September 16, 2005

9/16(金) 掛川・晴

 一日中,涼風がそよ吹く日であった。やっと秋を実感できる気温である。このあたりで長袖をはおり,寝る時には毛布を一枚増やすという措置を取らないと,あっという間に風邪を引いてしまう。気をつけねば。

 夕方からは遠方よりI先生をお呼びして講演会を開催する。余りにもきらびやかな経歴なので,突っかかりながらご紹介する羽目になる。うーむ練習しておくべきだったか。期待していた通りの熱弁を振るっていただき大変ありがたいお話を聞くことが出来た。ワシがこういうと嫌味と取る人もいようが,そうではない。聴衆に対する真摯な態度は確実に伝わったことであろう。
 終了後は短い懇親会にお付き合い頂き,ワシのボロ車でホテルまでお送りして本日のお仕事は終了した。準備して頂いたT先生や事務局のKさん他の皆様方,どうもありがとうございました。

 今日の講演はI先生の許可を貰って全てワシのEverioで撮影した。使い方が良く分かっていないので,マイクの指向を被写体に向けることが出来ず,音声がイマイチ。うーむ,もっと習熟すべきだな。あと,長時間撮ると勝手に動画をぶつ切りにしてしまうのはどんなもんか。後で繋げればいいんだけど,数GB単位のファイルを扱うのは手間である。これもどっか弄れば直るのか? 誰か「できるEverio」を作ってくれよん。スタパ斎藤さん,いかが?(ところでHDD内臓Everio,ホントに買ったのかな?)

 ・・・とEverioから自宅のPCへデータ転送をしながらこれを書いている。うーん,転送まで2時間も掛かるのか。こりゃこのまま寝るしかないな。

 ・・・と,ワシのPrivate New ServerへのSSHアタックを掛けてきた某大マシンの管理者への注意喚起メールに対して返事が届いた。

> この度は大変なご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。
> 調査しましたところ、当方のサーバーへの不正侵入者による仕業で
> あることが判明しました。踏み台にされたかたちです。
> これも、当方の不十分なサーバー管理と不十分な利用者の教育が
> 原因であります。
> 今後はこのようなことの無いよう、サーバー管理の見直しと利用者教育の
> 徹底を行う所存です。

 うーむ素早い。侵入されたことは責められるべきだが,対処が早いことはさすがである。この態度は見習いたいものだ。・・・などと悠長なことを言っていられるのはこちらに実害がなかったから。SSHもPrivate Keyでの認証にでもしないと,全然secureにならないのだな。こっちも乗っ取られないように,乗っ取られてもすぐに復旧できるように準備しておかなくちゃ。

 ということで寝ます。

Posted by tkouya at 09:40 PM

September 13, 2005

9/13(火) 掛川・曇

 どんよりした朝。昨日はかなり暑かったので,そのまま熱帯夜となり,寝苦しいのと仕事が立て込んできたこともあって寝つきが悪いのが重なってあまり眠れず。こういう時はジタバタしても仕方が無いので,寝床で読書して過ごす。なだいなだと橋爪大三郎を読了。時間があればぷちめれを書きたいのだが,はてどうなるか。

 以前ここで取り上げた名大COEに参加している研究者の虚偽業績問題,自主的に大学側が補助金の一部を返還することで決着するようだ(読売朝日)。朝日の記事を読むと,一部しか返還しないのはけしからんという感じも受けるが,読売の記事では,業績表に関しては勇み足があったものの,研究者としてはCOE推進に欠かせない人物であったし実績も挙げている,ということも書いてあるので,まあこの程度で収めるのが妥当か,という気分になる。記事の書き方一つでこうも受け取り方が違うんだから,客観的な報道ってのは難しいよね。

 うー,10月に研究発表を頼まれちまったが,あいにく非常勤の講義と重なる。既に2回休講の可能性があるので,これ以上休むわけにも行かない。なので,講義終了後に会場まで飛んでいって間に合う時間にしてくれるのならO.K.という返事を書く。まあしかしこの程度のバッティングは,COE参加研究者のプレッシャーに比べれば屁みたいなもんなんだろうな。研究者に一番必要なのは体力,なんだよなぁ。

 では行ってきます。

 ただいま。
 すげーっ,GSL1.6の翻訳をした人がいるんだ。完成目前,凄いな~。ということで,こっちのページもちょこっとupdate。ま,これ以上追加することもねーな。

 お,MPFR-2.2.0のRelease Candidateが出ている。問題がなければ間もなくリリースされる筈。こっちの翻訳も修正しなきゃならないな。

 寝ます。

Posted by tkouya at 07:17 AM

September 11, 2005

9/11(日) 曇

 選挙に最適な曇り空。ちょっと蒸し暑いところが玉に瑕。さて,投票率はどうなるかな? そんなに高いと言うわけではなさそうだが。

 選挙特番を見ながらこれを書いている。うーん,小泉旋風どころか台風だねこりゃ。300議席なんて,あーた,公明党を加えると憲法改正も可能な数なんじゃないか。すごいね。こんなに勝っちゃうと,郵政公社なんてズタズタにされちゃうんじゃないのか。政治に頼る者は政治に負けるということか。諸行無常。

