土砂降りの日。夕方には止んでいたが,ちょっと蒸し暑かった。
今年度から,Vine Linux 2.6r4(まだr3も混じっている)を学生実験に使用している。10台のP4マシンにインストールし,Dual Ethernet(GbE/FastEther)のCluster環境も兼ねている。構築方法の詳細はこちら。
Cluster環境としてはまあまあ使えているのだが,いかんせんGUI(GNOME)環境がまだ安定していないと感じる。訳の分からんところで操作不能になるし,アプリ連携機能に至ってはCut&Pasteさえ満足に出来ないことも多い。KDEだとまだましなのかなぁ?
わしのメイン作業環境はWindows XPである。Windowsとは3.1->95->98->NT 3.5/4.0->2000->XPと長い付き合いになるが,不満はあれど,Ver.Upする度に頑健性が増してきて,それなりに安心感を持って使うことが出来るようになった。この点,さすが天下のM$,伊達に独占禁止法に抵触していないね,と嫌味の一つも言いたくなるが,OS開発にこれだけ性根を入れて取り組んできたことについては,やっぱり感服するほかないのである。・・・なんかこの辺,U.S.A.に対する日本人のアンビバレンツな感情に似ているよな~。
GUI以外のLinux環境には特段不満はなく,安価で便利な開発環境を提供してくれていることには感謝したい。しかし,GUI環境に関してはWindowsにまだ遠く及んでいないと言わざるを得ない。やぁっぱり,この先当分の間は,値段の高さにぶーぶー不満を言いつつWindowsを使い,GUIがダメダメだといいながらLinuxとも付き合っていくしかないのであろう。Mac? あんなブルジョア環境(以下1024文字の悪口雑言削除)。
・・・ということをダラダラ書いていたら,加入手続きをしたMSDN AAの発送が完了したとのメールがM$から届く。明日か,さもなくば金曜日に受け取ることになるだろう。が,どんくらいのCDの量になるのか,ちょっと怖い。
前日に引き続いて肌寒い一日。風も強い。
GMP 4.1.3 RC1がテストリリース。但し,MPFRのbugfixはユーザが自分でMPFR 2.0.3をインストールして直すしかないようである。ま,つなぎリリースなんだろう。
昨日までの夏日が嘘のように薄ら寒い。暑くなったり寒くなったり,忙しいことよ。
WebArena2のシステムトラブルで,朝方にはここがアクセスできなくなっていた。その証拠その一。
証拠その2。
aaa.aaa.aaa.aaa - - [24/Apr/2004:04:38:09 +0900] "GET /research/arima2000.pdf HTTP/1.1" 206 35664 "-" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"
xx.xxx.xxx.xxx - - [24/Apr/2004:09:43:39 +0900] "GET / HTTP/1.1" 200 6266 "-" "Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.0; ja-JP; rv:1.4) Gecko/20030624 Netscape/7.1 (ax)"
ちょうど5時間程空白の時間がある。ちなみに2番目のアクセスはワシである。おかげで朝方に日記を書こうとして果たせず,書き付けようとしていた内容を全て忘れてしまった。・・・ま,忘れるぐらいだから大したことではないのだろう。
シンポジウム原稿,予定より早くuploadして投稿する。何か久々に余裕を持って投稿できたな。いつもこうありたいものである。次年度は静岡の某先生が幹事をされるということであったが,ワシはお役ご免となる予定であり気楽だ。その代わりに別の静岡の某若手先生がいつもながら走り回ることになりそうであり悲惨だ。・・・でもご当人は天真爛漫だからいいのかしらねぇ。過労死しなければいいけど。
