7/15(木) 掛川・晴

 昨日はゼミコンパ。一人欠席したので教師含めて総勢18名の大所帯。4年生のテンションが高かったように思えるが,何が原因かは考えないことにしよう。
 来月下旬に開催予定のワークショップに参加できるかどうか,その近辺のスケジュールを問い合わせた結果がまとまった。もう皆さん二週間に渡って均等に忙しいようで,一番参加者が多くなる日程を選択できない。エアポケットか桁落ちのように参加者が激減する一日があるだけ。仕方がないので,幹事の都合と天の声に従って,宿の予約が取れた8/30, 31の両日に決定する。最近,痴呆が進みつつあるのか,予約電話を切った後で予約日をド忘れし(自分で指定したクセに),再度電話をかけて「いつ予約しましたっけ?」と先方に尋ねる始末。今度は会議室・・・というより和様の集会室しかない宿なので,座布団に座って講演を拝聴することになる。スクリーンもプロジェクタもOHPもないから,持っていけるものはこちらから担いで搬入しなければならない。今時,スクリーンぐらいおいてあるモンなんだけどなあ。有名温泉地の廉価公共宿だから仕方がないか。
 今日で長かった学生実験もおしまい。次年度は何しようかなあ・・・と目前に迫った数々の締め切りを逃避すべく,あれこれ思案する。flexibilityに富んだ環境を持つのも考え物である。あれもできるこれもできるで返って収拾がつかない。
 明日は静岡市。明後日は東京。うがーっ。

7/12(月) 掛川・曇

 九州・四国・中国地方では梅雨明け宣言が出たようだが,東海地方はまだまだはっきりしない天候が続く模様。今日はどんよりしているが,暑さは一段落した。
 とりあえずNetPIPE(NPtcp) for Win32を公開する。へたくそ極まりない英語やソースであるが,オリジナルがGPLなんだから公開しないと寝覚めが悪いのよね。もっとsophisticateされたものを誰かが作ってくれることを希望する。ま,たたき台っつーことでひとつお目こぼしを。
 どーせ,近いうちにWin32のUDPプログラムをつくらにゃならん(らしい)のだから,Winsockプログラムの練習もできたし,ま,いいか。
 来月下旬開催予定のWorkshop参加者のスケジュール調整をする。大体お返事は頂けたが,一番近しい兄弟子とボスからの返事がまだ届かないので,兄弟子には直接電話する。あとはボスのみ。
 今週金曜日には進学説明会とやら。来週の土曜日はOpen Campusの第一回目。その次の週はSWoPP2004である。うー,夏休み目前にして怒涛のようなスケジュール。何とか乗り切らねば~。
 NetPIPEついでに,MP_Liteなるものを発見する。うーん,ワシみたいにごく限られたMPI関数しか使っていない輩にとっては,単なるMPI Wrapperとしても使えて通信性能も上がるのであれば言うことなしである。試してみる価値はありそう,だが,今は時間がない。メモだけここに書いておいて,来年早々には取り組んでみるとするか(有言不実行の可能性大だが)。

