早速FFTテキスト執筆,行き詰まってしまったので,現実逃避がてら,思索(妄想と同義)にふけってみよう。ちょうどいいネタがあったし。
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結論から先に言うと,ワシはこの「大阪国際児童文学館」の存続には反対である。宮本先生の活動には正直頭が下がるし,無駄な税金を垂れ流してきただけの公共サービスではなかったという主張には頷けるところが多い。
しかし,大阪府の案では現存する資料については府立中央図書館に移管(朝日新聞)ということになっている。
なら,廃止もやむなし,と思うのである。宮本先生は貴重な資料の散逸を恐れているようだが,乱暴な言い方だけど,「そんなに大事なら自分たちで何とかしたら?」と言いたくなるし,日本国内に全く受け皿がないのかというとそんなことはなさそうだから,正直,そんなに騒ぐことなのか?というのがワシの意見である。ましてや,廃止しなければ現状の設備が維持される訳で,そこが全面的に民間の資金で賄われるというのならともかく,既に府立図書館という設備があるのなら,そこに可能な限りの収蔵品は収め,片方の設備は廃止して経費節減に励むというのは筋が通った話である。数百万の寄付がパーになっても,トータルで税金が節約できるのなら廃止賛成,というのがワシの意見である。
無駄な公共事業というのがやり玉に挙がっている。特に道路,ダム。確かにこれ以上いらないんじゃないかという意見は多かろうし,ワシだってこれが必要かって疑問に感じるものもたくさんあるが,じゃあ文化事業に税金をつぎ込んで維持させるってのは全く無駄ではないって訳か? 地方の土建屋に勤めているおいちゃんが路頭に迷うのは一向に構わないが,文化事業に携わる学者やお役人や学者先生は大事にせにゃいかんと言うことか? ワシも学者先生の一人だけど,正直言って,ワシ一人が路頭に迷ってどっかで首括っても,日本社会に与える影響は限りなくゼロだぜ(プラスになったりしてw)? それより,ワシが今もらっているサラリーをお国が召し上げて,働きたくても働けない生活保護者の方に分配した方が,よっぽど世のためになるっていう論だってあり得る訳だ。
いや,今の日本国民は皆お優しいので,ワシが梁に縄をかけるのを黙って見ている訳にはいかない,と止めてくれる人もいるだろう。でもさ,税金で食っている人たちってのは沢山いて,そこの配分を変えるってだけで,明日のおまんまの食い上げになる事態に陥る人が多少なりとも出ることになっている。その際には激変措置ってのが不可欠になるが,「可哀想なことになる人がいる!」ってだけで,行政をがんじがらめにしていいものなのかね? 変化をさせないという保守的なことだけで,この先の大阪は,いや日本はビジネス化しつつあるグローバル社会で生き残っていけるものなのかね? 弱者救済って言うお題目はよく分かっているし,弱者であるワシも助けて欲しいのは同じだが,じゃあワシも含めた弱者にどっかから借金して銭をばらまくだけで,本当にこの先,少なくともワシが死ぬまで現状を維持できるというのか?
ハッキリ言って,「道路残って国滅ぶ」のはイヤだ,という意見に賛同される方は,「(昔の)児童書・マンガ残って国(大阪)滅ぶ」のは構わんってことなのかしらね? ましてや大阪府は資料全面廃棄などという乱暴なことは言っていないのだから,統合ぐらいはしゃーねーか,医療費や地方税が更に上がるよりは,ってのが大方の大阪府民のご意見なんではないかと思う次第なのであります。
大体さ,有名文化人も含めた何千もの署名って,こういう事態になるとかえって逆効果かもよ? だって,そんなに銭をお稼ぎになっていらっしゃる方が多数賛同されるなら,身銭切って自分達で何とかしたら?って言いたくなるモン。民間組織を作ってそこを受け皿にしますぐらいのことを言わないと,単なる無い物ねだりとしか,宮本先生の意見を読んでも,感じられないのである。真面目な話,京都精華大とか神戸芸術工科大とか,学生募集の目玉として漫画・アニメーション関係学科を作っている,あるいは作ろうとしている大学とかは,受け皿となる可能性はあるんじゃないのか? せめて「大阪府民の税金は必ずゼロになります」ぐらいの案の提示がないと,賛同する訳にはいかないのである。
ここで,思考を切り替えて,マキャベリストとなった橋下知事の立場で考えてみる。そうすると,これだけ署名が集まっている施設を廃止するってのは,政治的に大きな意味を持つと考えられるので,今以上に強行しようとするかもしれない。「あれだけの反対があってもやるんだ・・・」と思わせる効果は,政治家としては無視できないからだ。大体,「あの時あれを残していれば・・・」と何十年後に人々をして惜しませる文化遺産って,どれほどあるのかね? 思い出されもしない(かもしれない)文化施設を残すより,財政再建を果たした方が,どれほど喜ばれることか。
ということで廃止反対運動そのものには賛同しかねるワシではあるが,もし失敗したとしても,ちゃんと受け皿探しに奔走して頂きたい。それがないと,「やっぱり税金ねだりだったのか」と思われるだけだからね。ワシも含めた学者先生にはありがちだが,批判はいっぱしにするが行動は起こさないって人種が増えると社会の害悪にしかならない,ってことをいいかげん理解した方がいい。手塚治虫の「ブラックジャック」では,自分の命が危ないとなると「いくらでも金は払う」って言った癖に,助かった途端,出し渋るってパターンの話が幾つかあったよな。反対運動ってのが全部そうだとは言わないけれど,なーんかこー,そーゆーケースが多いような気がするのは,ワシの勘ぐりすぎですかねぇ?
