December 31, 2003

Wingmp Beta released

Wingmp is a static library for Visual C++ 6.0, which is based on gmp-4.1.2 with mpfr and C++ Class libraries.

Wingmp beta with a check program of MPFR

Our binary use "mpn/generic" codes. If you need well-tuned mpn codes for specific CPUs, we recommend to refer Brian Gladman's Web page.

Posted by tkouya at 11:26 PM

Last Message in 2003

 本年は,Webサーバ移転,Weblog開設を行いドタバタしたが,どうやら認知されたよーで,トップページだけでも7500アクセスを稼ぐまでになった。来年もこの調子でウダウダと続くよう,ホドホドに頑張りたい。

本年は大変お世話になりました。

来年も一つよろしくお願い致します。

Posted by tkouya at 07:57 PM

西原理恵子「できるかなV3」扶桑社

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-594-04256-2, \952

 結局ロクに仕事できそうにないので,せめて年末最後ぐらいは貯まりに貯まった読了本の中からお勧めを引っ張り出して紹介することにする。担当編集者のインタビューはこちら,著者本人のインタビューはこちらから読むことが出来る。

 今更ではあるが,やっぱり西原理恵子は面白い。本書は噂で聞いていた「脱税できるかな」を期待して買ったのだが,読了後に残るのは「ホステスできるかな」であった。
 前者は,まあ自営業者なら大なり小なりやらかしていることを大々的に実行し,しかも作品にして公開してしまった,という所が目新しいと言えば目新しいが,それ程ではない。無論,爆笑しながら読んだので,面白くない訳ではないのだが,どーにも落ち着かないのである。こちとら,しがないリーマンだから,トーゴーサンの法則通り,100%所得が税務署に筒抜けで,毎日かあさんのように値切ることは出来ない。そのジェラ心が,あの中村うさぎから尻子玉を引っこ抜いた程の「脱税できるかな」を好意的に評価できなくさせているのだろうか。
 しかし,後者は嘘偽りなく感動した。最近のサイバラ作品に良く出てくる,泣き笑い感動をまぜこぜにしたテイストが全開である。やっぱり池袋の業界は作者の血肉にジャストフィットしたのだろう。体張って生活を支える女性達の生きる世界は,土佐女の作品世界そのものだしね。

 最後に,本書にまつわる悲劇を記しておきたい。

 どういうわけか,うちのページはいつの間にやら「山田参助」でGoogleされるようになっていたのである(号泣)。その問題作も本書に収録されている。・・・ああ,せっかく,あかでみっくで,おっさーれ,かつ,どっくたーな雰囲気を作り出してきたのに,サイバラさん,あんたのおかげで,うちの,うちのページは台無しです・・・花田さんもイイ作家とつるんでいるよな・・・ぐっすん。

Posted by tkouya at 05:39 PM

12/31(水) 掛川・曇

 どんより。まるで翻訳の状況を示すが如く,曇天。大丈夫じゃなかった。翻訳,順調に中断中・・。

Posted by tkouya at 09:48 AM

December 30, 2003

12/30(火) 掛川・晴

 ピーカン。年内最後のゴミ収集日につき,燃えるゴミを一括して放り込む。

 さて,本日の翻訳は正念場である。気合いを入れて一気にやんべぇ。

 ・・・と,ナガーイ一休み中。大丈夫か>漏れ
 逃避中につき,あれこれうだうだってみよう。

 以前にも書いたが,お休み中のお供はもっぱらLAUNCH。無料の"Awesome 80's"を流しっぱなしにしている。あ,Chicagoが終わってしまった。
 日本でも同様のサービスを期待したいのだが,音楽関係団体がon the Internetにはまだ消極的なようで,曲ごとにいちいち許諾を取らねばいけないらしい。CCCD(我が家には出入り禁止だ)なんぞで自分のクビ絞めるぐらいなら,さっさと許可してライセンス販売に勤しめばいいのに。

 敬愛する(何人目だよ)武田徹さんが,科学ジャーナリズムについて書いているのを読む。イチイチ頷く。
 一応,そっち方面の内部に身を置く者としては,も少し「政治家を見るように」科学者も見て欲しいって所は確かにある。文系理系というカテゴライズの仕方は乱暴なところもあるが,学問的な相違点が多いのは確かで,日本的文化背景をorしてやると「理工系学科・学部・大学の教授会は概して静か」という所まで行き着いてしまう点など,も少し「予断を持って」「色眼鏡で」科学技術報道をしてもいいのではないか。
 あまりにもトンデモな言説を振り回す理系学者の様を見て,安野光雅が知人の科学者に嘆くと,その人曰く,「科学者がみんな科学的とは限らないよ」。これは正しい。っていうか,自分も顧みて,結構「だまされる」ことが多いんですよ。経験を積めば「声の大きいだけの言説」に振り回されることは少なくなるが,割と「流行に流される」ことの多い業界だけに,道を誤ることはしょっちゅうである。んが,流行もある程度はWatchしていないと不安になるし,やっていることが全く時代から乖離してしまう危険性もあり,いやいやなかなか「ギョーカイの雰囲気」との距離の取り方は難しいのである。
 そーゆー「雰囲気」を体感しつつ,部外者の観点ならではの無責任性を最大限に生かして報道して頂ければ,ありがたいよなあ・・・我ながら勝手なことを言うとるのぅ。

