9/10(月) 掛川・曇

 どんよりどよどよな空。秋の長雨シーズンに突入したらしい。
 今週末,札幌出張なため,それまでに片づけること多し。ぼーっと過ごしてしまった報いである。つーことで手短に箇条書き。
1.論文accept決定。最後の最後までイチャモンが付いたが,まあかなり強引に計算している所があるのはご指摘の通りである。最終稿までに直せるところは直す予定です>査読者M様。
 つーことで,お約束のシェーを(撮影: A先生@A大学, 場所: Mont Sant-Michel)。
iyami%40mont_st_michel.JPG
 シェーの定義に即したポーズになっているかどうかが疑問だったが,官公庁からもご好評頂いているWikipediaの記述によると,これはこれで間違ってはいないようで一安心である。
2.査読報告up。自分の論文掲載が決定したので,他人様の論文をこれ以上差し止める理由もなし(人質ならぬ論文質かよ)。判断に迷ったが,第一印象に従って「条件付き採録」。その代わり,採録条件にはクソミソに書いてしまった。いやでも面白い内容(になるはず)だと思ってますんで,根性入れて直して頂きたいと思う次第であります。
3.おおっ,BSマンガ夜話復活!(いしかわ夏目岡田さんからのご報告)。ああっ,生きててよかった。引越直前だが,旧居での最後のマンガ夜話視聴となりそうである。楽しみ~。
4.昨日は新居の床に埋め込まれたボイドスラブとやらを見学してきた。ふた周りほど小さいラグビーボール状の発砲スチロールをコンクリに埋め込んで,建物全体の重量を減らしつつ,遮音性も高めるという技術らしい。建築士の先生によれば,県内のマンションでこの工法を使っているのはここだけとのこと。
 まだ2階の床までしかできていない状況だが,11月末までには完成,12月中旬以降には引き渡しできるらしいとのこと。どうやら年越しは新居で過ごせそうだが,引越が・・・。まあワシんとこは荷物も少ないし,今ある家具はあらかた廃棄する予定なので,一日あればすっきり終わるだろう。問題は・・・日取りだよな。うーん・・・ま,BSマンガ夜話でも見ながら考えることにしようっと。
5.4に関連して,先週の金曜日にS銀行から「ローン審査通りました」とご報告あり。つーことはあれだ,ワシにはとりあえず×××××円の借金をするだけの信用はあるってことだ。うう,これで12月からの債務者生活開始が決定となってしまった。ぼちぼち出張は控えて,査読論文書きに精出さなきゃダメだなぁ。
5.ふーん,学士力検定? JABEEみたいなことにならなきゃいいが。
 つーことで,これから金曜日までドタバタと過ごします。

