ここ2,3日,生暖かい日が続いている。これ以上灯油を消費しないで済むのはありがたいが,既に買ってしまった分をどう消化しようかという悩みが新たに生まれる。
「数値計算のわざ」をご献本頂く。ありがとうございます>ご指定下さった方。しかし,どーもこのblogが関係者に見られている臭いので,200ページもない本なのにちょっと厚いとか,任意精度の例はせめて4倍精度で欲しいとか,第8章はマニアックな話題が多いのでせめてこの倍は書いて欲しいとか,第1章から第3章は恐れ多すぎてコメントできないなどということをおいそれと書くわけにはいかないのである。
次次年度から当方の卒研は数値計算(つーか,ベンチマークだな)に一本化される予定なので,そん時のネタ本に使わせていただきまーす。
おお,Scilab 4.0が正式リリースに。
おお,ScaLAPACK 1.7.1が2/1に出ていたのか。
共にインストールだけしておく,と。
プログラミング,どうやら完了。ただいま並列計算結果待ち。これで土日に頑張ればなんとか次週で一応の結論は出せるかな。・・・しかしプログラムは複雑怪奇極まれり。なんつーかこー,MPIに手を出したが最後って感じですねぇ。
卒研発表ご苦労様でした>卒研生・教員一同
さて,次は実験室の大掃除と次期卒研生のテーマ決めである。これも来週になる。・・・ああ,次週はえらいことになりそうだ。何とか乗り切って,無事札幌行きを果たしたいな,と。
お,とうとうJR東海もICカードが使えるのか。しかし,静岡県内は来年までお預け。名古屋近辺をJRで移動することもないしなぁ。ワシにとってはあんましメリットなさそう。
風呂入って寝ます。
2/14(火) 掛川・?
プログラミング三昧の一日。合間に会議やら電話やらで割り込みが入るが,ガンガンプログラムする。・・・ガンバりゃ一日で何とかなる問題に,今年度いっぱい振り回されたことに気が付き愕然とする。くそぅ,あと一歩,もうちっとで完成だ,風呂入ってもう一頑張りすることにして,ちょっと休憩。その合間にこれを書いているという次第。
何だかイタリアで大きなイベントが開催中らしいが,まーどーでもいい。
今年度予算は既に使い果たしてしまったので,来年度購入するものを物色中。Dual-coreは大体分かったので,もうちっと安くなるまで待つことにして,まずはショボくなってしまった4年前のNote PC(Dynabook SS PIII 750MHz)の代替Noteを買うことにしたい。せっかく買うなら,Noteで並列環境を整えたいから,やっぱ,LenovoのThinkPad X60/X60sかなぁ。B5サイズでCoreDuo積んでいる奴って,少ないみたいだし。・・・と,あれこれ想像しているうちが花。次年度になった途端にぜんぜん違いモンを入手して喜んでいる可能性が高い。移り気なワシ。
そろそろ風呂入ります。
2/10(金) 掛川・晴
やんなきゃいけないことをほったらかして現実逃避モードに入ってしまった。いいいいかん。ねじ巻きなおさなきゃ。これ書いたら仕事に戻りまーす。
Akiba PC Hotlineを見ていたら,CoreDuoマシンでSuper πの結果をポップにしている写真があった。うーむ,ベンチマークソフトとしてはずいぶん古いよなぁ,ガチガチに最適化すると,1Coreではどんくらいのスピードになるのかしらん?
で早速やってみた。ワシはMPFR/GMPerなので,相手はgmp-chudnovsky.cとワシ手製のmpfr_pi.c。その結果は
○Pentium 4 3.0GHz + Vine Linux 3.2 + gcc 3.3.2 w/o any options
$ ./mpfr_pi 1000000
# of decimal digits: 1000000
# of bits : 3321929
Time : 23.440
$ ./gmp-chudnovsky 1000000
#terms=70513, depth=18
sieve time = 0.020
…………………………………………..