 情報関係だと,オープンソース運動ってのが一大ムーブメントになり(なりかけた?),経産省も法的問題についての検討を行った(これは以前引用したな)が,果てさて実際問題,商売となるとなかなか難しい面がある。
 大体,人間の善意に大半を依存したシステムって,長続きしないケースが多いんじゃないの? わしみたいな陰険ジジイだからハッキリ言うが,「ソースコードをオープンに」と声高に叫ぶ連中の胸の内は,「タダで使えるシステムが欲しい~」ってのが本音じゃないのかね? 「苦労してコード書きたくない」からだろ?GNUだって,Stallmanの「やせ我慢」があるからこそ続いているのであって,彼が死んじゃったら胡散霧消しかねない危うさがある。
 その点,商売するならWindowsの方が,「バイナリパッケージを売る」という慣習が定着している分,やりやすい面がある。M$の商売のやり口が汚いとか汚いとか汚いとかって話は良く聞くしその通りと思うが,じゃあLinux他のUNiX & UNiX Compatible OSがその代替となりうるかというと,現状では甚だ怪しいと言わざるを得ない。個々のアプリは随分良くなったし,Kernelの安定性については昔から折り紙付きである。しかし,主要アプリケーションの「厚み」という点と,アプリ間の「連係機能」については,正直,GNOME or KDEではまだ辛いと感じる(逆にサーバ機能については,「Windowsなんて使ってられっかよ」なんだけどねぇ)。
 FreewareだろうがSharewareだろうがPackageだろうがOpen Sourceだろうが,最終的には市場において機能と価格の最適化が行われて,選択と淘汰が行われるのである。技術を磨くための肥沃な土壌としてOpen sourceが機能した中で,Proprietary softwareがバンバン生まれ,そこで稼いだゼニが一部のcomponentと共にopen Sourceに返る,という循環型共生システムってのが自分としての理想なんだけど,甘いかしらね? Open Source softwareは「イイとこ取り」されてしまう危険が高いので,商品としての魅力には欠けるが,「うちはこんなもんも作れまっせー」という広報活動の手段としてはかなり使える。Open にして広報パンフレット代わりにしつつ,日々の糧を得るためにProprietary softを作ったり,Serviceを売ったりする,と。CathedralとBazaarってのは元々共生関係(上下関係はあるんだろうけど)にあるんだし,どっちが欠けてもまずいだろうから,お互いに競争しつつも,相互メリットを生かす手段をもっと増やすべきだろう。

 ・・・何書いているんだか。さて,翻訳に戻ります。

Posted by tkouya at 03:20 PM

December 29, 2003

12/29(月) 東京->掛川・晴

 昨日よりは寒さが和らいだ一日である。帰りの新幹線はこだまとはいえ,さすがに混雑していた。

 結局,昨日,本日併せて,今までで最高に翻訳が進んだ。どーなっているのか。これから更に本格化させる。頑張るべ。

Posted by tkouya at 04:59 PM

December 28, 2003

12/28(日) 掛川->東京・晴

 これから出かける所。帰宅は明日。今年の帰省ラッシュは分散されているので,それ程ではないということだが,果たしてどんなもんか?

 んでは。

Posted by tkouya at 08:32 AM

December 27, 2003

12/27(土) 掛川・晴

 朝から調子が悪く,鼻水が止まらず。いつも通りのご飯とみそ汁だけの貧相な朝食を取った後は軽い頭痛も出てくる。バファリンを一錠だけ飲んで3時間程午睡を取ったらちょっと軽くなったのでこれを書いているという次第。

 GPUスパコン,ねぇ・・・。まーったく次から次へといろんなことを考えつくわい。ドンガラガッシャン様辺りがまたぞろGPU対応ATLASとか出すんじゃないかと。既にあのグループとの接触を図っているかもしれないな。モノが出るまではわしみたいなパンピーは模様眺めだが,出たら試してみたいぞ。

 昨日は企業の方が来られて,開発用PCキット一式をぽーんと置いていかれる。・・・お金って,あるところにはあるのねぇ・・・。「コンソール用です」とか言って15inchとはいえ液晶ディスプレイまで付けて頂くとは・・・いやぁ,誠にありがたや。しかしこれで後には引けなくなりそうである。あれこれ役に立ちそうな提案はしているが,はて,どーなることやら。

 小生御大からは,昨日の翻訳サボりを叱責するが如く,某国際研究会 Local Comittee発足のお知らせがダイレクトに届く。冷や汗たらたらよ。予定通り行けば,翻訳完成と研究会と中部国際空港と花と緑の万博とが一気に来襲することになる。・・・はふぅ・・・胸一杯(って,末端使いっ走りに過ぎないクセに)。

 明日から東京だが,ボチボチコミケともお別れかなぁ。年末に仕事が立て込むようになって,正直,体がきつい。見学に行くだけなら冬のみにして,夏はお休みさせて頂こう。

 ちぇっ,Hokke-2004の申し込みは既に終わっておりました。Webの案内ばっかり見ていて,MLの案内を見逃していたのが敗因。今回はおとなしく見学だけしていようっと。

 「お正月を潰そう計画」、ここまであっさりたどり着く。むー、詰まらん。
 調子に乗ってここまでたどり着く。まあ今年はこんなもんかい。自分としてはこの辺で十分なのだが、アプリを作ろうとすると,もちっとやっておく必要があるよな。

