1/26(土) 掛川・曇

 本日も寒い。寒いと石油ストーブをガンガン焚いて暖を取らねばならず,結果として室内にCO2のみならず,もっと危険なCOも残留する可能性が高まる。従って,週末の休日に行われるようになったお掃除の神降臨の儀式においては換気が必須となった。寒い寒いと言いながらそれに対して抗った結果,もっと寒い外気を週一とはいえ招き入れなければならない事態を招いたのである。「業(ごう)」という言葉の意味を深く知るようになった今日この頃である。
 引越の見積もりのため,人を待っているのだが,お約束の時間になってもまだ来ないのでこれを書いている。そーゆーシチュエーションにおいて記述されたエントリは今までも多数あったが,どうもワシは本質的に「いらち」体質のようで,人様のやっていることがちょっとでももたつくと,途端に感情のマグマが煮えたぎってくるようなのである。ま,これが立場的にワシより××な相手なら,素直に(?)八つ当たりをすればいいのだが,対等以上の方に対してはそういう訳にも行かず,さりとて溜まったモヤモヤは解消せねばならず,しかしながらS○Xで解消しようにも相手が居るわけでなし,だからといってオ○ニーとて既にやり飽きたお年頃のワシとしては,blogに愚痴を書き散らす他,手はないのである。で,書く。
 この時期になるとレポートや卒研や修論に行き詰まった方々が様々な検索キーワードを入力し,必要な情報を探しているようである。ワシのこのサイトにもそーゆーものらしき履歴が残るようになっているのだが,時には「これはあの先生の弟子の仕業であるな」と相手のプライバシー情報を推察できることも,ある。
 一度,その某先生に「うちのサイトの文書なんぞ見てもしょーもないと言っておいて下さいよ」と申し上げたら,「うんうん,書いたものはともかく書いた奴の性格は最悪だと伝えておくよ」と快諾して頂けた。そんなわけで,日本の科学技術を担う未来のエンジニアの皆様方におかれましては,そのあたりの事情(なんだよそれ)を十分勘案の上,本サイトの情報を活用して頂きたい。
 ニセ学位問題,続きますね~(朝日新聞)。しかしこの金沢大学の某准教授のコメントは聞き捨てならない。

准教授は「働きながら学べるのでニューポート大を選んだ。勉強しなくても得られる学位と誤解されるのが不快で削除した」と説明する。

 あの~,ワシも現職のまま,日大で学位取りましたけど・・・。今時,社会人を受け入れていない大学院なんて,日本にはないんじゃないのかなぁ。ノラ博士問題が深刻化しているってのに,ニセ博士は野放図かよって,誰しも思うよな。調査としては手間だが,一度,博士論文データベース等に登録されていない教員と,海外の認定大学のDr.を持っている証拠のある教員以外は,全員精査する必要があるんじゃないのかしらん?
 あと,これ以上ニセ博士を増やさない方策も必要だろう。啓蒙活動を積極的に行うと共に,Dr.持ちでないことをあれこれ突っつかれて引け目を感じている現職教員の方には,堂々としていればいい,と助言することも重要だろう。劣等感から来る焦りを先方は見抜いて接触してくるんだから。今はDr.持ちじゃなくても教授になれるんだしね。それが日本の高等教育のあり方として妥当かどうかという議論は,また別の次元の話である。
 角川ホールディングスがYoutubeと連携(Internet Watch)。やっとまともな方向に日本のコンテンツホルダーも動き出したか,という感じ。JASRAC文藝家協会ビジュアル著作権協会には「中を取る」という建設的な動きがないもんなぁ。結局,こういう,銭はないけど口だけ出すという「圧力団体」には無理な注文だったか。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的発想で,日本からのアクセスは全面的に禁止にしろとか,馬鹿げた注文を出すだけの団体の行動って,そろそろビジネス的にもマズイ状況を生み出しているってことを自覚した方が良いんじゃないのかなぁ。入試問題にすら引用されなくなっちゃった硬い文章なんて,一体この先誰が読むっていうのよ?
 読売新聞社説(2008-01-26)。吉村先生の反論を受けたのか,真っ向から株式会社立大学,特にサイバー大学を批判する内容。まあ誰が見ても読売の方が正論だわな。社主はともかく。
 ワシがソフトバンクの経営者なら,適当なところで手打ちをするか,反論はしつつも負け確実な法廷闘争は避けるよう,吉村先生を説得するけどね。さてどう出ますか?>サイバー大学
 まだ来ねぇな。そろそろ本格的な仕事の方に移行します(と言って出来た試しはないのだが)。

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