某筋から依頼されていたレポートに前書きと参考文献を追加して公開。
na_error_diff.pdf
誤解する人はいないと思うけど,精度保証に対するアンチテーゼとして書いた訳ではない。大体,精度保証グループさんたちが目指している方向と,こーゆー誤差推定術の目的とは全然別物である。数値計算による結果についての「厳密な証明」(=真値を含む区間を保証)をしようというのが前者の方々の目的であるのに対し,後者は合理的(解析的・経験的・統計的)な物差しに基づいた「抜き取り検査」みたいなもんか。数学と工学の考え方の相違って感じもするねぇ。