11/6(月) 掛川・晴

 うう,三島親父パートの直しがたくさんあって,とても翻訳チェックは終わりそうもない。こりゃ,仕事持って函館行きとなりそうである。
 奥村先生のblog記事。ふーん,「町のパソコン教室以下」という表現は,そんなに間違っているとは思えないけどなぁ。いくら講師がMS認定資格持ちのOfficeのプロだとしても,中高年以上の初心者相手に基礎の基礎から教えていることが多いようだし,キーボードやマウスに慣れた今の高校生にその程度の授業ではまずい,という主張は正しいと思う。それよか,自学自習が必至となるプログラミング教育の導入を目指している「コンピュータと教育研究会」の目標を達成するためには,まず入り口の情報教育自体を整える必要がある訳だが,実態はそれにほど遠く,ましてやプログラミング教育なんて・・・という事の方が深刻である。入試科目に「情報」が登場するにはまだ時間がかかりそうだし,こりゃぁ長期戦略が必要だねぇ。
 おお,いよいよQuad-coreが登場か。ま,ワシが手を出すのは来年の廉価版が出てからだな。
 では行ってきます。

11/1(水) 掛川・?

 とてものこと,人前で話せるほどの中身は期待できそうにもないので,次週の函館での研究会発表は取りやめることになった。お詫びのメールを主催者の先生にお送りして一人がっくりする。十年以上ボチボチ発表をしてきた訳だが,直前にキャンセルというのは初めてである。別段健康を害した訳でもなく,突発的な事件があった訳でもない。単に自分の怠惰のせいである。ああがっくり。2年に1回しかない貴重な研究会だってのに。次年度の国際会議の前哨戦と位置づけていた発表だったのに。はぁ~・・・とますます鬱になる。仕方がないので,翻訳プロジェクトの第2稿のupに全力を注ぐことにする。三島親父の野郎が全然音沙汰なしの無視状態の無責任極まりない態度なので,ワシのチェックと直しの作業は倍に増えてしまっているのだ。ワシの団塊世代嫌いはこの三島親父のせいである。くそぉ,上がったら糞味噌に文句つけてやらぁ。
 自宅のメインマシンのnForce4チップセットに取り付けてあるファンの軸がおかしくなったらしく,ものすごい異音を立てている。組み立てて半年過ぎた辺りから音が気になりだしたのだが,最初はゴミが溜まっているだけなのかと,時たま掃除機で吸い取るだけで収まっていたのだが,とうとう軸が逝かれたようである。あまりにウルサイので試しにとファンの電源を引っこ抜いてあるのだが,熱暴走しやしないかと冷や冷やもの。だいぶん涼しくなってきたので,これから春までは大丈夫だろうが,夏ならいっぺんにお釈迦になってしまいそう。早めに取り替えるに越したことなし。函館帰りに秋葉によってパーツを漁ってこようっと。
 調子が悪いときは現実逃避をするため,ちまちまと余計なことを調べまくることになる。気になっていた,実験室の電源設備を調べてみたのである。
 よく工場とか床に電源コードをはわせることのできない環境では,天井に電気が通っている金属レールを取り付けて,そこから電源タップをつり下げてある光景が見られるが,あれと同じものが実験室にも2本取り付けられているのである。設置当初から4つコンセントが取れるようになっていたのだが,さすがに10台のDual-core PCを設置するようになってしまうと全然足りない。そこで増設用タップを注文しようとしたのだが,その名称が全然分からなかったのである。
 さんざんググって,ようやっと正体が分かった。ワシの実験室にある電源レールは「ファクト20」(松下電工)という製品で,ラックマウントシステムにも使用されている代物であった。正式名称は「ダクトレール(duct rail)」と呼ぶようで,照明器具を扱っている所にも置いてあるようだ。で,ぶら下がっている電源タップは「リーラーコンセント(reeler outlet plug)」というものらしい。実験室にあるのはDH2675という製品で,Yahoo!オークションにも出品されていた。勉強になりました。早速,愛三電機に寄ったら買ってこよっと。
 Fedora Core 6がダウンロードできたので,DVDに焼いてインストールしてみる・・・うげげ,映んないでやんの。三菱のRDT194LMに繋いで作業していると,Xが起動したところで全く表示しなくなってしまう。試しに古いCRTにつなぎ直すとすんなり写る・・・が,なんだこの720x420って解像度は。これじゃ近頃のLCDでは表示できんわな。まあしゃーない,ともかくインストール作業はCRTに繋いで終わらせて,正式運用時にLCDへ・・・と,解像度をXGAに落としてみても全く表示されず。
 インストール時には,確かにnVidia GeForce 6600GTと認識していたんだがなぁ,やっぱり標準のX.orgドライバじゃなダメなのか,ということでダウンロードしてインストールしてみる。
 # sh ./NVIDIA-Linux-x86_64-1.0-8776-pkg2.run -x
と,”-x”オプションをつけて解凍だけしたら,NVIDIA-Linux-x86_64-1.0-8776-pkg2/usr/src/nv/nv-linux.hの
> //#include をコメントに(そんなファイルは存在しないのでエラーになる)して,無理矢理インストールを完了させると,何とか表示できた。あーめんどくさ。2回に一回は起動に失敗するらしいが,まあいいか(良くないって)。誰かきちんとFedora core 6 x86_64で動作させることができたら教えて下さいませ。
 しかし,こんな一世代前のアクセラレータすらまともに対応できていないdistributionって,何だかなぁ,だよなぁ。ぼちぼちT君お勧めのCentOSに乗り換えるべきかしらん? この方を見習って
 折角,GCC 4.1.1がインストールされている環境ができたので,早速OpenMPを試してみる。サンプルコードはこちらのコードを使用させて頂いた。
fc6_x8664_openmp-1.png
 あらま,簡単ね。ま,卒研ネタが一つ増えてありがたい。
 ガックリきたので寝ます。