 ホリエモンが各局に出まくっているが,当選するんだろうか? 結果が分かるまで付き合うつもりもないので,適当に寝ます。しかし,出口調査のおかげで全体の結果が出るのは速くて,面白くないねぇ。

Posted by tkouya at 08:45 PM

September 09, 2005

9/9(金) 掛川・晴後曇

 数値計算テキストの最終校正を午前中に仕上げて先方へ届ける。あーもー暫く自分の書いたものを見る気が起きない。しかしこれで全ては終わった。1400円程度で販売されるということである。うーむ,次年度は書けるだけ書いてしまってから,200ページ以内に収まるよう調整した方がいいかな。早速Webの方もupdate。あと十年も試行錯誤して弄っていけば,それなりのものにはなるのではないかな。校正しながら,自分の馬鹿さ加減を思い知ると共に,「おっ,結構いいこと言ってんじゃないの,こいつ」というところもあって,まんざらでもなし。ま,自己満足だが。後できびしそーな先生方の所に送って反応を見てみよう(どーせ読まれないんだけどさ)。

 職場の自分の机の周りがえらいことになっているので,スティック糊を使おうにもどこに埋もれているのかさっぱり分からない。発掘のついでに片付け。発見された糊は既に末端まで使用済みであった。片付けの続きはまた明日にしよう。

 帰宅途中でホームセンターにてスティック糊とセロテープを買い,ついでに期日前投票をするため市役所へ。換算としているかと思いきや,ワシの前に数人の待ち人がいたし,ワシの後からも人が来る,という具合で,受付の人は結構忙しそうであった。
 小選挙区の方は負けそうな候補へ,比例代表は大勝ちしそうな党へ投票する。最高裁判事の国民審査は特に異論もないので×なし。さて結果はどうなるかな。日曜日の夜が楽しみである。

 まだ次の仕事へのエンジンが掛からないので,なだいなだを読みながら寝ます。

Posted by tkouya at 08:00 PM

September 08, 2005

9/8(木) 掛川・晴

 台風一過で青空が広がる。おかげで夏が再び戻ったかという程の暑さ。今日は熱帯夜かな?

 数値計算テキスト,最終校正作業中。山のようなTypoをちくちくと修正していると,「あー何だこの文章,訳分かんねー」とか「何だこの言葉,全然説明して無いじゃん」など,不満爆発である。が,それをやっていると終わらないので,我慢我慢,最小限の修正に留める。それでも付箋が生い茂っているのだが・・・あー,俺って本当にバカ。くそぅ,この悔しさは次年度にぶつけてやるぅ~(今年でクビになったりして)。

 自分がイヤんなったので寝ます。

Posted by tkouya at 09:35 PM

September 07, 2005

9/7(水) 掛川->東京->掛川・曇時々雨

 早明浦ダムの貯水率は一気に100%越へ。5日までは確かに0%だったのだ。台風の力は物凄いものがある。

 台風14号が日本海側に抜け,東海から関東までが強風域に入った日にFIT2005へ参加。蒸し暑ぅーい空気の中を掻き分けるようにして水道橋駅から東京ドームの横を通り抜けて中央大学へ。
 久々のFITであったが,やっぱり院生さんの発表会になっちゃってるのね。ワシの講演はセッションの最後であったが,おっさんが訳のわからぬ話をして済まん。オマケにProjectorにPCの画面が写らないトラブルまで初体験。rebootしたら難なく写ったが,バッテリー駆動と言う条件も重なったせいなのかなぁ。
 講演では一つのウケも取れず敗北。だって司会者も含めてみんなスーツで固めた生真面目さんばっかりなんですもん~。とにかく一段落したので,東京駅の回転寿司にて2200円分堪能する。腹が小さくなったわね。

 八重洲ブックセンターにて「アズマニア1, 2, 3」を入手し,ついでに新書「サウジアラビア」も買って,帰りの新幹線車中にて読み込む。適当にチェンジしながら読んでいたら,アブドラ皇太子(現国王)と阿素湖素子と不気味くんとワッハーブ派とオイルダラーがまぜこぜになって,ハラヒレになって帰宅する。読書は楽しい。

 新レンタルサーバの設定をちょっと弄ってWebalizerを起動してみる。うーん,まだドメイン移転も解説の告知もしていないのに,Proxy代わりにアクセスする奴やありもしないディレクトリをほじくる奴まで色々来訪していることが判明。そろそろ他業務と兼業していてマメにチェックできない管理人には,きつい世界になってきたわね。油断もすきもありゃしない。
 後はMovable Typeの最新版をインストールして,このWeblogのデータを移行するテストをし,それがうまく言ったことを確認の上,na-inet.jpドメインの移転申請・・・という流れになりそう。ま,10月までは本格的な作業はお預けである。それよりなにより・・・をやんなきゃぁ~。

 風呂入って寝ます。

Posted by tkouya at 09:32 PM

September 04, 2005

9/4(日) 掛川・曇

 また台風が来るらしい。今度は奄美諸島から九州~四国・中国を横断して日本海に抜けるコースを取ると予想されており,早明浦ダムにとっては朗報だろう。ワシは7日に東京日帰り予定なのだが,さて影響があるかどうか? 11日の総選挙の頃には台風一過のすっきりした秋晴れとなることが期待される。投票率が上がって新聞各社の予想が外れると面白いのだが。

 投票日まで残り一週間となり,得票議席の予想が,日経読売朝日毎日から発表された。一律で自民大勝を予想している。うーむ,さて結果は如何に?