 明日からの東京行きに備えて翻訳をプリンタに打ち出し,そのあまりの道の遠さに途方に暮れつつ,ちみっとだけ進める。ああ,もうぼんやりしている暇はないぞ~。

Posted by tkouya at 11:52 PM

December 26, 2003

12/26(金) 掛川・晴

 冬晴れ(という言葉はあるのか?)。ちょっと気管支の先っちょがいがらっぽい。空気が乾燥してウィルスやら細菌やらが感染しやすい状況になっているのだろう。ここで一気に高熱を発して寝込めばいい骨休みになるのだが、あいにくと栄養状態も精神状態も問題ないようで、こうして朝から日記を書いているという次第。しかし昨日の日記は見るに耐えませんな。ま、面白いから残しておこうっと。

 昨年の日記を読むと、今と同じく忙しがっている様子が伺える。でもねぇ、自分で言うのもなんですが、全く覚えがないのよ。昨年末は研究も煮詰まっていたし、何をそんなに気張っていたのかなぁ。もう昨年の自分は信用ならない。この嘘つき>昨年のヲレ

 眼鏡新調の身代わりになったおにゅぅ P4 2.8CGHzのマシンを自宅に持ち帰って調整中。んでそのマシンからこの日記を書いている。MTUの値をちょこっと直した以外は順調。でもねぇ、さすがに865Gのグラフィックは正直、よろしくない。画面更新のタイミング次第でチラツキが出てしまうのである。RAMに確保したバッファからの転送が追いついていないのかなぁ。こいつはいずれMedia Streaming専用マシンとなる予定なので、3月までにコツコツと部品を追加していくことになる。グラフィックカードも必要だな。

Posted by tkouya at 07:36 AM

December 25, 2003

12/25(木) 掛川・?

 今起きたのではない。今帰ってきたのである。これで形式上はまた一日,日記の間があいてしまったが,こちとらちゃんと仕事していたんだ~。おかげで懸案の一本目の紀要原稿下書きが上がる。共著者に渡しておしまい。
 でもまだいっぱいやることがある~。・・・でも先に寝かせて下さい。もう眠い。明日・・・じゃない,今日はAM9時には車をディーラーに持っていかないと・・・あ,翻訳はちょっこっとやりました・・・zZZ。

Posted by tkouya at 04:03 AM

December 24, 2003

12/24(水) 掛川・?

 モタモタしている内に,またまた日が変わってしまった。ボチボチ寝ます。・・・おっ,今日はEveだったのぅ。

winbiff-xmas.jpg

 ではお休みなさい。

Posted by tkouya at 01:03 AM

December 23, 2003

12/23(火) 掛川・晴

 起きました。ピーカン。ああもぉ,冬の表日本はいい。もう裏日本には住めない。雪も積もらず,毎日太陽が拝める。風は冷たいが日中は結構暖かい。太平洋ベルト地帯万歳。だから,高速道路ぐらい,裏日本にくれてやってもいいよね。

 仕事の話ばかりで,正直カツカツなのだが,Webまでそれにつき合うこたぁない。わしの好きなWeb(Cat:「息抜き」)を紹介する。

  • 唐沢俊一ホームページ・・・日記が面白い・・・つーか,よくもまぁ毎日これだけの量を書けるなあとひたすら感心するばかり。このパワーは,あれですか,さんなみのおかげですか。能登半島にいたくせに行ったことがなかったんだよなあ。しくり。
  • 三遊亭円丈落語の世界・・・還暦目前にしてこのパワー。わしの大師匠(over 80)もPCを一新するということだし,全く,精神が若い老人は素敵だ。
  • 土屋賢二の公式ホームページ(不完全版)・・・日本の才能は税金によって養われていることを実感させてくれるページ。学部長職もマジメにこなしておられるようです。藤原正彦とのバトルはあるのだろうか?
  • コミックベゼル・・・Tha same kind of "まじょりかクン"。Jaggyな線,好きです。

 んじゃ,行ってきマース。

 ただいま。さて,続きを致しましょうぞ(何の?)。

 小倉千加子の本を敬愛する(段々増えてきたな)高橋源一郎が書評をしている。源チャンのお勧めの仕方は大変上手なので,気を付ける必要がある。源チャンクラスが面白いっつったって,わしみたいな凡人が同じように面白がれるかどーか,甚だ怪しい。でも,「一億三千万人のための小説教室」で紹介されていたケストナーは面白そうだったなあ。映画とのメディアミックス(という言い方は今でも有効かしらん?)作戦で「飛ぶ教室」の文庫本が再版されており,前書きをJR東京駅にて立ち読みしたのだが,のっけから引き込まれてしまった。「飛ぶ教室」を執筆させんがため,ケストナー先生が母親から叩き出される場面から始まる児童文学って,新鮮だよなあ。・・・といかんいかん,小倉千加子だったよな。
 敬愛する小谷野敦先生がちょくちょく名前を出していたので,気になる人ではあった。んで,書泉ブックタワーでちらっと立ち読みした。・・・うーん,スピード感と切れのある論説と文章はいいのだが,最近のわしはちっとwetになっており,システムとしての結婚しか論じていない本書はどーにも肌合いが合いそうになく,購入を控えることにしたのだった。この方,愛知県の私大を定年前に退職してしまったよーだが,さすがに文章と行動が一致していて見事である(でも,雇用保険に入ってないのは国公立大の教官だけだと思うぞ)。しかし見事すぎて,市井の人にありがちの,「寂しいから結婚する」という部分がすっぽり抜け落ちているような気がする。一部しか読んでいないので,あくまで推測だけどね。

