6/7(木) 掛川・?

 久々に日をまたいでお仕事。パッツンパッツン状況なのでメモのみ記す。
 Google Spreadsheets,間もなく登場らしい。一応申し込んでおくか。しかし,Floating-pointやIntegerの長さはどーなっているのか。サーバCPU依存なのか,clientにもある程度配慮するのか。x86_64 CPUのPCでWindows XP x64からアクセスするとlong intは8byteになるのかしらん?
 ほぼ日8周年。ワシのWebページもURIは変化しつつもそんなところである。そのうち「Webページは10年やって一人前」とか吉本隆明が言いそうなことを言う奴が増えてくるのかな。
 しかし,HTMLをシコシコ書いてFTPでファイルを転送,なんてことはこの先減ってくるんだろうな。うーん,この先Webはどこまで行くのやら。
 ThinkPadではない,Lenovoのお安いCore Duo Note PCが登場。うーんこれなら買えそう・・・いやイカンイカン。でもなぁ・・・と心はチヂに乱れるのであった。
 落語協会提供のInternet落語会,Impress TVへ移動。以前もImpressから落語を流していたが,協会のWebがリニューアルしてからは独自にやっていたのであった。元の鞘に戻ったということか。喬太郎,いつもの気を消してさらっと道灌を演じているのが珍しい。
 村上ファンドの総帥が逮捕。記者会見を見て,ワシはこの人に好感を持っていたことを再確認する。買収される側からすればたまったものではないだろうが,完全な部外者としては,もうちっと無茶無茶やらかしてくれても良かったかな,とも思う。小泉時代が黄昏つつあるこの頃を象徴する,いや,象徴させるべくこの時期に仕組まれた逮捕劇という気がする。それにしてもあっさり認めたなぁ。もっとゴネるかと思ったが,ホリエモンの轍は踏まない,ということか。
 弥(ホントは旧字体じゃなかったっけ?)永昌吉死去。100歳という年齢もすごいが,死ぬ直前まで現役数学者だったってところが常人の域をはるかに超えている。合掌。
 寝ます。

6/3(土) 曇時々晴

 どわーっ,Postfixの設定をミスり,localhostからの転送までrejectしてしまったぁ~。慌てて修正し,mailmanのpassword reminderを送信しなおし一息つく。「あれ?reminderが来ていない?」と思われた方,そーゆー訳です。すいません。次回からはまともに届くはずです。そうそう,到着時刻は真夜中に変更しておきました。
 それにしても,GreylistingのおかげでmaillogにErrorの嵐が残るようになってしまってイラつく。まーしょーがねーよな,とは思うが,しかしメールは結局再送されて届くとはいえ,遅延が発生するってのは,サーバの負荷を考えると有難くない話ではある。必要経費,という言い方もできるだろうがしかし・・・釈然としない。
 で,ログチェックの際に気がついたのだが,某中部地方の旧帝国大学(匿名の意味がないがな)のSMTPサーバ群は,必ずしもGreylisting対策が施されたHub hostを通過させなくても良いらしく,一部の学科ではダイレクトに当方のメールも受け取っていた。まー,大組織故に,なかなか統一行動が取れないのだろうけど,これって管理人にとってはイラつきの元だよなぁ。ワシは,ネットワークの責任者たるもの,説明責任さえ全うすれば強権発動も辞さず,ぐらいの対応を取るべきだと思う立場なので,某旧帝大のネットワークセンターにちょっと同情してしまう。
 あのな,おまいわ先方のGreylistingにイラつきつつ,Greylisting対策を施さないサーバがあることにチクリを入れて,一体どっちの味方なんじゃい,このコウモリ男! と思われる方もおられようが,そーゆーどっちづかずのイライラを抱えつつ運用しなきゃならないのがThe Internetの宿命なのであって,WIDEさんのよーに技術原理主義に凝り固まるのも,世界は自由,何やってもいいじゃん的なアナーキストになってしまうのも,ガッチガチの管理一辺倒になってもイカンのである。ある程度の諦め感を漂わせつつ,パッチが出ればすぐに修正し,面白い技術が出ればそれを試し,西にGreylistingが怪しからんという人があれば,じゃあspamがこれ以上蔓延ってもいいのかと説得し,東にspam対策が生ぬるいと言う人があれば,じゃあメール配送に数十分以上の遅延が出ても構わないのかと問い詰める,そーゆーどっちつかずのコティさんに,ワシはなりたい。
 今日も頑張ります。