ボチボチ秋の学会シーズンの予定を決めたいのだが,JSIAMの日程がまだupされていない。まあ小規模手弁当学会だから仕方がないとはいえ,早く教えて頂きたいものである。久々に数学会に出よーかな,とも考えているのであるから,かち合っては困るんだよね。
9.11から先日の日本人人質事件まで,あれこれ騒がしい。が,こーゆー時勢だからこそ,声を大にして宣言しておく必要がある。「紅旗征伐我が事に非ず」(定家),と。
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-08-720239-9, \660
中高年の自殺が減る気配を見せない。ようやっと景気が一息つこうという時勢になってきたが,じゃあこれからは減るのか?となるとかなり疑問だ。あまりに不況期間が長かったため,各個人の仕事能力をシビアに見極める風潮が定着してしまった。何らかの理由で,「出来ない奴」という烙印を押されてしまえば最後,新卒者なら就職は難しくなり,既に社員となっているベテランでも,あの手この手で退職に追い込まれる。こうなってしまうと,ある程度は「出来る奴」と思われている人々も恐れおののき,我先にと能力合戦に突入していくことになる。しかも,定年まで続くロングスパンの競争である。この競争に勝つ・・・には至らないまでも,脱落することなく戦線内に踏みとどまるためには,自己管理能力が不可欠である。勉学に励むとかスポーツクラブに通い詰めるとか,そーゆー現時点の能力を高めることよりも,いかにこのストレスフルな社会で精神の安定を保つことができるか,ということが何より大切である。どーも,抜きん出た勝者って人達と見ていると,勉強が抜群に出来たとかスポーツ万能であったとかという以前に,精神的なタフさを生まれつき保持していたか,あるいは人生のどこかで獲得したか,どちらかではないかと思えるのだ。もちろん,単なる憎まれっ子ではダメで,プラスαの能力があってこその「勝ち」ではあるんだけど,それがない「憎まれっ子」であっても,長生きだけはするんじゃないかと思える。
ちょうどとあるワシと同年配の若手作家が自殺したという報道があって,そんなことをつらつらと考えていたところで本書が首尾良く出版され,こうしてワシの手に収まっているのである。
著者は「心療内科」の専門家(権威かどうかは知らない)であって,既に何冊か著作もあるようだ。そのせいか,なだいなだ並に読みやすい文章であり,寝床でうつらうつらしながら読んでいたら数日で読破できてしまった。内容を一言で言うと,中高年以上の自殺の原因には,かなりの割合で「うつ病」,あるいはそれが疑われるケースが存在するので,「うつ病」とはなにか,どのような症状なのか,どのように治療するのか,どんな場合にうつ病になるのか,といったことを世間に知ってもらい,適切な予防と治療を行ってもらおうというものである(長いぞ)。ふーん,うつ病って薬で治るんだ,ってのが一番感心したところ。すぐに回復するという訳ではなさそうだが,適切な治療を受ければ回復するってことを知っただけでも660円の価値はあったな。
不満が残るとすれば,まあこれは厚みに制限のある新書に望むのは酷かも知れないが,もちっと社会的な考察が欲しかったかな,という点であろうか。本書P.23に自殺者の年代別(1960年と2000年)比較のグラフというのがあって,このデータを見ると,1960年には自殺者の男女比率が57%(男) : 43%(女)なのに対し,2000年には71% : 28%となっている。どーも,この不況のプレッシャーは男に偏っているようだ。この辺の解説が欲しかったかなー,というのは無い物ねだりというものかしらん?
専門家が書いただけあって,うつ病は特殊は病気ではなく,誰にでも,特にマジメ人間に起こりやすい疾患であること,その病気のメカニズムと治療法については「なーるほど」と納得できる記述がなされている。ワシのようなズボラ人間には無縁かも知れないが,周囲でもうつ病になってしまった知人をちらほら見かける昨今,この病気に対する耐性を付けておくためにも一読をお勧めする。
ここんとこ,やたらに変な時間に目が覚める。今日も朝4時起き。いいのかね?