 翻訳,相変わらずミジンコの二人三脚並の速度で進展中。その一方,「お正月を潰そう」計画に填ってしまい,何だかんだとコンパイルまでこぎ着ける。手抜きのために実行には至らなかったが,まあまあといったところ。あとは○○○を作って,○○用のcodeを書いてサンプルプログラムを作り,○○○○○で実行できるところへ辿り着けさえすれば,もう完璧である。・・・翻訳ガンバリまっす。

 うげげ,PhaseサーバからTutorialへのリンクが・・・。相変わらずyが抜けているけど,まいだりっ。

Posted by tkouya at 09:28 AM

12/22-23(火) 掛川・?

 あーん,あれこれと済ませてやっと自宅に戻ってきたら,もう日が変わってしまっていた。天気も全く覚えていない。晴れていたよーな気がする。

 Kahanerのテスト問題21問を片っ端から解いてみる。積分区間の始点に特異点(極)を含む問題が混じっているため,普段は使わないisnan関数や,isinf関数を使いまくる。とりあえずエラーなしで近似値は得られるようになったが,精度を出すにはそれなりに工夫が必要なようである。ま,ぼちぼちやるか。

 卒研生にRomberg積分のベンチマークテストをやってもらっているのだが,ちょうど10^(-1) sec程度の計算で,実行する度に計算時間が滅茶苦茶異なってしまう現象が見られる。台形則の計算は,面倒なのでallreduceを使っているのだが,それが足を引っ張っているのかしらん? Ethernetの経路が一つしかない手抜きPC Clusterなので,NIS/NFSのパケットの影響を受けていると見た。ま,しゃーないな。現在進行中のcs-pccluster2はGbEと100BASEの2重構成になる予定なので,出来上がったら比べてみよっと。

 翻訳,ナメクジの短距離走程度の進展を見る。今週も忙しいよのう。今年はこのまま仕事におぼれて年越しになる予定。年明けには何とか形をつけなきゃぁ。

 寝ます。

Posted by tkouya at 12:23 AM

December 21, 2003

12/21(日) 掛川・晴

 天気晴朗なれども風強し。冬の遠州はこうでなくっちゃ,なのだが寒いものは寒い。

 昨日は帰宅後に懸案の部分を翻訳して就寝。本日は私用PC(買わないつもりだったのに買ってしまったのである。嗚呼・・・)を組み立ててWindows XP Pro SP1aのセットアップ。P4 2.8C GHzを突っ込んで,WindowsでもCPUが二つに見えることを確認して「弥栄,弥栄」と喜ぶ。ついでにPthreads for Win32cygwinをぶっこんで・・・などとやっている内に時間切れ。散髪してさっぱりし,Romberg積分のプログラムを弄って,翻訳をちょこっと進めて寝る。

 ・・・つまらん日記だなあ。しかしマジメに仕事をしているサラリーマンの日常ってのはこんなもんである。ちなみに,私用PCにぶっこんだメモリ(PC3200 CL3 512M×2)は,昨日TwoTopで購入してきた約\7000の格安メモリである。恐る恐る店員に聞いてみたが,初期不良は2週間まで受け付けるということだったので,試しにと購入した次第。あっさりDualで認識し,弥栄弥栄したのであった。

 結局,今年の正月は,端緒についたばかりのDKA法もRomberg積分もまとめるに至らず,某計画を発動して頑張ることになりそうである(そのための私用PC増強計画だったのである)。出来る見込みはあるのだが,さーてどんなもんでしょーかね・・・。研究としては三流もいいところなんだけど,そーゆーものが好きなんだからしゃーないな。出来たら正月明けにでも公開致しましょうぞ。出来なかったら黙っているので察するよーに。

Posted by tkouya at 10:35 PM

December 20, 2003

12/20(土) 掛川->東京(予定)

 天気予報通り,さぶい朝。東海道新幹線も一部区間(掛川-京都)で徐行運転を余儀なくされているようだ。少し咳も出る。一週遅れの感冒か?

 昨日アップした高大一貫講義の資料,早速5人に見て頂いたようである。みんなめざといなあ。しかし面白い内容じゃぁないと思うがなあ。先方さんには不評だったみたいだし。

 そーいや,Linux kernel 2.6.0が出たんですね。わしみたいな零細PC Cluster遊び人にはあまり関係がないかなぁ。
 Fedora Core 1本も2冊程登場していましたな。正式リリースのタイミングを狙っていたとおぼしいが,さて売れますかな? Score 5.6.1のインストール手順でも書いてくれているんなら買うんだがなぁ。

 ではぼちぼち行って参ります。8:22発のこだまに乗る予定だったが,どーせ遅れるんだったら一本早い7:43発を使った方がいいな。ということでそろそろ身支度をせねばならぬ。今日は車中で翻訳作業予定。どこまで進められるかなあ,と人事のように言ってみたりするテスト(年がばれる言い回し。漏れもヲヤジが入ってきたなあ)。