10/30(月) 掛川・?

 うひょー,様々な予定がみっしり詰まってきて,もう身動きがとれなくなってきたぞぅ。とゆーわけでblog更新は函館帰りまで無理かも。
 何だか,世間が高校の必修逃れだの,中学生の自殺だので騒がしいが,今度はとうとう真面目な役職者にまで犠牲者が出た。
 ワシはイジメの体験者(中学生時代)であるし,現在一応教職に携わる者であるから,それなりにニュースはウオッチしていたが,どーも,教師や教育委員会に対しての世間の風当たりはかなり強く厳しいな,と感じる。まあ,教師なんて輩は元来そんなに沢山は不要な職業なのだから,少子化の昨今,大規模なリストラがない方が不思議なぐらいである。ワシ自身が遠からぬ将来,路頭に迷うことになったとしてもやむを得ないと思う。
 しかしそれにしても,もうちっと冷静な議論が第三者から提起されても良さそうなものだが,あんまし聞かない。そんな頭に血が上った昨今,今朝の「森本毅郎・スタンバイ!」のニューススタンバイ・渡辺恒雄(ナベツネじゃない別人)の意見は貴重なものであった。
 世間で事件が起き,怒りががわっと広がる,という事は必要なことだとは思うが,しかしその怒りの矛先は大概,本来向かうべき所とは違う所を突いてしまうものらしい。今度の校長の自殺はその典型例だと思う。
 岐阜の中学生の自殺も,報道を見る限りはどのぐらい「いじめ」とやらが深刻だったのがよく分からず,sensitiveな時期の衝動的な行動だった可能性が拭えない。学校の対応が二転三転していることに批判が集中しているようだが,今のところはやむを得ない事情があるように思える。遺族が激高するのは当然であるが,当事者以外の人間はしばらく事態を静かに見守るべきだ。それとも担任や校長が首を吊るまで,電話やメールやFAXを送りつけるのが正義だ,とでも言うのか? 教師がリストラされたり責任を取らされることはあるだろうが,生きる権利ぐらいはあるだろうよ。
 Michael Mooreの有名なドキュメンタリー映画,”Bowling for Columbine“は傑作だと思う。Mooreの思想についてはあれこれ批判はあるだろうし,ワシとも相容れないところが多いが,しかし映画の語り口はうまいし,いい所を突いていると感じている。
 この映画はColumbine高校の銃乱射事件を扱った作品だが,その中でかの悪名高い(褒め言葉)”South Park“の制作者がインタビューに答えている。学校なんぞは教師が生徒を優等生の枠にはめようとするだけのつまらんところだ,数年我慢して世間に出れば自由になれたのに,と。
 現役教師としては失格だろうが,この言葉は,今,いじめられている人全てに贈りたいと思う。
 寝ます。