シンポジウムの原稿,とりあえず完成。でも,少し日をおかないとミスのチェックができないので,締め切りまで寝かせることにする。formatは昨年度の原稿を参考にせよって書いてあったけど,ページ番号を付けている人と付けていない人がいて迷う。とりあえず,現状ではページ番号付きで送る予定。・・・そーいや,一泊だけのワシって,参加費はいくらになるんだろう?
今やっている補外計算の方はめどが付いてきたので,ぼちぼち次の展開が必要である。勉強せねばなるまい。来年はSciCADE05もあるし,今度はそれに相応しい内容が喋れるようにならんといかんなぁ。夏休みぐらいからはバリバリやらんと。それよりも先にSWoPPがあるので,その準備も兼ねて,出来るところまで進めておこうっと。
「Linux kernelに著作権侵害なし」(Internet Watch)。そりゃそうだとは思うけど,裁判ってのはどう転ぶかワカラン所があるからねぇ。とにかく早く結審して欲しいぞ。
夜中に起き出してゴソゴソとこれを書いている。何やってんだか。
M$, Visual C++コンパイラと標準ライブラリを無料配布(/.J)。早速DLしてインストール。コンソールベースのプログラム開発には十分な内容である。王者の余裕って奴っすかね。
暑いんだか寒いんだか,微妙な天気である。午後からは雨がぱらつき出し,夜になって大降りとなる。
昨年の5月に投稿した論文がacceptされたというメールが来る。ありがたい,ありがたいのだが・・・内容は既にLC2003で喋ったもののsubsetなんだよね。ちょっと掲載までに時間がかかりすぎだよぅ~。と贅沢を言ってはいけないな。これで今年はまず一本,と。あと2本ぐらい投稿できればいいなあ。頑張ろうっと。
昨日の夜から頭痛。目覚めても続いていたので,バファリン1錠を冷たい麦茶で流し込む。1時間程経って,ようやっと鈍痛が取れてきたのでこのWeblogを書いている。どうも風邪の初期症状のようで,少し喉もいがらっぽい。亡くなる間際の鷺沢も風邪気味であったようだが,ワシの場合は,まずこのような頭痛が来るので,体を動かすのがおっくうになり,布団でうつらうつらするだけとなる。とてものこと,首をくくる意欲は湧かない。多分,そのまま心臓発作とか,メシも食えずに餓死するとか,そういうビンボ臭い死に方になるんだろうな。
ガシガシとシンポジウム原稿に使う数値例のデータ取りに励む。高速性が売りの,某ミステリー作家がご在籍になられる某国立大学N大学(どこが某なんだか)のクラスタマシンをビシバシこき使う。しかし,いつwhoしても使っている形跡がないな,これ。なんかワシ一人で全CPUに多倍長計算の負荷をかけて,誠に申し訳ない。まあ税金の有効利用ということで。もう大分取り返しましたです,はい。
某学会に投稿した原稿の査読結果が帰ってくる。あれもこれもこーんなところもreviseしないと掲載しませんよ,という内容であった。5/7締め切りとのこと。あーめんどくさ。はいはい,言われた通り修正致しまっせ。・・・昔ならもっとかしこまって低姿勢でガシガシとなおしたものだが,もう中年であるからして,スケジュールを眺めつつ,少しずつ手直しすることになるでありましょう。でも,こういうコミュニケーションって,いいよね。学者の端くれになれて一番嬉しいと思うのは,この査読論文のやりとりなのである。ムカ付く時もあるけどさぁ。
うわー,朝起きたら霧のロンドンエアポート(うーむ,趣味がバレバレ)。ま,霧の出た日は天気が良い証拠なのであるが。
どわーっ,酒井順子と負け犬会話をした鷺沢萠がぁ~(読売新聞)。ナンシー関は原因がハッキリしていたのでまだ納得できる部分があったが,特段どこも悪そうな所のない人に急死されてしまうと,かなりショックだ。しかも享年がワシと同じ。合掌。