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おおっ,逃避しすぎた。ではこの辺でFFTへ戻ります。
4/22(火) 掛川・?
ふひ~,何とかFFTテキスト,最後の章で漕ぎつけた~。つーても,この調子で当初の予定通り進めようとするとドハマリになりそうなので,もうちっと中程を懇切丁寧に書き直す必要がありそうだ。その作業はまた明日っつーことで一つよろしく。・・・しかし,複素解析の初歩に触れつつ,複素形式のFFTまで関数解析的説明で強引に突き進むってのはやっぱり無茶だった。
あっちこっちのテキストやらWebやらひっくり返して調べまくったが,結局一番シンプルにFourier変換を解説しているのは奥村先生の本だった。三角関数の補間→複素形式で表現→逆変換もこれで定義しちゃう,って形式なので,定積分の近似とか持ち出さなくても離散バージョンのまま完結してしまうのである。うーん,さすが。でもFFTの数値的性質の良さについて触れようとすると,森正武先生のお力が必要になるのであるな。世の中そーうまくいかない。
SIAM Newsの最新号(No.3, 2008)に,Trefethenオジサンのエッセイが載っている。”G.H.Hardy, Applied Mathematician”ってタイトル。中身をざっと読むと,第2次大戦後にオジサンのご両親が購入した古本の中に(理系の父上が買ったらしい),ラマヌジャンを見いだした純粋数学者ハーディが,学生時代は物理学で才能を発揮していたという証拠を発見した,という内容。世の中の役立たずを自伝(ワシは未読)で公言していたのに,結局今では彼とラマヌジャンが取り組んでいた数論も応用的価値を見いだされ,やっぱり偉大な数学者は「応用数学者」としても優れていて,その証拠はこれだったってことを言いたいのかな? さっぱりした英語で,ミステリーチックに書いてあるのはさすがである。
それにしても,SIAM NewsやReviewに比べて日本の応用数理は読むところが少ないよなぁ。まんざら知らない訳でもない方々が編集に携わっているので,あんまし悪口を言いたくはないのだが,ページ数は減るわ,内容はつまんないわでは,何のために岩波バックに付けて高い編集費用かけて作っているのやら。ワシにとってはメインの学会なので,潰れてしまっては元も子もないのだが,この体たらくではこの先が不安である。
個人的には,日本独自の記事はお知らせ以外は全廃して,SIAM Reviewの記事の翻訳を大量に載っけるって方が,よほど訴求力があるし,商売としても堅いんじゃないのか。ついでに翻訳はPDの方々に仕事の一環としてやってもらえば,業績も稼げるし,多少なりとも銭にはなるし,いいことづくめじゃないの?
Apache for Win32がVistaでまともに動かないと以前喚いたのだが,最新の2.2.8をダウンロードしていインストールしたらあっさり動作した。UACも切ってないのに何でだろ? まあ動くに越したことはないのである。滞っていたサーチエンジンテキストもこれでWindows用の記述が進むかな?
うっかりしていて本日がSWoPP2008の講演申し込み締め切りなのを忘れていた。慌てて登録する。今回からは行列固有値計算研究会(ワシの勝手な略称)も正式に加わったので,そっちで喋ってもいいのだが,今年で最後になる紙印刷される報告集がないので,結局第2希望ということにしておいた。HPCの方は既に登録予定数を超えていたが,大丈夫かな?
さて,つらつら書いているうちに日を跨いでしまったので,今日はこの辺で。明日明後日が一番タイトな日となりそうである。もう一頑張りしまっしょうぞ。
さて,つらつら書いているうちに日を跨いでしまったので,このぐらいで。
4/18(金) 掛川->浜松->掛川・雨後晴
お掃除の神ご帰還。本日は午前中,落雷を数回目撃する。5階からの眺めはナカナカ素敵ではあるが,稲光があれだけ鮮やかに見えるのはあまり気分のいいものではない。ハッキリ言うが,ワシは雷が怖いタチなのである。でも音はそれほど響かないなぁ。窓ガラスが分厚いせいかな?
