1/6(金) 掛川・曇

 全く太陽が姿を見せず,一日中気温が上がらず。仕事始めとしてはちょっと威勢がよろしくない。
 さあ心機一転ガンバローとPCの電源を入れたら途端にWindows Updateを要求される。昨年末に騒がれたWMFの脆弱性を修正するパッチらしいが,出鼻をくじかれるよな。仕方のないことであるが。
 Windows XP x64を使い始めてから気が付いた不具合を列挙してみる。
(1) Media Playerに「ブツブツ」という異音が定期的に入る。
(2) CDから音楽を取り込むと時たま失敗する(音の入っていないファイルになる)。
(3) Teraterm Pro (TTSSH)で接続していると,一定時間後に接続が勝手に落ちる。
(4) Firefox, IEどちらにおいても,オレオレ認証を使ったSSLで接続してこのblogを書いていると,エントリーの更新時に必ず一旦SSL通信が切れる。
(5) サイトよっては,IEを使っていても”IEを使って下さい”という警告が出る。ちなみにUser-Agent文字列は
IE 32bit版 — Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.2; WOW64; SV1; .NET CLR 2.0.50727)
IE 64bit版 — Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.2; Win64; x64; SV1; .NET CLR 2.0.50727)
Firefox — Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.2; ja; rv:1.8) Gecko/20051111 Firefox/1.5
である。NT 5.2なんだな,XP x64って。
(6) ドライバ類が圧倒的に少ない。プリンタが直結できないので不自由この上ない。
 結局,Windows Vistaが出るまで我慢するしかないのかなぁ。ろくにサポートする気がないなら出すなよな>M$ まあ飛びつくワシが愚かといえばそれまでだが。
 そーいやVisual Studio 2005,インストールして,NetPIPEがコンパイルできることは確認したが,それっきりになっている。遊んでいる暇がないのが悲しい。
 あ,そうそう。blogに書くのを忘れていたが,ワシの愛機Let’s Note R3が年末に故障してbootしなくなったので,購入元のヨドバシの保障で直そうと宅急便で送ったら,なんと無料(送料のみこちら持ち)で戻ってきたのであった。異音がしていたのでCPUファンの故障による熱暴走だと思っていたのが,内臓HDD(40GB)がすっ飛んだためと判明,無償で松下が直してくれたらしい。松下万歳!
 で,今のところ我が家で唯一LBP-1210と接続できるマシンとして,年賀状の返信を一生懸命印刷してくれたのであった。いやぁ,これがなかったら今頃は返信すらしない冷酷な奴というレッテルを貼られていたことであろう。もう一度,松下万歳!
 ということで,イソイソと仕事モードに戻ります。久々にMuPADでプログラミングしようとすると勘が鈍っていてイカン。

小林信彦「テレビの黄金時代」文春文庫

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-16-725617-7, \638

テレビの黄金時代
小林 信彦著
文芸春秋 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

 今では古典になってしまったが,成長のモデルとしてロジスティック曲線というものがある。グラフにするとこんな感じである。
logistic_function.PNG
 特徴は,成長の速度が三パターンに分類できるところにある。
 勃興期(ネーミングは自己流です為念)の立ち上がりが遅く,急成長期に一気に駆け上り,飽和期には成長がほぼストップする。
 本書で述べられているのは,著者が覗き見た急成長期のテレビ業界である。特に「放送作家」が大量に必要となるバラエティのはしり番組について,日本テレビの立役者であった井原高志を中心に描いている。それが本当に急成長期=黄金時代であったかどうか,ということについては異論もあろうが,TV番組制作のシステムが確立し,「イグアノドンの卵」→「シャボン玉ホリデー」→「11PM」→「ゲバゲバ90分」という,今でも人口に膾炙する名番組の多くが生まれていった時代であり,その後はオリジナリティが払底していったところから見て,概ね著者の見方は正しいと思われる。
 小林信彦の偏見はつとに有名だが,客観データと他書からの引用も豊富な本書の記述自体には見るべきものが多い。飽和しまくって,これから先は現状維持が精一杯という時代を生きねばならないワシらとしては,単に急成長期の立役者達の活動を羨ましがるのではなく,そこからせめて現状維持のための知恵を授かりたいものである。

1/1(日) 掛川・曇後晴

 ワシのblogも4年目に入るのであるな。よく続いているなぁ。やっぱり人間が出来ていないせいだろう。何はともあれご挨拶。

明けましておめでとうございます。
今年もうだうだ書き続けます(気が向いた時に)