こーゆー才気溢れる人が夭折してしまうと,ワシみたいな小物はムダに長生きするよーな気がする。まー,ばったり行くまで頑張るしかないっすな。
では行ってきます。
ただいま。久々の学生実験。しかも数値計算。やっている教師は楽しいけれど,学生さんにとってはどうなのかな? プログラミング以外の所で苦労していたようだが。
結局,自殺だったのね。何はともあれ,合掌。
しとしとと雨のそぼ降る日。
補外計算をボチボチやる。思ったより多倍長計算の効果が出ているようで,ちょっと嬉しい。しかし,反応が怖いなあ・・・。
あり? MPFRのベンチマーク結果を見ると,ARPRECが随分と酷いことになっている。わしの所の結果と随分違うなあ・・・。暇があったらP4マシンでも確認してみるか。
日が変わらないうちに寝ます。
冬物パジャマにタオルケットと毛布・布団のセットでは,ちっと蒸し暑いかなぁ,という陽気になってきた。昨日は夏日になったところもあるらしい。こちとらのcs-pccluster2ルームもクーラーを使わないと辛くなってきている。実験講座の修了する7月まで持ちこたえて欲しいな。8月下旬にもフル稼働するんだし。
今日は就職ガイダンス。明日から平常講義。もう6年目になるんだなぁ。月日の経つのは早いものよ。つっても定年まではまだまだ長いのであった。
シンポジウム原稿の下書きを書く。ああ,あれもこれも必要なことに驚き,暇を見つけて計算せねばならぬ。ズレにずれ込んで,木曜日に一応upすればいいところか。土日はこの修正作業で終わりそうだなあ。もー,ドタバタと忙しいことである。
すっかり桜は散ってしまい,もう初夏の気温。新学期の準備でワタワタ。昔なら,こーゆーニュースにすぐに反応してうだうだ述べていたものだが,んな暇も興味もない。人より自分,と。
などと言いながら,ネットにおける自分の評判を確認しようと(我ながら小心者だね)検索をかけたら,こういうページが。ふぅむ,多倍長のerf関数なら,MPFR 2.0.2からサポートしてますよん。一応わしも取り込んだんだけど,使ってないのよねぇ。今やっているシンポジウムの原稿が上がったらちょっと弄らないとな。
この期に及んで未だにANSI Cでガリガリ多倍長やっている単純バカ兄さんとして,がんばりまーす。
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-06-212118-2, \1400
この日記でも既に言及しているし,目下ベストセラー路線まっしぐらの本を今更紹介してもねぇ・・・と躊躇していたら,「東京人」5月号にて鹿島茂が,短いページ数ながら本書を「今更ながら」「面白かったので」紹介していた。別段それが悔しいとかいうのではなく,殆ど本書のあらすじ紹介みたいなその書評を読み,「オスの負け犬」である不肖・この私めは,負け犬としての義憤に駆られたのである。所詮,鹿島先生はオスの勝ち犬であるから,勝ち犬には描き得なかったであろう本書の価値をもっと賞賛しておく必要がある,と判断したのである。
そもそも,オスの負け犬本と呼ぶべきものは昔から存在した。ワシはぼちぼち負け犬として一生を送る可能性が高まってきた三十路前半から,この手の負け犬本をボチボチ漁ってきたし,手本とすべき先輩の負け犬を見つけては生きる糧としてきたのである。ここでは先輩の「オスの」負け犬についての言及はせず,オスの負け犬本だけを紹介しておこう。