 一旦帰宅。掛川駅の新幹線ホーム下では遅れている7:43発のこだまを待つ人で混雑していた。20分遅れだそうで,一旦戻ってきた次第。しかし,この有様では列車もかなり混雑していそうなので,やっぱり予定通り次の8:22発こだまで出発することにする。これなら5分遅れで到着予定なんだそーな。名古屋~関ヶ原の雪が溶ければ平常ダイヤに戻るだろう。・・・久々に「うだうだ」書いてますな。雪のおかげ。・・・まだ時間があるな。ではまだうだうだしよう。
 考えてみれば来週も東京なんだよなあ。毎年年末,というか12月は当でする機会が多い。交通費だけでボーナスの残りカスが全て消えてしまうのである。やるせない。

 では今度こそ行ってきまーす。

Posted by tkouya at 08:02 AM

December 19, 2003

12/19(金) 掛川->浜松->掛川・晴後曇

 朝方はちっと寒いかなあという程度だったのに,浜松からの帰宅時はものごっつぅ風が強い上に寒気がきっつぅ,という状態に。北極直輸入の寒気団が南下したようで,明日は日本海側は大荒れの模様。太平洋側は天気は良いものの,風の強い寒い一日となるようである。

 帰宅して風呂に入ったら途端に眠気が襲ってくる。本日のノルマ,定義1.2を訳して寝ることにする。明日は東京。お休みなさい。

Posted by tkouya at 09:22 PM

December 18, 2003

12/18(木) 掛川・晴

 昨日に引き続いて忘年会。さすがに本日はnon alcoholにて勘弁して頂く。おかげでちょこっと飲み代が浮いた。

 カラープリンタを購入する。年賀状印刷たけなわの時期だけに,販売店も力が入っていて,おまけに年賀状印刷ソフトだの印刷用紙だの予備のインクカートリッジだのを付けてもらう。早速,高大一貫の資料を印刷してみる。うげげ,高速だわ,にじみは少ないわ(それでも品質はLaserに劣る),何よりカラーが滅茶苦茶きれい。Magenta, Cyan, Yellow, Blackの4色しか使ってないのにねぇ。これでますます銀塩カメラから縁遠くなるな。

 Iraqで元独裁者が捕まったというニュースの際,Baghdadの市民が歓喜のあまり銃を撃ちまくっている映像が流れた。あれは空砲じゃないよなあ,危ないなあ,と思っていたら,案の定,被害者が出てたのね。全く,この世は悲劇も喜劇もごた混ぜだぁ。

 翻訳,定義1.1のみ終了。昨日よりは,カタツムリのしゃっくり程度の進歩が見られる。早く人間になりたーい(わしは再放送を見ていた世代)。

Posted by tkouya at 11:27 PM

「方程式を解いてみよう!」

 12/12の高大一貫講義で使った資料。Internet Explorerでのみまともに見られます。

 http://na-inet.jp/research/dka2003.htm

 Excelでない表計算ソフトでも実行可能なようにしてあります。

Posted by tkouya at 09:36 PM

December 17, 2003

12/17(水) 掛川・晴?

 ゼミの忘年会帰りで酔っぱらい状態。んで,これを書いているので,天気はうろ覚え。とりあえず寒かったことだけは確か。〆の鶏雑炊はうまかったです。
 どういう訳か,当ゼミにはヲタクが多いという噂が立っているようである。教師にはその気が皆無であるにもかかわらず,不思議なこともあるものである。思うに,先人のゼミ生にヲが混じっており,それが伝染して今日に至っているのであろう。これがヲ濁という奴であるな。
 忘年会の前に,三年生諸君にはPCを組み立てて貰った。いやぁ,若い力は素晴らしい。これで大枚2枚を叩いて済むんだから,安い出費である。全員で組み立てているのを見ていると,昔のマ○ポーシ○を思い出してしまった。確か今でもPC関連の会社が存続しているんだよな。

 久々にGSLの本家,Network Theory社のサイトを覗くと,ありゃまあ,まるでGNU book centerの様相を呈している。以前はWebページがDLできたGSLのWindows版も,今じゃCD-ROMを購入せねば入手できなくなっている。やっぱり数値計算ライブラリだけじゃあ商売にはならないのだろう。昔,F博士が某ライブラリを商品として販売するための有限会社を作ったことがあったが,私が知る限り,売れたのは1件だけだった。そのうちF博士が病気になって自然消滅してしまったが,洋の東西を問わず,商売というのは難しいモンですな。

 翻訳,酔っぱらいつつ3行。毎日でも続けることに意義がある(とでも思わないとやっていられない)。

 

Posted by tkouya at 10:18 PM

December 16, 2003

12/16(火) 掛川・晴

 毎度のことながら,予算だのカリキュラムだのの話し合いは面倒なことこの上ない。結局,次年度以降はネットワーク関連の講義からは全面撤退となる。旧カリキュラムの一講義が残るが,これも次回限りである。実験講座も数値計算がらみのものに再編成し,きれいさっぱり。

 それはいいのだけれど,具体的に何をするかは全くの未定である。いくら何でもゴリゴリの数値計算は無理なので,グラフィックスやらPthreadやらと関連づけた応用指向の内容になるだろうな。またテキストを書き下ろさないと・・・面倒だが楽しみでもある。定番のMandelbrotやらJuliaやらを描いて,なるべくならOpenGLともからめて・・・なんて,考えるだけなら簡単なんだがなぁ。ま,これからは業績にもならない仕事は引き受けないことにしよっと。

 つらつらと,M$のHPC Toolkitなるものを眺めてみると,えらい豪華バージョンなのは驚く。最もEvaluationが殆どで,短期間しか使用できそうもないところがみみっちい。送料だけで入手が出来るとのことなので,早速注文する。正月明けには届くかな?

