10/7(木) 掛川・晴

 もうTシャツ一枚で寝るのは止めにしようと決意した朝。また台風が来襲しそうだというニュースが。もうどうでもいい。
 再来週の本荘出張と,11月下旬の京都出張のために,「旅の窓口」を使って宿の確保を行う。楽天に買収されて以来,いつこのブランドが無くなるかなと思っていたら,最近,ダイレクトに個人ページにアクセスできなくなった。アクセスしようとすると,「楽天トラベル」に移行してくれよというお誘いページが表示される。面倒なのでずーっと「旅の窓口」のIDを入力して使っていたが,この度は三木谷社長の熱意に押されて移行措置を行った。で,やっとcookieを使って個人ページへの直接アクセスが出来るようになったという次第である。使い勝手が全く変わってないのは幸いであった。これからもよろしく。
 あ,昨日のWeblogに訂正があります。講演数をチェックしていたら10に届くか,せいぜい9止まりであることが判明致しました。「10を越える」というのは査読論文も加えてのことであります。それでもワシにとっては空前絶後の数であることは間違いない。
 「多倍長数値計算」についてのまとまった本ってないよなあ・・・とぼんやり思案中。これについて論じようと思えば,

  1. 固定精度と多倍長精度
  2. 多倍長数についてのアルゴリズム・実装両面の記述
  3. 多倍長数値計算を実行するためのソフトウェア環境
  4. 多倍長数が必要となる事例の紹介(悪条件問題,任意次数アルゴリズム等)
  5. 並列線型計算の有用性とベンチマーク
  6. 大規模な多倍長数値計算の事例

についての記述は絶対に必要になる。理論・実装・ソフトウェア環境の三本柱のどれが欠けても,「多倍長計算はπの計算だけではないぞ」という,actual宣言が出来なくなってしまう。
 そーゆー話題なら,ワシよりもっと相応しい先達者がおられるのであるが,皆さん学術論文を書くのに忙しく,過去の話題をまとめる作業をやって下さるとはちょっと思えないのである(短い記事なら幾つかあるけど)。有言不実行になる可能性大だが,ボチボチ自分がやってきた所ぐらいは(それが上記の項目なのだが)まとめておく時期であろう。本年度のお仕事が一段落したら着手したいなぁ。
 ↑・・・というようなことを以前にも書いたよーな気がするぞ。同じ事を考えつつ,時に堂々巡りしながら,時にちょっと摂動が入ったりして,最終的には何らかの形になっていくのであろう。そういや,Tutorialはこれを目指そうとして挫折した結果できたものであった。まだ未完なんだけどさ。ま,商業出版をしようというのではないから,自分が楽しめるものを,西川きよし師匠のように「小さなことからコツコツ」積み上げて行くしかなかんべよぉ。
 お掃除の神がご帰宅なされるので,それを見送ってあとは終日自宅に籠もる予定。んでは。