6/20(火) 掛川・?

 久々に天気を忘れるぐらい仕事に没頭・・・ならいいのだが,全然別の,しかも学内政治とか研究とか教育という話ではなく,もっと低レベルの下らない面倒を招きよせてしまって一日中くさくささせられる。早い話がgovernanceの欠如に巻き込まれた,ということである。気候的にも気分的にも鬱を昂進させる時期にいるんだから,下らないことで当方のやる気を殺がないでいただきたいものである。ただでさえしたくない仕事なのに。
 くさくさしながらPentium D clusterのFC5をyum updateする。デモ用OpenGLアプリが正しく動くかなぁと試してみると,訳の分からんエラーを吐いて動かない。症状としてはこちらの方と似ている。で,調べまくったらFAQであることが判明。GeForce 6600GT を使っているので,nVidiaドライバをきちんと入れておかねばいけないらしい。
 で,この通りインストールしてセットしてみたらちゃんと動いた。但し,自作Pentium Dマシンだけは,たまに画面表示が乱れてしまう。うーん,しっかりしてくれ>マシン& nVidia
 へぇ~,沖縄は梅雨明けかぁ。これから南の方から本格的な夏がやってくるんだなぁ。暑くなる前に鬱の元を断たなきゃなぁ。
 季刊に移行して初めてのUNIX magazineを買う・・・な,何これ。ワシは今更IPv6の話だけを知りたいんじゃないぞ。以前から続いているのはJUS newsとかワシにとってはどーでもいいものばかり。残念だが,以後買う価値のない雑誌に成り下がってしまったようだ。即座に購読を止めることにした。
 これでついにワシが定期購読しているPC関係の雑誌はゼロとなった。月々の雑誌代は激減し,福沢さん一人で樋口さんが戻ってくるまでに。雑誌というメディアが銭の取れない媒体に成り下がりつつあること,IT関係の基盤技術は毎月定期的に紙メディアで追いかけるほど変化しなくなったこと,知りたい情報,特にIT関係のものはWeb媒体に移行してているものが大部分になってしまったこと,この三つの相乗効果によってIT雑誌は淘汰されていくのであろう。
 ということで,ワシが読む雑誌は「東京人」「ラジオ英会話」「フリースタイル」と漫画月刊誌4つだけとなり,趣味関係のものだけが残ったのであった。
 くさくさしているので運動もせず,さっさと寝ます。

6/17(土) 掛川->浜松(予定)->掛川・曇

 梅雨本番のどんよりした空の下,夏の空気が運ばれて来たようで,朝から蒸し暑い。まぁ,クーラーを回していれば湿気はなくなるので暑苦しいと言うほどではないけど,一年間のうちで最も嫌な季節になるのか,と気が重くなる。
 自宅のAthlon64 X2マシンにVMware Server Betaをインストールしてみる。正式版が出てからと思っていたのだが,一向に出ないので仕方がなくBetaで我慢したのである。
vmware-fc4.png
 Windows 2000で試してみると,なーるほど,これは快適。スカスカ動作するし,何より起動の待ち時間が短縮されているのが嬉しい。十分実用になるどころか,メイン環境にしてもいいぐらいである。システムをまるごとバックアップするのもお手のものだし,万が一の時の備えもしやすい。何が嬉しいって,GNOME(KDEでもいいけど)の使いづらいDesktop環境をスルーできるということ。実はこの記事,yum updateの待ち時間中の暇つぶしにFedora Core4から書いているのだが,どーもイマイチ使いづらいのである。まあ,商用のDistributionを突っ込んでATOKでも使えばだいぶんマシになることは間違いないのだが,それをするぐらいならWindowsかMacOSを使うぞワシは。
 完全フリーの無料distributionにそこまで期待する事自体,もう無理なのかなぁという気がするが,はて今後どこまでゲイツ引退後のM$ Windowsに肉薄できるやら。サーバ分野を完全に抑えただけで満足されては困るのよん>Linux
 ふーん、産経新聞がblogサイトを運営か。リンクに対してやたらと偏狭な態度を取ってきたのはこの布石だったのかしらん? まあ,訳のわからんリンク方針を取るサイトが増えているみたいだから,こーゆーサイトが増えるのはありがたい。
 では暑気赦いのため,テポドンが飛んでくる前に,浜松まで買い物に行ってきます。