 前々から気になっていたので,ARPRECMPFRの四則演算速度を比較してみた。この2者は実装方針がまるで違っていて,前者の多倍長浮動小数点はIEEE754浮動小数点をつなぎ合わせて実装しているのに対し,後者は整数演算をベースに下から積み上げて実装されている。どーも,浮動小数点数に限っては,前者の方が高速ではないかと感じていたので,ちみっと簡単なベンチマークプログラムをでっち上げてみた。環境は次の通り。

コンパイル条件:GCC, G++ 3.2.2, オプション: -O3 -funroll-all-loops
ハードウェア: Intel Pentium III 800MHz,OS: RedHat9

 ショボくてすまん。んで,結果は次の通り。

1024 bits(308 decimal digits)の場合(単位はMFLOPS)
 ADD 3.333333e-01(ARPREC), 1.58025e+00(MPFR)
 MUL 2.222222e-01(ARPREC), 1.04235e-01(MPFR)
 DIV 7.207207e-02(ARPREC), 6.99597e-02(MPFR)

2048 bits(616 decimal digits)の場合(単位はMFLOPS)
 ADD 3.478261e-01(ARPREC), 1.03226e+00(MPFR)
 MUL 2.222222e-01(ARPREC), 3.40426e-02(MPFR)
 DIV 4.266667e-02(ARPREC), 2.25989e-02(MPFR)

4096 bits(1233 decimal digits)の場合(単位はMFLOPS)
 ADD 3.478261e-01(ARPREC), 7.03297e-01(MPFR)
 MUL 2.162162e-01(ARPREC), 1.11732e-02(MPFR)
 DIV 2.308802e-02(ARPREC), 6.86695e-03(MPFR)

8192 bits(2466 decimal digits)の場合(単位はMFLOPS)
 ADD 1.403509e-01(ARPREC), 4.26667e-01(MPFR)
 MUL 1.066667e-01(ARPREC), 3.70199e-03(MPFR)
 DIV 1.218583e-02(ARPREC), 2.11640e-03(MPFR)

 うーん,確かに桁数が増えると,ARPRECの方が,特にMUL,DIVで高速になっている。しかし,1024bits(308 dec.digits)では危惧していたほど差は出ていなかった。8192bits(2466 dec.digits)が「実用的」な桁数かどうかは議論の分かれるところだろうが,おおむね,「んなに計算してどないすんねん」レベルと見ていいだろう。つーことで,Piやeの世界記録を狙いたいという向きはARPRECを使えばよろしい。関数機能も豊富なのでお勧めする。
 で,わしはと言えば,今のところGMP+MPFRから乗り換えるつもりはない。もちっと原因を調べてからでも遅くはないと考えている。64bit addressingになってしまえば改善するものなのかどーか,cacheのhit率を上げることで改善できるものなのか,HTやSMP環境でPthread並列化すればどーか,等,調べることはいっぱいあるし。ARPREC使うなら,Template使ってBNCpack++を作った方がよろしかろうて。
 それよりも,ARPRECは1024bits以下の桁数にしてもこれ以上の速度改良がみられないのが問題なのである。この場合,MPFRの方がずっと高速になる。これ以上は研究上のし・み・つ(という程,大層なものではないけど)。

 

ベンチマークにうつつを抜かして,翻訳は2行のみ。早くも暗雲立ちこめる状況に突入。大丈夫か,大丈夫か>ヲレ

Posted by tkouya at 08:36 PM

December 15, 2003

12/15(月) 掛川・晴

 うう~,寒いぃ~。12月も半ばを越えようとして,冬将軍が空っ風と共にやってきたようである。灯油の消費量が増えるなぁ。

 これから翻訳作業が一段落するまで,このWeblogを毎日更新することにする。もうのっぴきならないのである。今週末には下書きをでっち上げねばらならない論文が2本もあるが,それと平行して作業を進めねば正月明けの脱稿には到底間に合わない。・・・などといいつつ,本日は気力がなくて6行のみ。先が思いやられる。

 トップページのカウンタが7000を越えていた。歳末にはアクセスがガタ減りするだろうから,あと500ぐらいアップすればめっけもんかなぁ。しかし,何が面白くって人のページを覗くのであろう。ちっと不思議。

Posted by tkouya at 10:50 PM

December 14, 2003

12/14(日) 岐阜->掛川・晴

 昨日は移動中に雨がぱらついていたが,午前中はよい天気であった。東海北陸自動車道の川島PAでは白猫がちんまりとひなたぼっこをしていた。

whitecat.jpg

 本日もそれに引き続いて良い天気である。わしの講演は時間切れにて次回(?)回しと相成った。それまでに完璧にしておけというプレッシャーとも言える。ついでに,またぞろ査読を依頼されて引き受けてしまう。全く,人の論文ばっかり批評して,自分ではロクに書けていないというのは,まるでいしかわじゅんのようで大変によろしくない状況である。これから年末にかけて,じっくりたまった仕事を向き合わねば。

 フセイン元大統領拘束とのニュースが飛び込む。農場の物置小屋に掘られた地下室に籠もっていたそうだが,まるで某教団の教祖様である。$750Kを抱えていたってところも同様。独裁者の末路はゼニと道連れ引きこもりってのが定番の絵になるのであろうか。

 翻訳,II-0を終了。これから年明けまでにII-9まで,なんとしても終了せねばならぬ。毎日一行ずつでも進めることにする。

Posted by tkouya at 10:27 PM

December 13, 2003

12/13(土) 掛川・?