 2006年はAtlasによる行列積ベンチマークをしていたら明けてしまった。しかもまだ続いていたりする。やっぱりtuneされたルーチンは速いなぁ。単純ループの100倍も違うんだもんなぁ。明日には文書にまとめる作業に入り,8日に第一稿を上げる予定。まだまだ勉強である。全てが済んだら予告通りtutorialの方も手を付けたいが・・・3月下旬かなぁ。
 近場の小さい祠に初詣。掛川に定住してから7年になるが,きちんと正月にここを参拝したのは初めて。
shrine.JPG
 誰もいねぇだろうと思っていたら,ワシの前にも後にも参拝する人・家族がいた。近場で済ませる人も多いのね。帰り道でも他のお稲荷さんにお参りした人がぞろそろ歩いていた。
 年賀状に返事を書く。こちらからは一切書かず返信のみ,というシステムにしてから年賀葉書は十数枚程度で済むようになった。そのうちゼロになるかと思っていたが,まだ義理堅い人達が残っていて,正月唯一の義務労働となっている。
 葉書を投函すべく掛川郵便局へ出かけ,その足でマクドナルドへ立ち寄り昼飯を買う。昨日張り切って雑煮汁と筑前煮を作った時に味見をしすぎ,既に飽きてしまったのである。ワシと同じような人も結構いて,マックの隣のファミレスも満員だった。毎年のことだが,日本の正月はどこへ行くのか(嘆く資格があるのか?)。
 ベンチマークをしつつ,ぼちぼち元旦を過ごします。

夢路行「ねこあきない 1巻」秋田書店

[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-253-10537-8, \590

ねこあきない 1
夢路 行著
秋田書店 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。

 昨年に引き続き,今年も最後は夢路行の,それも採録ではない最新刊で締めくくることが出来,ワシは大変うれしい。
 居職である漫画家,特に女性漫画家は必ず仕事場,もしくは自宅にペットを飼っているという。ことに猫が多いようでだ。で,そーゆー境遇だと,つい猫をわが子のように愛しんでしまうらしい。故に,親バカ化した漫画家は,エッセイのネタに「わが子」を描いてしまいたくなるようで,その結果,女性漫画には「親バカ漫画」なる分野が確固として存在するようになったのである。そーいやコミケにも「ペット」というジャンルが出来て久しいよな。
 親バカ漫画の内容は大概似たり寄ったりであるが,数が多いと傑作も出るもので,古くは大島弓子のサバや,大雪師走のハムスターのように名作を生んでしまったりする。夢路にとっての猫は不可欠の友,というよりは,適度に付き合っている知り合いという感じであるから,擬人化するまでに感情移入されたサバにはなり得ず,故に,本書はハムスター観察日記猫バージョン,という淡々とした日常エッセイになっている。ま,夢路らしくていいやね。暫くは連載が続くようであるから,是非とも傑作にのし上がって行ってほしいものである。
 大晦日までみのもんたとお付き合いしたくない向きには,除夜の鐘を遠くに聞きつつ,まったりと本書を読むのがよろしかろう。
 あ,一度はカバーを取るのをお忘れなく,ね。

12/31(土) 掛川・晴時々曇

 天候悪化と伝えらえられていたのが,ちょっとマシになったようである。雲が空の50%程度を覆っているが,水分が振り出す気配は今のところない。
 昨日このblogを書き付けてからメールチェックしたら,論文不採択のお知らせあり。新規性が薄いのでレターとして再投稿せよ,というエディタの判断が付記されていた。まー,昔のようにけんもほろろという査読結果はなくなったが,通らなけりゃ意味がない。えらそーに学者論などぶった報いであろうか。
 共著だし,通りそうな見通しはあるわけなので,2月上旬には再投稿する予定。このほかにもう一本,アイディアは良いけど誤差解析がなおざり,という理由でrejectされた論文がたな晒しになっている。これも来年早々には何とかせにゃ。
 今年の誓いは「質より量」であったが,これは9講演したことでまあなんとか達成できた。来年は講演数を少し減らして5講演程度とし,少しは査読論文を書くことにしたい。ということで誓いとしては

質も量も!

としておこう・・・どっちも達成できなくて玉砕したりして。しかし,年も年だし,この辺りで気合を入れて「中身」の充実を図っていかないと,定年まで楽しく研究生活を送ることができなくなってしまう。自己満足だけならどーとでもできるが,それじゃぁねぇ,publishしてこその学者でしょうが。
 よーし,頑張るぞ~。
 今年は初めて筑前煮に挑んだが見事に失敗。煮物は濃い目の味付けにしないとダメなんだなぁ・・・糖尿患者のオカズみたいになってしまった。そば汁兼雑煮汁は無事成功。これは薄味でいいしな。
 もうちっと日本人のふるさと「煮物」に精進しないといかんな。来年は
煮物も!

頑張ろう。うん。
今年は色々とお世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。

 ぼちぼち仕事してから風呂入って,ほぼ日の除夜の鐘を聞きながら寝ます。