bs time = 3.620
gcd time = 0.330
div time = 0.710
sqrt time = 0.340
mul time = 0.270
total time = 4.970
P size=1455608 digits (1.455608)
Q size=1455601 digits (1.455601)
○Pentium D 820 + Fedora Core 4 x86_64 + gcc 4.0.2 w/o any options
$ ./mpfr_pi 1000000
# of decimal digits: 1000000
# of bits : 3321929
Time : 25.680
$ ./gmp-chudnovsky 1000000
#terms=70513, depth=18
sieve time = 0.020
…………………………………………..
bs time = 3.770
gcd time = 0.240
div time = 0.750
sqrt time = 0.380
mul time = 0.240
total time = 5.160
P size=1455608 digits (1.455608)
Q size=1455601 digits (1.455601)
○Athlon64 X2 3800+ + Fedora Core 4 x86_64 + gcc 4.0.2 w/o any options
$ ./mpfr_pi 1000000
# of decimal digits: 1000000
# of bits : 3321929
Time : 18.270
$ ./gmp-chudnovsky 1000000
#terms=70513, depth=18
sieve time = 0.020
………………………………………….
bs time = 2.840
gcd time = 0.240
div time = 0.580
sqrt time = 0.280
mul time = 0.190
total time = 3.910
P size=1455608 digits (1.455608)
Q size=1455601 digits (1.455601)
となった。全部gmp-4.1.4, mpfr-2.2.0で動かしたものである。結局,gmp-chudnovsky.cで4秒~5秒,mpfr_pi.cで18秒~25秒ってとこか。しかし,もっと頑張れPentium D。
ちなみにSuper πをAthlon64 X2 3800+とWindows XP x64上で動かすと,104万桁で46秒であった。IEEE754 floating-pointならIntel系が早いからな。
では復帰します。
2/8(水) 掛川・?
卒業研究佳境。ワシんところは発表練習を残すのみだが,この期に及んでミスが発覚し,計算をやり直してもらったりする(I君,スマン)。しかしこのネタ,当たり前のことをやっているだけとも言えるんだけど,思ったよか面白そうである。一週間ぐらいあれば他のclusterでも検証できそうだし,いっちょまとめてみるか。
毎年,卒業研究発表会が近づくと大量の用紙が廃棄される。その多くが,片面のみ印刷されたものであるため,ケチ臭いワシはそれを裏紙として再利用している。セキュリティを考えるとこれは好ましいことではないようであるが,この時期大量に溜まった裏紙を使い続けると,ほぼ一年間は用紙に不自由しないという,パタリロなら狂喜しそうな節約になるのである。そのため,自分しか使わない書類に限って裏紙を使い続けているのだ。
反面,ヨレた裏紙を使うことで,プリンタの紙送り機能がダメージを受けてしまうようである。研究室で情報しているのはCanonのLBP-850なのだが,数年前からピン用紙でも一枚ずつの紙送りが出来なくなってしまった。そのため,こいつは裏紙印刷と少数印刷に限って使用されている。この反省から,自宅のプリンタでは裏紙は一切使用しないと決めている。
十年ぐらい前のプリンタであれば,多少のヨレ用紙でも問題なく使用し続けられたと記憶する。しかし最近の著しいコストダウン圧力の結果,メーカーからすれば「無駄な機構」が削除され,製品から耐久力が落ちているのではないかと思われるのである。コンシューマ向けのIT製品から「丈夫さ」が消えるというのは,何か「日本の落日」を思わせるものがあり,寂しいことこの上ないのである。
The Internetがはびこって以来,雑誌というメディアがダメになりつつある。特にIT技術なんてものは,ググってみればあっちこっちから拾えるから,わざわざ金を払って紙のメディアから情報を読み取る必要がなくなる。
で,とうとう愛読していたUNIX Magazine(ASCII)が季刊誌に移行してしまうという情報が飛び込んできた(/.J)。おお,とうとうお前まで。廃刊ではないものの,まあ遠からず滅びるに違いない。だいたい,CUIには全然変化のないOSの雑誌がここまで持ったこと自体,敢闘賞ものであろう。
この先,IT技術はますます枯れていくに違いない。あって当たり前,でも技術的な目新しさのない製品が増えていくってのは,車やバイクとおんなじであり,雑誌の中身もそうなっていくんだろうな。そのうち,大手メーカの新製品PCには,何の意味もない水着のチャンネーとかがまとわり付いてくるのであろう。・・・それはそれで「別の意味で」嬉しかったりして(笑)。
年度末恒例の,学会費支払い及び所得税・自動車税納付に伴う素寒貧状態に早くも陥る。日本数学会1.8万円,日本応用数理学会1.1万円,情報処理学会2.3万円,所得税追加分3.0万円(予想),自動車税3.4万円,しめて11.6万円の支払いが必要となる。もちろん納付期限は3月下旬~5月にかけてなので,まだ余裕があるっちゃあるんだが,何せワシみたいな月給取りにとっては大金なので,この時期から準備を開始しないと,資金繰りに行き詰ってしまうのである。
それにしても,税金は仕方がないとして,学会費ってのはデカイよなぁ。特に日本数学会の会費は,役に立っていないわりに高すぎる。そんなに金のかかる活動はないように思えるのだが,何に使っているのだろうか?
