょろっと画面が乱れるところがあって,やっぱし少し早まったかな,という印象。
 それでも感心したところはある。SSL認証の分かりやすさはいい。オレオレ認証だと開けないようになっていて,例外処理をしてやらないといけない↓。
firefox30_security_exception.png
 ちゃんとした証明書があれば,こんな感じで↓,一目で分かる。
firefox30_security_verified.png
 数千円/年ぐらいの,ドメインを維持する程度の費用で証明書が取れるのなら,ワシのサイトにも導入したいのだが,何とかならんもんか?
 怪しげなワシの研究の一環として,係数表をアップしようとしているのだが,馬鹿でかいファイルになってしまうので圧縮を試みている。

0 chev32768-100.dat
16732365 chev32768-1000.dat
164197365 chev32768-10000.dat
0 chev32768-20.dat

 上記のファイル(ゼロバイトのものも含めて)をbz2, gz, zip形式に束ねてみました。結果がこれ↓

77990286 chev32768.tar.bz2
84889321 chev32768.tar.gz
84889534 chev32768.zip

 圧縮プログラムは,CentOS 5 x86_64に標準の

Zip 2.31 (March 8th 2005)
bzip2 Version 1.0.3, 15-Feb-2005
gzip 1.3.5(2002-09-30).

を用いた。数字ばっかしのファイルということもあるんだろうが,やっぱしbz2が断トツで圧縮率がいい。とりあえずはこれで配布ファイルを作るか。
 某所から相談事あり。何でも,修論の主査が指導学生の中間発表をトンズラしたとのこと。他に用事があったからと当の教員はぬかしたらしいが,失念していたとか突発的な病気とかならともかく,教員の第一業務を確信犯的にすっぽかすってのは,うはー,すげーとしか言いようがない。うちの職場では主査が必ず司会をすることになっているので,進退問題になりそなモンだが,世間にはいろんな大学があるもんだ。「ま,大学というところはね・・・」という,アドバイスともつかない話をして,頑張んなさいと言っておく。ま,ワシのD論の時だって(以下検閲削除)。
 ひと仕事して風呂入ってBSマンガ夜話見て寝ます。

6/17(火) 掛川・晴

 ん~,シンポジウムから戻ってきたら,また鬱状態になってしまった。社会的地位を皆無にするほど悪性ではないけれど,自分が興味を持つこと以外,他人からの依頼は全て「めんどくせー」状態。つまり,今のワシは大変に無愛想なのです。これは全て鬱がなしているものなので,ア○バで暴れないだけマシだとお考え下さい。つーか,暴れるほどの気力もないんだけどさ。
 山形さんの批判的書評。相変わらず面白い。これだけのものを書かせるんだから,案外名著かも,と思ってしまったりして。柳下さん紹介の本も面白そうだけど・・・鬱なので難しいものは読めそうもないのが残念。なので,ちょっと思ったことだけを書いておこう。孫請け評論だな。
 ポルポトや毛沢東の晩年は極端な左思想の,ヒトラーや日本の国家主義的抑圧体制は極端な右思想の例として取り上げられるし,実際そうなんだろうと思う。だから,そうならないように世の中,極力中庸を目指すべきで,自身の感情の発露として「ときどきラディカル」になるのは致し方ない,というのが小谷野敦の論であるとワシは理解している。これは大部分の人が納得するところだ。
 とはいえ,「ときどきラディカル」部分をきちんと論理的に語ろうとする時,無限遠点に「理想」を設定してその方向にドライブさせるように文章を持っていく,そういう論者が多い。で,その理想,極端な左右思想例に結びつきやすいものが,やっぱり多いんだなぁ。山形さんが怒っているのは左の理想に繋がるってこと。右の理想へ繋がっていると批判されるものは,まあ,沢山ある。小林よしりんへの批判は殆どこれだ。
 しかしワシはその手の,理想方向への危険性を指摘する論に少し飽きちゃっているのである。だって,ロングスパンで歴史を見ていけば,その「理想」ってのはいい方向に働く「機能」があったからこそ理想に設定されるようになったんで,そうそう代替がきくようなモンなのか,と思うのである。行き過ぎた例も出てきちゃった今では「そこそこに抑えておきましょう」という中庸路線が定着しているけど,裏を返せばその理想が持つ「機能」を否定できないから全廃できないでいる,とも言える訳だ。山形さんが中庸論者の理想として設定しようとしているのがNash均衡だが,それだって理想化された条件の元の理論でしかない。自然現象のようにどうやったって避けようのない絶え間なく外部から作用するノイズに対しても均衡をある誤差限界の範囲で維持できる「頑健なシステム」を作ることは,やっぱり歴史的検証が不可欠。思考の土台である人類が死滅するまで思考し,改善し,時には改悪しちゃってもまた復元する,この絶え間ないプロセスを続けるほかないのである。
 このプロセスに対して,極端な左右思想に繋がる理想ってのが持つ機能はそうそう否定できるものではなかろう。もちろんこういうものを対処療法的にぶったたく中庸論者がいるという前提があってこその「機能」ではあるが,うーん・・・ちょっとぶったたき方がワンパターンか過ぎないかしらん? もうちっと芸が欲しい,というのが,無責任な観客としてのワシの意見である。教師は芸人であるべきってのは森毅の思想だけど,文筆で飯を食っている評論家はまさに芸人そのものなんだから,語り口に新味を込めることを,できないまでも心がけて頂きたいモンである。
 飯食って行ってきまーす。

6/15(日) 秋田->掛川(予定)・曇

nas2008_venue.jpg
 結局,ちゃんと午前中の講演を聞いたシンポジウム参加者は,秋田県立大とホテルの方々のご尽力で
1.同じ系列の奥羽山荘に宿泊する組
2.大曲発の高速バスで帰宅する組(大曲まではホテル側の送迎付)
3.秋田空港から飛行機を使う組(秋田空港まではホテル側の送迎付)
の三組に分かれて全員何とかなったのであった。ワシは3に便乗させてもらって,秋田空港経由で秋田市に出ました(友達と飲む約束があったもんで)。主催者のO先生は「後世に語り継がれる」シンポジウムだとおっしゃっていたが,個人的にも思い出深い(?)ものとなった。何もワシの講演中に起きなくてもなぁ~。ダブルH先生からは,お前が地震を呼んだのかって言われちゃうしぃ~。
 あ,九天社は自己破産なのか。出版物の案内などはまだこちらで読める。しかし,これを見る限り,最近は完全に二番煎じのすぐ売れそうな安易な企画の本ばかりだったんだな,と思う。それだけ資金繰りが苦しかったのかなぁ。にしても,結構面白いものも中にはあるので,せめてそれぐらいは他社で版を維持してほしいものである。
 さーて,本日はさっさと家に戻って家事をこなして仕事モードに入らないとぉ~。んでは。