12/2(木) 掛川・晴

 うーむ,朝方はストーブが必要なぐらい冷えるが,日中はクーラーをかけたくなるぐらいまぶしい日光が差し込んでくる。こう寒暖の差が激しいようでは,風邪も流行るわな。ちなみにワシが罹患した悪性風邪は大分小康状態となってきた。呼吸器系統にしつこく居座っていたこいつともそろそろお別れである。もう来るな。
 今月中旬に某ワークショップがあるが,参加するのは今回で最後にさせて頂こうかと考えている。自分の活動範囲が広がっているため,あれもこれもとやることが増え,ボチボチ自分の身を運ぶ機会をリストラする必要が出てきたからである。
 自分が参加している研究会や学会を書き出すと次のようになる。()で囲んだのは参加したりしなかったりするものである。

  1. 1月・・・HPCS
  2. 2月・・・JeLA学術講演会(来年はあるのか?)
  3. 3月・・・HOKKE, (IPJS春期大会)
  4. 5月・・・NAS
  5. 8月・・・SWoPP
  6. 9月・・・(FIT), JSIAM年会
  7. 10月・・・(日大学術講演会)
  8. 11月・・・情報教育研究集会, RIMS研究会

ざっと書き出しただけでも8回,()印まで含めると11回である。参加するからにはなるべく自分も講演したい,となればもうこれに合わせて準備をするだけでも,自分としては精一杯である。旅費だってそれ程ある訳ではないので,節約しなくてはならない。これに加えてLA研究会が年2~4回程ポンポンと入る・・・という次第である。すいませんが,ご了承願います>某ワークショップ幹事役の方々
 昨日は京都から帰った後,原稿を一本推敲して午後6時頃,Web経由で投稿する。手続きを終えて二分後にプログラム担当委員からソッコーで正式受理メールが来たのには驚く。あんた,Webの前で張っていたのかいな,というぐらいの早業である。締め切りまで10日も前だから出来たことなんだろうが。これで採録されればもっと嬉しいが,さてどうなることやら。クリスマスイブまでには査読作業を終わらせるということであったから,まあこれで2週間はココロ安らかに過ごせる訳だ。通るか通らないかは査読者のみが知る訳だが,兎も角,11月の半分を消費した問題に一区切りが付いて,ほっとする。
 全く,近頃の教養数学ってのはものの役に立っていない。もちろん,専門科目を担当する教員から,昔流の定理→証明→定理→証明→・・・は止めてくれという圧力が加わって,学生さんの方にもこらえ性が無くなってきているから(個人的見解だが,学力低下はり気力低下現象に起因するところが大きいように思われる),計算だけ出来ればいっかー,っとあっさり理論を手放してしまっているせいであろう。一応,教養数学も担当した経験があるから,気持ちは分かるし,学生さんのレベルを考えればやむを得ないケースもあろうが,少なくとも国立大工学部程度のレベルで,そうあっさり理論を手放していいモンではないだろう。理論の権化みたいな教員が,「あ,もうこの程度でいいわ」などと,計算問題だけを定期試験に出している様は,みっともないという他ない。そんなにやる気がないのなら,さっさと辞めればいいものを,ただ金のために今の身分にしがみついているのは醜悪である。
 個人的な好みで言えば,理論2,計算5, 他分野への応用等3ぐらいの配分ができればbetterなのであるが,この辺のバランスは教師の趣味と,受講する学生さん達のレベル及び学科によって変化するだろう。自分としては何とかこの配分を目標に努力したいものだと思っている。