7/8(木) 掛川・曇

 朝から暑い暑い。昨夜は久々に日が変わるまでプログラムに没頭していたので,帰宅後急いで用意した炊飯器のスイッチを入れ忘れてメッコメシにしてしまうわ,目覚ましの電池は切れているのに気が付かないわ,もうさんざん(という程のことか)。
 何を作っていたかというと,NetPIPEのWin32版。一応anonymous FTPサイトへのリンクがあって,そこにNT版があるようなのだがアクセス出来なくなっている。仕方がないのでVC++6でコンパイルしようと,パッチパッチまたパッチとツギハギしまくっていたら,何とか動くところまでこぎ着けた。MPIch付属のものと比較するためになんとしてもNPtcpを動かしたかったのである。で,日が変わってしまったという次第。公開するにはあまりにも無惨なソースなので,こっそりうちの卒研だけで使うことにする。
 今年の一月末に査読した論文の再査読依頼が今頃になって届く。本文よりも分厚い解答書に仰け反る。こんなに気合いが入っていては,そりゃ遅れるよな。しかも二人の査読者の判定意見が真っ向から対立して,査読委員からの紹介事項も追加されてたようで,そりゃ分厚くなるわな。
 しかしよく読んでみると,判定意見は分かれたものの,応用性に関しては疑問符が付くが,基礎研究としては評価できるとしている点は全く一緒なのであった。・・・ああ,ワシも齢30半ばにして学者的ステレオタイプなものの見方が出来るようになったと感動する。
 再査読期限は来月上旬まで。ま,ワシの意見を変える必要はなさそうなので,折角追試した結果も添付して,札幌に帰省しているうちに送ってしまおう。
 突然,えらい人から来週金曜日のお仕事の依頼が来る。折しも別のお仕事も来て,てんやわんや。こうして,常日頃から「ワシより給料の高い奴が働かんでどーするよ,うらぁ」とうそぶく生意気な若手(この世界では)の鼻息が更に荒くなるのであった。あーめんどくさ。
 大阪と東京で開催される予定のMCA無償セミナーとやらの案内が届く。ちょうど日取りが空いていたので早速申し込み。やけに細かいチェックをするM$の担当者と3回メールのやりとりを行って申し込み終了。・・・なんだか今年はM$づいているなあ。来年度からはワシゃ単なるエセ数学教師になる予定なのにぃ。しかし,先行き不安のある身の上としては,スキルアップが図れるのであればそれにこしたことはない。体力のある内にあれこれ挑戦しておこうっと。
 などと書いていたら,本日の学生実験中,突然クーラーが故障する。せいぜい30平米しかない空間にP4マシンが15台も押し込んであるのに,学生さんと教師を含めて9名がひしめいている上,今年一番の暑さが追い打ちをかけて,物凄いことになる。幸い曇りがちの天候であったことと,風が強かったおかげで,窓とドアを全開にしてなんとかしのげた。修理が早く終わることを祈るのみ。罰が当たったか?

7/6(火) 掛川・曇

 うー,むしむしどよどよ。シャツもべとべと。やーねー全く。
 いしかわじゅんさんのページで,「編集会議」の花田編集長が退任するというニュースを読む。で,最新号を本日読んでみたら退任の挨拶が。早速,定期購読を取り消すことにする。2001年4月号から4年目,よく頑張ったと言うべきか。お疲れさまです。
 Information誌に論文掲載。つっても,目次しか分かりませんがな。査読が(以下検閲削除)。投稿論文数が増えたせいか,今年からは隔月誌になったようだ。よきかな。
 卒研生がNetPIPEを使ってベンチマークを行った結果を持ってきたので,比較対照用にとcs-pccluster2にてGbEと100BASEのベンチマークをそれぞれ試してみる。・・・うーむ,100BASEはTCPもMPIもさしたるoverheadなしで約90Mbpsは出るのに,GbEと来たら,TCPが400Mbps, MPIが250Mbpsぐらいまでしか出ない。確かにMPIのoverheadはヒドイという話は前からあって,例えばこのレポート(PDF)によれば,折角Jumbo Frame化しても,MPIではoverheadのせいでMTUdefault値の時と殆ど変わらない性能になってしまうという。それならそれで,「MPIはやめて生のsocketを使いましょうぞ」というtcplibなんてのもある。にしてもね,Jumbo frame未対応のGbE SWを使っているせいもあろうが,ちょっとMPIが酷すぎる。もちっとベンチをとってみんべか。
 ちなみに,卒研生さんが頑張ってくれたおかげで,Realtek, Broadcom, Intel のGbEチップの性能評価もキチンと出た。結果は予想通りというか,値段の通りというか・・・こうまでハッキリと出るとはねぇ。高いモンは良くできているぞよ。
 SIAMに注文していたMolerの”Numerical computing with MATLAB“の新版が届く(PDFはこちらにある)。PageRankの説明なんかもあって,新しい話題を取り入れることも怠っていない一方,アルゴリズムの解説もしっかりあって,バランスの取れた良いテキストである。これでMATLABが安価であれば言うことなしなのだが。
 寝ます(久々だな)。

7/5(月) 掛川・雨後曇

 朝方に強い雨があったが,その後はどんより。このまま明日になってしまうのかと思っていたら,夜半になって土砂降り。またぞろ東海道線を止めなければよいが。今週,来週とも東京行きなので,人事ではないのである。
 GSLは6月末に1.5へVer.up。CERNで配布しているWindowsバイナリ(VC6, VC71)もupdateされるのかしらん?
 ちまちまと投稿予定の論文草稿を弄くる。うーん,どうしようかなあ・・・。