6/1(木) 掛川・晴

 梅雨はどこ行った~? どうやら,どでかい高気圧が日本列島のど真ん中を横切っていて,こいつが梅雨前線を沖縄まで押し下げているようだ。これが去ってから梅雨入りかな。
 贋作騒動が起きている。当人は所属会からの退会も求められたようで,まあこんだけ瓜二つの絵を描いちゃぁ,当人の言い逃れも見苦しいだけ,当然の措置である。
 この騒動で思い出したのが,藤子F不二雄の「エスパー魔美」最終回のエピソード。主人公の魔美が,売れない絵描きである父の同級生である著名な画家からモデルを頼まれるのだが,この画家は過去に贋作を手がけており,それをネタに強請られている,という設定だった。
 この画家について,魔美の父親は「器用な絵」を描く奴だった,と評している。模写が得意であったことを端的に表現した言葉なのだが,辛辣な批判を含む言葉でもあるってのが分かってきたのはやっと,最近になってからのことであった。
 さて,現実の贋作騒動の渦中にある画家は,古代絵の模写が得意であったとか。つまり,「器用な」方だったようである。ワシなんかは不器用の典型で,真似しようたって出来ないもんだから,無理して背伸びしてやらかした出来損ない仕事が山のようにある訳だが,これこそ,泣きながら獲得したオリジナリティ,なんだよな。個性なんていいモンじゃない,地を這う思いで泣きながらやっているうちに自然と出てくるもの(言葉は違うかもしれない)って喝破したのは橋本治だったか知らん,つまりはそーゆー馬鹿どもとは縁のない路線を歩んできたんだなぁ,とワシは勝手にこの贋作画家の経歴を想像してしまったのであった。ちょっと「器用」すぎたんでしょうなぁ。
 では行ってきます。
 ただいま。
 WebArenaから,25番ポートブロック対策(Outbound Port25 Blocking)についてのお知らせ。ふーん,@niftyso-netに続いてInfoSphereも開始するんだ。効果の程は,まあ大手のプロバイダ経由のspamが一時期ちょっと減るかもしれないっつー程度だよな,きっと。日本国内だけで対策してもねぇ,という気がする。それでもGreylistingよりは設定も楽そうなので,早速当方もsubmissionポートを開設。あんまし使うことはないだろうけど,いざ送信って時に使えないと困るしね。
 設定を変えたので,念のため軽くOpen Relayのチェック。問題なし,と。
 職場の実験用Vine Linux 3.2マシンにVMware Serverを導入。
vmware_server_on_vinelinux.png
 先月にTAを勤めてくれているT君にお試しInstallをお願いし,うまくいったのを見て本日自分でもやってみたという次第。最初,Windows XPをCDからインストールしたのだが,鬼のように読み込みできないファイルが出現して失敗。何度かやってみたがダメ。仕方がないので,CDのISO imageを作ってLinuxに転送し,それを使うとすんなりインストール完了となった。T君が最初にトライした時もファイル読み込みエラーが出たそうだが,再度挑戦するとエラーなしでうまくいったとのこと。うーん,Virtual PC技術の弱点ここにあり,I/Oを全て安定動作させるのは難しいのかなぁ,やっぱし。
 こうして無事Windows XP on Linuxが動作するようになったものの,なかなか快適とは行かず,細かいところに不満を残す。
 ・XGAにするとFull screenモードで左端が切れてしまう。
 ・全体的に動作がトロイ(Pentium4 1.7GHzマシンのせい?)
 VMware Playerならもう少し軽いらしいが,まあそこまで凝ることもないか。ともかくこれで一台のマシンでWindowsのデモ(軽い奴onlyだが)もLinuxのデモも見せられるぞ。楽チン。
 寝ます。

