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CCCDにばっかり係煩っても仕方がない。少しはCDの内容に触れないといけませんな。
これは1985年の”West and Girls”から,2003年の”Miracles”と”Flamboyant”までのPSBヒット曲を集めた,所謂ベスト版である。曲リストは上記Amazonへのリンクを辿って頂くと見ることができる。もちろん公式サイトでも確認できる。
某浜松のCDショップにて「まだやっていた」というPopが張り出されているぐらいだから,もう20周年になるのかな。いやぁ,長い長い。しかもれっきとしたチャカポコテクノで,今も活動中ってのが凄い。この息の長さは,コアなファン層が老化しつつも確実に存在し,コンスタントにセールスを維持していることの証でもある。もちろん,ワシも老化しつつある極東在住ファンの一人である。
で,全35曲,通して聞いてみて,改めて思ったのは,PSBの全てはちょっともの悲しいテクノ音とNeilのオタッキーなVocalにあるんだってこと。アレンジにかなりの幅があっても,この二つが混入していることでPSBというハンコを付いていることになり,まごうことなきPSBの曲になってしまっているのである。・・・これを書きつつ,ちょうど流れてきたのが近作の”I Get Along”である。テクノ色の薄い,心地よいエレキが全体を覆うこの曲でも,NeilのVocalがほのかなテクノ色を感じさせてくれるのである。
個人的には,最新作の”Flamboyant”がいい。老成でもないマンネリでもない,でも挑戦しすぎて枠を外れていない活動ぶりが知れ,曲調も相まってほっとする一曲である。・・・とか言っているうちに”Rent”だぁ~。体が自然に揺れる~のでこの辺で失礼します。