負け犬の先駆者と言えば,海老原武「新・シングルライフ」である。これより以前に元祖「シングルライフ」という本を上梓しているらしいが,あいにく未見である。本書は「歩く裏切り者」津野海太郎曰く,「戦うひとり者」というぐらい,先鋭的な負け犬の主張を込めた思想書(おおげさ?)である。独身者であるが故の,世間からの攻撃・圧力・同情に対して果敢に反論を試みている。そして,世間になるべくご迷惑をおかけしない独身者としての生き方を提示して,本書を締めくくっている。負け犬たるワシをして,勇気づけられることの多い本なのだが,その海老原をして「自分は状況シングルからそのまま今日まで来てしまった」と告白している。つまり,独身者たる身分は自ら力強く選択したのではなく,なし崩し的に今日まで来てしまった,というのである。これは「結婚できるならした方がよい」という世間一般の常識を肯定しているのであって,自らの生き方をよしとはしていないのである。つまり,「自分はオスの負け犬である」ことをちゃんと認めているのである。酒井の前に,先駆的な本書があったことはもっと広く知られてよいように思う。
勿論,海老原の本は「オスの負け犬本」(しかも大分年上)であるから,メスの負け犬にとっては物足りない面もあったろう。しかし,メスの負け犬は酒井も含めた「女性作家」を探せば,いやぁ,もぉ,酒井が指摘するようにマスコミ業界同様,負け犬だらけであって,ちょっと挙げただけでも大先輩には森茉莉(バツイチだけど)を筆頭に,群ようこ,中野翠,岸本葉子・・・と評論家を名乗る人を含めれば枚挙に暇がない。しかし,彼女らにはあまり「負け」という意識がないようで,本書のように「世間的には負け負け負け・・・」と切々(飄々?)と敗北ぶりや愚痴を述べまとめたものは殆ど存在しなかったのではなかろうか?少子化に歯止めがかからず,いよいよ移民政策まで叫ばれるようになった昨今,お国に協力する気持ちはなきにしもあらずなのに,世の中,オタ夫やダメ夫やブス夫やダレ夫ばっかり氾濫して私らのような負け犬には飛びついてくれない・・・という女性陣から観た真実を述べた本書は,満を持して登場したと言ってよい。何たって,帯の文句が「嫁がず/産まず,/この齢に。」である。「ああっ,この本は私のことを書いているっ」とギクリとした方は相当数,いるのではないか?
単純に考えてみれば,人間は雄と雌が存在して,それは生殖のためにあるのだから,雄と雌はくっついているのが自然な姿なのである。そして,自然界の生存競争は自らのDNAを残すことが出来るか否かで勝ち負けが決定するのである。であるならば,くっついていない雄も雌も,生存競争から脱落した「負け犬」に他ならない。自ら「負け」を選択したかどうかは,本人のプライドに関係するだけであって,自然界から見れば負けは負け。さっさとその事実を認識し,遅まきながら「勝ち」を目指すか,「負け」を認めて子ども以外の価値を創造すべく,仕事に邁進するか,どちらかを選択しなければならないのである。このような酒井の主張は極めて明快だ。本書が,メスだけでなく,オスにも,そして勝ち犬にも読者を広げていったのは,このような単純かつ合理的な主張が,酒井の円熟した筆力によってユーモアにまで昇華している為であろう。もう,負け犬連中は涙を流しながら「こっ,これって私(俺)だよ~」と叫び,勝ち犬連中は「負け犬ってそうなんだよな~」と勝者の余裕を持って本書を楽しむことが出来る。ワシが義憤を駆られたのは,鹿島先生の書評にこの「勝者の余裕」を感じたからに他ならないのである。ぐぞぅ~。
と言う訳で,本書に触発されたオスの負け犬どもは,さっさと海老原先生の「新・シングルライフ」も読むように。酒井ばっかりよい目にあってはイケナイ。よいな。
昨日は新入生の合宿研修から戻り,学生実験のPPT資料をあらかた完成させ,帰宅してメシを食ったら途端に睡魔が襲ってきてそのまま爆睡。夜の8時に就寝して起床したら朝の7時である。小学生か,ワシは。
本日中で何とか学生実験資料が完成するでありましょう。今更ながら,多倍長計算についての文献が驚く程少ない,というより皆無に近い状況に驚く。πの計算するだけの代物ではなく,もっと役に立つんだよ~,という主張を盛り込んだ始めての日本語資料ではないかな。こんだけマシンリソースが有り余っている状況で,せいぜいFFをするだけではもったいないではないか。まあ,数値計算に通じている人にとっては「何を当たり前のことを」という内容になるけど,文字に起こしてまとまった文書にすることでまた見えてくるものがある・・・ハズである。頑張りましょう。