5/30(火) 掛川・快晴

 梅雨入り前最後の快晴・・・かな? さわやかな5月も明日でしまいである。
 米原万里さん死去。56歳かぁ,まだ若いよね。かっちりした文章で,エンターテナーたらんとした姿勢は見習いたいよな。合掌。
 うーむ,岡田真澄さんもか。70歳ってのはちょっと早いかな,という気がする。あんまし名優,というイメージはなかったけど,最後まで仕事に生きたという姿勢は見習いたい。艶福家という所は見習いたくても無理だが。合掌。
 お,いつの間にやらRobot Watch創刊森山さんがついにImpress入社か? と勘違いしてしまった。既にIT革命(バブル?)は遠くに去りにけり,という感があるな。
 Movable Type 3.3Betaが出るらしい。正式リリースされてから暫く様子を見て,安定してきたら入れ替えようかな。固定客が定着してきたコンテンツはコメントもつけられるようBlog化したいのだが,spam処理が大変そうで躊躇しているのである。どーせ安定版が出るのは先だろうから,夏休みに入ってからの現実逃避仕事として残して置こうっと。
 夏休みといえば,職場のメールサーバの移行処理って面倒かつトラブりそうなお仕事もあるんだよなぁ。8月下旬に一仕事終えたら超割使ってどっかにドンズラしようかと思っていたのだが,こいつのおかげで全てがパーになるかも。ああ,せっかく鬱から開放されようという矢先に嫌なこと思い出しちまったいっ。
 あ,そうそう。夏のボーナスの使い道が決定しました。多分,Sony DCR-SR100か,掃除機プラスαになりそうです。Core Duoマシンは暫く見送り。で,今のところは前者が有望。これは,先日アキバヨドバシにて\10万であることが確認でき,しかもオプションのWirelessマイクも付けられることがスタパ斎藤さんのご紹介(5/3放送分)で判明したから。昨年購入したVictor GZ-MG40のマイク位置には我慢ならんと思っていたところだったのである。
 ま,2台あれば,某A君の卒研(と言える内容かどうか)にてシコシコ作っている動画コンテンツのオマケとして,某花火大会の映像作品が面白く作れるかなぁ,なんて想像もしているしね。とゆー訳で8月5日は昼から場所取りしておくよーに>A君。
 では運動してきます。・・・げげ,月末の定休日だった。しくりん。
 寝ます。

5/28(日) 掛川・晴後曇

 久々のピーカン晴れ・・・と思ったら,あっという間に曇天へ。九州が梅雨入りしたようだが,この辺りもそろそろかな。
 土曜日はお約束通り,ブラック師匠の毒演会(間違いにあらず)へ。秋葉原のヨドバシを流した後で,つくばエクスプレス初体験。二駅目が浅草である。うーん,近い。2番出口を出ると,その右斜め前方が今回の会場。徒歩10秒だ。近すぎる。浅草演芸ホールもすぐそばだし,なんつーか,演芸愛好家のための路線のようだ。
 12:30開場ということであったので,その10分前に着いたのだが,もう既に会場の周りに列が出来ていた。もちろん案内は一切なし,会場の入り口にも目立つ表示は何もない。まあしかしこの列に間違いないだろうと最後尾に並ぶ。うーん,並んでいる人のご面相をざっと見ると,これがまぁ独特である。ワシも多分,すっかり溶け込んでいたことであろう。スーツな人が一人だけいたが,ものすごく浮いて見えたもんなぁ。
 準備に手間取っていたとかで,10分ほど遅れてブラック師の落語CD(出来立てのホヤホヤ)と下足入れのビニール袋を渡され,客席に案内される。しかしこれがまた狭いんだ。座椅子なのは有難いが,足を置く場所がまるでない。仕方がないので膝を抱えて,いわゆる体育座りの体勢で聞くことに。しかし常連の方々は当たり前のようにしていて,どこからも不平不満の声が聞かれないのはさすが。ワシは体験したことはないが,昔のアングラ演劇ってこんな感じだったのかしらん?
 ブラック師,膝が悪いとかでパイプ椅子に座って口演。たっぷり三席,約90分,一コマである。二日酔いで調子が悪いとかいいつつ,準備体操がてら危険な艶笑(というのどかなものではなかったが)小話でしっかり客を掴んでいた。いやー,一つ二つここでご紹介したいのは山々だが,ワシも命が惜しいのでご勘弁を。
 古典二席と新作一席という構成だったが,改めて,この人って本格派の噺家なんだな,と感心した。確かに今となっては公言しかねる言葉やネタが満載なのだが,これってつまり,かつての落語の姿なんだよな。言葉を制限してきた結果,場合によっては不自然な展開になったりする訳で。歌舞伎好き,邦画好き(というレベルじゃないけど)故の知識を生かしたくすぐりも豊富,全体的には上品さを湛えた口演であった。満足満足。金がなくって,中入りの時に談之助さんが売っていた本家立川流が買えなかったのが残念だった。今年は久々にコミケに行ってみようかなぁ。
 ブラック師とPSBの新作アルバムを聞きつつ,まったりと過ごす梅雨入り直前の休日である。