 天気なんぞこの際どうでもイイ。やっと今日からのワークショップ用資料をでっち上げることが出来た。結局新しいことは何も出来ず,出来損ないのsurvey止まりである。うがーっとなってPPTファイルを作っているところへ,第2回目の査読依頼メールが届く。ああもぉ,マーフィーはどこまでついて回るのか。解答書と修正論文のみをプリントアウトして帰宅。今日は遅くとも8時過ぎには出発しないといけないので,さっさとかえって寝るのである。でもしばらく更新が途絶えていたので,こうやってわずかの時間を惜しみつつ,日記を書いているという次第。

 今度こそ寝ます。

Posted by tkouya at 01:59 AM

December 08, 2003

12/8(月) 掛川・晴

 忙しさ絶好調。書類の催促が来るわ,講義で計算を間違えるわ(いつものことだが),研究室のブレーカーは落ちるわ,説明会の案内は来るわ,会議があるわ,金はないわ(ボーナス支給日を勘違いしていた),もてないわ,研究会の準備は全く出来てないわ,こーゆー時に限って別の作業をしたくなるわ,DVでビデオ取りしていたら録画できていないわ,卒研生は寝坊するわ,つられてわしは早寝になるわ,事前申し込みしていたPC Cluster シンポジウムには出席できそうにないわ,翻訳作業は全く進んでいないわ,未処理伝票は一向に減らないわという大騒ぎの最中に,発注していたcs-pccluster2の部材が一挙に届いてもう大笑いさ。

 全ての準備が整ったので,次週には若い力を結集して,P4マシンを組んで頂くことにする。ホントは全部自分一人でやりたいところだが,こう忙しくてはどうしようもない。今週がピーク。次週は少し落ち着くだろう。

Posted by tkouya at 10:25 PM

December 06, 2003

12/6(土) 掛川・雨

 しとしとと氷雨の降る師走の土曜日。今日もシコシコプログラムを作る。

 Pthreadを使って,Fedora Core 1を突っ込んだP4 2.8C GHzのマシンでベンチマークテストをする。多倍長でやってみると,どうも倍精度よか性能向上がいいようである。うーむ,これはすげぇ。多倍長だと内積計算でもmulti-thread化の効果期待できそうである。MPIBNCpackが一段落ついたと思ったら,大本のBNCpackを改良しなきゃならんのかぁ。全く高速化技法って尽きることがないよのう。

 で,気がついたのだが,このマシンで2threadsを使ったプログラムを走らせて,timeコマンドを使って時間計測をすると

real 1m28.966s
user 2m55.700s
sys 0m0.200s

などという結果になる。最初見た時は,松田優作ではないが,「なんじゃこりゃー」と叫んでしまった。どうやら2thread走らせると,それぞれのthreadのuser timeを合計した値が出てくるらしい。実際にはrealの時間で処理が終わっている。
 で,times関数をmanしてみると,案の定であった。しかもLinuxの場合,こちとらThreadを使った気になっていても,KernelではProcessとして認識しているようである。実装がそうなっているからなんだそーだが,これって手抜きなの?

 ためしに,メイン処理からtimes関数を呼び出してみると,開始時点では

User Time : 109
System Time: 14
CUser Time : 1029
CSystem Time: 1

となっているのに対して,終了時には

User Time : 113
System Time: 14
CUser Time : 17457
CSystem Time: 4

という有様である。この時走った2threadのそれぞれで同じくtimes関数を呼び出してみると,thread 0では

Thread 0 開始時
User Time : 0
System Time: 0
CUser Time : 0
CSystem Time: 0

Thread 0 終了時
User Time : 8206
System Time: 1
CUser Time : 0
CSystem Time: 0

となり,thread 1では

Thread 1 開始時
User Time : 0
System Time: 0
CUser Time : 0
CSystem Time: 0

Thread 1 終了時
User Time : 8222
System Time: 2
CUser Time : 0
CSystem Time: 0

となっている。つまり,メイン処理部ではtms構造体のうちcutimeが,それぞれのThreadに費やされたutimeの合計値を保持するようになっている。これでは1 CPUで行ってきた時間計測手法が全く通用しない。

 結局,実時間をgettimeofday関数を呼び出して計測することにしたが,おかげでBNCpackの時間計測関数がまた増えてしまった。今までは1CPUマシンでしか動かしたことがなかったので,times関数を使うget_sec関数という奴しか実装してなかったのである。今回,新たにgettimeofday関数を使う,get_real_sec関数なるものを実装したのである。ああめんどくさ。