9/8(土) 掛川・晴

 台風一過。熱い空気だけは残ってしまったようで,気温は8月の暑い最中に戻ってしまったようである。クーラーがフル回転して何とかリビングだけは涼しさを保っているが,襖一枚隔てた向こうは灼熱地獄である。おかげで一歩も外に出れず,こうしてUNIX Note PCに向き合いながら暗く過ごしている土曜日なのである。
 結局,SCP GUI clientはCyberduckに落ち着いた。Fuguという奴が一番著名らしいのだが,ワシの環境ではばしばし落ちまくって使い物にならなかった。あと,あんまし使わないとは思うが,Acrobat Reader 8も入れておく。そうそう,StuffIt Expanderもないと不自由だわね。いつもコマンドラインからunzip, tar zxvfとかやっているんで気がつかなかったけど,この世界では.binってのも圧縮ファイルなんだな。拡張子に無自覚なGUI only馬鹿どもの世界はこれだからめんどくさい。
 Windowsと比べて不便だなーと思っていたのが,「デスクトップを表示」機能が見当たらなかったことであるが,これはF11でいけるとのこと。CTRL+TABによるウィンドウ切り替えもCmd +TABでオッケーだし,それよかF9でもっとGUI的に優れた切り替えができるようだ。ふーん,ExposéってWindows並みのことができるんだと感心した(Life with Macとかぬかすコジャレ野郎どもには嗤われそうだが)次第である。
 ・・・どーも昔のトラウマで,素直になれないよなー。まあ遅れてきたまじょりかクンなので,勘弁して下さい>古参(かつ底意地の悪くない希少な)Macユーザ様
 広報活動の一端を手伝うようになって,Webのランキングを上げるための施策を求められたりすることも増えてきたのだが,最近はどうも聞かれるとムカついてくるので,あまりWebのことについては口を挟まないようにしている。特に,即効薬を求める向きにはアカラサマにイケズな態度を取るようにしているので,今後はワシにWebのことを聞かないで頂きたい。精神衛生上よろしくないのでね。
 Web草創期ならともかく,これだけThe Internetに膨大な情報が集積してくると,そこにはどうしたって社会的な信頼度というものが持ち込まれてくる。新聞の一面に取り上げられるニュースは,多数のWebサイトからリンクが張られるだろうし,その逆のことだって最近では珍しくない。極端な話,無名なblogサイトを持っている輩が派手な殺人事件でも起こせば,ランキングは一気に上がる訳だ。だから,短兵急な結論を求めるしつこい奴には「人でも殺せば?」と言うことにしている。・・・そーゆーことを言うから嫌われるんだな,ワシ。
 まあ,ここでは何度も書いているけど,個性的なWebページなんてのは,特異な才能でもない限り,地味に何年もかけて試行錯誤の果てに作り上げていくしかない代物になっているのだ。最初から「土台」が用意されていないなら,そこは頑張って気長に積み上げていくしかない。イトイの本でも読んで,勉強して下さいな。
 あ,イトイさんとこの技術陣がbladeサーバにCentOS 5をインストールしているぞ(9/6の記事)。これからDatacenterに持ち込んでセットアップするのかしらん?
 ワシはすっかりインフラ整備から手を引いて,みかかのVMを借りるだけの隠居モードに入ってしまったが,実マシンのセッティングとメンテって面倒だよなぁ。壊れる時には壊れるし,いつおかしくなるかも予測不能だし。とてもワシにはT君のような仕事をする気にはなれないな。感心するよ,ほんと。
 涼しくなるまで家に籠ります。

9/6(木) 掛川・雨

 これを書いているPM8:36,少し風が強くなってきたかなーという程度で,まだ中心気圧965hPな台風9号の強さを感じるまでには至らない。午後9時までには帰宅しましょうと,気象ニウスでは呼びかけていたのでさっさと帰ってきたのだが,大体予想はあたっているようである。・・・お,風が強くなってきたぞ。
 Blog講座の資料公開。1.5時間だとこれぐらいがセイゼイかなぁという内容。出たばっかりのMT4ベースの日本語資料としては一番早いかな?
 サーチエンジン本,何とか全章に文章が入って現在62ページ。これから全体を見直しつつ,頭から書き直しに入る予定。あと2週間で何とか形にはなるだろう。
 どんな本かというと,きちんと最初から読んで

Microsoft Office 2007のアプリケーション(Word, Excel, PowerPoint)の文書ファイル形式(.docx, .xlsx, .pptx)は全てXMLファイルをzipで圧縮したものである。これらのファイルを圧縮ファイルとしてアクセスさせるようApacheの設定を変更し,これらのファイルから文書本体のXMLファイルを抜き出して表示するrobotスクリプトを作れ。

つーような練習問題をこなして頂ければ,誰にでもサーチエンジンシステムが作れるという,馬鹿みたいなものである。
 探してみると,LWPに特化したPerl本(現物)とか,MySQL本とか,HTML教本みたいなもんはあるのだが,全部をちょろっと解説しつつ,きちんとWeb Robotの「マナー」を書いたものが皆無だったので,T君にコードを書いてもらってワシが解説する(仕切れていないところ多数だが)という形態で書いちまったという次第である。ちなみに出版予定は「ない」ので,いちおうこれから3年生のゼミ生に被験者となってもらい,直しを入れた後に売り込む予定。ま,ほとんど実現は無理だろうけど,やるだけやってみようという予定である。どっかそーゆー本に興味を持ってくれそうな出版社を紹介して下さい。
 あ,小谷野先生の小説が一冊にまとまったんだな。早速,トヨザキ社長が紹介しているし。面白そうなので(身につまされそう?),仕事が一段落したら読んでみようっと。
 あ,査読がまだだった。明日締め切りなのだが・・・それよか,ワシの投稿論文,早く結論を出してくれよぉ・・・と言いたい。おまけに3年連続HPCSの査読まで回ってきそうだし・・・査読屋さんと呼ばれる日も近いか?(もう呼ばれていたりして)。
 途中までで止まっている論文,これも早く投稿しなきゃなぁ・・・。いろいろなお仕事が止まっております。全てはワシの怠惰が悪い。
 依頼された査読論文を読んだら寝ます。