明日にはNAS2004の原稿をあらかた完成させねば。新規講義の準備もせねば。やることが山積みである・・・すいません,U先生,査読報告書はもう少しお待ち下さいませ(こればっかりや)。
内田樹先生のページが移転された。blogになってより見やすい形式になっている。愛読者としてはありがたい。
ふーん,Vine 3.0は夏までにリリース,XはX.orgを利用か(/.)。全くライセンスだの政治的な動きだの,一介のユーザには複雑怪奇な世界だわい。もっとも,すっきりしゃっきりしていない世界というのは民主的とも言える訳で,あんまし苛ついてテロに走ってもいいことはない。事実を見据えて出来うる限り,相対主義で行きたいものである。
ピーカン晴れ。そろそろ新茶の季節である。
今日は入学式。もー,全然新年度の準備は出来ていないし,2週間後にはNAS2004の原稿も書かねばならないのにまだ構想段階。翻訳のチェックも全然だし,やること満載。趣味に時間が割ける状況ではなく,本も読めない・・・つーか,読もうという気分にはならない。このWeblogを書くポテンシャルも落ちているので,大分間隔が空くかも。すいません。
批判の多かった「ゆとり教育」導入の経緯(朝日新聞)。この記事は,今の「ゆとり教育批判」の風潮に乗っかっているのでやっぱり批判的な論調である。しかし,前にもわしは日記に書いた通り,あの当時(より前でも)は「ゆとり教育万歳」「受験戦争からの解放」を絶対善とす雰囲気だったのだから,その当時の文部省のお役人や審議会のメンバーは世論に配慮していたのだとも言える。犯人探しをするのなら,当時の責任者達に行動を起こさせた,真の原因を検証して欲しいなあ。・・・ま,今はリバウンド期にあって,針がちょっと振れすぎているキライがあるが,どうせまた「ゆとり教育批判」批判も起こってくるだろうて。
朝っぱらからドンヨリ。もうジャンパーの類は必要ないだろうと思いつつ,夜は肌寒いだろうと,一枚だけ羽織って出かけることにする。
今回のWorkshopは掛川-新幹線->品川-京急->羽田-ANA->能登-高速バス->金沢-JR->今庄-自家用車->敦賀-JR特急->米原-新幹線->掛川というルートを辿った小旅行であった。一度,ド田舎の空港を体験してみたかったのである。
能登空港は,170名乗りのジェット機で一日二往復,羽田と結ばれているだけの小さな地方空港である。それでも搭乗率は80%を維持しており,今のところ順調のようだ。
全く,これがわしの居る内に出来ていれば,転職なんぞしなかったろうになぁ(ウソ)。
ただいま。
奥村先生は三重大学へ転出。Webサイトもそちらへ移転。うーむ,日本の税金の使い方としては最上級の部類に入るな。日本のTeXサイト本家が,たとえ一時期とはいえアクセス出来なくなるのは辛いモンがある。一安心。
明後日には入学式,その次の日からは合宿研修。いよいよ新学期である。今年度こそ,○○は絶対に○○○して,○○に○○してやろう。努力したところで,どーも○○の才能に欠けるらしく,大した○○もないようだしな。前半は○○○もないし,カリキュラムも新旧の統合が進んだし,○○も○○そうである。がんばんべー。
My own memo about Numerical Computation of Matrix Exponential
Workshopから帰還。うーむ,有意義ではあったが疲れた。何故だが次回Workshopの幹事に指名されたので,また7月からスケジュールと場所の選定をせねばならぬ。
これからシンポジウムの原稿を書かねば。忙しいなぁ。新規科目の準備もいるし,あーしんど。
今日はしんどいので寝ます。