非常勤講義2回目。前回よりも受講者が増えているってのはどーゆー訳だ? みゃー先生によると,受講者66名ってのは割と多い方なんだそうで・・・舐められたかな? その割には,複素数の四則演算の演習問題に結構ミスがあったが・・・この先ちと不安である。でもまぁ時間もないことだし,明日明後日でテキストのゴールは仕上げてしまう予定。どーなりますやら。
Lorenzアトラクタの発見者,死去とのこと。90歳ってぇのは大往生だが,思ったよりお年だったな。/.Jでは上田先生の業績も紹介されていたが,それなら最新作「カオス現象論」も宣伝してやれよ,と思った。ついでに,昨年の応用数理年会での講演もYouTubeにupされていたのでご紹介(Part1, Part2, Part3, Part4, Part5, Part6, Part7, Part8)。・・・OZ先生がバッチリ写ってて笑えました,個人的に。
そーや,上田トシコさんもお亡くなりなっていたのだった。高野文子が「フイチンさん」を好んでいたってのを聞いていたが,絵に関しては確かに洗練されていたよなぁ。対極には長谷川町子のもっさりした絵があったが,晩年は上田トシコほどではないにしろ,どんどんシャープな線になっていったから,上田さんは時代を先取りしていたってのは確かだよね。合掌。
東京都市大学? ふーん,武蔵工大が名称変更かぁ。都立大が首都大になっちゃったので,この名前も堂々と使える訳か。都立と勘違いしそうな名称だが,ネーミングとしてはカッコイイ・・・のかなぁ?
宅急便,3回も連絡があったのに全然時間通り来ない。どーなっているんだと苛つきながら問い合わせたら,旧住所の方への荷物だった。電話番号は変更なしだったので,相手も気が付かなかったらしい。・・・ってことは,前のアパートはまだ空き室のままってことか。
風呂入って寝ます。
4/14(月) 掛川・雨
4月に入ってからは天候不順。雨が多い。春の長雨かなぁ。梅雨前にあまりジトジトして欲しくないのだが。せめてGWぐらいはカラリと晴れて欲しいものである。
土曜日は使い道がなくなって粗大ゴミと化したPCデスクを市の資源センターへ捨てに行く。引越シーズンも終わっているし,受付開始直後の午前9時過ぎには到着したのに,20分近く待たされる。で,結果。
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40kgで210円だから,待たされた甲斐があったというものかねぇ。これで我が家の引越作業は全て終了した。ふ~,長かった。今後10年はこういう作業とは無縁でいたいものである。
昨日はお掃除の神ご接待のため,伊良湖から豊川稲荷へドライブ。ソメイヨシノはとうに終わっていたが,八重桜がちょうど満開だった。

さーて,本日から本格的に講義開始。頑張って今年も働きましょうぞ。
では行ってきます。
4/12(土) 掛川・?
第一回目の非常勤講義,終了。こーゆー話をしたのだが,途中で放棄する学生さんもチラホラ。もっと沢山脱落させるべきという意見もありそうだが,せいぜい50名程度の受講者をこれ以上減らしてもなぁ。JABEEなんてのは教員からの悪評たらたらなものだが,受講者数制限については数少ない利点かなという気がする。まあ次回は高校レベル(つーても複素数の四則演算も怪しいという方々もいらっしゃるのでちょうどいいかも)になるので,ご勘弁を願いたいものである。GW後には全部テキスト完成を公言してしまったので,4月中はこれと某シンポジウムにかかりきりになる予定。ああ,のんびりぷちめれっていられた時間が懐かしい(でも現実逃避したくなったら書くかも)。
つーことで,講義終了後はやたらに疲れてしまったので,帰宅して風呂入ってすぐにバタンキュー。早めに寝過ぎてこんな時間に目が覚めてしまったので,手持ち豚さん((c)高橋なの)ついでにこれを書いているという次第。他にやることないのか>ワシ
ふーん,水月さんがそんなことを主張しているんだ・・・って,自分の歩んできた人生を正当化しようとすると,自然,そういう論になるんじゃないかな。ワシなんかは思い通りに歩めなかったことばっかしだし,エリート大学院に入った訳でもなかったので,20代後半には社会的要請と自分の学術的興味とのギャップをいかに小さくするか,ってことに悩み始めたもんだが,うかつに旧帝大に進んじゃうと,そーゆー構造主義的自己内省ができず,エリート的エゴむき出しになるモンなのかしらね。・・・ところで,水月さんは常勤職につけたのかしら? 結構話題になった新書も書いたことだし,他にも業績は結構ありそうなので,どっかに定着できても良さそうなモンなのだが。
さてもう一眠りするとしますか。