9/5(水) 掛川・?

 久々に蒸し暑い夜。寝付けないので時間つぶしにこれを書くことにする。
 そーいや,獄本野ばらが大麻所持容疑で逮捕されたそーだが,名前だけ知っていて読んだことなかったなぁ,この人。大体,「ごくもとのばら」と呼ぶ女性かと思っていたぐらいだもん。最近ワシはエッセイしか読まなくなっているので(フィクションなら漫画で十分と思っている),小説で評判という作家とはほとんど縁がないもんなぁ。本人のサイトは当分休止だそうで,ま,無理もない。しかし,サイト閉鎖なんて,中島らも逮捕時と同じ対応だよなぁ。あーデジャブ。
 初犯なら執行猶予が付いてすぐに出て来れるだろうが,その暁には是非とも「牢屋でやせるダイエット Part2」を執筆してもらいたいものである。
 とりあえず寝よーっと。
 うう,執筆が進まない。現実逃避がてら,UNIX Note PC・・・もといMacBookの感想を簡単にまとめてみよう。
・本体が重い・・・まあ,Let’s Note Rシリーズの倍だからね。13inch LCDの機種としては普通かな? DVDドライブが付いていても薄いのはありがたいが,底面が以上に熱くなるのはなんとかしてほしい。新幹線では膝に乗っけて使うのだが,長時間使うとズボンの上から低温火傷になりそうで心配。
・キーボードは打ちやすい。ちょっと安っぽいかなと思ったが,キータッチはまあまあ。長時間打っていても疲れない。日本語変換機能はちょっと馬鹿か? ATOKを購入すべきか・・・。
・本体スピーカーの音質,Note PCとしてはかなり良い方で,一人でiTunesやYouTubeを聞く時に最大音量にして使っても音は割れない。キーボードといい,スピーカーといい,廉価版のNote PCとしては周辺デバイスの質がいいな,と思う。
・反面,ディスプレイはちょっと見る角度が変わると途端に色がおかしくなる。ちょっと安物なのかしらん? iMacのnew versionもあまり視野角度が広くないLCDを使っているようだが,これは前からかな? まあ普通に使う分には困ることはないのだが。
・Windowサイズ変更のためには,右下にマウスカーソルを移動せねばならず面倒だ。GUIの使い勝手はもう少しWindowsを見習った方がいい。
・FirefoxはWindows版と同様,たまーに落ちる。特にYouTubeで動画をガンガン流している時にフリーズしやすい。まあこれはMacBookのせいではないが。
・Flets Spotの接続はバッチリ確認できた。これで出張先でも便利に使えるぞ。
・ファンの音がうるさい。ちょっと長く使うと相当がんばって冷やさねばならないモードになるのか,結構耳障り。
・殆どのWindows用周辺機器がそのまま使えるのはありがたい。LBP-1210,EAM-ULW2(Presen用Wireless Mouse),ポータブルHDDは問題なく使えている。まあ殆どWindowsマシンと同じだから当然ではあるが。
・プレゼン用には必須のVGA端子がアダプタになっているのは微妙。絶対うっかりして忘れそうだもんなぁ。Windowsマシンには必ず付いているんだから,やればできそうなもんだが,デザイン的に美しくないものは徹底して削除するってことかしらん? ワシはコジャレ感なぞいらんから,実用性をもっと持たせてくれよと思ってしまうMac異教徒なのである。最も,信者はIntel Macなんぞ認めていないのかも知らんが。
・バッテリがどの程度持続して使えるかはまだ不明。Resumeさせて持ち歩いているだけで電力を消費してしまうようなのがちと心配である。せめて3時間ぐらいは持ってほしいよなぁ。
・黒い筐体の奴を買ったにも関わらず,ACアダプタは白。おまけに本体側のコネクタが特殊なので,持ち忘れるとエライことになりそうである。まあ大都市なら,何とか手に入る・・・かなぁ。持ち歩き用にもう一つ買っておくか。
・リビングにこれを置いて使っているが,デスクトップのWindows x64マシンを立ち上げる危害がめっきり減ってしまった。その分仕事がはかどるかどうかは疑問だが,快適に使えていることは確か。
 つーことで,便利なマシンではある・・・今のところ。今後,あっちこっちにこれを持ち歩いてどういう不具合が出るかが問題である。AppleCareに加入して,ヨドバシの保険もプラスして計5年間は保険が利くのだから,絶対長持ちさせてやるつもり。
 台風に備えて寝ます。