 しかし時間計測はやっかいである。今回生じたMT環境での事柄もそうだが,大体,ベンチマークなんぞ,実行するたんびに微妙に食い違うのはざら,というより当たり前のことである。バックで様々なプロセスが蠢いているためでもあろうし,割り込みが入るタイミングも違うであろうし,何よりPCのハードウェアタイマなんてどこまで当てになるのやら。信頼性があるようなら,NTPなんて無くなっていいはずである。で,NTPなんぞマジメにインストールしようモンなら,そこで修正される時間も問題になろうし,ニュースにもならない「うるう秒」も入り込むかも知れないし,大体,今こうやってプログラムを動作させている3D空間中の「時間」とやらが完全に一体化しているのかどうかも怪しい。ああもぉキリがないのである。故に時間計測なんぞにうつつを抜かしてはいけない,という結論を得る。

 今日で一仕事終える予定だったのに,またぞろやることが増えてしまった。ストレスを新たに抱え,明日に備えて「わしズム Vol.9」を読みながら寝ることにする。

Posted by tkouya at 09:47 PM

December 04, 2003

12/4(木) 掛川・晴

 本格的な冬に突入しつつあるようだ。それでも平年より気温は高めに推移しており,ただでさえ暖かいここ遠州の地では,日中は上着が不要である。

 昨日はPthreadをP4 2.8CGHzマシンで初めて使ってみた。2 thread生成して実正方行列の積を計算する単純なプログラムなのだが,やってみると案外面倒である。それでもshared memoryなので,MPIで並列行列積をcodingするよりも楽に完成した。しかしみんなよくもまあ,こんなシチ面倒な手続きをするもんだ。やれやれとベンチマークを取ってみると,おおっーと感動する結果になっている。特に
,cacheコントロールなんぞを全く考慮していないBNCpackを使っていると,行列を分割しヒット率を上げる効果も加わって,計算時間が激減する。昨夜はこれを知って,深夜の実験室にてFedora Core 1に思わずほおずりをしてしまった。いやぁ,SMT万歳である。どーせしばらくはSMPマシンなんぞとは縁遠いままだろうが,このお安い(何せ\10万未満)P4 with HTでSMPを疑似体験して楽しむことにする。・・・しかし,プログラミングが面倒になるなあ・・・。
 何か参考になる資料はないかとGoogle様を漁っていたら,こーゆーPDFファイルがあった。プログラミングの詳細は不明だが,行列積のサンプルがある。

 で,忘れない内に書いておくが,pthreads for Win32ってのがあるのね。これもまたRedhatのご助力を得ているprojectのようである。イチイチWindows環境用にMT部分を書き直すのも面倒なことこの上ないので,うまく行けばソースレベルの互換性は保てる・・・かしらん?

Posted by tkouya at 08:41 AM

December 03, 2003

12/3(水) 掛川・?

 昨日は産学官連携フォーラムに出席。今年が初めてだったのだが,昨年よりも盛況だったようである。場所を移したのが吉と出たか。とある企業の方は,研究内容を紹介するパネルの数が少ないと言っていた。うーん,まあ,確かに。
 わしのパネルはモノクロレーザープリンタで打ち出したものだったが,周囲は全員カラー印刷。こうなったら暫くはカラーと縁遠いままでいようと開き直る。

 ぼーっとしている間に,企業との共同研究の話が出ている。果てさて,どうなりますことやら。そーゆーおゼゼの絡む仕事とは無縁で生きてきたからなあ。あまり期待しないで待っていましょうか。

 12月に入って,このWebへのアクセスは平均130人/day程度で推移している。まあまあというところか。次年度は非常勤の仕事もなくなりそうで,一番アクセス数の多い数値計算テキストを何とかせにゃいかんかなぁ,とぼんやり考える。大師匠に見せるためのサンプルとして,ちょこっと書き出しているが,やってみると難しい。何せ,テキストのフォーマットを根本から変えようとしているからなあ。大師匠のリクエストだし,何とか答えるべく努力はしてみよう。

 昨年の日記と比べてみると,ずいぶんと真面目になっている(笑)。落ち着いたっつーか,いいたいことをストレートに書かなくなったっつーか,つまりは順調に長いものに巻かれているのである。よきかな。昨年購入した自宅プリンタも活躍しているし,前に書いた通り,今年はPC関係の買い物の予定はない。Iraqでは外交官がテロの標的になったが,国内で引きこもっているわしの日常は,平和に過ぎて行きそうである。そんな師走。

Posted by tkouya at 06:11 AM

December 01, 2003

12/1(月) 掛川・曇

 あーもー師走だー。教師でなくても社会人なら走り回る最後の月。頑張りましょう。しかし,その出鼻をくじく,ドンヨリ日より。気温も一向に安定しないし,調子が狂ってしまいそう。

 アリアドネMLから,「日本社会心理学会第44回大会ワークショップ 電子コミュニティの歴史的変遷と社会心理学-日本型blogは匿名掲示板?それともWeb日記?-」(長いなぁ)の資料が公開されているという情報が寄せられる。年表が結構役立ちそう。2chの議論が盛り上がるシステムの分析などもある。資料よか,直接講演を聴きたかったな。

 今日から地上波デジタル放送開始。まだ大阪・名古屋・東京の3大都市圏のみだが,いずれは全国に波及するようである。そうなると,視聴率の意味合いも変わってくるのかしらねぇ。

Posted by tkouya at 07:29 AM