4/3(月) 掛川・強風後晴

 台風並みの暴風が吹きすさぶ中,新年度初出勤。途中,バイパスの案内板が根こそぎ倒れているのを発見する。幸い,歩道内に横倒しになっていたが,あれが車道に出ていたら大惨事になっていたところである。人間,死ぬ時は分からない,か。
 強風のせいで,桜の散るのが早いこと早いこと。入学式まで残っているかな?
 本日の成果。Fedora Core 5をインストールしなおしたPentium D 820マシンにLAMを設定したメモである。内容よりも,CSSの微調整に時間がかかってしまった。デザインセンスがないんだよだ,ワシ。MPICH編は気が向いた時に・・・っていつになるやら。夏休み前にはまずないな。
 今やっている計算用のテストプログラムをインストールし直したところで力尽きて帰宅。今週中にケリがつくかなぁ。
 ほぼ日のアンケート。日常生活の送り方を聞く設問に答えていくと,回答者の生活状況が文章になって表示される優れもの。ワシの場合はこうなった。
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最近のあなたは、午前6時に起き、午後11時に眠ります。
睡眠時間は7時間です。
睡眠時間は十分とれているようです。
仕事や勉強に10時間を費やし、
自由になる時間はだいたい24時間くらい。
そのあいだは、
録画したテレビ番組などを見たり
メールをしたり
インターネットを読んだり
読書をしたり
音楽を聴いたり
仕事をしたり
勉強をしたり
つぎの日の準備をしたり
ぼんやりしたりしています。
そうそう、マンガを読んだりもしてますよね。
一方、休日はというと、午後7時まで寝ています。
日中をどう過ごしているかというと、
テレビ番組を見たり
録画したテレビ番組などを見たり
インターネットを読んだり
マンガを読んだり
DVDやビデオを見たり
音楽を聴いたり
仕事をしたり
勉強をしたり
食事をしたり
家事をしたり
ぼんやりしたりしています。
あと、休日のおたのしみといえば、
「読書」ですよね!
そんなふうに2006年4月のあなたは過ごしています。
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 読書しか楽しみのない,さびしい中年のことであることよ。ま,平和ですがね。
 力尽きたので寝ます。

4/1(土) 掛川->浜松->掛川・曇

 April Foolということで,あちこちで嘘が蔓延っている。今年もまたMPFR or GMP関係で何かあるかな・・・と思っていたら,あった(^^;)。ホントだったらある意味嬉しいかも。やっぱ,10進の方が何かと便利だし except 計算時間。
 ワシもなんか嘘かまそうかと思ったが止め。センスのいいjokeを飛ばすのはメンドクサイもんねぇ。
 とうとう我が家も複合機導入となった。新機種発売に伴い,捨て値で販売されていたCanon MP500である。Windows XP x64のドライバが出たので,今年の夏のボーナスででも・・・と狙っていたのだが,\21,000ならまーえーかいう訳である。
mp500.jpg
 うーん,やっぱり自動両面印刷機能は便利だなぁ。デジカメやSDカードからのDirect Print機能はあんまし使わんが,手っ取り早く写真焼する時には重宝するかもしれん。しかし何より嬉しいのはコピー機能だ。PDFにも,モノクロ/カラーコピーも出来る。ちょっとした小さいサイズの文書管理には有難い。
 しかしCanonのLaser Printerのsupportはゾンザイだなぁ。延期されたとはいえ,x64用のドライバが出ないというのは,Vista対応もしないと受け取られても仕方あるまい。やっぱり市場ニーズは,LBP=高性能・大量印刷・Office用ということなのかなぁ。残念だが,我が家のLBP-1210はWin32専用機としてMP500のバックアップに徹してもらうしかなさそうだ。
 げげ,mailmanのcron scheduleを追加するの忘れてたぁ~。あわてて追加する。どーもFC使い始めて,何でもOS任せの癖が付いていかん。とりあえず,毎月二日にpassword reminderを送信する設定に変えて追加しておく。明日午前5時に送信できればオッケである。どうなるか?
 回数券が一組余ったので,浜松へ出かけ,アトモスフィア1物見遊湯を買いに行くも,後者は姿形もなし。代わりにうぐいすみつるさんの新刊を買い,駅前の新築マンションの周辺をぶらつく。うーん,買いたいが金がないし,何より浜松という地がよろしくない。一人モンが浜松なんぞに住もうモンなら,毎年GWの3連休は金だけ取られて肩身の狭い思いをしなければならないのであろう。やっぱり住むなら関東方面だよなぁ。通勤が大変だけど。
 結局,二つも会合をすっぽかしてこの休み中できたのは,BNCpackのminor updateのみ。明日が最後だから,出来ることをやっつけてしまおう。
 まったりと過ごす,新年度の初めの日。

