この三連休,ちょっとした旅行を計画していたのだが,色々あって流れた。この年になると,自分の都合より他人の都合で動かざるを得ないことが多くなる。まぁ致し方なし,あとはせいぜいトラブルそのものを楽しむよう心持ちを変えるしかない。つーことで,つらつらやりたいことを少しずつトライする連休となっているのである。
まず「日本応用数理学会は貧乏」問題であるが,懇親会の際に主催者の方々と情報交換をしたところ,「貧乏は正しい」というお墨付きを頂いたことをここに報告しておく次第である。ついでに,「静岡理工科大学からの参加者は例外なくトラブルメーカー」であることを認知して頂いたので,これからは大手を振って言いたいことが言えるのである。ほほほほほほ。
それとは別に,年会会期中,法人化説明会なるものが開かれたようで,説明用資料が配布されていた。これを見ると貧乏具合が裏付けられるというものである。
会員数減,ということもさることながら,企業(賛助会員)からの寄付分が急速に減っていることがイタイ,ということであった。年会準備金として支払われるのがメメクラゲ並ということにも驚愕したが,まぁそれならあの(以下略)受付システムも納得できるというものである。次回はW大ということだそうだけど,はてさて北の果てか南の端か,さてどうなる?
しかしフォント埋め込みの件はまだ納得していない。つーか,普通の環境(というのもバリエーションが色々あるのだろうが)で問題なく使っている一般ユーザからすれば「印刷屋の都合でしょ?」ということになるわけで。中西印刷の若旦那(もすでに還暦だっけか?)の本にはJIS規格改定の影響で一部字体がすり替わってしまうって話があったが,あれ以上にもっとめんどくさいことになっていることは想像できる・・・にしても門外漢にはよー分からんのだ。その辺,TeXユーザの集いに参加して色々話を聞いてみたい。ポスターセッションならいいのかな? よしなによろしく。
とゆーことで,以下「つらつら好きなこと」の報告。
(1) Windows 8 Developer Previewを入れてみた
すっぴんマシンを用意する之面倒なので,Virtual PC(Windows XP mode用)とVMware Player 3に64bit, 32bit環境を突っ込んでみたが,どちらもインストーラーが動作せず断念。但し,エラーを示す文字列を検索してみーや,というアドバイスは出たのでググってみたら(ホントはビングってみなければならないのだろうが),VirtualBoxなら対応しているという記事を見つけて早速32bit環境をインストール,動作するところまではこぎ着けた。
ん~,スタートボタンがフルスクリーンになったWindows 7という感じかしら。Previewの割りには結構しゃきしゃき動くよなぁ,まぁマイナーアップデートなら当然か,という印象。ネットワークドライバがないので,実験環境を使い倒すことも出来ず。まぁ遠からずリリースされる訳だから,GUIには慣れておく必要はあるよね。年寄りになると,こーゆーのに対応する能力がてきめんに落ちるからなぁ。予習は必要。
(2) MPFR 3.1.0 RC1を使ってみた。
まぁ,GMPもさほど劇的なスピードアップがなされるわけもなく,今回のMPFRのアップデートも小幅なもの。但し,デフォルトでTLS(Thread Level Storage)に対応したので,OpenMPとかPthread使ってもマルチコアで並列化性能が出ないよー,ということは原則無くなる。現状でもコンパイルオプションでThread safeには出来るんだが,デフォルト設定になっていないせいで,CentOSでもScienfitic LinuxでもDistributionに入っているMPFRはThread unsafeになっちゃってて使い物にならん。3.1.0にアップデートされれば,ユーザとしてはまぁ一安心かな。
つーことで恒例のベンチマーク。
ま,桁数が多いと,割り算と平方根は多少マシになったかな,という感じか。初等関数がさほど良くなっていない,つーか,悪くなっているものもあるってのはどうかと思うけど,普通の感覚だと誤差の範囲ってことで。
結局,MPNカーネルがGPUとかに載らない限り,劇的な性能向上は望めないし,演算単位の性能向上はもはや不可能なレベルっつーことやね。
さて,また「つらつらお試し」モードに戻ります。今日は暑くなりそうだな~。
Posted by tkouya at September 18, 2011 11:55 AM