Posted by tkouya at 09:17 AM

September 03, 2005

9/3(土) 掛川・?

 あ,日が変わってしまった。がーっと一気に雑用をこなしていたら晩飯も食い損ねてしまったのであった。帰宅後,素麺と冷奴で空腹をゴマカす。

 予定通り,WebArena SuiteProの仮想サーバを申し込む。おお,一発じゃん。ではまず指示どおり,yum updateと・・・で,延々と続いて,何にも出来ないじゃんかよ。せめて今のサーバからのバックアップぐらい出来てもよさそうなもんだが。FC3からFC4に成るのかと言うぐらい,長い処理である。

 終わりそうも無いので,もう寝ます。目が覚めたら終わっていて欲しいぞ。んっとに安くない金を払うんだからさぁ>みかかPC

 起きました。早速このサイトのファイルを全部転送しておく。こういう大量のファイル・ディレクトリの転送をしようとすると,FreewareのFTPクライアントでは全然ダメ。安定性に欠け,すぐに訳の分からんSocketエラーで落ちてしまう。で,SharewareのWS_FTP Proにて作業を続ける。うーむさすが金を取るだけのことはあって,どっしり構えてしっかり作業を完了してくれる。とりあえず今日の作業は終了。
 今後は(1)自宅サーバの内容転送とドメイン移転手続き,(2)DNSサーバ設定,(3)Movable Typeのインストールとこのblogの移転,(4)na-inet.jpドメイン移転,(5)postfix, pop3(この機会にimapにしようかなぁ),mailman等・一連のメール設定,(6)最終確認が控えている。予定では休日にチマチマと作業をこなしつつ,来月には移転作業を完了したいのだが,さてどうなるか?

 サイバラさんの体調不良の原因が判明(トップページから声明文が読めます)。うーん,誰しも自分の子供が絡むと冷静な判断が出来なるもんらしい。サイバラさんは少なくとも描かれる人物のプライバシーには極力配慮していると思うんだがなぁ。

 ふーん,物理演算ボードか(PC Watch)。回路シミュレータもそうだが,応用分野の方々はアグレッシブに実装してくもんなんだなぁ。ハードを弄れる人が時代を切り開いていくのかしらん。ソフト屋としても気になる動きである。実際に製品が出たら試してみたいな。

 さて今日も元気に仕事をしますか。

Posted by tkouya at 10:07 AM

September 01, 2005

Comic新現実 Vol.6(最終号) 角川書店

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-04-853888-8, \933

comic新現実 Vol.6

角川書店 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

 また楽しみにしていた雑誌がなくなってしまった。まあでも予定通り隔月6冊,1年で終わったのだから,見事な去り際である。一応,来春には「ふつ~の」コミック誌がこの連載陣を引き継いで登場するそうなので,それまではこの分厚い6冊を読み返しながら待つことにしよう。

 最後なので,気になっていたことを箇条書きにしてみる。

  • 大塚英志という人間が良く分かった・・・というか,大塚のツバキを全身に浴びたような読後感であった。シュートな対談というか叱責をかまされた森川嘉一郎はその後,おたくの「ダメさ」について言及するまでに影響されていて笑った。奥さんの白倉由美に言わせると,大塚はホリエモンと同種の人間だそうだが・・・そのうち立候補するんだろうか?
  • 吾妻ひでおは,この雑誌がなければ,かの名作「失踪日記」も読まずに済ませていたかもしれない。ワシは失踪直前の吾妻ひでお作品に嵌ったクチで,題名は忘れたが,セミの幼虫が少女とSEXする作品が一番「萌えた」覚えがある。その頃の吾妻が描く少女は肉付き具合が尋常ではなく,大根足が物凄くセクシーに思えたものである。それが復帰後は一転,スマートな足になってしまい,どーにも読む気分にならなかったのである。「失踪日記」ではそれが大分元に戻ってきており,その後連載が始まった「うつうつひでお日記」「地を這う魚」は,作品全体の雰囲気は軽くなったが,大根足の肉付きが元に戻ってきた感があり,喜ばしい。
  • この雑誌でデビューした群青の「獏屋」は,異様な雰囲気の作品(そこがいいんだが)が多数を占める中で最もフツーに読むことの出来た作品であった。連載はこれでおしまいのようだが,今後の活躍に期待をしたい。
Posted by tkouya at 10:13 PM