9/4(火) 掛川・?

 台風が近づいているらしいが,まだ太平洋高気圧の勢力が強いので,小笠原辺りを迷走しているようである。それでも今週末には東海から関東に上陸しそう。え〜っ,日曜にはマンションの見学会があるってのに(やっと2階の床を作るらしい・・・(号泣)),無事見られるのかしらん?
 GMP Version 4.2.2のRC3が出たので,UNIX Note PCでコンパイルテスト。おおっ,Core 2 Duo向けのアセンブラコードが出たか。でもコンパイルはコケてしまう。

$ make check
make check-recursive
Making check in tests
Making check in .
make libtests.la t-bswap t-constants t-count_zeros t-gmpmax t-hightomask t-modlinv t-popc t-parity t-sub
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o memory.lo memory.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c memory.c -o memory.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o misc.lo misc.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c misc.c -o misc.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o refmpf.lo refmpf.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c refmpf.c -o refmpf.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o refmpn.lo refmpn.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c refmpn.c -o refmpn.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o refmpq.lo refmpq.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c refmpq.c -o refmpq.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o refmpz.lo refmpz.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c refmpz.c -o refmpz.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o spinner.lo spinner.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c spinner.c -o spinner.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c -o trace.lo trace.c
gcc -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 -c trace.c -o trace.o
/bin/sh ../libtool –mode=compile –tag=CC ../mpn/m4-ccas –m4=”m4″ gcc -c -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 `test -f ‘amd64call.asm’ || echo ‘./’`amd64call.asm
../mpn/m4-ccas –m4=m4 gcc -c -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 amd64call.asm -o amd64call.o
m4 -DHAVE_CONFIG_H amd64call.asm >tmp-amd64call.s
gcc -c -DHAVE_CONFIG_H -I. -I. -I.. -I.. -O2 -m64 -mtune=k8 tmp-amd64call.s -o amd64call.o
tmp-amd64call.s:92:32-bit absolute addressing is not supported for x86-64
as: fatal error in /usr/libexec/gcc/darwin/x86_64/as
make[4]: *** [amd64call.lo] Error 1
make[3]: *** [check-am] Error 2
make[2]: *** [check-recursive] Error 1
make[1]: *** [check-recursive] Error 1
make: *** [check] Error 2

 うーん残念無念。x86_64アセンブラ部分を弄くる力量はないので,もうちっと改善されることを望むしかないなぁ。Do you know who can modify to be able to compile new gmp in our Mac OS X with gcc ?
 良い記事。教育の原点だね。中学校でこういう指導を受けることが出来,逃げ出さずに「勉強する態度」を身につけることができたこのA男君は幸運だね。知的に障害がない平均的なIQを持った若い人間なら,この態度を身につけていればそこそこ出来るようになるモンである。たいていの場合,「できない」のは能力の問題ではなく,態度の方にあるんだよなぁ。
 ジャンジャンバリバリ,サーチエンジン本を書いている・・・つもりでございますが,書いても書いてもも終わりませぬ。つーか,書けば書く程,「あれが足りないこれも足りない」状態になって,分量が増える一方。どーすりゃいいんだ,全く。
 書くだけ書いて寝ます。