MPIBNCpackをアップ。LGPLに基づいて配布。
- ソースコード・・・mpibnc.tar.gz
- 日本語ドキュメント・・・mpibncpack.pdf
Enjoy our world with numerical computations!
MPIBNCpackをアップ。LGPLに基づいて配布。
今日も暑くなりそうである。日本列島は,関東を境に南と北でまるっきり気候が違ってきている。北は低気圧と前線が通過して肌寒いぐらいだが,南は月遅れの残暑がきつい。米の作柄もがらっと違ってくるんじゃないのか。
Weblogのスタイルシートを修正する。と言っても静的に生成する方ではなくて,わしが使っている編集画面に適用されるものである。これがまた小さい字で見づらいったらありゃしない。少なくとも文章を打ち込むTextareaだけは見やすくしようと,fontsizeを11px->14pxへ変更する。おかげで大分見通しがつくようになった。HTMLもCSSも勉強しておくとこーゆー時には役に立つわい。
出張時に愛用している旅の窓口が楽天に買収される(Internet Watch)。本体の日立造船の不振から,売り払われてしまったようだ。利用者としては,妙な仕掛けを導入したりしないで,現状のままの使い勝手を維持して貰えればありがたいのだが,さてどうなりますやら。
Yahoo! BBしかり,楽天しかり,のし上がってきたベンチャーの雄の営業本位体質ってのは,個人的にはどーも肌に合わない。言葉は悪いが,「成金根性」的卑しさが感じられるのである。競争に勝ち抜くためには仕方のないことではあろうが,それを全面的に肯定する気分にはなれない。そーゆー成金さん達が頑張ってくれているおかげで,一消費者たる自分が恩恵を授かっているにもかかわらず,である。・・・疲れてるのかな?
MPIBNCpackのドキュメントをでっち上げてTVを付けると,おや,養老剛司先生の特集番組が放映されているじゃありませんか。思わず見入ってしまう。学問ってのは思考の自由を与えてくれるものだってことを改めて感じる内容であった。
@niftyの契約を10/1付けで解除することにした。あーさっぱりさっぱり。
残暑に襲われっぱなしであった週の最後になってようやっと寝苦しくない夜を過ごすことが出来た。目覚めすっきり。
職場と自宅のWindows 2000/XPマシンは全てupdateを終えたが,Officeの方はほったらかしだったので,試しにと自宅マシンの方にOffice Updateをかけてみる。しかしこれがめんどくさい。インストール時にイチイチCD-ROMを要求してくるんだもんなあ。わしはOffice 2000をクリーンインストールしているからいいようなものの,Office 95->97->2000と上書きしてきたズボラユーザは大変なんじゃないのかな。
M$のユーザ不信ここに極まれり,と憤るものの,大勢に従う向きには帰って好都合なんだよな。「M$がやっているんだからうちも」と,易々とvalidate必須にできるから。最も,validateするサポート体制を維持できる体力があればの話だが。
昨日の”Revolution OS”の中で,StallmanがGNU Hurdのリリースが遅れた原因として,Microkernelにおける非同期通信の難しさを挙げていた。Linuxはmonolithic(字幕では「一枚岩」となっていた)だから短期間でリリースできたと。
んで,スケールが小さい話で恐縮だが,わしのMPIBNC(「早くリリースせいよ!」「すいません,ドキュメントがまだ・・・」)には非同期通信API(isend, irecv)は使っていない・・・つーか,使い方がよーわからんので使っていない。今のところ,小規模PC clusterでの数値計算しか考えていないので,相手がいつ送受信おっけ状態になるのかワカラン,ということはないのである。これがGAだのAgent-orientedだのということになれば,逆に非同期通信でなければやってられんという世界になるのだろう。ましてやGridなんてことになれば・・・ねぇ。
つーことはだ,Netで繋がったPC同士を全体として使うことがMicrokernel的なものであり,そこであれもやろうこれもやろうという構想が立ち上がって実験を開始している現状は,PC単体ではmonolithicで十分間に合っており,超大規模な,マシンリソースが膨大に存在する環境でこそMicrokernel的発想が有効であることを示しているということなんだろうか? つまりは早すぎた発想ということなのかな。Machなんてどんなもんなんだろう。もうシロウトにはこの辺が議論の限界であるな。
「などと妄想を書き付けている暇があったら少しはドキュメントを書いたらどうだ!」