3/28(火) 掛川・晴後雨

 桜満開。春である。卒業式も終わり,入学式まではまだ間のあるこの時期に咲かなくても,と言いたくなる。誰も見ないうちに散ってしまいそう。
 姉歯元建築士の妻が自殺(日経新聞)。やりきれないし,耐震偽装マンションの購入被害者にとっても後味が悪い事件であろう。ワシは一人だからよくわからんが,今の世の中,家族で罪を背負って生きるということが出来ないもんなんだろうか。
 生の価値が軽くなるってのは平和期の特徴なんだそうだが,それにしても,「神様がもういいよというまで生きる」(by サイバラ)というメッセージはもっと声高に叫ばれるべきだと思う今日この頃。
 土日に久々の偏頭痛を起こして使い物にならず,月曜日は会合をスッポかしてしまう。この上,4月に研究会なんて出席できるはずがないのである。今週という緩衝期間があって助かった。とゆーわけで,ボチボチ卒研だの研究のための資料読みだのに励んでます。
 某講究録に載る筈(rejectされることもあるのかな?)の原稿を先方に送る。ご丁寧に到着のお知らせを頂くついでに,国際研究会のお誘い(宣伝?)も頂く。うーむ,2004年の第一回研究会の時は,開催されることは知っていたものの,よもや自分がそこに関係する研究をすることになるとは考えもしなかったものだが。未来というものは分からんもんである。とゆーわけで,喋るかどうかは兎も角,多分出席はするな。近いし。
 ところで講究録って論文扱いなの? 初めて掲載される(かもしれない)ので,どーもその辺がよー分からん。だれかおせーて。
 GSL MLで,LAPACKに纏わるちょっとした論争が起こっている(1, 2, 3, 4)。いろんな価値が垣間見えてなかなか面白い。面白いといえば,Trefethenの数値解析エッセイ以前書いたものとほぼ同じ論旨だが,historical perspectiveが展開されていて,勉強になる。後で要約(翻訳はどーせ誰かがやるだろ)をここに掲載する予定。そんくらいはいーだろ(多分)。
 ボチボチ寝ます。

吉川潮「完本・突飛な芸人伝」河出文庫

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-309-40787-0, \920

完本・突飛な芸人伝
吉川 潮著
河出書房新社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

 芸人伝というと,今ではすっかり評価が定着した故人を扱うのが普通だが,これはつい最近物故した芸人か,今も現役バリバリの芸人を扱っている。月亭可朝なんて,本書で紹介されていなければ,ワシにとっては単なる選挙出たがりオジサンとしか認識されなかったであろう。あるいは,ショパン猪狩。昨年(2005年)に亡くなった時には,なんて一般紙の扱いが小さいんだろうと嘆いたものであるが,本書では「本田美奈子より偉大な芸人」と紹介されていて,溜飲を下げることが出来た。レッドスネークカモンよ永遠に,である。
 しかし一番興味を引いたのは,やはり快楽亭ブラック師匠(もう弟子はいないが)である。昨年借金騒動の果てに立川流を除名(破門より軽い)され,その直後に心臓発作でぶっ倒れた,あのお騒がせ真打噺家である。この騒動には吉川先生も立川流顧問として関わっており,ご本人のとりなしによって除名で納まったところを,よせばいいのにブラック師匠,雑誌で先生を批判したもんだからさあ大変,吉川先生のお怒りを買ってしまい,本書の追記ではケチョンケチョンに罵倒されている。文章上では至極紳士な著者をここまで怒らせるとは,やはりたいした玉である。それでも著者はどっかでまだ突き放しきれていないように思えるのだが・・・バカな芸人に対しては情が沸くものらしい。分かるけど。
 あんまし利口でない人間の,エネルギーほとばしる爽快な人生を短い分量で手堅くまとめた名エッセイ,読んで損はあるまいよ。ワシも大いに参考にさせて頂き,周囲の迷惑を省みることなく頑張ります。

3/24(金) 掛川・晴

 朝晩はまだ肌寒いが,日中はすっかり春の陽気。桜もちらほら咲き始めた。
cherry_blossom.jpg
 本日もあれこれ用事多し。e-Learning教材用のVideo撮りの後,卒研生と今後の計画の打ち合わせをし,某講究録原稿を手直ししてから,学内助成金の申請書を書く。「FreeになったVMwareを使って,Dual-core PC上に仮想PC clusterを作る実習をしたいのでお金下さい」という内容である。そこでちょこっとVMware serverを触ってみた。折角,Vistaをインストールしたマシンがあるので,そこに突っ込んでみる。こんな感じ↓
vmware_on_vista_logon.PNG
 Explorerのファイル名が文字化けしているところがβらしい。それはともかく,実習用にはCD一枚に収まっているVine Linuxがぴったりであることを再確認。あれこれ追加インストールしなければならないところも良い。この先,無事お金がつけば,ベンチマークテストをして,どんくらい性能が落ちるのか測ってみることになる。理想としては,ベースにはFedora Coreを使い,その上にWindows Vistaを載せ,並列計算環境はキチンとネイティブに確保しつつ,お客さん用の実習環境も共存させたいのだが,果たしてうまくいくのかな。「出来る」というレベルと,「使える」というレベルにはかなり差があるし・・・まあ実際いろいろこねくり回してみないと何とも言えないわねぇ。
 再確認用の計算待ちの合間に,出たばっかりのFedora Core 5 x86_64をインストールしてみる。GeForce 6600GT用のドライバも最初から入っているので,X windowもすんなり動作する。それはいいのだが,この趣味の悪いログイン画面,何とかならんもんか。
fedora_core5.jpg
 所詮はRedhat Enterpriseの踏み台distributionだから,海底深く沈むことも覚悟しましょうね・・・という意味じゃないだろうな,これ。
 今日はもう寝ます。明日もがんばろうっと。