情報処理学会の情報処理教育委員会がまとめた提言についての筧先生へのインタビュー(毎日新聞)。そっかー,そんなに「プログラミング」に対しては風当たりが強いんだ。まさしく「数学」「物理」並みの抵抗といえよう。でもさぁ,確かにセンスのある奴とそうでない輩との差が付いちゃうんだけど,地道に付き合っていけばソコソコのレベルになるのはそう難しくないと思うんだけどねぇ。
3/17-21にかけて,管理しているMLの以降作業を行うことを公言してしまう。もともと昨年内にやっつけちゃう予定だったのが遅れに遅れたわけだ。殆ど反応もないようだし,ま,気楽にやるか。
ちょっと仕事してから風呂入って寝ます。
筒井康隆「銀齢の果て」新潮社
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-10-314528-5, \1500
仕事集中期間なので,ロクに本も読まずに頑張っていたのだが,昨日は気の緩みかとうとうダウンしてしまい,布団の中で一日中ゴロゴロしていた。そんな時,枕頭に本書が積まれていたのであるからして,読まずにおられるはずもなく,つい一ページ目,二ページ目・・・と進んでいくうちに,全239ページを全て読了してしまったのであった。あああ,ダメだぁ,高校時代に筒井康隆全集を全て読破した結果,その計算されつくした破滅的文章の虜になってしまい,以来,より過激なものを求めて早20年,その本家本元が久々に著したドタバタ悲喜劇長編小説が出たからには買わずには,読まずにはおられようかってんだいっ。爽快じゃぁ爽快じゃぁわはははははははははは・・・仕事の進展は神棚に上げて拝んでおくことにする。
止められなかった理由はもう一つあって,章も節も,つまり区切りというものが一切ないのである。発端に和菓子屋のご隠居・九一郎が,友達の老人の家にワルサー(ワシにとっては,るぱーんさんせいのシンボルなのだが)を懐中に忍ばせて訪ねていく場面から最後のクライマックスまで,一行空きや楽譜(作詞は作者,作曲はツツイストにはお馴染みの山下洋輔)を除けば全く休憩なし,緊迫した状況が時間の連続性と同等の濃度で延々と書き連ねられていく。
多分,本書については,「老人版バトル・ロワイヤル」というまとめ方をされることが殆どであろう。実際その通りではあるのだが,「人間狩り」から「敵」にたどり着いた,文字通り銀齢を経た天才作家の書く作品であるからして,単純に面白いというだけではなく,一種の「枯れ」を感じさせるまでに昇華している。結末に関しては「甘い」という評もあろうが,老いるということは,つまりこーゆーことが骨身に染みて理解できるとゆーことなのだろう。
ああ結末を,粗筋を書けないのがじれったいっ。言ってしまいたいっ,我慢できそうにないっ。こんなに沢山の老人が登場するのに,迂闊に紹介すればネタばれになってしまうではないかっ。だれか本書を読了して満足しているツツイストがいたら,是非とも「誰が理想の老人か?」座談会を開きましょうぞ。ちなみにワシはやっぱり津幡教授・・・になりたいけど,多分,三矢掃部のような浅ましい醜態を晒すに違いないのである。