「すいません」
ということで,少しはドキュメントを書くも完成には至らず。職場ではPC Clusterが相変わらず汗顔計算を進めている。まったくこの暑いのに頑張っているよのう(誰のせいじゃ)。
青木雄二死去(毎日新聞)。まだ50代である。
査読の仕事が舞い込み,3ヶ月ほったらかしの査読があるにもかかわらず引き受けてしまう。あっ,Mさん,あなたの論文じゃありません。
しかし面倒なことに,むかーしの文献を漁らねばいけないらしい。来週,札幌へ向かう時に,大師匠にもお越し願って,○大で資料を漁ることにする。全く,こーゆー時に首都圏の大大学は頼りになる。感謝感謝。
8月の怒濤の仕事ラッシュが終わってようやっと散髪に行く余裕が出,仕事帰りに立ち寄ってさっぱりさっぱり。残暑もばっちり乗り切れる,と思ったのもつかの間,夕方以降は涼しくなりました。ちぇっ。
おおっ,Phaseサーバのリンクページが更新されている・・・うげ,いつの間にわしのBNCpackは線型計算に分類されていたんだろう・・・まあ贅沢を言ってはイケマセン。
[ NowonDVD.net ] \3900
GNU ProjectからLinux, Open Source Movementの関係者のインタビューをまとめたドキュメンタリー。Proprietary陣営への直接インタビューはなく,公平性を重んじる向きにはちと不満なところがあろうが,これだけの重要人物の肉声による証言はそれだけで貴重であり,買っておいて損はないDVDである。個人的にはこれと同じスタンスでThe Internet創世期のドキュメントがあれば申し分ない。どちらもお互いに絡んでいる所がたくさんあるので,大きな歴史のうねりを知るには必要な情報なのである。
ドキュメント中,StallmanがGNU Hurdについて,Linuxよりデビューが遅れた理由を説明する下りがあったりして,それなりにGNU/Linuxの歴史は知っているつもりでも,これは新発見だった。発売元がマイナーレーベルだけに,これがリリースされたことすら知らない人も多かろうが,Open Sourceに興味を持つ向きにはお勧めしておきたい佳作である。
夕食を壱番館のカレーで手早く済ませて帰宅したら睡魔が襲ってきて,そのままバタンキュー。目が覚めたらまだ日が変わる前であった。仕方がないのでこうして日記を付けているという次第。
それにしても昨日は暑かった。関東以西は秋雨前線を押し上げた蒸し暑い暖気の影響で残暑がきつく,静岡でも30度を優に超えた。
そんな日に,実験講座で使用するために一旦ばらしたCS-PCCLUSTERを再度組み立てようと,PCの移動を敢行したものだから,暑いの何のって。黒い無地Tシャツを着ていたので,作業終了後にクーラーに当たって涼んでいたら汗が乾いて白い塩がふき出てきてしまった。
と言う訳で,CS-PCCLUSTERのBefore/After。
やっぱりPC Clusterはラックに収まっているべきものであるな。
ちなみに,Test runの後,最初に繋いだ8port Repeater Hubは16portのSwitching Hubに変更された。並列DKA法でガンガン回していたら,数十分後に必ず一台のNIS/NFS接続が切れてしまうのである。MPIとNIS/NFSとを同じIP net上で使うというズボラなことをやっていた報いであろうか。で,取り替えて様子を見ているという次第である。
PC Watchのソニー副社長のロングインタビュー。GridとCell computingの話が出てくる。まだ実験段階であるだけに抽象的な言い回しが多くなっているが,ビジネスとしてそーゆー話が出てくる時代になったのだな,と感慨深い。
思えば,CPUが登場し,hippieが大型計算機のantiとしてのPersonal Computerを作り出し,downsizingが進み,アーキテクチャがPC/AT compatibleへと収斂していきつつ,Webをkiller applicationとしてThe Internetが全世界に普及して,IT革命を謳歌した途端にITバブルが弾けて今に至る訳だが,この間,高々30年足らずである。修士時代,混雑するS-810をちょろっと触っていた程度のわしが,並列分散処理を手かげることになるとは夢にも思わなかったが,それもこのような時代の変遷の影響を受けてのことである。
以前,東大を定年退官されたI先生が講演の中で「一体いつになったら計算機の環境はfixするのか」と半ば呆れて慨嘆されていたが,わしはそれを聞いて,あの元気なI先生に「老い」の影を見ると共に,「変化する環境と共にあるのが『応用』的学問じゃないのか」と,少し反発する気持ちを持ったのである。