10/25(水) 掛川->金谷->掛川・晴

 ピーカン晴れの中,高校への出張講義へ行く。入試広報課のKさんの運転に同乗。今日は他にも二つ出張講義の要望があったそうで,ワシ以外にも同じ学科のK先生と,別学科の先生も県内の別の高校へお出かけらしい。
 近頃はどこの高校も大学からの営業活動に悩まされているようで,あの内田先生すらけんもほろろの対応をされているようである。ましてやワシのような木っ端教師は人間扱いされなくて当然である。そんなご時世であるから,先方からおいで下さいという要望は是が非でも引き受けねばならないのである。
 で,引き受けたのは結局みんな講師以下の若手(三十路以下は若手と呼ばれてしまう世界なのである)だったりする。それもあって,車中は××の悪口をKさん相手にぶちまけて鬱憤を晴らすことになった。あーすっきり。ちなみに××とは「クソオヤジ」とルビを振ることになっておりまする。
 講演の方は,予定していた話題を喋りきれず,最後はドタバタで終わってしまって失敗。しかしまあアルゴリズムの話を実演とビデオを交えて紹介できたから,よしとしよう(と言い訳)。教師芸人論を最初に唱えたのは森毅であったが,ワシはまだまだ芸人になりきれていない。精進あるのみである。生徒諸君には真面目に聞いてくれていたが,果たして満足して頂いたかどうかは不明。どーもお邪魔致しました。
 使用したビデオについては,只今A君が鋭意完成版を制作中であるので,それができ次第,いつも通りYouTubeに登録予定。しばしお待ち下さい・・・って,そんなに面白い代物ではないのだが。
 とゆーわけで,情報系の話題でよろしければいつでもお呼び下さいませ>高校の皆様方。
 あ,Firefox 2.0がリリースされたか。早速インストールして使ってみる・・・大差ないな。
 お,Fedora Core 6もリリースされたか。早速インストール・・・できるわけないやん。BitTorrentでダウンロードしようとしてもエライ時間がかかりそうだ。まあ今晩ずっと動かしてみるけどさ。
 明日,新たに一台マシンを組み立てるので,間に合うようならFC6を入れてみるけどぉ,多分無理だろうな。
 興味があったので,MPI関係はどうなったかな,と収録RPM(例えばここのmirrorとか)をざっと見てみると,おおっ,今度はOpenMPIのパッケージ(openmpi-1.1-7.fc6.xxxx.rpmなど)も入ってんじゃん。LAMも引き続き収録されているから,多分FC5とほとんど同じ手順でインストールはできる筈だな。Open MPIはどうなってるのかなぁ。また勉強しなくちゃ。
 寝ます。

10/24(火) 掛川・曇時々雨

 ちょっと冷えてきたかなぁ,という気候。2週間後には函館行きなのだが,さてどこまで寒くなっているやら。コートを引っ張り出しておかなきゃ。カビ生えてなきゃいいが。
 ふーん,Lenovo(まだIBMと言いそうになる自分)のThinkPadにCore 2 Duoモデルが出たか。今年初めにはまだ出始めだったCore Duoモデルが欲しかったのだが,結局買えずじまい。うーんどうしようかなぁ,MSDNの更新なんて実のないものにつぎ込むのは止めて,そろそろ動作が怪しくなり出したLet’s Note R3の代替わりを,ちょっと背伸びしてでも入手しておいた方が有益だよなぁ・・・としばし悩む。まあ金が出来るのは年度末だから,それまでしばらく悩むとしよう。
 お,SciCADE07First Announcementが出たか。これ,前回の参加者だけに送られてきているのかなぁ。しかし,200人以上を一つのホテルで丸ごと宿泊されられるっていうのが凄いなぁ。ホテルの確保で大わらわだった(と聞いている)前回とはエライ違い。予算とかバックアップシステムが根本的に違うんだろうな,きっと。
 あらら,大阪の天神天満繁昌亭の席亭さんが心労のため辞任とのこと。
 繁昌亭ついては,既に小朝の本で「これがですね,正直な話,前途多難だと思います」(P.74)と紹介されている通り,どうも上方の噺家の足並みが揃っていないような空気があるということであった。今回のニュースはそれを裏付ける事になってしまった訳だ。
 実際,寄席の出演料だけではとても食っていけない訳で,ましてや前座・二つ目・真打という階級が全く存在しない実力社会の上方では,寄席というシステムが定着するまでには時間がかかるということなんだろうな。何にせよ,ワシが見に行くまでは存続して欲しいものである。
 小朝の本と言えば,先日の「きくお・木久蔵同時襲名」のニュースも,既に予言されていたりする。
 「実はこの間,木久蔵師匠とお話ししててね,木久蔵師匠とそれから息子のきくお君のね,ダブル襲名ができたら面白そうだって話になったんですよ。きくお君が木久蔵を襲名して,木久蔵師匠が別の名前を襲名するわけ。
 たとえば,名前だって全国公募なんていう手もあるでしょう。「笑点」を通じて,木久蔵師匠が新しい名前になるのでそれにふさわしい名前はありませんかって。」(P.207-208)
 ・・・まるっきりこの通りになった訳である。記者会見の時には小朝師も同席していたが,つまり張本人だったのだ。
 予言書?イヤ違う,今,最もプロデュース力のある本人が書いた(インタビューをまとめた形式ではあるが)本ということになるんだろうな。
 ・・・とぷちめれっている暇があったら,函館行きの準備を~。とゆーわけで寝ます(準備は?)。