まだ梅雨入り宣言されていないのに,早くも猛暑日を北海道内陸日で記録する事態となっている。掛川でも熱中症警報が出る有様。今年の夏はどうなっちゃうんだろうか?
新年度になってからよく分からないままにあれこれ所用が差し込まれてくるので,目を回しているうちにGWを迎え,そして終わった。で,またぞろ様々な事象にてんてこ舞いの日々を送っている。管理職に没入できるならそれでいいのだろうけど,現役研究者の看板を下ろすわけにもいかず,それどころか,今まで以上に頑張らねばいかんという二重苦・・・でもないな,今のところはソコソコ楽しみながらハンコ押しと決済をしまくっている。役職につかないと分からない事情が全部明け透けになるのは中々の見物で,「藪の中」でいつの間にやら終わってしまっていた物事の経過が呑み込めるようになるのである。額縁ょ~レベルでこれだけ面白いと,省庁の役職に就いた政治家はさぞかし色んなことをたくらむ材料を得るんだろうなと想像してしまう。・・・ま,まだ始まって2カ月程度だし,一年続ければ「あれがこうなってそうなる」ことの理解がもう少し深まるかしらねぇ。
普通の会社と違って,大学における管理職ってのは罵声を浴びせられるのが職務の一つとなっている。結構同情されることが多いが,なに,自分だって若かりし頃は普通に当時の額縁ょ~にやっていたことで,つまりは因果応報という奴であるし,なってみれば思いのほか”So what?”なものでもある。批判でも激励でも罵声でも賞賛でも聞くことが仕事の一つ,その後は権限を持った所で決済してもらうのも大事な仕事である。まぁ宦官とか茶坊主とか執事とか,そんなところかな。で,そーゆー手合いは大体「鉄面皮」な表情で「お伺い」するのがセオリー。あの慇懃無礼な態度はつまり”So what?”と言っているわけである。取り次ぐけども権力を持つわけではないという立場だと「役目がら次いだ結果,(私が下したわけではない)結論はこうなった。(私が悪いわけでも責任がある訳でもないからね)で?」というわけである。もっともワシはそこまで人が悪くないので「しょーがねーだろ」って言っちゃうけどね。
組織内の全部の情報が筒抜けでわかっちゃうと,当事者Aの主張をそのまま受け入れると別のところでしわ寄せが受けて当事者Bの主張とは相反した結論になっちゃうってこと理解できるようになる分,間を取ったり当事者Aに泣いてもらうこと結論になったりして,「しょーがねー」ことが増えるというジレンマ・・・じゃないな,「お楽しみ」。モヤモヤは次の課題解決の原動力にもなるので物は考えようである。「なるようにしかならん」ということを骨身に染みて理解できるようになった五十のオッサンにとっては,額縁ょ~な日々是面白なのである。
そーいや,今年のSWoPPの枠が締め切り後も埋まらなかったというメールが来ていたので,多倍長行列積まとめレポートしようかと申し込んでみたら通ってしまったらしい。つーことで,6月京都に続いて7月下旬は北見まで出かけることになってしまった。9月は応用数理で東京,下旬にはODE-JPでまた京都である。ここ数年来こんなに働いたことないなぁ。以後はじっくり論文のネタでも弄ろうっと。
低視聴率と騒がれているNHK大河ドラマ「いだてん」,近年にない熱血スポコンコメディになっていて毎週楽しみにしている。勘九郎がまたいい味出しててナイスである。あまりにいい人過ぎるオーラが出ているので,父親のように夭折しないよう,適度に悪人になって神様に嫌われて欲しいものである。
「いだてん」見るために洗濯物を取り込んで込め問で味噌汁作って卵焼き作ります。