6/16(金) 掛川・雨後曇

 朝方は土砂降りで,東海道新幹線や東名の通行に支障が出るほどだったが,昼からはぱったりと止んだ。蝦夷地を除いた日本全国が梅雨入りしたことを実感する。
 ほぼ日掲載記事にミスがあったが,早々に訂正された。さすがインテリが多く読んでいるほぼ日だけあって,指摘メールが山ほど来たに違いない。人の失敗ほど痛快なものはないので,自分がミスった時の慰め用記事としてここに記録しておく次第なのである。
 元の記事は
> 日本と南極大陸を思い浮かべ、
> その大きさを比べてみましょう。
> とても大雑把ですが、
> 日本の面積を38万km、
> 人口を1億2000万人で考えると人口密度は315人/km。
> 一人当たりの面積は3.17平方km、だいたい一坪ですね。
>
> 一方南極大陸は面積1400万km、
> 人口1,000人ですから人口密度は0.0071人/km。
> 一人当たりの面積は14,000km。
> 約420万坪、といってもピンとこないですね。
と書いてあった。最初は「平方」が抜けているだけの校正ミスか,と思ったが,よく読んでみるとすげー違和感がある。数値のorderがメチャメチャなのである。
 その後すぐにこの箇所は削除され,代わりに次の文章が掲載された。
> ※本日(6/12)11時更新時点で
>  南極の広さについての記載がありましたが
>  計算の整合があわない点がございましたので
>  ただいま確認をしております。
>  確認しだい、あらためて掲載させていただきます。
>  (6月12日13時追記)
 あ,やっぱしね,と思って暫くしたら,文面がキチンと訂正された。
> 日本と南極大陸を思い浮かべ、
> その大きさを比べてみましょう。
> とても大雑把ですが、
> 日本の面積を38万平方km、
> 人口を1億2000万人で考えると
> 人口密度は315人/平方km。
>
> 1平方キロメートルは
> 1,000,000平方メートルとなります。
> つまり、ひとりあたりの面積は
> 3,174平方メートル、
> 一人当たりの面積は3.16平方メートル、
> だいたい960坪となります。
>
> 一方南極大陸は面積1,400万平方km、
> 人口1,000人ですから人口密度は0.000071人/平方km。
> 一人当たりの面積は14,000平方km。
> 約42億坪、といってもピンとこないですね。
 おそらく校正段階以前,著者の元原稿からおかしかったのあろう。連絡を受けた著者が慌てて計算を全面的にやり直したようで,元の文章にはなかった面積単位換算データや,計算途中の数値が追加されている。
 いやまあ,ワシも計算ミス(に限らないけど)はいっぱいやらかすので,人事ではなかったりするのである。どーせミスがゼロになることはないのだから,訂正だけはしっかりとやりたいもんです。こんな風にね。
 論文作成計画を発動して手をつけたので,本日は寝ます。

6/15(木) 大阪->掛川・雨

 某シンポジウムの最終日だが,午前5時過ぎにまだ開いていない宿の自動ドアを無理やり開けて頂いて(すいません),早々に新大阪から掛川に戻る。どーもお世話になりました>幹事団の方々
 宿は松下電器健保組合が運営している所だったので,ロビーの片隅にこのよーなコーナー↓があるのであった。
kounosuke_matsusita.jpg
 そこに掲げられていた翁の直筆。
sunao.jpg
 ワシも素直にならねばと心を入れ替え・・・るわきゃないのであった。
 とんぼ返りで職場に戻ると,毎週3コマの(教員にとっても学生にとっても)地獄の実験講座があるのであった。困ったことに,今年は全ての課題を終了させられる力量のある学生が少ないのであった。もう2回目の内容で,昨年度と全く同じプログラムを同じマシンで実行しているので,これは完全に○○の側に問題があるのであった。「あった」が続くのは「刑務所の中」の影響が残っているからなのであった。どーも寝苦しい夜の多かった今回のシンポジウムの疲れが残っているせいでもあるらしかったのであった。
 実験終了後は,各先生方からまとめた書類の整理を行い,〆切を全く守らないこと職場随一の先生の居室のドアにアイフル社員よろしく「はよ書類出せやワレ,出してないのはアンタだけや」と朱書きした書置きを貼り付けておく。やってみるとこれが,うーむ,むっちゃ気持ちがいい行為なのである。100%非のある相手に正義の刃を向けてガナリたてるということは,ワシのような腹黒い人間にはジャストフィットしているらしい。クビになったらアイフルに雇ってもらおうかしらん。
 もう飽きたので,寝るのであった。

6/8(木) 掛川・曇時々雨。

 東海地方まで,ようやっと梅雨入り宣言が出された。 天候だけなら5月下旬の方が梅雨らしかったな。6月は営業活動だの営業活動だので忙しいから,天候が悪い方がむしろ望ましい。今年の6月は湿度は高いものの,気温が低くて助かる。農作物には悪影響が出るだろうがね。
 Google SpreadsheetsのInvitationが届いたので,計算待ち時間のうちに試してみる。まずは簡単にEuler法から。
google_spreadsheets.jpg
 表計算の基本機能はExcel(つーか,Lotus以降の表計算ソフト全般)と同じようである。なーるほど,これが噂のAjaxなんだな。ソースを見ると,確かにJavascriptである。
 それでもネイティブアプリ並みの操作感,ってのはちょっと言い過ぎではないか。なるほど,我慢すれば十分実用になるパフォーマンスではあるが,ちょっと面倒な”-log10(abs(A1-B1)/abs(C1))”なんて計算をさせると途端に待ちが発生するし,何よりセルのコピー処理が面倒なことこの上ない。いまどき,CutやPasteなんてボタンを介さなければ出来ないなんてイラ付きのもとでしかない。Excelファイルとしてダウンロードしてみたら,相対誤差の桁数計算が全てエラーになってしまうし。ブラウザ依存になるのは致し方ないけれど,User interfaceの使い勝手が追いつくにはまだ時間がかかるのではないだろうか,というのが正直な感想である。まだβであるし,何よりあのGoogleが本腰を入れてくるのであるから,暫くは注視しておくべきではあろう。
 計算終了まで時間がありそうなので,まずは寝て待ちます。