つーことで,ANODE 2018に遠路はるばる参加してきた。常微分方程式(ODE)の数値解法(Numerical Methods)の大家,John C. Butcher主催の小規模な研究集会,前回は5年前,80歳の誕生日を記念して開催されていたが,その時は1月開催だったので,日本の現役の方々はことごとく参加できなかった。つーことで,今回は2月開催だし,その直前のSciCADE2017はネタ切れで出られなかったこともあり,確保していた旅費を回すにはちょうどいいという事情もあり,いそいそと参加を申し込んだのだが,小規模とはいいながらあーた,Butcherを慕う各国の優秀な教え子や,その道の大家が超真摯な態度でサボることなく5日間のセッションに参加していたのである。
とはいえ,こちとら11月からスカイプ英会話で特訓していたこともあり,まぁ何とかプレゼンはスムーズかつブロークンに終えたのだが,相変わらずヒアリング力がダメダメで質問にちゃんと答えられなかったのが残念であった。もっと精進せにゃぁいかんです。幸い,日本からは陽的Runge-Kutta公式のレコードホルダーO先生が参加してたので,孤独に陥ることもなく,それなりに楽しく過ごすことができた。
Conference Dinnerは絶対歌合戦になるだろーなーと思ったら案の定そうなった。O先生のところには各国の歌詞をまとめたものが送られてきていたそうで,「さくらさくら」も入ってたとの由。幸い(?)日本人まで回ってくることはなく,ドイツ人による歓喜の歌,中国人による流行歌(?)と中国語版のハッピーバースデー,Butcher+αによるマオリ語の歌(下記写真),あたりでお開きとなった。
ANODE2018の特集号がNumerial Algorithmに予定されているそうなので,5月下旬までに投稿するようにとのこと。投稿予定者が多くて一人15ページまでという制限付きだが,さてワシのはそのまま後ダメ臭いので,もう少し改良してからだなぁ。まぁダメでも来訪記念ということで頑張ってみることにしよう。
つーことで充実したAuckland訪問であった。めんどくさかったので,お土産は全部大橋巨泉の店で買いまくってきました。楽なもんで。
片道10時間の空の旅,ずーっと座りっぱなしでケツが痛くなったのがまだ続いていたりする。尻の肉が落ちさせいだと神さんには言われたが,つまりは寄る年波ということだな。
寝ます。